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一年生日記  2002年2月

花粉の季節も近付きました。
いかがお過ごしでしょうか。
日曜日、瑞樹の愛亀が一匹死にました。
最近は、洗濯を干しに行っても、人を見ると餌をほしがってぱくぱくやっていたのに。
しかも倍ぐらいの大きさになって、逞しさも出てきたのに。
なぜ、死んだのか。
甲羅干しをする石の下に頭を突っ込み、動けなくなって、息ができなくなったらしい。
悲しい。
夕方、友だちのけんちゃんが家に来て、水槽の前でジッと見ている。
亀を乾かしているという。
電気の光に照らされた亀を観察すると、首をのばし、目を閉じて手も足も精一杯のばした形。
もがいても首がはまって出られなかったのかなあ。
苦しかっただろうなあ。

10年前の事を思い出した。
お祭りの夜店で釣ってきた亀をたらいに入れた。
夜のうちに、何かを伝って逃走した亀は、一生懸命さがしても見つからなかった。
しばらく後、引っ越し作業をしていたある日、テレビの台の下にあったゴキブリホイホイを見て、
叫んでしまった。
小さな亀の甲らが、粘着部分にぴったりくっついて、出るに出られなくなった亀の姿を発見。
恨めしそうな顔をして無念の最期だったのだ。

生き物を飼うのは辛い。
亀は万年生きるはずなのに。

雨の中、瑞樹とけんちゃんとあゆみは、亀の墓を作っているようだった。
行ってみると、隣の空き地に大きな墓石をどこから見つけたのかたててあった。
「亀美」と彫ってある。
亀の餌のボトルが備えてあり、墓には、ビニール傘が差し掛けてあった。

2月もなかば。
鬼の来る恐い恐い節分も終え、7歳の誕生日も間近のあゆみです。
1月の終わりから、一人旅に出た長男。
2月は受験真っ盛りの長女は、塾通いで毎晩9時10時。
夕食も残る母子3人の日が続きました。
土日にあゆみが友だちのむっちゃんちへお泊まりにさっさと出かけてしまうと、
残る瑞樹は手持ち無沙汰。
土曜の夜は父母と子1人の計3人。こんなことってそうありません。
夕飯の片づけも洗濯物も少しで、あっという間に終わるし、部屋も散らからない。
なんて楽なんだ。鬼の居ぬ間のなんとやらと母は、連休中に体を休めました。
日曜日の夜、あゆみが家に戻ると、瑞樹が待ってました。
じゃれつき、羽交い締めにし、抱き締める。
「やめてよ〜」「いたいよー」と言いながら、あゆみも嬉しそう。
ゆず子がかえってくると今度はボクシングの真似事。
わざとテレビの前に立ちはだかってみたりして喧嘩を吹っかける。
瑞樹、人恋しいんだなあ。

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