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日々録   2002年12月

今年も、なんとか無事に終えることができました。
どうもありがとうございます。

店を閉めたあとは、宮地と川むらへ。
毎年同じ時間帯に居合わせるご家族や、若い衆がいたりして、話しかけたりする訳ではないけれど、なんだかホッとしたりします。

私たちは何を血迷ったか、今年は豪遊してしまいました。

樽酒、合鴨たたき、卵焼き、水菜のお浸し、生牡蛎の天ぷら、大もり。

アハハ。美味かった!

(アオキ)

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 今年最後の休日。11時前に起床、富久の湯で朝風呂。たらこのスパゲッティとビールで昼飯。その後、僕は買い物で渋谷へ。

 まず、銀座線を降りてすぐのところにある伊東屋で鉛筆1本購入。ステッドラーのマルス・エルゴソフト太芯。三角形のかわいい奴です。これで、明日からの値付けが楽しみになりました。やっぱり毎日使うものは、お気に入りじゃないと。

 次に、シネマライズへ行って、来年1月9日にある『僕のスウィング』の先行上映の前売り券を購入。トニー・ガトリフ監督の舞台挨拶と、映画にも出演するチャボロ・シュミット(ギター)のライブ演奏付き。配給元の日活さんにお願いしたポスターも昨日届きましたし、前売り券も年明けて少ししたら入荷する予定。といったわけで、1月のほうろうはこの映画を強くプッシュします。
 ガトリフ監督の作品はいつも、ロマ民族(ジプシー)音楽の汲めども尽きぬ魅力を伝えてくれますが、今回はマヌーシュ・スウィング。聞き慣れない言葉ですが、ようはジャンゴ・ラインハルトの音楽です。ジャンゴやステファン・グラッペリのファンの方はもちろん、すべての音楽好きにお薦めします(こんなこと言って、実は僕もまだ観てないのですが、それだけこの監督のことを信頼しているということです)。

 帰宅後、谷中の檸檬屋へ。
 あの素晴らしい空間が、今宵限りでなくなっちゃいました。それを吹き飛ばす陽気さを装いながらも、ともすると、やっぱりしんみりしてしまう夜でした。新宿店は残るので(店主の)住枝さんにはこれからも会えますが、谷中の店は本当にかけがえのない、ほかに代わりのない場所だったので、残念です。

(宮地)

*年末年始の営業のお知らせ*
 12/29(土)〜 1/6(日)12:00〜20:00
 元日のみ、お休みします。
 なお、1月は、1/15(水)を臨時休業とし、
 第3火曜日の21日は営業します。

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 買い取りで入ってきた『つげ義春日記』(講談社)を、ちょっとだけのつもりでパラパラやっていたら、止まらなくなっちゃいました。仕事にならないので、いったん持って帰ることに決定。その暗さ、妄想の果てしなさが魅力です。読み終わったら出すつもり(正月明けの予定)。

 品出しの目玉は、

 徳間書店 『チューサン階級ノトモ』 1200円 B(初版・帯付き)

 70年代の『宝島』での連載をまとめたもの。象徴・嵐山光三郎、美術部長・安西水丸、社主・渦巻竜三郎、情宣課長・糸井重里、社友・宇崎竜童、湯村輝彦。最近はあまりお目にかかれなくなった、遊び心溢れる本。気合いの入ったバカバカしさが最高です。熱烈推薦。

(宮地)


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 昨晩、久しぶりに夜更かしして本を読んだため、寝不足ぎみの一日。レジで座っていると、すぐにうつらうつらしてしまうので、立って仕事をするのですが、結果として疲れ倍増。もう若くはないということですかね。

 原因となった本は、佐藤正午の『Y』。昨日図書館で借りてきたもので、1998年11月刊。

 以前、どこかで、北上次郎が、「ケン・グリムウッドの『リプレイ』へのオマージュ」と書いていたことはずっと記憶えていたのですが、肝心の本の題名を忘れちゃっていたものです。で、最近、ふとしたことで判明したので、遅ればせながら早速手にしてみたというわけ。傑作。読み出したら、もう止まりませんでした。

