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一年生日記  2001年6月

昨日は一つ年をとりました。わあ、嬉しいというほど若くないのですが、その割にみんなにいい歩いたので、千駄木の郷のティールームでケーキセット二十五十円をおごってもらいました。家では、トイレのカレンダーに、この日を忘れるな。と書いておいたのですが、作戦は秘密裏に進んでいるようで、何ごともなく、一日が終わろうとしておりました。夕飯が終わったころ、あゆみがピアノでハッピーバスデーを弾くから教えてと言い出し、何回か弾いて、マスターしたようでした。中3のゆず子が、試験前でケーキが焼けなかったけど、ババロア作ったからという。まあかわいい、と内心重いながら、つい「なんだか、ババロアという響きは悲しいじゃないの」などと口走ってしまいました。そのあと、でました、プレゼント。友達の誕生日には忘れずにプレゼントを用意するゆず子。きっとみんなを代表して、買いにいってくれたのでしょう。優しいなと思いながらも、プレゼントのエプロンを見て、「もっと働けってこと?」と。お母さんの嬉しそうな顔を見たかった瑞樹から、「子どもの親を思う気持ちをなんということ」と抗議されてしまいました。わかってるって。だけどなんだか無邪気に喜べない年齢になってしまったなあ。今年からは、年を聞かれたら、四捨五入せず、端数は切り捨てる事にします。最後に部屋を暗くして歩みのピアノ独奏「ハッピーバスデー」を聞きました。

谷根千の版下を貼る作業で、徹夜明けの今日は、意識がもうろうとしています。昨晩、家を出るとき「お母さんは、これから谷根千に行って仕事をするから、あゆちゃんは明日の学校の用意をして、上履きを袋に入れて、時間割そろえて給食のナプキンを袋にしまって、お父さんとお風呂に入って早く寝るんだよ」と言い聞かせると、目をキョロキョロさせながら、一つ一つうなずき、「わかった」とこともなげに言う。今までは、「行っちゃいやだ」とか、「一緒に行く」といって母を困らせていたのだが、何と聞き分けのいいこと。しかも、私より先に、お兄ちゃんやお父さんと公園に花火をしに出かけた。ちょっと淋しいなあ。でも、まあいいかあ。やっと離れてくれたんだから。
今朝になって、ガーガー寝ていたのを起こし、支度したの? ときくと「あっ忘れた」。後30分もないよ、早く早く!とせかし、プールの用意もして、耳体温計で熱も計り、プールカードに記入、はんこも押して。何のんびり食べてるの、もう時間だよ。髪の毛結んで行くの? わさわさして、ようやく登校。
10時過ぎ、谷根千の電話のベルが鳴った。「お母さん、プールカード忘れちゃった」というあゆみの弱々しい声に、ぎえーっ!! 先生に代わってもらうと、お母さんがいいと言えば、プールには入れるという。ああよかった。今からプールカードを家に帰るなんてとてもできそうにないからね。一件落着で、胸をなで下ろしたのでした。

はっきりしない天気が続きます。九州は大雨のようで、土砂崩れなど怖いですね。わが家は相変わらず泥団子にはまっていて、瑞樹が、もっと詳しい作り方を知りたいと久しぶりに谷根千に来たので、インターネットで調べてみましたところ、NHKの番組案内の中にしっかりと見つけました。その他、ホームページまであることがわかり、さっそく訪ねてみました。日本泥だんご科学協会というもので、アソシエーション オブ ニッポン ドロダンゴ サイエンスの略で、アンズというらしい。写真が載っていて、13センチのデカ玉や、仙人の技などツルぴか団子が写っていたのでした。どうも育成でも流行っているし、この放送を見た子どもたちが全国的にドロ団子を作り始めたようで、新しいブームになりそうです。大人も子どもも無心にドロ団子を作る。そして磨く。いいじゃあないですか。ほとんど道具も入れいませんし、お金もかかりません。そのうちコンテストができて、全国大会が開催されて、世界大会もできて・・・。なんだか楽しいことになりそう。

