No.144  2004年9月28日(火)

あゆみの月曜の宿題は、日記。
夜、家に帰ると「今日は、谷根千でひぐちいちようのたけくらべの映画を見ました。５０年まえの映画で、よくわかりませんでした。そのあと、近くのターボラという店で、たらこのスパゲッティとエスカルゴを食べました」などと書いている。

今、谷根千で試写しているのは、１０月２日から始まる「谷中芸工展」に参加するＤ坂シネマ館で上映する作品だ。
かつての東京を撮ったフィルムや、都電のあった頃の町、近所の人が撮った秘蔵フィルムなど。
今日試写したたけくらべは、ちょっと毛色が違う。
美空ひばり主演。松本幸四郎さんが、まだ染五郎だった頃の映画。しかも正太郎の染五郎さんは半ズボンをはいている。
お歯黒どぶに架かる跳ね橋がおもしろい。
おせんの手まり歌も聞こえてきた。
さあ、これは上映するの？

今回のD坂シネマ館総支配人は川原理子・映写技師は山崎範子・受付及び売店は仰木ひろみであります。
１日１５人限定。会場は谷根千工房。開場は開演の１５分前。会場費１００円。
上映中の出入りはできません。
予約は要りません。
是非おいでください。
詳しくは谷根千ねっとの情報をごらんください。

No.143  2004年9月21日(火)

１８日、１９日の２日間は忙しかった。
長女と次男の高校の文化祭。
普段は土日ともに仕事で忙しい父親も、２日間は休みをとってくれたのがうれしかった。
ゆず子は高校最後の文化祭で、連日夜まで練習を重ね、衣装も手作りでダンスを披露。
満員御礼。盛り上がった。
同じ高校に通い始めたＹ家の牧ちゃんも、演劇部で大活躍。
脚本も書いて、更に主役。
なぜか、あゆみやさと子など知っている名前が出てくる高校の演劇部の話で、よくできていた。

日曜日は次男の学校へ。駅から遠いので、タクシーに乗ったのが運のつき。
お祭りで、細い道を通行止めにしているため、回り道回り道でやっと学校へ着いた。
文化祭前も話を聞くと、あまり何の準備もないようで、当日も係りの時間だけ場所にいればいいようだ。
食べ物やがとても多くて、チョコバナナ屋、うどん、フランクフルト、単品の食べ物やがいっぱい。
もう少し、知恵を絞った企画があるといいのだけれど。
空手部の瓦割りを体育館で見て、女子部員がかわいそうになったので、早々に引き上げた。

そのあと初めて、「夫婦のどちらかが５０歳以上だと映画が２人で２０００円」という企画にのって渋谷の映画館へ行った。
「証明書持っていないけれど、どうしよう」と、夫は定期券を出す。
これには年齢が書いてあるのだ。
でもこんなもので信用してくれるのかな。

券売の窓口で「すみません、５０歳以上の夫婦の割引で２枚」というと、さっと券をくれた。
えっ？　証明書要らないんだ。
こちらも拍子抜けしたが、夫が「５０以上に見えるのかなあ」と不満そう。
しっかり見えますよ。
４０代に見られたかったのかなあ。
ちょっとショックを受けていたようでした。
気にしない気にしない。

今は、毎月１日とか、水曜割引の他に、カップルで２２日は安いというのもある。
本当は、誰もが１０００円で映画を見ることができるのが最高なんだけれどね。

No.142  2004年9月13日(月)

新学期になってもう２週間。
夏ボケと、オリンピックボケで体内時計が狂ってしまい、体が元に戻れるか。
心配したほどでもなく、案外すんなりと８時に学校に出かけてゆく子どもたちです。
夏の作品展も終わり、家にあっという間にもって帰ってきました。

夏休みから２階で兄姉と寝るようになったあゆみ。
それはありがたいけれど、朝起こすのが大変かなと心配したのですが、下からピンポン鳴るボタンを押すと、１，２回で降りてきて、顔を洗ったり着替えたり。
夏の間に身支度や自分のことがかなりてきぱきとできるようになったと感心しました。
旅行や病気をした後、長い休みの後、こんな時に、ああ成長したな、大人になったな、と感じるものですね。

昨日は、久しぶりにお風呂に一緒に入ったら、「泡風呂にしよう」ということになった。
アンパンマンのバブルバスの素を入れる。
アワアワのお風呂に浸かって、手ですくった泡をあゆみの体に盛り上げて、「あゆちゃん花嫁衣裳」
なんて遊んでいたら、急に変な気分になりました。
あと何年でお嫁さんになるの？
しらないよお。
１５，６年もすれば、お世話になりましたなんて言って、さっさといなくなるんだろうな。
その前に２，３年もすると、長男が「俺結婚するよ」なんてお嫁さん連れてきたりするのかなあ。
４，５年すると長女が「お母さん、彼」なんてフランス人の彼を連れてくる予定になっているし。
７，８年すると次男が「やっぱりこいつと結婚するよ」と案外近くにいる幼馴染みと結婚宣言か。

ただ泡風呂しただけなのに、余計なこと考えすぎてしまいました。
まあ、家族が増えて家が賑やかになるといいけれどねえ。