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一年生日記  2006年3月

とうとう声が出なくなった。王ジャパンを応援しすぎたわけではないのだが。

お年玉つき年賀葉書の当選番号の紙を郵便局で遅ればせながらもらって来た。
家のを見たら、最後に着た一枚が切手シート。
やっと一枚。
谷根千のも見たら、なんと下4桁がピッタリで、ふるさと小包。
やったー。こんなことは22年の谷根千始まって以来じゃない。
事務所は喜びの渦、葉書をくれた静岡の建築家を讃え、やっぱり海老かね、などと盛り上がる。

インターネットでふるさと小包を調べたら、画面にすき焼肉、しゃぶしゃぶ肉、ソーセージ詰め合わせ、あれやこれや50くらいの中から選ぶようになっている。
すごい、足して130円にしかならない切手シートの次は五千円位しそうな賞品ばかり。

どうしよう、みんなで昼に食べられるものがいいね。
「すき焼き焼くのはできそうにないし、珍味はどうなの珍味は?」
「珍味じゃつまらないよ、毛がに2はいって書いてあるから、二人で一つ食べるのは?」
「タラバの足一本ずつしゃぶるのがいいんじゃない」
「豚肉のほうが牛肉より多いの? ホタテもあったね」
いろいろ悩みました。

「それでどれにする?」とサトコ。
「お湯沸かして、しゃぶしゃぶしよう。野菜はそのときにあった物を家から持ってくることにして」

サトコが郵便局に行きました。

しばらくしてニヤニヤしながら帰って来た。
「どうだった?」
「この葉書、去年のだからダメですねって」
えーっ!!
基本的なミスを犯していた。
去年もらった束を調べて「あたったあたった」と大騒ぎしていたのだ。
計画的にやった犯行じゃないけど、騙したみたいで恥かしかった。

よく郵便局の人が見破った!!あっぱれ!!
なんて、バカなのは私でした。

家の年賀葉書はその年ごとにくくって、ファイルに入れているのだが、谷根千のは時々住所を調べたりするために身の回りに出ていたのだ。
ああ、幻のしゃぶしゃぶパーティ。

悔しいから、肉買ってしゃぶしゃぶしなきゃ気がおさまらないな。
でも誰か当たってんのね。

雨に打たれたせいか、花粉症と風邪がごちゃ混ぜになってダウンしました。
日曜の夕方になって、「ご飯といでよー」と甘えてあゆみに頼むと、軽い腰を(彼女の腰はひどく軽いのです)さっと持ち上げて、といでくれました。
「お味噌汁も頼む」というと、「えーっ」という。
学校の家庭科でやるときはあんなにウキウキしているのに。
じゃあいいよ。

夕飯はすぐできるマグロの漬け丼にしましたが、炊飯器を開けてびっくり。
ご飯がお粥みたい。
「あゆちゃん、どうなってるのこのご飯」
「ひゃー、間違えた。お米3合といだのに、水を4のメモリまで入れたかもしれない」
具合の悪い私にはピッタリのご飯だけど、マグロ丼には合わないなあ。
マグロとネギと海苔で上を覆って、ご飯を隠してみたものの食べればすぐに気がつく。
帰ってくる人にご飯を出すたびに「ご飯の水加減間違えちゃった」と照れ笑いで弁解していたあゆみです。

そういえば、中学のころ、二色丼(卵と鶏ひき)を家庭科で作ったとき、同じ班の子が砂糖と間違えて塩をいれ、しょっぱくて食べられませんでした。
見た目は全く変わりないのに、食べることのできない幻の二色丼。
シュークリームの時は、うまく膨らんだのに、オーブンから濡れふきんで鉄板を取り出した子が、「あつーい!!」といった途端に鉄板を放り出し、シューの皮が部屋の隅のホコリのたまった暖房器具の後ろやら、厨房設備の下に転がり、シュークリームがおジャンになってしまったことなど、思い出しました。

今になると、塩と砂糖は両方白いけれど、みればすぐわかるし、舐めてみることさえせずに、何十グラムの塩を入れたなんて笑い話だ。
鉄板だって、濡れたものでつかむなんてバカなことはしない。

きっとこれからも失敗はあると思うけれど、あゆちゃん、料理好きになってください。
失敗について文句はいいませんので。

風の強い日でした。
谷根千の事務所のドアも、風でバタンバタン開いてしまうので、鍵を閉めていました。

昨夜も帰ろうと思ったらものすごい雨でした。
びしょびしょに濡れ、家に着いたら、玄関のドアがスーッと開いて、あゆみがタオルを持って立っていました。
ハイ、と手渡してくれたバスタオル。
なんて気がきくのでしょう。
ちょっと後ろ向いて、と背中側も拭いてくれました。