6月ももう半ばです。先週NHKのテレビ放送で、「光る泥団子」を研究している京都の教育大学のかよう先生という方のことを放送していたのをご覧になった方も多いかと思います。あゆみは、じっとその放送を正座して見ていました。瑞樹も寝転がってみていました。ゆず子もいすに腰掛けてみていました。そして作日の日曜日、泥団子作りがわが家でも始まりました。もともと学童保育でも流行っていたらしく、あゆみは作り方をマスターしていて、きれいなまん丸の団子を作れるようでした。土も、その公園のがいいと、わざわざ出かけていって作り、ビニール袋に入れて帰ってきました。そして、子どもたちは何と言ってもこの団子の「光る」という部分に魅せられているのですが、細かい土をかけた後、二時間ほどビニールに入れて休ませ、そのあと布で磨くのです。かよう先生は自分のはいているズボンで磨いていました。うまくできると、電子顕微鏡でも粒子がくっついてツルツルに見えるほど、ぴかぴかに光ったあんこ玉のような泥団子になるんです。その番組では10何年も前に作った泥団子を大事に缶からに入れて保存している保育園の先生が登場。見事につるぴかの団子を披露してくれました。かよう先生も近くの保育園に通っては、子どもたちの泥団子作りの反応などを研究しています。さて、わが家の団子作り、煉瓦の粉を付けるといいと聞いてきた瑞樹は、友達の家に行って煉瓦を少し分けてもらい、トンカチで潰して自分の団子にまぶしました。どんな布で磨くと光るか、もいろいろ検討しているようでした。磨き初めてちょっとしたら、なんとボロボロ表面が崩れはじめ、アッという間にただの土に返ってしまいました。それから、3人は夜の庭に出て、懐中電灯の明かりを頼りに再び泥団子作り。中3と中1と小1、頭をつきあわせてしゃがんでいる姿は昔にもどったみたい。7,8年前はいつもこんなかんじだったな。きっとしばらくは泥団子で盛り上がる仰木家でしょう。ちなみに高3長男だけは今のところ参加しておりません。

谷根千のほうが忙しく、それにパソコンがフリーズして何ともしようがなくなって、日記をあきらめておりました。そうしたら、なんと言うことでしょう小学校に刃物を持った男が進入し、何人もの子どもの命が奪われたと言うではないか。工房にいて全く事件のことを知らなかったので、中学の保護者会に行って聞き、震えが止まりませんでした。最近、千駄木、本駒込、千石付近に不審者が出没し、学童の帰り、集団下校に指導員が方面別に送っていくというものものしい話が出ていたところなんです。5時帰りがいい、だめ6時にして。こんな話が出ていた仰木家ではありましたが、とにかく、毎日同じ時刻に帰ること。そして、瑞樹兄さんには6時にあゆみを学童保育まで迎えに行って欲しいと頼みました。昨日はクラブがあるからどうかな、といっていましたが、帰ってからあゆみに聞いてみると、お兄ちゃんと、お兄ちゃんの友達が2人と、お姉ちゃんも来てくれたということで、ホッとしました。
 誘拐、17歳の事件、飛び降り、航空機事故など、なぜか日本では一回起きると同じような事件が続くので、油断できません。
先日も跨線橋で電車に手を振っていたお散歩中の子どもが、精神病の人に線路に落とされたという事件がありました。このような事件が二度とあってはならないと誰でもが思っているでしょう。とにかく、近所でも、学校でも、家族でも多くの人の目で地域を見ることが必要だと思います。

