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一年生日記  2005年10月

やっと晴れたと思ったら、明日はまた雨という。

谷根千の配達もだいぶ終盤に近づいてまいりました。
銀行にはあまり縁のない谷根千だけれど、集金をしたものを銀行に預けにいった。
預けたまではよかったのだが、印刷費の払い出しをしようとしたら、「今日の限度額を越えています」とカードが出てきてしまった。
何度やっても同じ。
フロア係の人に聞くと、「ああ、そのカードは10月18日から50万が限度です」という。
そんなこと聞いてないよ。なに、それ。
それは、振り込め詐欺などの対策らしい。
こんな大事なお知らせを、私は知らなかった。
「お知らせの手紙を頂きませんでしたが」と窓口に言うと出していないという。
「ATMの前に張ってあると思いますけど」という。
しょっちゅう合併したり、手数料変えたり、お知らせみたいなことがありすぎて、何が大事な情報かわかりにくい。
ICカードだとか、手の血管で認識する方法だとか、「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」に対処するあれこれは確かに必要だが、ほとんどニュースでも話題にならずに、知らない間に限度額が決まっていた。
それじゃあ、今日、いろんな支払いを少しずつ下ろしてしまったから、もう支払いや給料も下ろせないっていうこと?
窓口で下ろすためには届け出印が必要だし。
これから50万以上のお金を引き出すときには窓口で下ろすのか。
窓口の人「限度額の引き上げを申請すればかえられますよ」。
フロア係の男性が用紙を持ってきた。
「これに書いていただければ、変えられます。ただし、今日か月曜までは無料ですが、11月になると1050円かかりますから」という。
ぷっつーん。どこかで細かい血管が切れたような気がした。

銀行によっても現金は送金できないところ、キーボードの数字の並び方が違う機械、払い出しでお金を出すのが遅れるとものすごい大きなボリュームで「紙幣をおとりください」のような案内が流れたり。
前から銀行にはついていけないところがあった。

詐欺の被害にあわないように対策は必要だが、もう少し、どんな人にもわかりやすく表示したり、対応してくれないと、ますます銀行でまごまごしてしまうからね。





配達日和になりました。
谷根千81号できました。
表紙は引越し上手なヤドカリです。

さて、家のトイレに張り紙を見つけた。
「トイレの電気は消しましょう。トイレを使い終わったらふたをしめて」

この張り紙を最初に見つけたのは夫。
トイレに入ると、すぐに出てきて、ボールペンをもってまた入った。
「何やってるの?」ときくと、
「張り紙の下に書き加えてきたとのこと」

見ると「トイレのドアは閉めましょう」とある。

張り紙の主はあゆみだった。
ふたを閉めるのは、便座のウォーマーの節電らしい。
相変わらずデンコちゃんをやっている。えらいっ!
私がちょっと席をはずした時など、リビングに戻ると、テレビも、部屋の電気も消して真っ暗なんていうことがある。
此処まで徹底しなくてもと思うが、本人は真剣だ。(この気持ちが大切なのだ)

夫の書き込みは、ドア。
家に帰ってくると、いつもトイレのドアが開いているといつも気にしている。
実は玄関を開けた瞬間に、風圧(密閉された廊下の圧が変わる)でトイレのドアが開いてしまうのだ。

それで、私が気になっているのは、トイレットペーパーのこと。
前のを使い終わった人が、次のを出して、ホルダーに入れずに手で巻とって自分だけ使い、あとのペーパーをドンとそこら辺に置く人がいること。
「あんたでしょ」と聞いても、誰も「俺じゃない」「あたしじゃない」と知らんぷり。
誰かやってるに決まってんでしょ!
なんでホルダーに入れないんだ。

ああ、気になることってみんな違うのね。

雨が続いて脚にひびきます。
お祭りが続いて夕飯をまともに作っていなかったので、なんだか台所に立つのが嬉しいです。
でも、夕飯の時間になっても食卓を囲めるのはあゆみと二人、時々瑞樹。
鍋料理の季節に入るのにさみしいな。

さあ、何作ろう。
生の桜海老にアサツキを3センチくらいに切ってかき揚げにしようと思ったら、少し、大銀ストアで買った「ねっとりながいも」が残っていたので同じくらいにきり、ついでにシソの葉も刻んであげてみた。
カリカリ感が大切なこの一品は、衣の加減が難しい。
今日はなかなかうまくいった。

そしてメインはお久しぶりのキムチチゲ。
野菜室の葉ものを入れちゃえと京菜やべか菜、舞茸、大根、ネギをどかどか入れて、豚肉に餅にキムチ。
豆腐がないけどまあ、いいか。

お餅が熱くてなかなか食べられないあゆみ。
兄の食べる速度に危機感を持ったのか「あーまだ食べるんだから。残しといてよー」
大丈夫、まだあるよ。
おかわりをしてハフハフ満足そうに食べる。

残った汁にご飯を入れて、根津の「モゴモゴ」で食べたみたいにやってみようか。
少なめの汁にご飯を入れ、卵を二つ割りいれてグツグツ。
最後に韓国海苔とエゴマのかわりにシソの葉をドバッ!

