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日々録   2003年10月

 遅番で出勤。いつも良い本を売りにきてくださるお客さんから「いっぱい買ったからみんなで食べましょう」と、ひとり1個柿をいただく。うれしい。
 昼食後は、今日も淡々と品出しにつとめ、21時頃からは、明日からの「山崎一夫装丁本 格安フェア」の準備。一夫さんが装丁された本は、どれもすっきりとしていて、押し付けがましいところがなく、それぞれの本の魅力を上手に引き出していて、僕は好きです。内容的に優れた本もたくさんありますし、一夫さんと縁があった方もなかった方も、ぜひ足をお運びいただき、手に取って見ていただけるとうれしいです。あと、なにしろ格安なので、結構すぐに売れていってしまうと思われます。なるべく早めのご来店をおすすめします。なお、今回はこういった趣旨の企画ですので、背取りはご遠慮ください。場所は入り口すぐ右手の2棚とショーウインドウです。

 以下、本日の品出し情報です。

 岩波書店『山川菊栄集』全10巻別巻1 16500円(初版・月報揃い)
 大和書房『思想としての風俗』芹沢俊介、玉木明、藤村厚夫 編著 1000円 B
 河出書房新社『差異と反復』ジル・ドゥルーズ 4000円
 平凡社ライブラリー『ジョイスとケルト世界』鶴岡真弓 700円
 ロッキング・オン『beck traverogue』 1500円(初版・帯)
 マガジンハウス『BRUTUS』1985年4月15日号「がんばれ文学」500円
 青土社『ユリイカ』1998年8月臨時増刊号「総特集 怪談」800円

『思想としての風俗』は、1984年の1月から85年の12月まで24冊刊行された風俗批評『ばば』に掲載された文章を集めたもの。無名だった時期の斎藤美奈子の文章が読めます。愛人バンク、糸井重里、池田理代子不倫騒動などについて、全9本。
『BRUTUS』の「がんばれ文学」は、ねじめ正一が作った100個ほどの同じ質問に、村上春樹、高橋源一郎、島田雅彦がそれぞれ答える、といった、いまでは考えられない企画が実現されていて楽しめます。質問自体は下らないものばかりですけどね(「女と温泉に行った回数は?」とか)。

<今日店でかけたCD>
『ジンターナショナル』大工哲弘
『月光石のしっぽ』こまっちゃクレズマ
『ライブ・アット・ザ・ボトム・ライン』ローラ・ニーロ

『月光石のしっぽ』は当店にて好評発売中です。興味のある方はレジで一声かけてください。いつでもかけます。

(宮地)

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 今日も遅番(今週はずっと)。平日にしては買い取りの多い一日。もっとも僕の担当分は少なかったため、計算はアオキと山崎に任せ、黙々と品出しに励みました。読書の誘惑にも耐えました。

 みすず書房『ふたつのナショナリズム』有田英也 4500円
 音楽之友社『ヒマラヤの楽師たち』田村仁(写真)藤井知昭(文) 1200円
 百華苑『妙好人 因幡の源左』柳宗悦・衣笠一省 編 1000円
 現代教養文庫『万葉の旅』犬養孝 全3巻 2400円(函付き)
 ちくま文庫『アカシア・からたち・麦畑』佐野洋子 600円(初版・帯)
 福武文庫『わたしが妹だったとき/こども』佐野洋子 600円(初版)

などを出しました。上記以外では佐野洋子と一緒に出した谷川俊太郎の品切文庫数冊や、ひと昔前のフェミニズム関連書十数冊が主なところです。

<今日店でかけたCD>
『トライング・トゥ・リヴ・マイ・ライフ』オーティス・クレイ
『Hi Records : The 45's Collection』Vols.1+2
『リオ』ポール・ウィンター

(宮地)

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 遅番で出勤。今日も明るいうちは暇でしたが、夜になってやや持ち直し、安堵。下記のものなどを品出し。