今朝、自転車を見たら、夜中のうちに誰かがカバーを掛けてくれたみたいで、これも嬉しかった。


久しぶりに晴れたので、あゆみに「どこか行こうよ」と誘うのだけど、「晴れているからこそ家でのんびりしたい」という返事。
それでも、昨日は文京ふるさと歴史館で昭和30〜40年代の写真展見てきました。
入口の商業用自転車が展示してあるところは写真撮影コーナー。
懐かしのコーナーのはずだが、ヤマサキが配達で使っているのと同型。

父が写真をたくさん撮っていた時期と重なる展示で、見慣れた風景。
通った学校、乗った電車、食べたことのある中華料理屋。
現在の写真を見せられた方が、わからないかもしれない。

もっと区民に呼びかけて、各地点の時代を追った写真を集めてみてはどうか。
昔が懐かしい、だけではなくて。
「あ、ここだ」とわかる目印になる建物が、今の町にはないような気がした。

常設展示の駒込やっちゃ場風景の、ミニチュア模型をじっくり見る。
今の南北線の本駒込のちょうど出口辺り。
人がたくさん。馬も犬も。
人参、ごぼう、大根、カボチャ。
小さいながらもよくできている。

昆布やかつおで丁寧にだしをとることに決めた私に、こういう野菜がいとおしい。
土を洗い、皮ごとゆっくり煮含める。
なんだか、この土物店にタイムトラベルしたくなった。

「唐辛子みたいなものを持っている人がいるよ」とあゆみ。
七味売りの行商人かな。
真赤な着物を着た人形が手にしているのは看板を兼ねた商品なのか。

自転車での帰り道、天栄寺前、駒込土物店跡の石碑を見る。
昔の風景はまったく想像できないほど町は変わっている。





ひな祭りと意識はしたけれど、一刀彫の小さな雛人形を飾っただけで、あられも花も飾っていない我が家。
昨日の夜、8時近くにスーパーへ駆け込む。
もう雛あられが安くなっている。(明日は売れないものね)
別にこれを狙っていたわけじゃあない。
桃の花も。
ちらし寿司はきっと学校の給食で出たんだろうと、夕飯は違うメニューをと一瞬で考える。
レジを済ませたところで、知り合いに「ゆっちーママ」と声をかけられた。
長女の友人のお母さんだ。
「今から桃の花飾るんだ、誰もやってくれないのよ」と聞かれる前に口にした。
「うちは女の子3人だから、ちゃんと飾ったよ」と友人。
これから家に帰って、きっとパパを囲んでひな祭りのパーティーするのかな。(目を細めているパパの姿が目に浮かぶ)

内心、お雛様さえ飾るのをやめようかと思っていたのだ。
食事もバラバラになりそうだし。

そして、翌日。
「いつまでお雛様飾っとくの? 2,3日は大丈夫なの」というあゆみ。
確か去年くらいまで、嫁には行かないと言い、片付けようと誘うお姉ちゃんを困らせていたではないか。
「嫁に行かないんでしょ、面倒だから来年まで飾っておこうか」と私。
「行きます行きます」
そわそわしながら紙にお雛様を包み始めた。
一年の心境の変化なのか。

年々遠ざかっていく年中行事。
実は節分の「豆まき」しませんでした。
先日、四歳の男の子に「あゆみちゃんち、豆まかなかったの?」と聞かれ、「うん、これからは福も鬼も一緒に仲良く暮らそうと思ってるの」と強がってみました。
しかし、どうも鬼が悪さをしそうな一年。
やっぱりきちんと復活しよう。





電気安全法の話は、少しずつ新聞、テレビなどで報道されているようですが、ヴィンテージ物のアンプやギターの話と、中古家電が勿体ないのはなしばかりで、輸入品の話にはいたっておりません。
とにかく、会う人ごとに「電気安全法知ってる?」ときいても、100%ノーでした。
こんな周知のできていない法律をあと一ヶ月で強行に施行するのはおかしいじゃないか。

テルミンも四月になると高くなるよーって、言われてもねえ。
右手で音程を維持しながら、淡谷のり子風のビブラートをかける練習をしていますが、音量を調節する左手までビブラートがかかってしまって。
家にないと練習できませんか。

あゆみもレッスンに付き合ってきたのだけれど、めちゃくちゃ眠かったそうで、二度は付いてきません。
誰が弾いても、「ド」の鍵盤は「ド」の音がするピアノなどと違って、音階があるようでないような楽器ですから、確かに聞いている人は眠くなってしまう。
後1回でモノになるのか。


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