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一年生日記  2004年6月
No.133  2004年6月8日(火)

日曜の夜、「大改造!!劇的ビフォーアフター」という家を改装する番組を見た。
家はあっても、不自由な思いをしながら住んでいる人が世の中にはたくさんいるのだ、といつも驚く。
雨の日は傘をさして外階段を下り、寒い倉庫の奥にある風呂に入りにいくおばあちゃん。
2階に上がる階段は急で、はしごのよう。上ったところは二階の押入れの襖。つまり押入れを改造した階段を使うおじいちゃん。
旧家。台所と茶の間を行き来するのに必ず土間に下りなくては通れない家。
家の中に入れたユニットバスの天井をはずしたら竹が繁っていた。
台所が狭く、柱と厨房設備の間に人が一人通れる隙間があるだけの家。
物が転がる床の家。
風呂やトイレ、子ども部屋など増築でおきた不都合など、出るわ出るわ。
そういう人が番組に応募して建築の専門家「匠」に診断してもらい、改装して夢のような家にリフォームしてもらう。
もちろん自己資金も半端な額ではない。

ほとんどの場合、古い家は家の中に光がない。だから匠は最初に天井板を落とす。壁もぶち抜く。
こんなことして家が支えられるのかと心配するが、気持ちいいほどに家は骨組みだけになる。
断熱をし、明かり取りに工夫する。
住人は出来上がった家を見て、みんな涙。今までの不自由だった暮らしが・・・。
あの、荷物に埋もれた生活が・・・。

わかるー。
でも、あの荷物どこに消えたんだろう。
それは、いつも見ていて家族の意見。
あれだけあったものが、こんなにすっきり片付くのか。
棚には30センチ間隔にガラス瓶などが飾ってあるだけで、生活に必要そうなものがない。
「できたときはきれいだけど、アフターのアフターって番組も見てみたいものだ」と夫。

今回も古いさび付いた貨車が立派なリビングに変身し、かつウッドデッキなどという、バーベキュー空間まで出現。家族5人が大人と子どもに別れないと食事ができない家が夢のリビングを手に入れた。
それを見ていたあゆみ。
「うちもビフォーアフターに応募しよう」と。
荷物にあふれている我が家ももちろん応募したいが、ここまで不自由はしていない気もする。
「みんなで片付ければまずは何とかなりそうじゃない?」

「じゃあ、アリが出て困っている家で、アリが出なくなるようにお願いしよう」
そんなことで来てくれるかいな。
「アリの家を改装して、居心地よくしてもらって、うちに出ないようにしてもらったほうがいいんじゃない」と夫。
アリの家のリフォームなんてますます来てくれないでしょ。

今年もアリ地獄で、昨日はこっち、今日はこっちと台所をヨチヨチ歩くアリにぎょっとしている私。
それを見てのあゆみの考えでした。
確かに改装して光りと収納のある、快適な暮らしはしたいし、アリにも出て行ってもらいたいけれど、お金もないし、まずは片付けるのみですね。



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