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日々録   2004年9月

こんにちは。すっかり、間を空けてしまいました。
暑い夏を乗り越えた安堵感か、残暑に身体が音を上げたのか、家に帰って食事を済ますとそのまま座椅子でウトウトしてしまう日々が続きました。
さぼった間の出来事、憶えてるのだけ。

三百人劇場「前田陽一」は、『にっぽんぱらだいす』がとても面白かった。

4日、東京ステーションギャラリー『真鍋博展』。緻密な仕事と、生涯湧き続けたアイディアの泉に圧倒され、宮地は早速店のウインドウに、SFマガジンを並べた。

7日、『アド街ック天国 根津・千駄木編』の取材。谷根千工房の皆さんが見えて店内を撮影。10月23日放送予定、乞うご期待。

12日、天祖神社祭礼。例年通りの連合神輿の他に、44年ぶりに本社神輿の出御で賑わった。朝7時に宮出された大神輿が、各町会に順々に受継がれ、夜7時の無事に宮入した時には感動的だった。大神輿、宮地は少しだけ担ぐことが出来た。

16日、ロゴスギャラリーで開催中の古書日月堂さんの企画展『印刷解体』。
たまたま数ヶ月前、文京ふるさと歴史館の川口さんから『活字』という冊子をいただいた。それは小石川にある猪瀬印刷という印刷屋さんの活版部門の廃止が決まり、活字も処分されるということで、1999年から2001年の活版部門の状況を川口さんを含む有志の方々が取材してまとめた記録集で、全くの素人のくせに私は、整然と活字が収められた木の箱「すだれ」が両側にそびえる見開き頁の写真を舐めるように見、そのひとつひとつの活字の重さや、部屋に漂うインクの匂いを勝手に想像しては悦に入っていた。
『印刷解体』で、実際に手にすることが出来た活字は、想像以上にずっしりと重く、文庫サイズの文撰箱でも全部埋めるとかなりの重さ。活字はバラ売りしていたので、早速選び始める。残念ながら「古書ほうろう」は同じ字体や、ポイントで揃わなかったので、「古・本・買・い・ま・す」「高・価(旧字体)・買・入・!」を購入。そのうち、名刺代わりの栞に使うつもり。しかし、この文撰という作業、それぞれ「すだれ」の枠に字は書いてあるのだけど、並んでいる活字は当然反対に彫ってあるし、更に横向きに入れてあるので、一目で判読できない。終いには吐き気すら覚える大変な作業だった。
夜は、下北に出て地ビールの店「蔵くら」へ。空き腹に、ビール、ビール、ビール。止めはベルギーの、その名も悪魔「DUVEL」で、私クラクラ。ほーんとにクラクラ。

18、19日は、根津神社大祭。千駄木三丁目北町会からも、今年は二年に一度の神輿渡御。今年は若い人たちがぐんと増えて、元気なお祭りだった。谷根千乱歩号ですっかり著名人になった小森君もおととしに続き参加。肩、相当痛いけど、楽しかった。再来年は根津神社300年の大祭だそうだ。

今日、モクローくんの日記読んでビックリだけど、私にも保険屋が来た。そういう歳なのだな。そして私も、半年ごとに掛け率が高くなるから、誕生日の関係で今月中に決めないと、と迫られた。これが手なのだな、きっと。
で、思ったより仕事捗らず。

(ミカコ)

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取り急ぎ品出し情報のみ。
今年の台風はなかなか熱帯低気圧にならない。
18号も遠のいたようだが依然風が強い。

筑摩書房『昭和二十年東京地図』
文 西井一夫/写真 平嶋彰彦 1986年 3150円

日本放送出版協会
『幻景の東京下町 森義利の[少々昔の図絵]より』
監修 小木新造/聞き書き 沼田陽一 平成元年 1890円

原書房『天井桟敷から江戸を観る』渡辺豊和 1991年 2100円

平凡社 イメージリーディング叢書
『江戸 失われた都市空間を読む』
玉井哲雄 1986年 B(シミ)1155円

講談社『東京の横丁』永井龍男 1991年 2100円

草思社『江戸の町』
内藤昌 著/イラストレーション 穂積和夫 
上下揃 1982年 2100円

精選復刻紀伊國屋新書『日本の子守唄』
松永伍一 1994年 1575円

他にも昨日今日と、裏の在庫から棚卸しで出てきた江戸東京関連の本出しました。
(ミカコ)

