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一年生日記  2002年2月
No.48  2002年2月19日(火)

花粉の季節も近付きました。
いかがお過ごしでしょうか。
日曜日、瑞樹の愛亀が一匹死にました。
最近は、洗濯を干しに行っても、人を見ると餌をほしがってぱくぱくやっていたのに。
しかも倍ぐらいの大きさになって、逞しさも出てきたのに。
なぜ、死んだのか。
甲羅干しをする石の下に頭を突っ込み、動けなくなって、息ができなくなったらしい。
悲しい。
夕方、友だちのけんちゃんが家に来て、水槽の前でジッと見ている。
亀を乾かしているという。
電気の光に照らされた亀を観察すると、首をのばし、目を閉じて手も足も精一杯のばした形。
もがいても首がはまって出られなかったのかなあ。
苦しかっただろうなあ。

10年前の事を思い出した。
お祭りの夜店で釣ってきた亀をたらいに入れた。
夜のうちに、何かを伝って逃走した亀は、一生懸命さがしても見つからなかった。
しばらく後、引っ越し作業をしていたある日、テレビの台の下にあったゴキブリホイホイを見て、
叫んでしまった。
小さな亀の甲らが、粘着部分にぴったりくっついて、出るに出られなくなった亀の姿を発見。
恨めしそうな顔をして無念の最期だったのだ。

生き物を飼うのは辛い。
亀は万年生きるはずなのに。

雨の中、瑞樹とけんちゃんとあゆみは、亀の墓を作っているようだった。
行ってみると、隣の空き地に大きな墓石をどこから見つけたのかたててあった。
「亀美」と彫ってある。
亀の餌のボトルが備えてあり、墓には、ビニール傘が差し掛けてあった。

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