『リプレイ』を読んで、(おそらく)感銘を受け、そしてそれをちゃんとうんちにしてこういう作品を作り上げる能力というものに、素直に敬意を表したいです。現在は、角川春樹事務所文庫で入手可能。『リプレイ』、および、人生をやり直す、あるいは時間が戻る、といった話に弱い人のみならず、フランソワ・トリュフォーが好きな方にもおすすめします。みなさんお正月にぜひどうぞ。

(宮地)

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支払いで、銀行に行く。
このご時世、キャッシュディスペンサーまでえげつない。
お札を投入口に半分入れたところで、ガシャンガシャン蓋を閉じようとする。
痛いっつーの。落ち着け、機械。
それとも、ぼんやりしてるとショベルカーにやられちゃうからか、強い意志を感じたぞ。
(アオキ)

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 早番で出勤。18時にあがって、アオキと新宿Pit Innへ。梅津和時2DAYS「冬のブリブリ」の1日目、ベツニ・ナンモ・クレズマー結成10周年記念ライブ。

 これが、すんばらしい。昂奮と笑いに充ちた3時間でした。

 能書きを言えば、東ヨーロッパのユダヤ音楽「クレズマー」とフリー・ジャズとの融合、なんて具合になるのでしょうが、そういったことは置いといて、ともかく、総勢14人のミュージシャンが(本当はもっと多いけど全員揃ったことは一度もないそうです)、ステージの上でブヒブヒ、ガリガリ、ドンドンやる様は圧巻です。ちなみにメンバー構成は、クラリネット(およびサックス)、バリトン・サックス(およびバス・クラリネット)、クラリネット(およびソプラノ・サックス)、アルト・サックス、チューバ、トランペット2人、ヴァイオリン2人、チェロ、マリンバ、パーカッション、ドラムス、そしてボーカル。
 個人的には、元コンポステラの2人、中尾勘二(cl,ss)と関島岳郎(tuba)が参加していることから、「編成のでかいチンドン」のようなものを想像していたのですが、そんな風に期待していた以上の音楽でした。特に、フリーっぽいブリブリ感が最高。
 そして、ボーカル、巻上公一。そうです、ヒカシューの巻上公一です。はじめて生で聴きました。この前、NHKの『課外授業ようこそ先輩』という番組でも観て、これはやっぱりすごい人だな、と感じてはいたのですが、ほんと、圧倒的な存在感。人間の声の凄さに打たれました。訓練によってはあんなことやこんなことも出来るのに、僕たちはその潜在能力のほとんどを使わずに死んでいくのです。いやはや。
 
 あと、うれしかったのは、トニー・ガトリフ監督の映画『ガッジョ・ディーロ』からも1曲演ってくれたこと。自分の好きないろいろなものが、こんなふうに繋がって、そこからまた新しい世界が広がっていく。ああ、これこそ生きる幸せ、てなもんです。
(来年早々、トニー・ガトリフ監督の新作が公開されるそうです。タイトルは『僕のスウィング』

 ちなみに、このライブ、フライヤーの謳い文句が「We wish a Merry Christmas trouble!」と「Not Silent Nights!」。まさに看板に偽りなし。堪能しました。

 終演後は、歌舞伎町の「三國志大飯店」で美味しい水餃子を食べて帰りました。ハレルヤ。

(宮地)

昨日の分も書きました。そんなに長くないから、読んでね。
(アオキ)

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 夕方、『12water stories magazine』(現在休刊中)の編集をしていた佐藤さんが、『キッズだけにじゃもったいないブックス』の納品に来てくれた。

