!新谷根千ねっとはコチラ!
一年生日記  2004年1月

谷根千75号できました。
正月明け早々に出すつもりが、やっぱりなんだかんだ遅れて、今日になってしまいました。
今日から発送配達です。
定期購読をしてくださっている方、今しばらくお待ちください。

土曜日になるとうちの玄関ブザーを月に一回ほど押す人がいる。
ヤクルトのおばさん。
おばさんというのは悪いかな。
おねえさんではないけれど。

ヤクルト5本とジョアを何本かセットにして1000円でちょっとおつりが来る。
定期的にとっているわけではないけれど、こういう飲み物はけっこう子どもが好き。
と思ったら夫も好きだった。
特に目にいいといわれているブルーベリー味があると最初に飲んでいる。

あゆみが「ヤクルトおばさんこないかな」と珍しいことをいう。
2本残ってたよ。
と冷蔵庫を探してあったあった。
いつもはヤクルトのお尻のほうに小さな穴を開けて飲んだりするのだが、今日残っていたのはジョア。
そのふたを開けて飲んだ後、口で吸い込んで思い切り吸った。

しばらくして鏡を見ていたあゆみが、口の周りがぶつぶつして気持ち悪いと言い出した。
みると真っ赤になっている。
最初、風邪の症状として、口の周りが荒れてきたのかと思った。
しかし、この口の周りの赤い輪は、ジョアの容器を吸った内出血だとわかった。
ちょっとして消えるのかと思ったら、2日たっても消えず、黒っぽくなってきた。
顔を見るとちょっと漫画に出てくる泥棒のようで笑ってしまう。
お姉ちゃんにも「かわいい。お猿さんみたい」といわれ、膨れっ面。

昨日の夜も、「みんなになんか言われたらやだから学校休む」とか。
まさか、ジョアで内出血とも言えないよね。
マスクをして登校した。
今日は薄くなるといいんだけど。

朝、外を見ると家の前に薄氷。
この冬一番の寒さのように感ずる。
いよいよ、高校受験が始まった。
親としては3回目、しかし、次男としては初めての受験で緊張感も高まっている。
いつもは何度起こしてもおきてこない息子が、すでに学生服を着て部屋から下りてきたのでびっくりした。
あったかい味噌汁が母の気持ち。
学生服用のコートを持っていないことに今朝初めて気がついたが、もう遅い。
寒さの中、出かけていった。
がんばれよ。

今、受験生の間ではやっているもの。
キットカットというチョコ。
「買ってこようかな」なんて、昨日、夕食のときに言っていたけれど。
きっと勝つ、こんな語呂合わせなのかなあ。
子どもたちの間では、お守りよりもキットカットなのだろう。

昔、湯島天神に行った時に、いよかん娘が、伊予柑をみんなに配ってた。
「いい予感」につながるらしい。
滑ったころんだは禁句、なんていううちもあるが、我が家はまったく気にしていない。
酒断ちもしていなければ、お百度参りもしていない。

心の中ではもちろん合格を願っているが、とにかく、本人の実力を信じるしかないのが受験なのだ。
親としては健康管理、この一言に尽きる。
あとは本人の努力あるのみ。

冷たい雨です。
先週は、谷根千の75号の版下作業というのに、夜になると39度7分とか、熱が出て、夜中の版下貼りはごめんしちゃいました。
谷根千の楽しいのはこのお化粧作業なんだけど。

4日続けて8時過ぎると突然手足が冷たくなり、寒気が襲ってくる。
そうしたら水曜から長女のゆず子も熱が出たと、学校を早退してきた。
病院へ行くとインフルエンザだという。
あっという間に体温計が40度を示したようだ

さあ、大変。
家にいる受験生や小学生と出会わないよう、自分の部屋で静かにしていてもらうことにした。
そのために熱のある母が、おかゆやうどんを二階に運ぶ。
足の調子が悪い上に熱があるので、階段の手すりにつかまりながら一歩ずつ進む。
体温何度だった?
と聞くと、「うん、だいぶ下がって38度」。
お母さんのほうが高いよー。

