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一年生日記  2008年12月

先週、中学で三者面談があり、いよいよ中二の二学期も終わり。
いよいよ高校受験が視野に入ってきた。
本人は兄、姉の行った都立高志望だそうだが、まだそんな具体的な話は出ない。
先生に「何か将来なりたいものとか、やりたいことは?」と聞かれても、「特にありません」と答えるあゆみ。
家ではいろいろ言っているけれど、それを言ってしまうと、方向が決められそうで恐いのか。
やりたいこと、なりたいもの? いいよなあ、夢があって。

でも、現実はそうはいかない。
今年の就職の厳しさ、内定取り消しの話。
長女も大学を卒業する予定だが、就職活動をしていない。
どうするの? もうひとつ学校に行こうかと思って。
こういうのんびりした人。
母としては早く働いて、家にお金を入れてくださいと言っているのだが。
友達でもすでに働いていたフリーペーパーの会社を解雇された人もいるという。

ちょっと前まではのんびりしていても何とかなりそうだったが、この一ヶ月で世界は変わった。
長男もニュースを見て、「次は俺たちかも」と暗い声を出す。
まだまだ夢を見させてやりたいのに。

今朝、杵築市が独自に市の臨時職員を募集したという話を聞いて目頭が熱くなった。
日曜の新聞に「解雇された非正規社員が、野宿、警察で一晩」という記事を見て、何かできないかと考え、早速月曜に動き出している。
すばやい。
年を越すのに住む場所を確保し、とりあえず一ヶ月の話だというが。
どこの企業も、どこの行政も、すぐできることを考えられないか。
企業は解雇などせずに、みんなで少しずつ分け合って、とにかく年を越そう。

ニュースも新聞も、それによって皆が明るく前向きになれる報道にして欲しい。

さむーい。
土日は安田邸のお手伝いに行きました。
庭のイチョウで地面は目の覚めるような黄色一色。
掃いても掃いても落ちてくる。
上を見上げるとまだまだ葉はついている。
竹箒の使い方、難しい。
火の気のない家に一日いると芯から冷えるが、茶釜に湯が沸いてほっ。

夜も友人のコンサートが三崎坂のペチコートレーンであったので、出かけ、あゆみは一人。
そんなわけで、作り置きできる夕飯を朝から作りました。
朝の7時から2時間かけてケララカレー。
これは普通のカレールーは嫌がるあゆみも好物。
そしてジャガイモのサラダ。
りんごをスライスして入れ、たまねぎとゆで卵をマヨネーズであえる。
プレーンヨーグルトを入れたのだが、不評。
息子たちも残ったサラダをつつきながら「何でりんごなんか入れるかわかんないよな」とか言っている。
干しぶどう入っているのだってあるのに、入れなかっただけ喜んで食べなさいよ。
一週間半くらい前にも出てきたよ、これ。
そんなに作ってないよ。
酢豚にパイナップルも気持ち悪い。
なんで、フルーツが食事のときに出てくるの?
文句言わないで食べてくださーい。

こういわれてもまた作るからね。



冬になり、指先が乾燥するのでハンドクリームをつけました。
仕事の帰り、雨の中自転車に乗ったら、ハンドルがヌルヌルしてこりゃ危ない。
皆さん、気をつけましょう。塗ったら乗らない。乗ったら塗らない。

あゆみの中学の制服はセーラー服。
先週、あゆみが白タイを胸元で止める部分を紛失。
服装検査されたら大変だという。
担任は、学校指定の文房具屋(制服や体操着も扱っている店)で買えるんじゃないかという。
落し物にはないのか、そんなにすぐに買いに走るものなのか、それが私にはわからないが、本人にはいたって大問題のようだ。

卒業した部活の先輩に連絡したらもらえることになり、ほっとしたようだった。
こういうところは携帯という武器があるので強い。
それは長さ7、8センチ、幅が3、4センチの制服と同じ素材の袋状の布だった。
その両端をスナップで制服本体につけてタイをまとめるわけだ。

もらったのと自分の制服のスナップの大きさが合わないのですぐには使えない。
そこでスナップある?と聞かれたわけだが、針箱が引越しのごたごたで見つからない。
手当たりしだいかき回したら、あった。
見つかったのはいいが、ちょうどいいのがない。
とりあえずうんと小さいのをつけることにした。
それで、セーラー服。
まじまじと見たのは初めてだ。

袖口のスナップも取れかかっていた。
胸元の三角の布もスナップでついている。
一箇所は針金のような小さなカギホック。
これまた珍しい。
そしてタイを止める服本体に凹のスナップ。
止める布地は両端に凸のスナップ。
これはなくなっても不思議はない部品。
結構制服って旧式なのね。
中央に脱ぎ着しやすいようにファスナーがついている。

40年以上前のことだが、姉がセーラー服を着ているのを見たことがある。
天井に向かって制服を放り投げ、下でバンザイをして落ちてくる服をするっと着ていた。
小学生の目にきっちりと焼きついているその服は被る制服だった。
あゆみのは、ファスナーをはずせばカーディガンのように羽織って、真ん中を閉じるようになっている。コンシールファスナーで、布が付合わさるのでファスナーは見えないが。
まあ、それでもこんなにあちこちスナップとホックで止めているのにはびっくり。
私が今着る服はほとんど伸びる素材で、スナップが取れて付け直すことなんてないもんなあ。

家庭科の授業でスナップのつけ方を習ったのは覚えているが、まったく自己流で、4箇所の穴に3回ずつ糸を通して止めておしまい。
布地は黒っぽいし、針に糸は通らないし、スナップは小さいし、母親のできる姿を見せようと思ったのだけれど、面倒くさくなってそそくさとスナップ付けを終了。

これで問題ひとつ解決だ。ホッ。




じたばたしている間に12月。
年をとるほど一年が短いって本当だ。
旧安田邸ももみじの名所?になり、訪れる人が後を絶たない。
見ごろはもう少しというところ。

谷根千はやっと印刷に入り、Yさんとサトコさんは事務所に溜め込んだ荷物の大掃除。
私も自分の部屋を掃除することにした。
まずは衣替え。夏物をしまって冬物を出す。
ああ、何年着ているんでしょ、というような服をまた出す。
うーん、まあいいか。と考えもなく引き出しに。
聞くか聞かないかわからないCDもとりあえず並べてみる。
うーん片付かない。

そうだ、試験も終わったし、手伝ってとあゆみに頼んだ。
いいよ。
夏の服をきれいに畳んでケースに入れ、天袋にささっとしまった。
身も軽く、掃除機を持ってきたり、ゴミを運んだり。
ワー、助かる。
そしてバラバラに置いていた棚を2つ並べたほうがいいよ、と。
同じ大きさの箱をそこに入れ、視覚的にすっきりとさせるという。
私としては見た目より機能でいきたいのだが。
まあ、やってくれているのだから文句は言わないでお手並み拝見。
結局、たくさんある荷物だが、何を入れるの?と聞かれるとガラクタばかりで重要なものがない。
これだから片付かないのだなあ。
チェロ、三味線、馬頭琴。こんなものは入らないし。
あまり着ないが着物ダンス。
時間がなくて滞っている編みかけのセーターや毛糸。

やれば半日ですむことを、3ヶ月も放っておいた自分を反省。
気持ちがちょっぴり軽くなった。

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