『キッズだけにじゃもったいないブックス Not Just for Kids' Books』
NTFKコミッティ/編著 ペイパー・ウェイト・ブックス 1800円
 
 この本、お知らせ欄で既に先回り告知しているけれど、とにかく素晴らしい本。頭から蒸気がシュポーッと噴き出して、久しぶりに抱きしめたくなるような一冊に出会えたという感じ。
 児童書という柵で囲いこむにはもったいなさすぎる洋書のピクチャーブックスたち。そんなピクチャーブックスを振り出しに、本のしごとをしている、佐藤さんを含む4人の女性が、独断と愛を込めて選りすぐったキッズブックスの数々、なんと267タイトル。
 作家別の索引はもちろんのこと、キーワード(日本語、英語別)、英語レベル、英語教師の目なんて入口もあるのだ。どこからでも、おいでよ!と両手をいっぱいに広げて読者を待ち受けている。
 特集は「アレン・セイ」、この本を作るきっかけになったという作家。横浜で生まれ、16歳でアメリカに移住するまで日本各地に移り住んだ。朝鮮の血が流れる父と、焼き魚よりステーキを好んだという日系人を母に持つ彼の本の表紙の絵はどこかアジア的な静けさがある。私はまだ彼の本を手にしたことはないけれど、不思議な魅力を持つ本のようだ。
 『キッズだけにじゃもったいないブックス』、それぞれの書評を読んでいるだけで、本のワンダーランドを満喫できる。嬉しくなって、いつのまにか顔が笑ってしまうよ。

 そうそう、1冊レジ台に置きながらお薦め文を書いていたら、出版のしごとをしているという男性のお客さんが本を手にとり、この本、いいですよね、僕も出て直ぐに買いました、と嬉しそうに話してくれた。イエイ!

(アオキ)


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 谷根千ねっと管理人の守本さんと忘年会。19時頃より、夕焼けだんだん上の串揚げ屋「波MAKASE」で飲みはじめ、23時頃からは遅番の山崎も加わって、よみせ通りの「小奈や」さんで3時過ぎまで。来年以降のこのページの新趣向についてなども話したような気がするのですが、あんまり覚えてません。ただ、ひたすら、飲みました。何でか忘れちゃったけど、スタイル・カウンシルの話になって、「あれは世間一般的には女を口説く音楽だった」という話にショックを受けました。みんな歌詞読んでないのね。

(宮地)

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今日、私はお休み。蒲田へ毛糸を買いに行った。
その帰り道、日暮里駅から川むらの前を歩いていると、目の端に沖縄の文字が。
なぬぬ。川むらの隣のガラス戸にポスター。
「わしたショップ日暮里店12月20日オープン!」
なぬぬぬ。わははは。グレイト日暮里!
(アオキ)



 僕は遅番で出勤。『Eagle Talk』を聴きながら、こつこつと品出し。

 岩波文庫 『随筆集 明治の東京』 鏑木清方 800円
 現代教養文庫 『明治の東京』 馬場孤蝶 800円
   〃    『東京近郊一日の行楽』 田山花袋 800円
   〃    『東京震災記』       〃  800円 
 講談社文庫 『あの日この日』 尾崎一雄 全4巻 3000円(1巻B)

などなど、文庫を中心に。

(宮地)

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 昨日は、早番で働いた後、新宿リキッドルームへ。ソウルフラワー・ユニオンのライブ。かなり前めの、元気のいい同年代が飛び跳ねてる中で、ちょっとだけ揺れながら観ました。 ほんと良いバンドです。前回と今回とで、すっかりファンになりました。山口洋も前回に引き続き、助っ人ギタリストとして参加、ということで、「本日発売」の『Eagle Talk』も会場で売られていました。昨日アオキも書きましたが、ほうろうでも魂込めて売ってます。どうかみなさん、買いに来たり、聴きに来たりしてください。

 さてここからは今日のこと。昨日のライブの後遺症でちょっと耳鳴りを感じながらの仕事。ソウルフラワー・ユニオン、志もでかいですが、音も無茶苦茶でかいので、そこはちょっとつらいです。今日の品出しの目玉は、

