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一年生日記  2004年10月

急に冷え込み始めたので、朝、ハロゲンヒーターを出しました。
台風、地震、人質事件。たくさんの目が離せないニュース。
大変な生活を強いられている多くの皆さん、本当にお疲れ様です。
がんばって、なんて簡単な言葉では済ませられませんが、心から一日も早く通常の生活に戻れることを祈っております。
普通に暮らせることがこんなに幸せだなんて、あらためて考えます。

火曜日、取材のため根津の韓国料理店に行った。
夜なので、あゆみも一緒にと思って声をかけたが、習い事の時間と重なり、ちょっと無理かな。
家で食事をしてもらおうと、夕飯の支度を済ませてきた。
しかし、7時過ぎ、電話が来て、どうしても来たいという。

雨は降っているし、夜だし、遠いし。
「でも行く!!」とあゆみ。
根津のヤマサキ家まで行ったことがあるから大丈夫だと言う。
「じゃあ、途中まで迎えに行くからね」。

20分後、ヤマサキさんが、もうそろそろかなと迎えに出てくれたら、本当に店のすぐそばまで歩いてきていた。
「テレホンカードで電話をかけようとしていたら、あゆちゃーんって呼ぶ声が聞こえたの」。

保育園育ちの子は、小学校に入るまで、ほとんど一人歩きしたことがない。
3年までは放課後学童に通うので、町を知らない。
4年生になってやっと友達の家に一人で行くようになったが、このごろは物騒で、非常用ブザーを持たされているくらいだから、親のほうも冒険はあまりしたくないのだ。
考えれば私は幼稚園から一人でバスに乗り、4年生ではじめて一人で国電に乗って、渋谷で乗り換え、松原のおじいちゃんちに行ったんだった。

今日は、あゆみにとって「はじめてのおつかい」みたいな日だった。
雨の中傘をさしてやってきたあゆみの顔は晴れやかだった。

鍋物に舌鼓を打ち、食事が終わって、一人で歩いた道中記を聞きながら帰途に着きました。
お店の味は秘密。谷根千78号でね。お楽しみに。


久しぶりにスカッと晴れました。
9,10日に「谷中菊まつり」終わりました。
台風は予想通り東京を直撃。
9日の朝、中止と思っていたら、11時頃に「やっぱり菊酒だけでもだそう」とYから電話をもらい、急ぎ大円寺にむかう。
本堂前に大屋根のテントを張っているので、雨はあたらないが、お客さんは本当にチラホラ。

それでも1年に一度の菊まつり、おでんも菊稲荷も美味しいし、焼き鳥やいか焼も思う存分食べられる。
あゆみもついて来て、綿あめとか、ラムネとか、焼そばとか。
普段の縁日ではこんなに大盤振る舞いできないよというくらいのお買い物。
ヨーヨーつりも。
かえってのんびり、いいものである。

2時ごろ急に土砂降り。
そろそろ引き上げよう。
あゆみを見ると靴の中も、靴下もびしょびしょ。
早く帰りたいよー。

風邪気味だったのか、昨日はとうとう熱を出してしまった。
ひたすら寝ている。
ご飯も食べない。
夜中には足も痛いと言い出した。
今朝、熱は下がったが9時ごろまで寝ていた。
フラフラと起きて来て「おなかすいたー」。
しめた、食欲があれば大丈夫。

子供が病気になると、子供の具合を心配するのとは別の頭で、仕事の段取りが気になる。
明日はどうしようか、医者に連れて行ったほうがいいのか、耳鼻科? 小児科?
約束はなかったか、昼ごはんどうしよう。
それに夜の予定も入っているし。

まずは一人で留守番できるのか心配だった。
「仕事に行くよ」というと行かないでとは言わない。
何しろ4年生なのだ。
知らん振りでパソコンの前に陣取って何かやりはじめた。
「無料のゲームがあるんだけど、ダウンロードしてもいいかなあ」

ギョエッ! 心配して損したかな。
でも元気になって良かった。




10月、外を歩くと風が金木犀の香りで幸せな気分です。
衣替えの季節です。
今は、真冬でも半袖を着ている人もいるし、日常生活で、きちんと衣替えをしている人いますか。
今年は暑かったせいもあって、私はまだまだ半袖の生活。

娘の通う都立高校で、制服の話が持ち上がっている。
「自由と責任を重んじ、自立の精神に充ちた、個性豊かな人間を育成する」が学校の教育目標で、今まで制服を制定していなかったのです。
娘は一年の時、ブレザーやチェックのスカートなど、自分で組み合わせて制服もどき一式を買った。
でも、ほとんど毎日ジーパンにティーシャツスタイル。
時々、このナンチャって制服を着ているとコスプレのようで、見ているこっちが恥ずかしくなる。(考えすぎだろうか)
制服だと朝起きて、暑かろうが寒かろうが、迷う必要がない。
私服だと、雨降ってる? 寒いの? 暑くなるの? と朝も着替えに時間がかかる。
これも本当の話。

今回、標準服を選定しようと言うことになり、子どもたちにも投票をさせているようだ。
目的は、次年度に受験する中学生やその親から、説明会の時、「制服はないのか」という質問があり、一人でも生徒を多く受験してもらいための策のよう。
制服があれば人気が上がるのだろうか。
今まで制服のない「自律ある自由」という校風に魅かれて受験してきた中学生も多いはず。
もう卒業しているが、長男はそうだった。
中学の詰襟は彼にとって地獄の日々だったから。

校長先生は一応標準服を作るが、何を着てきてもかまわないと言っているようだ。
自由選択なのだからかまわない?
表面上は何もかわらないかもしれない。
しかし、目に見えないところで、生徒の心の内側で、学校の基本精神が、何か変わっていくような気がする。
標準じゃない、自分で自分を表現する、個性のある己を磨くためにも、もう一度考えてほしい。



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2004年10月20日(水) 13時59分
毎回この日記を楽しみにしています!(知り合いが出て?いるので) あゆみちゃん可愛いですね☆ これからも応援していますので、頑張ってくださいvv
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