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一年生日記  2004年8月

あと夏休も二日。
先週、小学校では夏休み最後のプールだった。
久しぶりに早く起きてきたあゆみに「行ってみたら」というと、すんなりその気になった。
洋服の下に水着を着て、さっさと出かけたのはいいが、じきに戻ってきて「今日はないんだって」。
プールは夏休みの最初に1回行っただけ。
その後、外耳炎に罹り、治ったと思ったらおでこにコブを作ってまたもやお休み。
お盆休みの後の最後のチャンスだったのにな。

土日は自由研究の仕上げ。
「blue and white」というパンとケーキの店のドールハウス(ミニチュア)を製作。
直径5ミリほどのメロンパンや3センチくらいのフランスパン。
私の指では作れないような細かい作業。
ソーメンの木箱を利用した家で、組み立てを少しお手伝い。

日曜の夕方からは最後に残った読書感想文。
気になって夜中に眠れなかったらしく、今日の朝からがんばっている。
去年は沖縄で本を読んで、家で書くときも大騒ぎだったなあ。
少し、進歩したかな。

オリンピックも終わり、宵っ張りの日々はおしまい。
この2日で体内時計をリセットし、新学期に向けて気持ちを引き締めよう。


ちょっと涼しいと体が戸惑っています。
昨日は秋の出で立ちでしたが、今日はまた暑くなり、まだ夏は続きそうです。
先週金曜日から今日まで、立教大学の130周年記念の乱歩展が東武百貨店でありました。
金曜日に早速、展示を見に行きましたが、貼雑年譜の実物や「D坂の殺人事件」の出だしの前に、消された数行があることがわかったり、今回特別公開、乱歩の蔵「幻影城」再現の貴重なビデオも見ることができました。
乱歩ファンばかりなので、当然、書籍の場所には人が集まるのですが、谷根千を手に取ってくれる人がたくさんいて、幸せな光景を眼にすることができました。そのために書籍売り場の旭屋書店さんから追加注文があり、さっそくYが200冊、(約18キロあるでしょうか)山手線で運んだのです。
ところが、土曜日、夕方に電話があり200冊の追加注文。
バスで運ぶか、タクシーで運ぶか、悩んだ末、高1(のんびりムードの夏休み中)の瑞樹にお願いして100ずつ二つの鞄に詰め、駒込まで自転車、その後山手線に乗り換え、無事到着。
と思ったら、荷物が重すぎて改札を通った時に出た切符を取り忘れ、150円支払う。

月曜日、朝、またYさんが100冊。
火曜日、最終日にもかかわらずまた追加100冊で、今度はさとちゃん。まだ展示を見ていないので見てくる、といったのだけれど、あまりの混雑に断念。

「いやあ、これは手で運ぶものではないね」といいながらも、こんなに短期間で谷根千の売れたことはない私たちとしては、うれしくてうれしくて、「ハイハイ、すぐにお持ちします」。
好調、乱歩特集です。

暑いと書くのもうんざりの日が続きます。
家の中にいても熱中症にかかるそうで、水分の補給は必ずしましょう。
さて、谷根千77号できました。
江戸川乱歩特集。
土曜の夕方、
筋肉自慢のミッキー(O3)と部活のあき時間の牧やん(Y3)が、印刷所から届いた荷物をリレーして事務所に運び入れた。おっと、あゆみも2包み抱えて、力持ちを証明。
暑いさなか、麦藁帽子(とてもつばの広い赤いリボンの)をかぶってヤマサキは配達。
白い帽子に黒いエスニック風上着で配達するのはさとちゃん(M1)。
夏休みに出稼ぎに来てくれているのはヒコベー(O1)。配達も慣れたもの。配達でいただいた最中をぱくつく。
事務所で発送の封筒を仕分けるのはあゆみ(O4)と旬坊(Y2)。
店に貼るチラシにマジックで色付けを手伝うのはあゆみ。
このほかに、D坂マンションに住む安達さんと我孫子の読者林さんが発送の手伝いに来てくれた。
植物画の(トピックスのイモリの絵も)佐藤さんが宅急便の荷造りに。なんて包み方がきれいなんでしょう。
このようにして皆様の手助けのもと、谷根千は各店、各地に無事配達され、お手元に届きます。

なお、ここに出てこなかった子どもたちは、仕事中、勉強中、旅行中の4人、それぞれの夏を過ごしております。


超熱帯夜の東京を後に、涼しい信濃境へ出かけた。
けんこう蔵部の夏合宿だ。
岡谷の製糸会社の旧家を移築した広々とした「楽の家」である。
涼しい。
暑いということを考えなくて済むのだからこれ以上の幸せはない。

ヤマサキは朝、その辺を散歩してじっと畑を見ていたら、「欲しいの」と聞かれ、おじさんにトマトをもらってきた。
一つや二つじゃない。
「上着を脱いで広げたら、そこにどっさり入れてくれた」そうである。
「もう少し見ていたらスイカもくれそうだったよ」という。

管理人のおにいさんから、いただきものですけどと、太いきゅうりやとうもろこし。
家の持ち主からも桃をひと箱。
樹で熟した桃なので、硬そうだけど実に甘い。
ちょっと車で足を伸ばすと、道の駅で地元の農産物が手に入る。
袋一杯で100円の新鮮な野菜たち。
旧街道の大きな杉玉がある造り酒屋では、美味しい水で作った美酒。

今回の合宿のテーマのひとつはバター・ベーコン作り。
朝は、バター作りに始まる。
生クリームに水を少し足し、ペットボトルに入れ、シャカシャカ振ること20分。
固まった脂肪分をまな板に出し、水気を取って塩を混ぜれば出来上がり。
あゆみは得意そうにパレットナイフでバターを練る。
ふんわりしたフレッシュバターの出来上がり。これおすすめ。
「生クリームというのは水に脂肪が浮いている状態ですが、バターは脂肪に水が浮いている状態になるんです。」
説明を聞いていてもなかなか理解は難しいが、とにかく美味しい。
ベーコンも仕込んできた豚肉を3時間燻製にする。ヤマサキが「美味しくなれ、美味しくなれ」と声をかけながらずっとそばに付きっ切りだ。
そして食卓に並ぶ。(つまみ食いしてずいぶん少なくなったけど)

そんなものを食べ、テレビの音もなく、時々温泉につかり、山や緑を見て過ごした。
ささやかな命の洗濯、しばらくは体がもちそうである。

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