『SOUL ON』 1984年1月号〜1992年11月号 各500円

『SOUL ON』は、音楽評論家(あるいはソウル・ミュージック愛好家)の桜井ユタカ氏が、長年発行し続けているミニコミ誌。かなりディープな雑誌ですが、サム・クック、JB、といった、とっつきやすい(けれども深みへの入口でもある)特集もあります。愛のある、手作りの雑誌です。ぜひ手に取ってみてください。相撲と野球への、愛と偏見に満ちた編集後記もおもしろい?です。通して読んでいたら、いろんなこと(あの試合やあの一番)が思い出されました。

(宮地)

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いよいよ本日CD「Eagle Talk」の発売日。(長くなってしまったけどけど、読んでくださいねー。)

先日買い取った本に、沖縄戦の写真が載っていた。
アメリカ兵が腹ばいになって、銃を構えている。その先には人影もない沖縄の緑濃い風景。おそらく銃口はガマ(洞窟)か何かに向けられているのだろう。そのガマの中では、負傷した者、怪我をした者、ボロボロに破れた絣の着物を身に着けたごく普通のウチナンチューが疲れ果て寄り添って震えているのだ。
とても違和感があるのだ。ボロボロの住民に銃口を向ける武装した兵士は滑稽ですらある。
そしてそのねじ曲がった風景が世界のあちこちに、今も存在している。

「Eagle Talk」という大きなうねりが私たちに与えてくれた出会い。
一人は、2002年5月20日の東ティモールの独立をきっかけに「環音」と言う非営利団体をつくった広田奈津子さん。絵本から飛び出してきたような、可愛らしい女性だ。独立祝賀コンサートに、日本から「ソウルフラワーモノノケサミット」の参加を提案し実現させた。「ソウルフラワーモノノケサミット」は阪神大震災後、被災地での、沖縄やアイヌの民謡、また戦後のはやり唄などを取り入れた演奏活動を、1年間で100回以上おこない、またソウルフラワー基金など現場に即した独自の活動を重ねてきたグループである。
東ティモールでは、彼らと交流した住民が音楽のグループをつくりはじめたりしているそうだ。来年の5月独立1周年目に環音は再び東ティモールに訪れる予定で、その際日本で集めた楽器なども現地に贈るのだそうだ。(今特にバイオリンを譲ってくれる人を探しているそう。どなたか、手放してもいいという奇特な方いらっしゃいましたら、<Mail:horo@yanesen.net,ほうろう>まででも、直接<Mail:waon@c-b.jp,環音>へでも構いませんので連絡してください。)

そしてもう一人は、「Eagle Talk」のうねりをつくり出した張本人でもある、岡田昌さん。彼は実家である三重県亀山で奥さんの桂織さんと「月の庭」と言うオーガニックレストランをやっている。朗読会の準備でドタバタの時に現れた岡田さんは、ピリピリした私たちの緊張感をときほぐしてくれるような、人懐っこい笑顔が印象的だった。
今年の7月28日三重県亀山の布気神社で開催された「ONE PEOPLE CONCERT 2002 IN KAMEYAMA」で、トム・ラブランク氏と山口洋氏、細海魚氏を引合わせ、同じステージに立たせたのが、岡田さんだったのだ。そのセッションで、トム氏、山口氏、細海魚氏の魂は共鳴し、観客とひとつになり、リリースのあてもないまま大きなエネルギーをもってレコーディングへ突入したのだった。
だからそんな岡田さんがやっている「月の庭」は、まだ行ったことはないけれど、きっとオーガニックレストランという枠を超えた、人々のエネルギーの交流の場であり、拠点のひとつであり、ある人にとってはふる里であるような場所なのだ。
岡田さんは、朗読会に来た時に、本を2冊置いていってくれた。
一冊は、タイトルも同じ『月の庭』。本を開くと、「月の庭」にたずさわる、実家の酒屋岡田屋本店のご両親をはじめとする岡田ファミリー、スタッフ、居候、庭のバリ風東屋を建てた建築家、家具職人、陶芸家、蔵元、農家の人々の笑顔や、「月の庭」が出来るまでの歩み、未来食レシピ、岡田さんご夫婦自身のことなどが、溢れ出す。
ほうろうにとって、ここのところ売り上げが振るわなかったり、それに伴ってか、なんとなくどん詰まりな気分だったので、閉じかけた視界をぐぅッとこじ開けてくれる本だった。
もう一冊が、昌さんがつけているウェブ日記を本にしたもの、『マサル大王日記』。行動的な彼の日常が興味をそそる。「ONE PEOPLE CONCERT 2002 IN KAMEYAMA」のことも書かれている。
早速この2冊は、ほうろうにも置くことに決定。


