!新谷根千ねっとはコチラ!
一年生日記  2004年12月

今年も三百人劇場にクリスマスキャロルを観に行った。

クリスマスが近づくと、毎年始まるプレゼントのこと、どう過ごすのか。
もう、そんなことどうだっていいじゃないの。
そんなこと考えている暇もなければ、体力もない。
一番忙しい時期なんだ。
その後にすぐに正月が来て、正月に食べるものの心配だってしなくてはいけない。
ああ、いやだいやだ。
ばかばかしい。

あれ、その言葉、スクルージーさんも言ってた。
そうだ。私はまた今年もスクルージーになっていた。

劇の帰りに10時過ぎていたけれど、駒込病院前のストレル洋菓子店が開いていた。
家に帰って、「やっぱりケーキかってこよう」とシンプルなロールケーキを買ってきた。
ひいらぎの飾りと白い粉砂糖、それだけでもうすっかりクリスマス。

チーズとパンとあるもの出して、部屋を真っ暗にして家にあるローソクにいっぱい火をつけた。
ゆず子とあゆみと理子と私。
賛美歌のCDをかけた。
女4人のクリスマスイブ。

1時間でお開きになったら、あゆみはすべてのローソクを消し、音楽も消し、ツリーのイルミネーションも電源を抜き、省エネ省エネ。
電気は大切に使いましょう。
なんてロマンチックじゃないお姉さんなんでしょう。

でも、ちょっと優しい気分になれた年の瀬です。

谷根千はぼちぼち休んでいます。御用の方はファックスかメールでご連絡ください。
町でうろちょろしております。

来年もよろしく。よいお年をお迎えください。



暮も近いのに大掃除をしようなんて、元気がない。
クリスマスを楽しもうなんて元気もない。
でも、何とかしなきゃ。

そうだ、とても時間の余裕のある人間が家にはいるじゃないか。
敏捷で、筋肉もたっぷり、背丈もたっぷり。
次男。高校1年生で、試験休み中。
1週間自宅でのんびりしている。
有効に時間を使わなくては。
きっと学校もそれを望んでいると思うよ。

普段は風呂を沸かす係りなのだが、風呂桶は洗っても、風呂場の掃除は行き届かない。
掃除を頼んだ。
土曜日に新しい靴を買ってあげたので、ご機嫌なので、やってくれそうな気配。

かなり前、テレビで衝動買いをしたスチームの掃除道具。
久しぶりの出番だ。
テレビコマーシャルでは、外国の広いトイレでシューシューやって、真っ白いタオルでさっとふき取るだけなんて、やっているのだ。
「ハイ、これで、トイレはおしまいよ、ケーン(男性の名でしょう)。次に行きましょう」とバーベキュー道具などを洗いに行くのだ。
こんな夢の掃除用具はないじゃないか。
手の届かない蛇口の内側からドーっと黒ずんだ汚れが流れ出る様子を見て飛びついてしまったのだ。

現実はトイレの中では道具を使おうにもノズルが長く、身動きがとれない。
煙が立ちこめ、玉手箱の中に閉じ込められたような状態。
台所では、汚れを落とす前に周辺の物をどかさないと、スチームの勢いですべてが吹っ飛ぶ。
ごみも吹き飛んで、どこかに張り付く。
ああ、アメリカサイズの掃除道具は日本の現実には即していなかったんだわ。ケーン。
(床の掃除に威力を発揮したり、広いところでは有効だった。コードが巻き取れないのは不便だけど)

それでも、風呂場では目地の汚れや天井、網戸、なかなかいい。
危ない薬剤を使わなくてもいいし、すべて水で流せるから。

途中夕食をはさみながら、6時間かけて、磨きあがりました。
あゆみも楽しそうに参加して、風呂場はピカピカ。
ヒノキの香りの真新しいすのこも敷いてあって、気持ちよくお風呂に入ることができました。

明日は玄関お願いね。



あゆみの証明写真が必要となり、団子坂下のスピード写真に行った。
背丈が足りないだろうと予測はしたが、椅子を回して一番高くしても、顔が写る高さにならない。
椅子の脇の台に足をのせ、中腰で写真を撮る。
手も壁に突っ張っているので、自分ではボタンが押せない。
母が「スタートボタンを押してください」という音声で、さっとボタンを押してカーテンを閉める。
待つこと1,2分。
出てきました。証明写真。
左の2枚が大きく、右の3枚がやや小さめ。
左のを使う予定なのだが、本人の顔が小さすぎて顔写真の規定の大きさに達していない。
仕方ない、もう一枚撮るか。