 晶文社『投書狂 グレアム・グリーン』クリストファー・ホートリー編 2200円(初版・帯)
 白夜書房『UKADAN DELUXE』憂歌団 1000円 B(初版)
 平凡社ライブラリー『モーツァルト いき・エロス・秘儀』井上太郎 700円
 法政大学出版局『論理哲学論考』L・ヴィトゲンシュタイン 1750円

『投書狂 グレアム・グリーン』は、彼が新聞や雑誌に投書した文章を集め、その背景や顛末について記した本。仕事中、何編か拾い読みしたのですが、これが面白い。帯のコピーは「飲みすぎるとつい、おかしな投書をしたくなるんだ」。おすすめします。

<今日店でかけたCD>
『EVIDENCE』STEVE LACY WITH DON CHERRY
『A NEW PERSPECTIVE』DONALD BYRD BAND & VOICES
『IT'S LIKE THIS』RICKIE LEE JONES

 日本盤はカタカナで、輸入盤はアルファベットで表記することにしました。

(宮地)

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 遅番で出勤。雨で暇な一日でした。品出しの傍ら、真崎守の『はみだし野郎の伝説』を読んだのが最大の収穫ですかね(昔の小学館文庫版。とりあえず1巻の「子守歌」のみ)。もっと若いときに読みたかったなあ、これ。

 22時過ぎ、常連のお客さんに「この前図書館にいらっしゃいましたよね」と声をかけられました。「本屋さんでも本借りるんですね」と。まあ、僕の場合、CDの利用の方が多いのですけど、本も借ります。店にない本はもちろん、たとえある場合でも、家に持ち帰るとしばらくはそのまま積読になってしまいがちなので。文京区の図書館は、1館ごとでなく、全館セットで考えてまめにリクエストをすれば、かなり使えますよね、などとしばし図書館談義。荒川区や台東区のようにインターネットでの検索・予約ができればなお良い、というのが共通の希望でした。

 以下、品出し情報。

 大和書房『夢でない夢』天沢退二郎 3000円 B(初版・帯)
 リブロポート『サン=ジェルマン=デ=プレ入門』ボリス・ヴィアン 
4000円
 国書刊行会『上田秋成初期浮世草子評釈』森山重雄 4000円
 新潮社『幻想薔薇都市』加藤周一 1200円(初版・帯・函)
 東京書籍『トム・ウェイツ全曲解説』ケン・ブルックス 1000円
 ミュージックマガジン増刊『NU SENSATIONS』 1200円
 新潮文庫『文章読本』中村真一郎 500円(初版)
 光文社文庫『麻(ヘロイン)薬』三留理男 500円

『夢でない夢』は装画の佐伯俊男、装丁の中島かほる、ともに素晴らしい仕事をされていて、手もとに置いておきたくなる本です。特に佐伯俊男は挿絵の数も多く、ファンなら持っていたいところ。
『NU SENSATIONS』は副題「日本のオルタナティヴ・ロック 1978-1998」。小野島大の監修。ありそうでなさそうなレコード・ガイドです(たぶん)。

新コーナー!
<今日店でかけたCD>
『トラヴェシーア』ミルトン・ナシメント
『オーガスト』サラ・ジェーン・モリス
『I WAS THERE, I'M HERE』鈴木祥子

 こういうコーナーを突然始めることにしました。一日3枚、タイトルのみでいきます(本当はコメントを添えた方が良いのですが、そうすると続かなくなってしまいそうなので)。

(宮地)

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 壁を削るドリルの音で起床。浅い眠りの中、たくさんの短い夢をみました。

 さて、今日は遅番だったのですが、出勤前にアオキと丸ビルに行ってきました。「私の好きな東京」というフォトエッセー展が開催中なのですが(29日まで)、『谷根千』の仰木さんも文章を寄せているということを伺い、読みにいったのです。谷中墓地のお話でした。