本は2冊とも、すでに14日より店頭に並べています。都内では、入手しづらい本です。環音が音の力で人を結ぶように、本でもそんなきっかけが出来ればと思います。

CD「Eagle Talk」は、夕方5時頃入荷の予定です。
トム・ラブランク氏、山口洋氏、細海魚氏のメッセージと音楽が、閉じている扉をノックし、あるいは、ひとりの心の中の小さな振動と共振し今までより少しでも大きな振動になる、そんなきっかけになることを願います。

(アオキ)

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 今日は仕事は休み。

 天皇杯サッカー3回戦の観戦に西が丘サッカー場へ。これまで一度もJ1のチームに勝ったことのない大宮アルディージャ、東京ヴェルディ1969に挑戦の巻。今季の戦いぶりを観てきた者としては、期待など出来ようはずもないのですが、わずかな希望を胸に行ってきました。
 ところがどっこい、今日は素晴らしいサッカーをしてくれたですよ。こんなゲームが出来るのなら、もっと早くやってくれ、てなもんです。スコアは2−0ですが、それより何よりシュート数19本!攻めて攻めて、ちゃんと点も取って、守る時は集中を切らさず。やればできるんじゃないの。たとえ相手の状態が今一つだったにせよ(王様エジムンド欠場)。
 次はいよいよアントラーズと。何が何でも先制して、一泡吹かせてほしいものです。会場は熊本!なので応援には行けないけれど、勝って帰ってきて、今度は国立競技場でその勇姿を見せてくれることを願っています。

 ところで、今日は、西が丘サッカー場デビューでもあったのですが、ここも良いところでした。形態は大宮と似てます。環境は違うけど。収容人数1万人弱くらい。家からは自転車で約40分。巣鴨から旧中山道沿いにずんずん行けば着きます(板橋区は、思ったよりも全然近い)。
 旧中仙道は、途中、ほとんどが商店街なのですが、有名な「地蔵通り商店街」以外はそれほど人通りもなく、自転車で走るには良い道でした。起伏もほとんどないですしね。びっくりしたのは古本屋の多さ。巣鴨から西が丘までの間に10軒はありました。あと、昔風のパン屋も多かったです。「あんトースト」なんかを売ってそうな店。全体的に昔の建物が結構残っていますし(江戸時代とかの昔ではないですよ)、適度な寂れ具合とも相まって、いい味を出しています。
 帰り道には、庚申塚の手前で「ファイト餃子」を発見。前から噂を耳にしていて、一度行きたいと思っていた店。風情のある店構えに、期待はますます高まりますが、今日は一人なのでパス。代わりにその少し先の「飛切」で、おみやげの鯛焼きを買ったのでした。

(宮地)

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夕方、ご近所在住のライター眞鍋じゅんこさんが、新しく出た本を携えてご来店。
散歩の達人ブックス『うまい江戸前漁師町』、オォッ!。

そうなのです。漁師町。どっこい、生きてる漁師町。私と宮地はこの春、浦安の友人を半ば脅し、潮干狩りを決行したのだった。友人の家には何度か遊びに行ったことがあったし、その友人からも近所は漁師さんが沢山いるよなんて話も聞いていたが、時間が止まったような、日に焼けてやや色褪せたような景色の船溜りに案内され、漁師町の浦安を初めて実感したのだった。
友人の話によると、潮干狩りのシーズンには、私たちを案内してくれた漁師さんが、収穫した貝を友人の家の裏の殻剥き名人の家の前へ置き、殻剥き名人は黙って殻を向き、そこから自分の家が食べる分を貰い、その他を近所の家の玄関の前へ置いておく。すると、その家の者は、あぁ、今日は○○さん漁に出たんだな、なんて言いながら夕餉にいただくのだそうだ。みな、あうんの呼吸なのだ。よそ者の私にはえらくいい話で感動したのだけど、友人はぽかんとしていた。
友人一家とご一緒したその時の潮干狩りでわかったのは、みな漁師さんをとても尊敬している、ということだ。漁師さん、格好いいもの。

