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一年生日記  2008年8月

仮越し先のエアコンがガタガタいい始め、修理しようと思ったら涼しくなった。
ほっとしたら、雨続き。
この雨で、家の工事も手が出ない部分があるとのこと。
あと少しの辛抱だ。

夕方「ゆかたどこにある?」というメールをもらい、場所を返信する。
大雨の中、あゆみは日暮里の諏方神社のお祭りへ友だちといくらしい。
買い物を急いですませ、家に帰ってみると、すでに浴衣を着ている。
だが、大人の浴衣はまだ大きすぎた。

中学生になったので、お端折りした子ども浴衣はもう着ない。
「お姉ちゃんの赤いのがいい」と着て見たのだが、紐は長いし、前のあわせも生地が余る。
お端折りは、20センチ以上あって、こりゃあどうしましょう。
その余分をもう一回織り込んでみても、そこだけ膨らむばかりで形にならない。
後姿は腰の辺りにギャザースカートをはいているみたいになってしまった。

もう一回やり直そう。
一度紐もすべてはずして、腰にタオルを巻きつける。
そしてまた着付ける。
やっぱり駄目だ。
でも本人は絶対に来て出かける気持ちでいるので、励ましつつ、なんとか形になった。

巾着袋を持ち、黄色い鼻緒の下駄をはく。
「雨だから滑らないように気をつけてよ」と送り出す。

二時間ちょっとして頭に光るツノをつけて帰ってきた。
(電気で光るヘアバンドのようなものでした)
足元はびしょびしょ、裾もびしょびしょ。
でもニコニコしている。
「アー足痛い!」と言いながらもニコニコ。
「すごーく混んでて全然動けなかったんだよ。だからたこ焼き食べただけ」

細い諏訪道を神輿が神社に戻るので、前に進めなかったらしい。
こんなに大雨の中の祭りでも、人がたくさん出ているんだなあ。

夏休みの締めくくりの諏方神社の祭り。
子供が小さかった頃に行った、あのときの境内が目に浮かんだ。
りんご飴、見世物小屋、ガラス細工、木偶人形、ソースせんべい。
スマートボール、チョコバナナ、はっかパイプ、くじ引きに射的。
他のお祭りにないほのぼの感が諏方神社の祭りにはある。
来年は絶対行こう。



北島君の金メダルの泳ぎをラジオで聞いています。
子ども達と同じ千駄木の小中学校で泳いでいた男の子が、世界の北島と呼ばれるようになり、金メダルを期待され、結果2大会連続で金メダルを取った。
画面を見ていないので、どんな顔をしているのだろうと思いながら、ほっとしました。
今年もみんなで中学の体育館で集まって応援するとか言っていたけど、今ごろ大騒ぎだろう。

さて、話変わるが、去年聞くことの出来なかったあゆみの中学校吹奏楽コンクール。
今年は時間も少し早めに出かけました。
小ホールの入口で係員に「小ホールでお間違いありませんか?」と聞かれた。
そうそう、去年はこれがなかった。大ホールの係員が「保護者は2階です」と誘導したので、何の疑いもなく大ホールの2階席に座ってしまった。
せっかく来たのに自分の子どもの学校の演奏を聴くことができないという出来事があった。
今年は大丈夫。
しっかりパンフレットも買って、確認。
最後から2番め。

午後の部には八王子や三鷹や江東区などの学校が並ぶ。出場部員が多い。
新宿区や千代田区など都心の学校は子どもが少ない。あゆみたちは2校合同チームだ。
10年以上前、長男のバドミントンの応援に行ったときも、部員80人などという応援の親もたくさん来ている日野の学校と、我が子の学校のように3年生二人だけのような淋しい学校は対照的だった。

吹奏楽部は女子の部になっている。
お団子に結った髪形の多いグループ、チェックの制服、白や紺のベスト、紺のハイソックス、リボンタイがかわいい制服、灰青のスカート。
みんな大人っぽく見える。
たまに男子生徒が出てくるとフルートやピッコロを吹いていて子どもっぽい。
チューバやホルンは女子が担当。
なかなか難しいリズムの曲もあるが、みんなしっかりリズムが入っている。
暗譜している学校は楽譜たてをなくして、顔がしっかり見えたほうがいいのではないか。

どの学校もパーカッションが少ないメンバーで活躍する。
かなり重要な役目だ。ティンパニーかっこいい。

午後の部の結果発表。
会場に生徒達もみんな戻ってきて、通路にもぎっしり。
この空間に楽器をする人間がこれだけたくさんいる。
何だか不思議な気分になった。

金、銀、銅、奨励賞、努力賞など、どの学校にも何かが送られるという。
演奏順に名前と賞が読み上げられ、代表者が舞台上でトロフィーと賞状をもらう。
「金と銀が聞き取りにくいので金賞にはゴールド金賞と読み上げます」という。
どの学校も賞を聞くたびに歓声が上る。
金賞は20組ほどの中で2校。ゴールド金賞と聞えると、キャーという叫び声。

あゆみたちは銀賞だった。去年も銀賞だったが、よかったよ。
家に帰って「おめでとう」というと、「ビミョー」という返事。
金賞でもおかしくなかったが、甲乙つけがたい。
私的には少しパワーが足りない感じがした。
一緒に聞きにいった長女が「どの学校も、もう少し楽しそうに演奏しているともっとよかったね」と。
確かにみんな緊張していて、演奏は立派だったけど、楽しんで音楽をしているところまでは感じることが出来なかったか。

この子達が中学、高校で終らずに、このまま楽器を続けていって、地域の楽団や自分たちのグループで音楽をやってくれたらいいな。
これだけ公立の中学校に楽器があるのも驚きだった。




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