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日々録   2005年5月

このところ何かとご縁があり、お世話になってた工藤和香さんが、『からころ』という冊子を創刊された。きれいな冊子。副題は、「きもの日和 散歩日和」。

そういえば、ここが谷根千だからなのか、近頃きもの姿の若い人、ホントに増えました。そして、この辺は魚屋さんとか、八百屋さんと同じように、ごく日常の中に草履屋さんが何軒もあるから、下駄をふつうに履いてる人も多いです。それはわたしにとっても全く当たり前のこととなっていたのだけど、ある時六本木在住の友人が遊びに来た時、夫婦して不思議そうに私の足元を眺めてたのを見て、あぁ、下駄ってあんまり履かないのか、と気付いたのでした。

えっと、話を戻しますが、『からころ』創刊号は、新潟県十日町を訪ね「明石ちぢみ」や「くびり絣」が生まれる現場を取材しています。反物って、いくつもの丁寧な作業が織り込まれているのですね。
軽いし、散歩のお供にいいですよ。この町に似合う冊子だと思います。

『からころ』創刊号 735円(税込)です。


あと、こちらはわが家で最近楽しんでるブログ「汐見坂より」。5月28日の、うちの店で買ったピート・ハミルについてがおもしろい。

(ミカコ)

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久々に2日続きの日々録です。

先ずはお知らせ。
一箱古本市で当日の助っ人として参加してくださり自転車部隊として大活躍してくれた加福さんが、「古本文句堂」というオンライン古本屋のサイトを立ち上げました。さあ、みなさん、すぐにブックマークしましょう!
第一弾の特集は「安野光雅作品」です。人物紹介から、本のコメント、関連リンクなどまでフォローしてあって、徘徊しても楽しいサイトです。もうひとつのメニュー「対談/インタヴュー」も、お見逃しなく!
千駄木の「豆腐room Dy's」でも、「文句堂」さん一部の古本を販売してます。

「豆腐room Dy's」
文京区千駄木2-48-18 カテリーナ千駄木1F
TEL:03-3824-2447


ここからは、古書ほうろう。
ウインドウを替えました。
前回のプチ杉浦康平シリーズは紹介文を考えているうちに、主力本が売れていったので、日々録では紹介せぬまま終わりますが、無理無理にでも杉浦康平で集めてみようとしたきっかけとなった『天地悠遊「韓国伝統芸術団訪日公演」プログラム』(1575円)は、まだ売れていません。このプログラムのデザインが杉浦康平で、お固いタイトルからは想像できない素晴らしいつくりなのです。韓国の伝統芸能を、図版を豊富につかった美しい構成で、わかりやすく解説してあります。
旅の本の棚に韓国の本を集めましたので、そちらに並べました。どうぞ、手に取って中をご覧ください。

で、新しいウインドウは、元祖ヘタうまイラストレーター、テリー・ジョンスン(湯村輝彦)兄さんです!ほとんどが私物なので、販売しているのは数冊のみですが、非売の本もこの機会にぜひ手に取って中をご覧ください。夏に向けてセクシー気分を盛り上げましょう!
バックミュージック用に、テリー兄さんがライナーノーツを書いているSYLVIAの『PILLOW TALK』も入手いたしましたので、レジにひと声いただければ、テリーワールドを満喫していたただけることお約束します!
テリー・ジョンスン率いるFlamingo Studioはこちら

(ミカコ)

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こんにちは。
心の日記帖には毎日言葉を綴っているので、そんな気がしなかったのですが、ずいぶんと間が空いてしまいました。

火曜日にカエターノ・ヴェローゾのコンサートに行きました。
甘い男というのは苦手だと思っていたのですが、わたし、すっかりメロメロになっていまいました。若い頃のジャケットしか見ていおらず、つい先日新しいアルバムの老いた顔にびっくりしたばかり。しかしステージに現れた彼のその声は、齢還暦を過ぎてなお美しかった。
小鳥のように繊細で、海のように深く、澄んだ青空のようにどこまでも高く、そして甘く。
隣に座った夫を置いて、私のハートは遠くブラジルに飛んだまま、今日に至るまで戻ってきていないのだ。