次女の学校でも後ろの人が早退して、右の人が今日から休み、前の人も昨日から休んでいて、「あたし、碁だったら取られちゃうんでしょ」とか言っている。
「左の人は?」ときいたら、「だって窓際だもん」とか。
一番風邪をひかせたくない受験生の次男は、塾の帰りに友人と凍てつく外で立ち話なんかして、人の気持ちを知らないんだから。

娘のインフルエンザも病院へ行ったのが早かったため、大事に至らずにほっとした。
私の熱は、成人式の後遺症で、飲みすぎが原因かも。

いよいよ受験も間近だし、みんな健康には気をつけなくては。


長男が成人式に出るため、沖縄から一時帰宅中。
私のときなんて、式に出ようなんて一瞬も思わなかった。
私立の中学に行ったため、仲間と成人式で盛り上がるというのは期待できなかったからね。
振袖を買ってあげようかという親の申し出を断り、電動のこぎりを記念に買った。

息子は区立中学に通ったから、今でも家に帰れば近所にたくさん友達がいる。
だからわざわざ沖縄から帰ってくるほど気合が入っているんだ。

文京区の成人式は平穏に1時間くらいで終わったそうだ。
沖縄では国際通りで白い羽織袴の連中が大騒ぎ。
住民票を移しているので、本来なら那覇市の成人式に出るはずだった。
しかし、知り合いもいないからと、文京区の成人式に出席させてもらったのだ。

今年もニュースであちこちの成人式の模様を放映していた。
何人もでお揃いの羽織袴はどこから調達しているのか。(特注品?)
あんなにビールをかけまくって誰が洗濯するの?
なぜ、わざわざ白い羽織や袴なの?
いろいろ、つまらない疑問がわいてきた。
一生に一度の成人式だと思って気合を入れてやっているのか。
あれは一種のコスプレで、ああいう格好をして悪ぶるのがいいと思っているんだろう。

とにかく、多くの若者はごく普通に、成人式を迎えたと思う。
大人としての自覚を持ち、人に迷惑をかけないで自活してほしい。


あけましておめでとうございます。
今年も一年生日記をよろしくお願いいたします。

暮に谷根千が出なかったので、配達のない年末。
その代わり31日まで校正の日々。
31日の午後やっと買い物に行って、おせち料理らしきものを何点か作った。
毎年悩むのだが、「そりゃたべるよ」と子どもたちうが言うので、作る。
食べたいものは決まっている。
きんとんと数の子。黒豆。伊達巻。
きんとんはサツマイモのマッシュに砂糖とバターをちょっぴり入れ、栗を核にして茶巾絞りにする。
黒豆は作り方を見たら一晩水につけて・・とかいてあったのであきらめた。
伊達巻はフードプロセッサーでグアーッとやって四角い玉子焼き器で焼いてすだれで巻く。
数の子は塩出しが難しいので、味付けしたものを用意した。
煮物は、子どもはあまり食べないが、やはり野菜もないとね。
今年は家にあった高野豆腐を入れてみた。

正月の朝、長女が作った雑煮も彩りよく、御節も並んで、はい、ポーズ。
父、初めての写メールで沖縄の長男に「おめでとう」と家族の姿を送った。
向こうからもMの息子2人といとこ3人で写したムービーメールが送られてきた。
年始の平和なひと時。

「何これ?」と言ったのは瑞樹。
「べっぴんさん?」
「あたしも何でお母さんにべっぴんさんを切ってって渡されたのかと思ったよ」と料理の手伝いをしたあゆみの発言。
「ほんとだ、べっぴんさんだ」とゆず子。

べっぴんさんとは、最近流行の水で汚れの落ちるハイパワーなスポンジの商標。
年末に子どもたちに担当箇所を掃除するようにと「べっぴんさん」を渡したのだ。
そのイメージが頭にあったため、高野豆腐が使い終わったべっぴんさんにそっくりに見えたのだ。
おしょうゆのしみ具合といい、似ている。としみじみ思った。
口当たりも似ているかもしれない。
べっぴんさん食べたことないけれど。

大笑いの末、誰もべっぴんさん、いえ、高野豆腐に手をつける人はいなくなり、残った。
べっぴんさんより栄養あるのになあ。


 


最新

2009年
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2008年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2007年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月

2006年
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2005年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2004年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2003年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2002年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2001年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月

最新 2004年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 RSS
ページトップへ