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一年生日記  2008年4月

いよいよ、安田邸五月人形の登場です。
26日土曜日から5月7日までの水・土曜日と5月4日日曜日の公開となります。

新学期が始まって、あゆみが早速、朝読書の本探し。
何読もうかなあ、自分で探すと面白いのわからないんだもん。
「ホームレス中学生」がとってもいいと聞いて、思わず買っちゃいました、とSちゃん。
読んでみる?と貸してくれました。

あゆみが次の朝、学校に持って行く前にと、夜から読み始めて2時間半、読みました。「ホームレス中学生」。
いやあ、噂には聞いていたが、大変な子どもがいたもんです。
いまや、お笑い界で人を楽しませてくれる、そんな人が、実は・・・。
文章も無駄がなくてするする読める。

一ヶ月の公園暮らし、兄姉と離れて一人で生活する。
こんなことがうちの子供たちに急に出来るだろうか。
おなかがすいてコンビニのパンの前で1時間もうずくまっている姿を想像するだけで、助けに行きたくなる。
その中で、田村兄弟三人で炊いたご飯だけを一日一回じっくりと食べる話が出てくる。
おかずはなく、ひたすらごはんを食べる。
兄が考え出したのが、とにかくよく噛んで食べること。
噛む回数を増やすと唾液の分泌で消化酵素(アミラーゼ)が食べ物を「糖」に分解。血糖値が上昇し、満腹中枢が刺激され「お腹いっぱい」と感じるようになると。
これを三人で実践する。
ひたすら噛むと、ある日姉がごはんの本当の味を感じる。

この頃ごはんを食べるのが日に日に早くなってきているのを感じている私なので、この話は実践してみないと、と早速やって見た。
噛んでいるうちに細かくなったごはんが水っぽくなって、飲み込むとはなしに喉のほうに流れて行く。
いつもは五,六回もぐもぐやると飲み込んでいたものを四、五十回噛んでみる。
なんだか新鮮。ありがたい。

せっかく作った食事を喉に流すように食べるのではなくて、やはりゆっくり、味わって、大事に食べたいと思った。
食べ物の大切さを噛みしめながら。

4月7日以降、なかなかかけない日記です。

このところ、洗面所の流れが悪い。
パイプの通りをよくする薬品を入れ、コップいっぱいの水を注いで一晩置いてみたが、だめ。
トイレのガッポンガッポンするのを買ってきてやってもだめ。
排水口に蓋がついているので、何か詰まっていそうでもピンセットも届かないし。

何度かトライしているうちに、本当に水が一滴も流れなくなってしまい、歯も磨けなければ手も洗えない。
ウーン、瑞樹(次男)、なんとかしてー。
瑞樹は以前(おそらく6,7年前)、夫が下水管をはずして掃除する時に、その手法を伝授されているのだ。
その瑞樹は、「別にたいしたことはないさ、俺が監督するからあゆみやれ」という。
「仕方ないなあ」とあゆみは使い捨てのポリ手袋をはめ、新聞紙、バケツなど用意した。
「でも、もし、ゴキブリとか、虫が一匹でも出てきたら、私(うち)はその時点で手を引くから」
という。
まあいい。やる気になってくれたから。
小柄なあゆみは洗面所の下を覗くにも、しゃがみこむにしても、身体の大きな瑞樹よりはやりやすそうなのだ。

下に入っている洗剤などをどかし、新聞紙を敷く。
「さすが、中学生、新聞紙を敷くなんて気がきいているねー」と褒めちぎる。
「そのくらい誰だってわかるでしょ」
蓋が上下するところの金具をはずし、Jの字になっている管を取り外す。
「バケツバケツ」
ドドーッ。
「ゲッ!!」
汚い話だが、やはり予想していたとおり、髪の毛が絡まったものがかたまりになって落ちてきた。
そこで、引いちゃいけないぞ。
私も乗り出して(こうなると黙ってみてられない性質)現場に。
「割りばし割りばし!」
はしで下からつつく。
まったく見えないから手探りで作業する。
「まだなんかありそう」
ワーッ、出たーぁ。(ご想像にお任せします)

というわけで、さっぱりときれいになり、取り外したほうも歯ブラシで掃除し、またつないで一件落着。
この勢いで風呂場もやって見よーかー。

バケツと箸と歯ブラシと新聞紙を持って、下水掃除隊は風呂場へと向った。
虫が出なくてよかった。


土曜は安田邸で夜桜と薩摩琵琶の鑑賞。
4時半から8時までに250人もの方が来館し、琵琶の演奏と枝垂桜にうっとり。

今日からあゆみは2年生。何組になるかドキドキです。
春休み中に自分で始めて制服をクリーニング屋へ出したり、母の留守中、チャーハンを作って兄に食べさせたりしてくれたようです。

4月2日はY家の牧ちゃんが20歳になり、みんなで89号の配達をした後、工房で手巻き寿司パーティ。
Y家の旬坊は1日から社会人でスーツにネクタイ姿で参加。
途中、Y家岳ちゃんから牧ちゃんに「誕生日おめでとう。欲しいものがあったらどうぞ」というメールが届き、いいおにいちゃんになったねえ、と我が子のようにしみじみしてしまった。
アニメのドラゴンボールが大好きだった男の子も、会社でなくてはならぬ人となっているようだ。

4日の夜はM家のユッピー(温)がこれまたスーツ(大工塾の卒業式)であらわれ、しばしのお別れタイム。
滋賀の彦根に宮大工の修業に旅立ちました。
10人の子供たち、子供だ子供だと思っていたら、未成年は瑞樹とあゆみだけ。その瑞樹もあと半年後には成人に。
それぞれの春でした。

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