そんなむき出しの心を抱えたまま、今日は楽しみにしていた水族館劇場の木馬亭公演「谷間の百合」へ。
入る前、受付の横にきれいな紫色と、グリーンの冊子が売られており、何だろうと手にしたら、高明哲追悼集とあった。高さんと云えば、あの車掌さんも高さんだけど。追悼集という意味が解らない。高さんがどなたかに寄せているのか。
表紙を開けたら、そこにはお芝居をしている高さんの写真が。
亡くなっていたのは、高さんだった。
すぐには受け入れられない、受け入れたくない事実が、むき出しの心に突き刺さってきた。去年の公演にはいらっしゃらなかったけれど、舞台に立つ高さんの姿は、独特のかなしげな調子の声とともにいつでも鮮明に甦ってくる。

一昨年の「虹の都」の、立ち上げ会でお会いした。水族館劇場の合宿所に、高さんも岡山から駆けつけていた。時間が遅くなり、私たちが合宿所をおいとましたところ、高さんと一緒になり、どこの駅だったか思い出せないのだけれど、最寄り駅まで水族館の方に車で送ってもらった。高さんは、その日はまた岡山へ帰るのだと仰っていた。宮地も私も人見知りのうえ、相手が役者さんとなると、緊張してしてあまり上手く話せなくなる。その時も何の話をしていたかはあまりよく覚えていなのだが、高さんの律儀な受け答えとか温かな雰囲気は、今でもはっきりと残っている。
不思議なのは、たぶん日はとっぷりと暮れている時間だったと思うのだけれど、記憶に残っているホームで電車を待つ間の高さんの格子柄のシャツは、日なたの景色の中にある。

そんなことを思い出しながら。
「カジノ・フォーリー 水族館レヴュー」、「谷間の百合」。

遅ればせながら、川端康成の『浅草紅団』でカジノ・フォーリーに連れてってもらったところだった。そんな年に木馬亭公演だったのは、とても嬉しく、昼の日中の浅草がぐっと私に近づいてくれており。
そして今日は何より千代次さんの迫力に打たれました。


高明哲さんのご冥福を心よりお祈り申しあげます。
(ミカコ)

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こんばんは。
一箱から一週間とちょい。のぼせた頭も冷め、すっかり日常に戻りました。
いつもは身体を動かしたその日の夜から筋肉痛が始まるのが自慢だったのに、今回初めて三日目に身体が鉛のようになったことにショックを受けています。

すでに宮地が当日のレジ日記を書いているので、重複しないところを備忘録代わりに、遅ればせながらほうろう前専従番日記。
何はともあれ、ほうろう前に箱を出してくださった、水牛さん、Embryo Conceptsさん、莚司堂さん、古書肆助教授さん、トランジスター・プレスさん、古本「T」さん、いきがりやさん、Tagediebさん、K&Kさん、持ってけ泥棒!さん、書凾アクアリウムさん、立石書店一函部さん、谷根千・確連房文庫さん、ジギタリスブックスさん、すむーす堂さん、ビッグピンクさん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

10時、集合して、点呼、簡単な説明、店番の順番決めの後、いよいよ箱並べ。
並べ方は、お客さんとマンションの住人の方の動線を考え、ウインドウ前と、少し離して縦に三列。店番席は、古本の看板の下あたりへ。
とりあえずその線で好きな位置へ箱を置いてもらうが、箱を閉じたままだと全体像がつかめないので、お店の形態を作ってもらう。
徐々に開いていく箱を見ているうち、それまでの蓄積した疲れが吹っ飛び、ガードレールにもたれ私は恍惚状態に陥った。すべての箱からオーラが出ていたのだ。大袈裟でなく。あぁ、もうこれでいい。こんなにすばらしいお店が並んで、それを見ることが出来て、もうこれでいいと。みかん箱ひとつ分の小さなスペースが、こんなにもひとつひとつ個性的になるとは、正直思っても見なかった。箱を用意できない人も結構いるかもと、予備をかなり用意してたくらいだから。
いろいろなポスターで箱全体にコラージュしてあったり、折り返しのところに丁寧に店名を書いていたり、布巻き派も、麻布、きれいな色の布、牛柄の布といろいろだし、かっこ良くデザインされた看板や、よしず風の看板、トランク派もいる。だから段ボール箱をそのまま派も個性的に見える。
しかしこれで終わるわけにはいかない。今日は、これから。