ちょっと焼き飯っぽくなると美味しいのだけど、土鍋でやったから仕方ないか。
これまた自分で言うのもなんだが絶品。
あったまるなあ。




せっかく涼しかったのに、昨日は暑さがぶり返し、ちょっとつらかった。
さて、あゆみは先日の六本木ヒルズを思い出すのか、私とは出かけようとしない。

家庭科でナップザックを作ることになり、装飾に使う材料を買うといって、土曜日は友達と日暮里に出かけていった。
先週の日曜日にも、出かけたのだが、道に迷った挙句、日曜は休みだったと帰ってきた。
どうしても星型のスパンコールをつけたいと言って、自分のお小遣いを持って出発。
日暮里の駅の向こう側には、生地問屋や、ボタン、糸などの手芸材料店がたくさんある。
私たちの若い頃の服は、母の手作りで、問屋で生地を調達し、デザインブックで「これ」、と頼むと、母は忙しい時間をさいて作ってくれた。
自分で縫うようにもなり、どれくらい日暮里繊維問屋街にお世話になっただろうか。

さて、今年から家庭科が始まって、希望に燃えているあゆみさん。
友達とお揃いの木綿を買ってきた。
これでお揃いの給食のマット作るんだとルンルン。
布を広げ、表に線を書きました。
「あ、間違えた」
布を切った後、
「エー、どうしよう」。
なさけない声ばかりが聞こえてくる。
「印は布を裏にして書くんだよ」
「布の周りには縫い代をとるんだよ」
「ミシンの糸かけはこう」
「ボビンに糸を巻くのはこうやってやる」
私が普段何気なくやっていること、この人は初めてなのだ。

ミシンの調子もいまいちで、「こんなになっちゃった」と見せてくれたのは、三つ折りせず、布端から糸が出た状態で、縫い代の真ん中辺りを攣れたミシン目が蛇行している布。
「ここの残っているところをもう少し折ってもう一回縫っておこうか」とミシンをかける。
ここで強く言うと、めげてしまいそうな顔だった。

何でもやろうとはするが、最後までやり遂げるのができないと自分で実感しているようなのだ。
こんなことは何度も失敗し、縫い目を何度も解き、時間をかけて覚えることなのに。
私だって「縫い直し」って母に何度言われたことだろう。

やっとマットが出来上がり、今度は袋を作るらしい。
三つ折りした縫い代をきれいにアイロンがけした。
そうじゃないよ。先に裏返して袋に縫うんでしょうが。

なかなか出来上がりから工程を予測することができないようだ。
最初にどこを縫い、その後どこを縫えばいいのか。

ここで諦めなけば、ちょっとした縫い物なんか分けなく作れるようになるよ、がんばって。
その前にミシンの具合をみてもらわなくちゃ。



今年も芸工展参加しています。
10月2,4、6日と10日(祝)はD坂シネマ。

今日の作品は、「海とお月さまたち」ほか、3本。
海に生きる人たち、月と潮の満ち引きを見ながら漁をする。
おじいさんは海の底を見たことがないのに、どこに浅瀬があり、どこが砂地でどこにイカや鯛が住んでいるか知っている。
海老の擬餌を使ってイカを釣り、吊ったイカで鯛を釣る。
糸一本で大きな鯛を釣るのだ。鯛がかかると、いつも船を鯛の真上に来るように操作する。

漁師の父を持っただいすけ、ゆうすけ兄さんは塩漬けのキビナゴを針に刺し、漁の準備を手伝う。
父さんも母さんも力をあわせて漁をする。
「フグはとても高価な魚です。たくさんつれた年、漁師さんの生活はとても裕福になります。つれなかった年はとても苦しくなります。この日は2匹しかとれませんでした。一日働いてきた父さん、お母さんにとって、だいすけ・ゆうすけ兄さんが船の掃除をしてくれるのは何より嬉しいことなのです」とナレーション。

だいすけ・ゆうすけ兄さんは、双子の男の子で、中学生くらい。坊主頭でほっぺがちょっとぷっくりしていて。黙々と父さんの仕事を手伝う姿を見ているだけでジーンとくる。

そうだよなあ、少し前までは家で手伝う仕事があった。
水汲みや薪運び、子守だって。

父や母の働いている姿を見せよう!

D坂シネマ 4,6日は谷根千工房で7時から
      10日は汐見会館で5時から (活弁士 坂本頼光来る!)   まってまーす。



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