じゅんこさんの本を開き、お日さまの下、舟に揺られながら、真っ昼間に飲んだ極楽ビールと、採れたての青柳の刺身の味を思い出したのだった。
ほうろうでも、新刊で取扱います。漁師町がプンプン匂ってきて、ふらふらと出掛けたくなりますよ!
(アオキ)


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見覚えのある若い女性のお客さん。
「あの、今、谷中のぼんフォトで『ボンつう』見てたら、6日の朗読会のことが載ってて‥‥‥。近くに住んでるのに。どんなだったんですか?」
と、少し残念そう。
「奥の棚と、マンガの棚を脇に寄せて、ゴザを敷いて。60人くらい集まったんです。トムさんの朗読、途中からは18日に発売されるCDを一緒に作った山口洋さんと細海魚さんも加わって、とっても、いい感じの朗読会でした。トムさんは大きくって、笑顔がとっても穏やかでした。」
私も残念。せめてもと、『ワンネス』を見せてトムさんの説明をした。
彼女は、ひとしきり吸込まれるように読んで、買っていってくれた。

朗読会にはちょっとだけ間に合わなかったけど、でも、こんな風に静かに、トムさんのメッセージは伝わっていくのだった。

(アオキ)

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 品出し週間3日目。12月なので、出した分だけ入ってきちゃうんですけどね。

 筑摩書房 『小山清全集』全1巻 7800円(増補新装版・初版・帯付き)
 文春文庫 『幸せって何?―マキの東京絵日記―』 藤原マキ 800円(初版・帯付き)
 みすず書房 『罰せられざる悪徳・読書』 ヴァレリー・ラルボー 1000円
 ワイズ出版 『三島由紀夫映画論集成』 3500円 B

 藤原マキは、つげ義春夫人。いつもとは反対の視点から見る、つげワールド。絵も結構エグいです。つげファンは一応読んどいた方がいいのかも。

 あと、最近の『Rockin'on』を36冊出しました。棚に入りきらなかったので、2000年以降のものはカゴ出し。各1冊300円です。

(宮地)


たぬき坂 上に笑うは お月さま (ア)

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 早番で出勤。品出し、昼飯、品出し、品出し。結構いろいろ出したのですが、書名を控えてくるのを忘れたので、今日は品出し情報はなしです(日々録は自宅で書いているので)。

 ちょっとだけ早退して、今日は休みのアオキと、東京オペラシティ・コンサートホールへ。バッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマス・コンサート。素晴らしかったです。月並みな感想ですが、「やっぱりバッハは良いな」「人の声って美しいな」ということを再認識しました。特にメインの「マニフィカト 変ホ長調 クリスマス版」。編成自体はかなり大きめなのですが(管弦楽・合唱あわせて40人以上)、それらが一度に音を出すことはあまりなく、ひとつひとつの楽器と声が親密に会話をしているような部分には、美しいところがたくさんあり、心を打たれました。

 今年の初め頃、ちょっとしたきっかけでバッハの「ミサ曲 ロ短調」に興味を持ち、繰り返し繰り返し聴いたのですが(カルロ・マリア・ジュリー二指揮の盤)、その体験は、これまでバッハと言えばほとんど鍵盤曲にしか接してこなかった僕にとっては、非常に大きな衝撃でした。すっかり虜になり、その後もカンタータを中心に何枚かのCDを聴きました。そういう流れの最後でこういうコンサートに触れることができ、バッハ体験という意味では本当に幸せな一年となりました。ハレルヤ。

(宮地)

