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一年生日記  2001年11月
No.36  2001年11月8日(木)

 日曜日、子どものワークショップに初めて参加しました。
ワークッショップといってもお店やさんではないんです。
でも何をやるのか、チラシだけではわかりませんでした。
あゆみは友達と9人で参加。
みんなどんな反応をするのか、いやだと言って帰る子はいないか、
ちょっと不安でした。
ワークショップの会場は、最近千駄木にできたブリック・ワンという黄色い建物。
ダンスのグループの本拠地なのだが、この四角いスペースで何が始まるのか。
まずは鉄板の敷いてある床に裸足になって足の裏から冷たい感覚を感じる。
隣の子の立っていたところに立ってみる。
主催の小野さんの話しに引きつけられ、
秋の町に色の付いたのぞき箱を持って探検にいくことになった。
好きな箱に穴を開けて青や赤のセロファンを貼る作業。
大きい箱、円い筒、小さい箱、大きさも形も違う箱を持っていざ町へ。
紅葉にはまだ早いが、赤いファインダーを覗くともうもみじは真っ赤だ。
思い思いのところをのぞく。
満足稲荷に着いた。ここから覗き穴を5つ見つけるという課題が与えられ、狛犬の脚の下や、
稲荷の祠の覗き窓や、落ち葉の虫食いの穴、雨樋、いろいろな覗き穴を探す。
気に入った葉っぱをひとつと、すてきな石を一個拾う。
路地を抜けたところに赤い実を発見。カラス瓜だ。赤、青でそれぞれ覗いてみる。
黄色い建物に戻り、こんどは部屋の中に壁を作るという。
段ボール、布、紙、部屋に迷路のような、お化け屋敷のようなものが現れる。
子どもたちは夢中で、ガムテープで布をつないだり、段ボール部屋のような物を作ったり。
そして、今度は探してきた覗き穴を作るという。
段ボールにカッターで穴を開けたり、布を破ったり、はさみで紙に丸い穴を開けたり。
やってはいけないことがほとんどない。
破ると、すばらしいとほめてもらえる。紙を切ると、いい穴だと言ってもらえるので、
嬉しくて、みんな生き生きと作業をしている。
足場にしている脚立のてっぺんに登っている子、脚立の脚に布を巻き付けてブランコにしている子、
やりたいことがみんな違う。
セロファンを細かく切って、降らせようと言う計画が出来上がり、奥の方では何人かでセロファンを切り刻んでいる。
真っ暗にして、隣の人の左手小指をつかむ。
その場で仰向けに寝る。
赤い電球が点く。そこだけ夕焼けのようになる。
青い電球が点く。海の底のようになる。
上からセロファンがさらさらと落ちてくる。
夢中で遊んだ5時間でした。
このワークショップ、11日、18日にもやります。
11日は協和会の蔵を使ったり、いつもと違う人の形を見つけに行き、
18日には町に音を探しに行くそうです。
一度一緒に参加しませんか。
自分が子どもだと思っている大人でもいいそうです。
参加費500円。


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