700円入れて、もう一回。
「今度はもっと顔をカメラに近づけて撮るから、もっと手前で」
と指示を出す。
ほとんど電話ボックスのような小さいブースの中で、あゆみは手と足を突っ張って宙に浮いている。
「じゃあ、スタートボタン押すよ」
出てきた写真を見たら、へんな顔。
カメラに近くといったので、首を前に出した瞬間、口を少し開けたらしい。
しまりのない写真だ。
顔の大きさはぎりぎりかな。
もう一回撮る悩んだが、きりがない。

家でデジタルカメラで撮ってプリントしてみた。
顔の大きさはばっちり。だが少し暗め。
どれがいいか。

結局、書類を提出する時に、係りの人がこれは暗いし、影も出ているからと、口を少し開いているのを選んだ。

ああ、しばらくはこの顔が自分の証明になるとは。

事務所内は寒いので、そのつもりで外に出たら、けっこう暖かい。
小学校の授業参観を一時関した後、保護者会。
音楽の授業の最後をちょっとだけ覗くことができました。
そして保護者会。
通知表の見方や、冬休みの過ごし方。
これは毎年変わらない。保護者会の参加者はとても少なかった。
 
終わって靴を履き替える時、なんだかいつもと玄関の様子が違うことに気がついた。
なんと、4年前にあゆみが怖がって「小学校にいけない」といった原因、なまはげの像2体が消えていたのだ。
何処にいったのですか?と主事さんに聞いてみると、だいぶ古いものなので、お面や道具は資料室へ。体はもうフガフガだったので、近くの神社の宮司さんに頼んでお払いをしてもらって、大きなガラスのケースとともに処分したらしい。
「なんでも、前に秋田のお祭りがあった時、校長先生が秋田の方だったのか、もらったらしいです」
というのが、なまはげが学校に来た由来のようです。

ああ、何でこんなところになまはげが・・・。とは思うものの、子どもを見守るやさしい鬼だったかも、と思うとちょっと名残惜しくもあります。
不審者が学校に入ってこないためにも、なまはげのような凄みのあるものが玄関にあったほうがいいのかな。

土曜日は小学校の子どもフェスティバルで、午前中手伝いで風船を膨らませに行きました。
手押しポンプの口に風船を取り付け、カッシャンカッシャンと3,4回(自転車に空気を入れるような)押すと大きな風船になります。
恐る恐る口をしばって、体育館のネットの向こうに投げ入れる。
こんな作業を1時間半。
午後、風船の海で、子どもたちは大はしゃぎする予定のようです。
問題は、私の午後でした。
右腕が筋肉痛で、だるいと言うより痛くて痛くて、使い物にならない。
あまりの痛さに床に転げまわってしまいました。
右足でポンプの下を押さえ、腰をかがめて押していたせいもあって、腰も痛い。
学校の年度始めに決める「一人一役」のお手伝い、風船くらいはと思ったのが間違いだった。

それでも夕飯を食べないわけにいかないので、買い物に出かけました。
よみせ通りのコシヅカ肉店の前で、「私が育てた牛です」と、宮城産の牛肉のデモンストレーション。
おじさんが手招きしているので、そばによると、お肉をしゃぶしゃぶにして味見させてくれた。
結構大きくて、やわらかい。
その肉をほんの300グラム買いました。(あとは豚肉のしゃぶしゃぶ。これも結構好きなんです)
6枚あったその牛肉を、一枚ずつみんなに渡して、「好きな時にしゃぶしゃぶしてね」というと、あゆみはそれを一口大に切り分け、ちょっとずつしゃぶしゃぶ。
最後まで残しておくゆず子。
もっと牛肉かってくればよかったかなあ。
でも、少し食べるから美味しいのかも。
前に牛肉特集したあの日々を思い出した。
毎日すき焼きだったもの。

白菜の葉、ターツァイの葉、みず菜、しいたけ、にんじんの薄切り、野菜もしゃぶしゃぶ。
野菜を切ったのは女の子2人。

ご飯が済むと、「片付けは男の人に頼む」と言い残して、さっさと布団にもぐりこみました。

最新

2009年
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2008年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2007年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月

2006年
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2005年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2004年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2003年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2002年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2001年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月

最新 2004年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 RSS
ページトップへ