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 しばらくお休みしました。3日間にわたる棚卸しの疲労抜け切らず、自宅で仕事をする気分には到底ならなかったので。昨日一昨日とお休みし、英気を養ったので、本日より復活します。

 今日は日曜なので、出勤は12時。昨日に引き続いての雨、買取りもなかろうと、品出しにいそしみました。

 中公文庫『韃靼』衛藤利夫 1050円 B蔵書印 初
 中公文庫『南海一見』原勝郎 840円 Bしみ 初
 中公文庫『歴史家の旅から』坂口昴 1050円 初
 中公文庫『回顧録』牧野信顕 上下1680円
 角川文庫『サランボオ』フローベル 全2巻 1470円 函
 角川文庫『エジプト人』ミカ・ワルタリ 全3巻 2100円 函
 新潮文庫『ポップ・ヴォイス』ジョウ・スミス、三井徹 訳 1050円 初帯
 岩波文庫『鴎外の思い出』小金井喜美子 525円

 法律が変わり、この9月より、ほうろうでも消費税をお預かりせざるを得なくなりました(従来年間売上げ3000万円以下免除だったのが、1000万円以下になったため。新年度より適用のため、8月決算の当店では9月よりの施行となりました)。税込み総額表示になったため、今後半端な値段が増えますが、どうかお許しください。

『ポップ・ヴォイス』は、副題「スーパースター163人の証言」。訳者の名前からもおわかりでしょうが、ポップ・ミュージックのスーパースターへのインタビュー集です。著者は知らない人ですが、EMIの元重役だそう。文字通りのスーパースター(たとえばミック・ジャガー)へのものも当然多いのですが、およそスターとは言いがたい制作サイドの人々の証言も少なからず含まれており(たとえばケニー・ギャンブル、ラモント・ドージア、ジェリー・ウエクスラー、クライヴ・デイヴィス)、読み応え十分です。オリジナルのアメリカ版には200人以上のものが収録されていたそうで、日本向けに誰が削られたかというのも興味深いところです。

『鴎外の思い出』は、鴎外の妹、喜美子が、戦後「日本古書通信」に連載したものをまとめたもの。森まゆみさんによる解説(20頁!)を読み、喜美子の人となりについて、少しわかった気になりました。結婚後は、駒込曙町に新居を構えたということ。日々鴎外図書館に通う自分とは、結構行動範囲が重なっているわけで、意味もなく親近感を抱きました。

『韃靼』は1時間もしないうちに売れてしまい、もうありませんが、本日の目玉のつもりだったので、書き残しておきます。

<本日届いた古書目録>
 古書現世『逍遥』

 初めてのコーナーです。出勤したら郵便物の中にありました。思いがけない贈り物のようでうれしい。セドローくんこと向井透史さんの店番日記が最高に面白いので(これぞ古本屋気質!)、どこかで入手してぜひ読んでください。あと、これとは別の毎日更新される日記も、早稲田古本ネットで再開されています。そちらもぜひ。もうひとつ、向井さんが連載中の「未来」最新9月号も入荷しています。こちらは無料ですので、ご来店のうえお持ち帰りください。

<今日店でかけたCD>
『ALTON & HORTENSE ELLIS』

 久しぶりに聴いてその素晴らしさに震えた1枚。スタジオ・ワン制作のロック・ステディ。広く深いジャマイカ音楽の世界のなかでは、どちらかと言うと重く暗いものを好みがちな僕ですが、この明るい音も欠くことのできないものです。もっとも好きなオルガンの音がここにあります。

(宮地)

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