ほうろう前は店主さんがたくさんいらっしゃるので、店番は一時間二組ずつの交代制に。
11時の開店直後からお客さんが押寄せ、いきなりお財布だけではスリップが入りきらないということになって、立石書店のイチローさんのエプロンをお借りする。お財布係と、スリップ係に別れてスリップはエプロンのポケットで管理することに。一箱ふたり店主さんも多かったので、本来は専従の仕事であるスタンプ係も分担してもらう。
交替の時にお客さんが途切れることが少なかったため、みなさんあまり心の準備ができないまま店番に突入していくことが多かったが、前の方が手伝ったりしながら特にトラブルもなくスムースに運んでいた。ただ、立ったまま店番をしていたので、財布の紐で首が痛いという意見は多かった。それと、小銭が増えて重くなるとお財布が不安定で怖いという意見も。
私は、ご近所の方や常連さんが何やってるのと訊いてくださったときに、地図をお渡ししながら説明したり、取材を受けたり。
合間にチラチラと箱の中も見て回るのだが、無駄に気が張りつめているせいで、私の頭はカーッとなっていて、タイトルが全然頭に入ってこないという悲しい状況。それでも、最後まで残ってたら縁があることにして買おうと思った一冊があったのだけど、それは私より縁のある方に拾われていった。
スタンプラリーも思ったよりもずっとたくさんの方が回ってくださって、本を買わない人でも楽しんでいただけたのはよかった。こちらで用意したチラシとは別にノートに12個のスタンプを集められてる方もいらっしゃった。

4時少し前に、イチローさんがスリップ仕分けしとこうか、と云ってくださったのでお願いする。ちらりと覗くと、店主さん別に仕分けされても尚分厚いスリップの束におののく。
夕方になって少しお客さんの数も落着き始めるかと思いきや、売りつくしの値引き狙いか、相変わらず人が絶えない。さっき見たスリップの束を思うと、6時からではとても計算が終わりそうもないので、5時に自転車部隊と専従を交替してもらうことに。現れた南陀楼さんに売場をお願いし、新たに売れた分のスリップを持って店の奥に籠る。戻ってきた小森くんにも手伝ってもらう。スリップの枚数を数え、合計額を出す、を繰返す。2回、3回と検算。何か手伝いましょうか、と声を掛けてくださったイチローさんにも、検算部隊になっていただく。遠慮してる余裕もなかった。
5時50分に一度外に出て、店主さんたちに閉店準備を呼びかけ、閉店まで立ち会い、また計算に戻る。
店の方からは、シャッターを閉める音、会場作りの指示を出す宮地の声、店主さんの何人かがヨッコラショと棚を移動してくださるかけ声、桂さんのマイクテストの声などが聞こえてくる。焦る。時計を見る。針がものすごい勢いで進んでいる。いつもの5分が15分くらい進んでる。焦る。
そんな状況なのに、一枚一枚のスリップを見ながらジーンとする。50円均一でスタッフを騒然とさせていた持ってけ泥棒!さんのスリップは風呂敷柄で笑えたし、看板と同じくグラフィカルでカッコいいスリップ、何種類かのデザインを使い分けてるスリップ、シンプルな万年筆書きも素敵だったし、写真をプリントしたスリップ、テーマカラーで統一したスリップ、イラストの入っているのもあった。
普通新刊の本に挟まっているスリップは書店が回収してしまうものだから、今までにこんなに手の込んだスリップは見たことがないのだと、そのとき初めて気がついた。(遅い!)もっと、これらのスリップに日の目を見させてあげたかった。ともかく今回は会計時の間違いを少なくするため、あえてスリップは店主さんに戻す方法をとったのだけど、こんなことなら、予備のスリップを持ってきてもらって、各売場で即席でも展示すればよかった・・・。思いつくも、時すでに遅し。ううー、これには、後悔。とても後悔。