私は、平和について思いを巡らしました。タケミツメモリアルはそんなホールでもあります。
コンサートの後は、餃子探検隊に変身して初台の駅一つ先の幡ヶ谷まで足をのばし、「ニイハオ」(正式には漢字表記です)へ。北京風水餃子は皮がもっちり。肉の存在感に、ネギのさわやかさ。焼餃子は水餃子を一度冷ましてから焼くのだそうだ。皮が香ばしい。揚げも美味しかった。個人的好みは、水、揚げ、焼きの順番。美味かった!タケミツメモリアル→「ニイハオ」は定番コースになるだろう。
(アオキ)

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大寝坊。外は雪。ピンチ。
こんな天気の日は当然買取りも少ないので、このところ滞りがちだった品出しに専念する。
買取ってそのまま積みっぱなしの本の山を、とにかく端から掃除しては値段を付けて、棚に並べる。そのくり返し。
スカスカだった本棚が、少しずつ復元されていく。

夕方、団子坂上のバンバンバザールの社長が久しぶりに顔を出してくれる。
社長とは大観音光源寺でのほおづき市のお手伝いで顔見知りになった。
お手伝いには谷根千工房さんも参加しているので、彼は谷根千のことを知りたいと、片っ端から読んでいるのだそうだ。

「いやぁ、寝る前に少しずつ読むつもりが、読み出すといろいろ繋がってきちゃって、あれもこれもひっぱり出して、なかなか眠れなくなっちゃうんだよね。」と笑っておられた。

バンバンバザールの社長は、頭にいろーんなことがたーくさん詰っていて、とにかくすごい人である。私が千人集まって逆立ちしても太刀打ちできないのだ。できるわけないか。

ちょうどその場に、うちのなじみのお客さんで、ほおづき市にも来てくださったり、いろいろお世話になっている谷中在住のKさんがいらっしゃったので、バンバンバザールさんを紹介したのだった。

バンバンバザールは何屋さんかというと、よろずやさんなのである。バザール、なのだ。おまけに、バンドの名前にもなっちゃうくらい、バンバンなのだ。

アオキ

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再生記念。

心を尽くしてくれた人へ感謝の気持ちをうまく伝えられないことは、悔しい。
自分のふがいなさにへこむ。落ち込む。どん底。

しかーし、6日の晩、私はトムさんと山口さんに、“タフであること”を受取っていたのだった。
氷のように冷たい部屋で、見事に再生した。

アオキ

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 トム・ラブランク朗読会。

 ここしばらく、イベントごとをしていなかったので、久しぶりの棚移動。チョチョイのチョイで済むはずが、思いのほか時間がかかり、結局トムさんが到着した時にも、まだ終わりきらず。もう若くはないのだ。少なくとも体は。

 さて、本番。前半はトムさん単独での詩の朗読、3篇。1篇ごとに司会の室矢憲治さんによる簡単な訳が付く。時おり、ふたりの対話。室矢さんの朗読も1篇あって後、『Eagle Talk』より「In de Screet 」を試聴。たとえば広瀬隆の『東京に原発を』に込められていたような主張が、もっとスマートに、より皮肉たっぷりに、表現されているうた。
 後半、『Eagle Talk』で共演している山口洋さん、細海魚さんも登場。「Song of the Revolution」「Cide」「Oneness」の3曲。ふたりの奏でるギターとアコーディオンと、トムさんの深く力強い声による言葉とが、ぶつかり、からまり、ひとつになる。そして最後にもう1曲、室矢さんの呼びかけで、即興によるスポークン・ワーズ。
 すべてがあっという間に終わってしまったけれど、あの場に居合わせた人たちに、きっと魂は届いたはず。ピース。

(宮地)

追記
 開演前、そして終演後には、僕たちスタッフの未熟さゆえの準備不足で、来場された方々にはご迷惑をおかけしました。この場を借りて、お詫びします。

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 トムさん朗読会の準備、佳境。

 今日は、当日トイレへの通路となる部分を塞いでいる本の山の、箱詰めおよび移動と、控え室になる店裏のスペース(ふだん僕らが弁当食べたりするところです)の整理整頓。久しぶりに重たい箱をエッチラホッチラ上げ下げしていたら、ちょっと腰にきました。大事には至りませんでしたが、あぶないあぶない。