あゆみ6歳の6月6日。何かお稽古をはじめましょうか。日舞、お琴、憧れますね。いろいろやってはみたいけど、今、彼女は学校が終わると学童保育に通っています。保育園に通っていた友達はだいたい小学校にはいると学童保育、学童クラブ、または、文京区では育成室と呼ばれるところに通っています。ですから、夕方の6時まで学童にいるので、習い事は極力ひかえております。うちの子どもの通っている育成室は何校かの小学校からの子どもたちが集まるため、指導員の先生たちも、それぞれの学校の行事予定に合わせて、放課後の子どもたちを保育するのでそれはそれは大変だと思います。夏休みのプールの時間は、考えただけでも気が遠くなりそうですし、遠足、運動会の代休の日など、みんないっせいにあるわけではないので、対応が難しい。そこへきて習い事で今日は誰が何時で、、、ということまでになったら。
今のところあゆみは水曜日だけ4時帰り。後の日は6時ということになっています。ところが最近月曜日と金曜日は5時帰りにして。とあゆみからリクエストされており、悩んでいます。仕事から帰るのは6時半。兄、姉たちも6時前後。今あゆみが帰ると家に誰かがいるようで、安心なのですが、5時帰りでは誰もいない。それに最近千駄木付近で変な人を見かけたという情報もあり、一人では歩かせたくない。友達は6時帰りだし、変則的に5時だったり6時だったりでは先生へも迷惑をかける。でも本人は早く帰って家でのんびりしたいらしい。たしかに運動会も終わって、少し疲れのではじめた頃ですから、あまり無理はさせたくありませんが、働く親の悩みどころです。

今日はなんと暑い日でしょう。一年生日記を読んで下さっているみなさん、お元気ですか。
 土曜日は小学校の家庭教育学級、午後は洋館の見学会、夜は懇親会。日曜日は朝から中学校の運動会で、一日日に当たって、うんと疲れました。わが家のもう一人の一年生、中学生の瑞樹はなかなか元気に走ったり、競技をしたりして、かわいかったです。まだたくましいほどではありませんが。最近は話題が中学生らしくなってきて中3のお姉ちゃんとの会話が楽しいです。さて、あゆみですが、今、団子坂の上の光源寺の境内に水族館劇場が芝居のテントを張っております。前を通るとちょっと恐ろしいようなポスターが貼ってあり、私は去年の公演を見て、非常に気に入ったのですが、子どもが見るとは考えても見ませんでした。ところが、昨日の夕方、いつも仲良しのむっちゃんがそのテントが気になって、入ってみたいと言ったらしく、誘われたから行きたいというのです。さんざん悩んで、やはりやめようと白山神社のアジサイを見に行きました。公園でひと遊びし、気が晴れたかなと戻ってくる途中で、お寺の前を通りかかるとむっちゃんがいて、どうしても入りたいというので、むっちゃんのお父さんにお願いしました。なんと子どもはただなんだそうです。いそいそと入っていったあゆみ、一時間ほどして途中退席したのですが、全然こわくなんてない。おもしろかった。というからビックリでした。子どもの好む演劇も変わったのでしょうか。むっちゃんのお父さんはもっと見たかったと思うと気の毒です。

6月になりました。5月中に用意をするようにといわれたものは、ピアニカと絵の具セット。長男のときはハーモニカだったけど、途中で鍵盤ハーモニカ、つまりピアニカに変わったのです。このときは、ヤマサキさんの長男のピアニカを一時借り、その後わが家も水色(男女とも使える色と思い)のピアニカを購入。真ん中2人は使用が重ならずに無事終了。あゆみはお下がり三代目です。しかし、絵の具セットとなるとそうはいかず。袋はしらっぱけ、筆も絵の具も揃っていないし、こうなりゃ買った方が面倒ないわと、ワンセット購入しました。ピースマークのついたど派手な袋の絵の具セットが届きました。先日、初めてその絵の具で運動会の絵を描いたと帰ってきたのですが・・・・。お気に入りの黄色のTシャツにどぼっと緑の絵の具がついている。袖、首、胸。本人はすごいでしょうとやや得意げでしたが、ビックリしました。まあ、水彩絵の具だし。たかをくくっていたのですが、こすってもこすっても落ちない。その晩、お風呂に入って再度挑戦、しかし大きなシミが少し薄くなっただけ。漂白剤につけて一晩おき、翌朝見たら、ちっとも落ちていない。最後の手段の染み抜きの薬で小さなシミも一つずつごしごしやって何とか薄くなりました。こんなことになるなんて・・・・。アクリル絵の具なのかな。図工のたびにTシャツ一枚ずつだめになるんじゃたまったもんじゃないぞ。もし落ちなかったら緑の絵の具をもっとつけて、水玉のTシャツにしようかと思ったのでした。

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清水鉄也2004年4月25日(日) 20時38分
頑張れ
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