どうにかこうにか無事計算が終わり、お待たせしてしまった店主さんたちにひとりひとり売上げをお渡しする。いやいや、スゴい。みなさんよくお売りになりました。私はさんざんな結果でしたが、みなさんが嬉しそうだったので、私も嬉しかったです。始終私がドタバタで、ほうろう前の店主さんたちは不安に思われたこともあったかと思いますが、みなさんのおかげで何とか無事に古本市を終えることができました。どうもありがとうございました。


あとこれは、10日経過していろいろな方の日記などを読んだりしながら感じたこと。
今回のイベントにあたっては、ブログで呼びかけたり、スタッフ間や、店主さんとやりとりも時間帯を気にしなくていいのでほとんどがメールだったりと、準備の段階でネット社会を駆使し、ネットでの繋がりがあってこそ実現したとも云えるのだけれども、最終的に、人と人が直接お互いの顔を見ながらモノの売り買いするという原点に立ち戻れたのはおもしろかったなぁと思いました。



おまけの言訳の惨敗日記
わが萬福亭古書部は、私が足を引っ張った。惨敗の古本屋。

数ヶ月前に宮地が仕入れてきた『仕事場対談 和田誠と27人のイラストレーター』という本に、私の好きなテリーさんとささめやゆきさんが載っていたので、横取りして読んでいたら、舟橋全二という人の「BLACK&WHITE」という作品集の中の眼鏡を持った手のシンプルな切り絵作品に雷に打たれたようになってしまったことがあった。ちなみにこの人はささめやさんのいとこ。それ以来私は切り絵熱に浮かされ、安い切り絵の本があると買っていた。いつか、店に切り絵の棚を作ろう!
でもって店には徐々に並べていたのだが、これがさっぱり売れないのだった。どうやら私みたいな切り絵熱人口は少ないのだった。しかも安く買えるのは切り絵入門、とかだから。
でも、一箱古本市には、ひょっとしたら切り絵好きの人が一人くらいいるかもしれないと、なぜか淡い期待を抱いてしまった。ひとつくらい、妙な箱があったっていいじゃないか。淡い期待は妄想になり、妄想は止めどなく膨らみ、いつしか萬福亭の私の分は切り絵と型絵で勝負することで決めていた。
しかし計れないのは自分の気持ちで、色づけに仕立て上げようとした川上澄生(切り絵じゃないけども)は、前日深夜になって、そういやあんまりよく見てなかったなぁと、急に自分用にしたくなって引っ込めた。足りなくなった分は急遽本棚を漁り、もうてんでバラバラ。小さな箱の中で、宮地の本と私の本が仲悪そうに並んでいるし。そうこうしているうちに、寝ないとほんとうにヤバくなってきたので、まる投げ。あっさり寝たのだった。
そして、見事に私のメインは売れ残ったのだった。一冊は谷根千の剪画でおなじみの石田良介さん署名入りだったので、たとえ入門書でも売れるんではないかと期待していたが、販売努力不足。ズブズブ。
あー、情けな。
一箱からやり直せ、と自分に云いました。

そうそう、萬福亭という名前は大喰らいのわが家の別称。この名前でもう少し遊べたらいいなと思ってるんですが。惨敗。
(ミカコ)

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 さきほど、一箱古本市当日分の日記をアップしました。ちょっと長いですがお時間のある方はこちらから。

 さて、ゴールデン・ウイークも残り3日。古本市の日にお客さんが集中したということもあるのでしょうが、昨日一昨日と店の方はかなり暇でした。店内にはあの日の熱気が文字通り停滞していて、終始まったりとしたまま。とはいえ、それはお客さんが少ないというだけで、仕事は忙しかったです。特に昨日は谷間の平日だったこともあって、ほとんど古本市の残務整理で終わってしまいました。遠方より箱のみ参加された方に売れ残った本を送り返したり、釣銭用に用意した小銭を銀行に入金するためにひたすら数えたり、谷根千工房にお借りしていた椅子や電卓を返しにいったり。往来堂の笈入さんとは2回、オヨヨさんとも1回会って、あるべきものがあるべき場所へと戻りました。しかし、あんなに大量の小銭を数えたのは生まれてはじめてでしたよ。あと、ひとつ肝を冷やしたのは、店の前のまさにあの日数々の箱が並んだスペースで、昨日新たな塗装工事が行われたこと。そんなことをするなんてまったく聞いておらず、巨大な足場が解体されてすっかり安心していたのですが、いやはや30日じゃなくてほんと良かったです。

