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一年生日記  2005年10月
No.193  2005年10月3日(月)

せっかく涼しかったのに、昨日は暑さがぶり返し、ちょっとつらかった。
さて、あゆみは先日の六本木ヒルズを思い出すのか、私とは出かけようとしない。

家庭科でナップザックを作ることになり、装飾に使う材料を買うといって、土曜日は友達と日暮里に出かけていった。
先週の日曜日にも、出かけたのだが、道に迷った挙句、日曜は休みだったと帰ってきた。
どうしても星型のスパンコールをつけたいと言って、自分のお小遣いを持って出発。
日暮里の駅の向こう側には、生地問屋や、ボタン、糸などの手芸材料店がたくさんある。
私たちの若い頃の服は、母の手作りで、問屋で生地を調達し、デザインブックで「これ」、と頼むと、母は忙しい時間をさいて作ってくれた。
自分で縫うようにもなり、どれくらい日暮里繊維問屋街にお世話になっただろうか。

さて、今年から家庭科が始まって、希望に燃えているあゆみさん。
友達とお揃いの木綿を買ってきた。
これでお揃いの給食のマット作るんだとルンルン。
布を広げ、表に線を書きました。
「あ、間違えた」
布を切った後、
「エー、どうしよう」。
なさけない声ばかりが聞こえてくる。
「印は布を裏にして書くんだよ」
「布の周りには縫い代をとるんだよ」
「ミシンの糸かけはこう」
「ボビンに糸を巻くのはこうやってやる」
私が普段何気なくやっていること、この人は初めてなのだ。

ミシンの調子もいまいちで、「こんなになっちゃった」と見せてくれたのは、三つ折りせず、布端から糸が出た状態で、縫い代の真ん中辺りを攣れたミシン目が蛇行している布。
「ここの残っているところをもう少し折ってもう一回縫っておこうか」とミシンをかける。
ここで強く言うと、めげてしまいそうな顔だった。

何でもやろうとはするが、最後までやり遂げるのができないと自分で実感しているようなのだ。
こんなことは何度も失敗し、縫い目を何度も解き、時間をかけて覚えることなのに。
私だって「縫い直し」って母に何度言われたことだろう。

やっとマットが出来上がり、今度は袋を作るらしい。
三つ折りした縫い代をきれいにアイロンがけした。
そうじゃないよ。先に裏返して袋に縫うんでしょうが。

なかなか出来上がりから工程を予測することができないようだ。
最初にどこを縫い、その後どこを縫えばいいのか。

ここで諦めなけば、ちょっとした縫い物なんか分けなく作れるようになるよ、がんばって。
その前にミシンの具合をみてもらわなくちゃ。



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