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一年生日記  2005年11月
No.198  2005年11月16日(水)

再来年の成人式用に、レンタル晴着の案内が毎日送られてくる。
振袖の形は変わらないものの、ヘアースタイルや小物類のなんと賑やかなこと。
どのモデルも大きな花のコサージュを耳上に飾り、まとめた髪は噴水のようにはね飛び、手には豹柄のモコモコハンドバッグ。
首にはネックレスや、帽子をかぶったものまで。
和服、着物が見直されてきているとはいえ、これはちょっと刺激的。
「今から予約するとよい柄が選べます」とか、「小物一式プレゼント」とか、「1ヶ月、何度着ても料金は同じ」など、あの手この手で乙女の心をつかもうとしている。


私のときは、電気のこぎりを振袖のかわりに買ったのだ。
細かい木工作業がしたくて、歯の細いジグソーが欲しかった。
だから、娘に譲る振袖はもっていない。
もちろん成人の集いなど出るということも考えなかった。

娘は近くに住む友達同士、振袖で区の成人式に出る話で盛り上がっているようだ。
時代が変わったのかと考えたが、2つ思い当たることがある。
それは、娘が近所の区立中学に行ったので、友達が近所にたくさんいる。
もう一つは携帯電話。
私は卒業後、友達に連絡を頻繁に取っていない。年賀状ぐらいのものだ。
今は、親指一つで皆とつながっている。
いつでも会える、いつでもメールができる。
長男の時も沖縄からわざわざ出てきたくらいだったのだから、きっと長女も楽しみにしているのだろう。

ヤマサキさんは、「私の振袖はうちの父親が買ってくれた買い物の中で一番。柄が気に入って何度も着たなあ」と昔を懐かしむ。
へぇー。着たんだぁ。
今度写真見せようか。
(三十年近く前のYさんともうすぐ会えるのだ)

何とか、振袖を着たい気持ちをかなえてあげたい母ですが、最近流行のキャピキャピ着物姿だけはやめてほしい。
ヤマサキさん、その振袖、まだあったら貸してー。



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