 で、ここからは今日の話。朝は8時に起きて古本市当日の日記を書きはじめ、溜まりに溜まった洗濯をして、久しぶりにお米も炊いて、14時過ぎに出勤。こうした家でのあれこれを日常に戻したのが功を奏したのか、今日は店にもゴールデンな雰囲気が戻ってきて、一安心。久しぶりにまとまった品出しもし、本日の品出しもほぼ1週間ぶりにアップしました。

(宮地)

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一日の日記に書ききれなかった一箱謝辞。

ペンギン写真家の高野ひろしさん、銭湯写真を展示してくださった大沼ショージさん、一箱の店主にもなりイベントで歌ってくださった桂牧さん、みんなが大喜びのスタンプを12個も彫ってくださった藤本和也さん。
賞のプレゼンターとなってくださった、岡崎武志さん、古書現世のセドローさん、書肆アクセスの畠中さん、谷根千工房さん。
その他、自主的にMAPやチラシを配ってくださった方々もたくさんいらっしゃいました。
どうもありがとうございました。


専従スタッフとして売場張付きになってくださった、往来堂から内沼さん、市川さん、オヨヨ書林から三五さん、内沼さんのブックピックオーケストラから川上さん、榎本さん、井上さん、谷根千工房の山崎さん、谷根千org.の提供もしてくださった谷根千ねっと管理人の守本さん、宮地の友人小川くん、直前に声を掛けてくださって、張付き件自転車部隊として大活躍の文句堂の加福さん。
景品づくりなどを助けてくださった店主の方々。
みんなに憩いの場所を提供してくださった月夜と眼鏡さん。
そうだ、当日往来堂とオヨヨ書林の店番に入ったアルバイトの方も、お疲れさまでした。

ほんとうに多くの方々に支えられたイベントでした。
どうもありがとうございました。


続いて、実行委員は、こんなことしてた編。

小森くん、小田木さんとは、ふだんはユルユル付き合いなのだけど、不忍MAP制作では、最終的に小森くんの仕切りがカナメだったし、小田木さんは締切に追われながら、色をつけたり、イラストの配置などのデザインをしてくれていた時、後から聞いて驚いてしまうほど、体調を崩していたのだった。ふたりとも、プロの素晴らしい仕事を見せてくれた。
一箱当日は、小森くんは自転車部隊として、本当に細やかな気配りで身動き取れない専従スタッフの手足となってくれた。ほうろう前の集計の時も、テキパキと助けてくれたのだった。小田木さんは久しぶりに顔を出してくれて、元気そうでよかった。
地図もイベントも、このふたり無しでは、ありえないものでした。どうもありがとう。

谷根千のサトちゃんは、いろいろ意味でパイプ役になってくれた。潤滑油です。一家にひとりサトちゃんだよねー、とわが家で何度会話したかわからない。サトちゃんのメールが来ると、追込まれてピリピリしてても、ふわっと和んでしまうのだった。だから、短いメールも、何度も読み返したりしてました。地図を作る時の挨拶回りなど人よりもたくさんの仕事を、コツコツと、実にさりげなくこなしてくれました。チラシとスタンプ帳を一緒にしてはどうですか、と大胆かつ堅実なアイデアもサトちゃんだった。

往来堂の笈入さんは、素晴らしく柔軟な方だった。いくら往来堂さんでも、街なかの新刊の本屋さん前で古本市ってゆうのは、どうなのかなぁと、初めの頃私はちょっと心配していたのだけど、いいですよ、やりましょうよ、といつでもサクサク話を進めてくださった。地図掲載店の場所確認などの分担作業から、他のスタッフの苦手分野の大人の挨拶回りとか、印刷物の受取りとか、サックリ、爽やかにこなしてくれていたのだった。
一箱表彰イベントが終わり、店主の方達が帰り、スタッフだけになって、もう誰もがくたくたのヨレヨレで釣銭を数えてたら、いきなり両拳を上下させながら、ビール!ビール!ビール!ビール!と、壊れてしまった笈入さんは忘れられない。