 そんなわけで、今日もあんまり品出しできず。朗読会当日に棚がスカなのは堪らないので、明日こそなんとかしたいもんです。

(宮地)

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 前夜、HEATWAVEのサイトのBBSに、トムさん朗読会の告知をしたのですが、早速何件も問い合わせの電話が入りました。おそるべし、インターネット社会。でもまあ、こういう時は本当に頼りになりますね。良い部分だけを上手に使いたいものです。

 さて、トヨタ・カップ。録画するのを忘れて観られませんでした。残念。ただ、この試合、生で観たいとはすごく思うけど、テレビでだったら、まあしょうがない、と諦められるところもあります。たとえばスペイン・ダービーとかが普通に観られるようになった今となっては。ソフトの過剰供給も、幸せだけど不幸だなあ。

 ところで、今日更新された「谷根千ねっと」内『ひろみの一年生日記』もサッカーねた。とても楽しいので、みなさんもぜひ読んでください。いろいろな人のそばに、様々な形でサッカーがあるのです。

(宮地)

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 トムさんの朗読会の準備で、何かと忙しい日々。今日はリスペクト・レコードの方々と最後の打ち合わせ。今回のイベントはリスペクトさんとの共催なので、これまでの自主企画とは勝手が違う部分もありますが、何かと勉強にもなります。この年になって社会勉強してるというのは、われながらどうかと思いますけど。いずれにしても、楽しい会になりそうです。

 そんなこんなで、ちょっと品出しの方が滞っていますが、買い取りでは良い本がどんどん入ってきているので、もうしばらくお待ちください。明日あたりはたくさん出せそうな予感があります。

(宮地)

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 今日はわが家はお休み。

 僕は、エサ=ペッカ・サロネン指揮のN響の演奏会に行ってきました(アオキは家で静養)。サントリー・ホールが毎年開催している「国際作曲委嘱シリーズ」の26回目。サロネンは指揮者として有名な人ですが、今回は作曲家としての登場(もちろん、指揮もするのですけど)。サロネンの自作2曲に、影響を受けた作曲家ルトスワフスキと、将来を嘱望している作曲家田中カレンの作品を、それぞれ1曲。こういう、「現代音楽最前線」といったふうなコンサートには初めて行ったのですが、最近の自分の興味がこちら方向にあることもあって、楽しめました。サロネンさんは良い指揮者です。ただ、作曲家としてのサロネンについては、正直まだよくわかりません(曲としてもっとも気に入ったのは、田中カレンの新作『ローズ・アブソリュート』でした。この人の書く曲はもっともっと聴いてみたいです)。この取り合わせで、サントリー・ホール、しかも全席3000円!にもかかわらず、7〜8割の入り。ちょっともったいない。

 サロネンさんは今週の金・土(12月6、7日)と、NHKホールでの定期演奏会でも振ります。『ペトルーシカ』と『中国の不思議な役人』という、僕の好きな曲をやります。こちらもとても楽しみ。

(宮地)

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松本2003年11月18日(火) 00時14分
古書ほうろう アオキ様。 このたびは本当に申し訳ありませんでした。 なんとお詫びしていいものか、反省しております。 すみませんでした。
古書ほうろう アオキ2003年11月17日(月) 00時08分
お問い合わせありがとうございます。 お返事遅くなりすみません。 当店には、5、7、8号の在庫があります。 現在『12water stories magazine』は休刊しています。 他にもご質問がありましたら、お手数ですが下記宛にメー...
松本康則2003年11月15日(土) 22時37分
初めまして。 『12Water stories magazine』なる雑誌を探しており、インターネットで検索したらここに出会いました。この雑誌はお持ちでしょうか。お譲りできるならばお願いしたいのですがどうでしょうか。また、この雑誌に関...
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