超然としてて、一言でみんなを骨抜きにしてたオヨちゃんも、分担作業はもちろんのこと、サイトの構築から、更新まで、すべてひとりでやってくれていたのだった。いくらバイトの方がいらっしゃるとはいえ、短期間に仕事が集中してしまい、そうとう無理があったんじゃなかろうかと思う。
一箱終わってほうろうにやってきた時、この4ヶ月であんなに憔悴したオヨちゃんは初めてだった。

みなさんお疲れさまでした。


最後に。
今回大家さんになっていただいたお店は、誰かの顔見知りというところが多いのですが、それにしても何の企画書もなく口頭の説明だけでみなさんが快諾してくださったのには、感謝するとともに、正直驚きました。地図に掲載させていただいたお店の方々もみなさん、頑張ってね、応援してます、と声を掛けてくださり、大きな励みになりました。
お店を回りながら、こんな突拍子もないことを始めても地元が協力的なのは、雑誌『谷根千』が20年以上もの間、人と人を繋ぐ役目を果たしているのだなぁと、改めて、谷根千工房の方たちが積み上げてきたものの大きさを感じることが出来ました。

(ミカコ)
ごめんなさい。それぞれの方のリンクは、出来たら追々はってゆきます。

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不忍ブックストリートの「一箱古本市」は、お天気にも恵まれ、予想を遥かに上回る大盛況で、無事終了いたしました。

ふだんうちの店をご利用くださっているお客様がたくさん来てくださり、とても嬉しかったです。
遠方からお越しくださったお客さま、75箱の店主のみなさま、何だかよく解らない試みだったのに快く店先を提供してくださった、花歩、やなか珈琲谷中店、月夜と眼鏡、乱歩、Recherche、青空洋品店、ギャラリーKINGYO、カフェNOMAD、花影抄のみなさま、後援となってくださった谷根千工房のみなさま、助っ人として支えてくださったみなさま、温かく見守ってくださったご近所のみなさま、ほんとうにどうもありがとうございました。
お客さんも、店主さんも、終始みなさん楽しそうだったのが何よりです。私もヘトヘトだったけど楽しかった。

また私事ですが、プレッシャーに弱いためへぼへぼで、ほうろう前に出品された立石書店の牛イチローさん、奥さまには、大変お世話になってしまいました。スリップの仕分けから、計算に至るまで、イチローさんがいなかったら、どうなってたかと思うと恐ろしいです。ありがとうございました。
他の出品者の方達も、私がいろいろ指示することもなく、的確に動いてくださり、また、イベント前には疲れているのに店内の棚の移動まで手伝ってくださった方もいらっしゃって、ほんとうに助かりました。

お互い個々には知ってても、初めての顔合わせとなった昨年の忘年会から4ヶ月。
11月のブックオフショックで気分が沈んだ時には、まさか5ヶ月後にこんなに楽しい催しが出来るとは思っても見なかったです。
11時前、私担当のほうろう前の17箱のお店が開いたときには、(大袈裟でなく)宇宙的な広がりを感じ、一瞬目が眩んでしまいました。発起人の南陀楼綾繁さん、内澤旬子さんは、スゴいと思いました。すべてはおふたりから始まったのですから。どうもありがとうございました。


古書ほうろう自体はどうだったかというと、初めのうちは外ばかり人集りで、店内はピューと寒い風が吹いてましたが、次第に外の人が流れるようになり、レジで大わらわの宮地が見えました。素晴らしい光景でした。特に、均一の棚にお客さんが群がっていたのが印象的でした。
でも、こんなに賑わっているのに、外の箱見た近所さんにはやっぱり訊かれちゃいました。「どしたの?お店閉めちゃうの?」って。

(ミカコ)

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