 出勤してからは比較的まじめに働きました。日本シリーズに伴う暇な時間にせっせと品出しした成果の一部が以下です。

 立風落語文庫『高座奇人伝』小島貞二 500円 C(カバー不良)
 岩波現代選書『ヴェネツィア』W・H・マクニール 1200円
 みすず書房『チーズとうじ虫』カルロ・ギンズブルグ 1350円 B
 彌生書房『百蟲譜』奥本大三郎 編著 1500円 B(初版・帯)
 岩波書店『6月16日の花火』丸谷才一 1000円(初版・帯)
 講談社『青春の終焉』三浦雅士 1800円
 講談社『そして、風が走りぬけて行った』植田紗加栄 1300円(初版・帯)

『百蟲譜』は、奥本さんが選んだ虫にまつわるお話のアンソロジー。それぞれの作品への解説が、それぞれ1編のエッセイとなっているという体裁で、楽しめます。現在平凡社ライブラリーから出ているものの元版です。
『そして、風が〜』は、若くして自殺した日本ジャズ黎明期のピアニスト、守安祥太郎の伝記。いつか聴こうと思いつつ未だその機会を持てずにいる『幻のモカンボ・セッション』で有名な方。こちらも同様に未読のままですが、数年前出版されたときはかなり話題になった本です。

(宮地)

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 わが家は休日。日曜日は工事がないので、久しぶりに朝寝坊を堪能。図書館に出かけた以外は、終日静かな家で休養しました。

 以下は昨日閉店間際に品出しした文庫たちです。

『葦と泥』付バレンシア物語 フラスコ・イバニェス 1000円
『ドン・ファン・テノーリオ』ホセ・ソリーリャ 800円
『ハムレットとドン キホーテ』他二篇 ツルゲーネフ 800円
『ゴレスターン』サァディー 1000円
散文詩『夜の歌』フランシス・ジャム 800円
フィンランド叙事詩『カレワラ』 上下2000円
『ラインケ狐』伊東勉 訳 800円
『流刑の神々・精霊物語』ハインリヒ・ハイネ 800円
『わらんべ草』大蔵虎明 1000円
『神楽歌・催馬楽』武田祐吉 編 800円
アイヌ叙事詩『ユーカラ』金田一京助 採集並ニ訳 600円 B

 ここまではすべて岩波文庫。他にも2冊。

 福武文庫『ク スクップ オルシペ』砂沢クラ 1000円(初版)
 旺文社文庫『タルタラン・ド・タラスコンの大冒険』ドーデ 800円

(宮地)

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ウィ〜〜〜ンという電動ドリルの音で目覚める、刺激的な日々。
芸工展は終わってしまったけれど、評判がいいのでコバちゃんこと小林幸弘さんの写真展継続中です。モノクロで切り取ったコバちゃんの私的世界。ふだんは古本屋に足を運ばない人も、何も買わずに堂々と見てください!

以下品出し情報。

 GA『MA (1) 1851-1919 近代建築の黎明』
   『MA (2) 1920-1945 近代建築の開花』
    文 ケネス・フランプトン/企画・撮影 二川幸夫  各 1400円
 GA『ARCHITECT 12 TADAO ANDO vol.2』 3600円
 鹿島出版会『壁の研究 安藤忠雄論』 古山正雄 1600円(傍線あり)
 住まいの図書館出版局 住まい学大系020『旅』 安藤忠雄 1100円
 朝日新聞社『安藤忠雄の夢構想 
ー震災復興と大阪湾ベイエリアプロジェクトー』 1450円
 丸善 日本の建築家『挑発する箱』 安藤忠雄 1000円(傍線あり)
 白水社『装丁物語』 和田誠 1100円

安藤忠雄の本まとめて出しました。
(アオキ)

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 早番で出勤。昼食後、本駒込地域センターへ。毎年1回ある古物商の講習会。警察の手で台帳をチェックされ、最近の犯罪の傾向などを聞かされ、法律の変わった点などについての注意を受ける、というもの。今年はインターネット上での古物の売買に関する法律が施行されたため、公安委員会へのURLの登録が義務化されたのですが、それについての詳細を確認してきました。うちの店のように基本的にはネット上での売買を行っていなくても登録は必要とのことです。ありゃりゃ。通常の仕事はほとんどできなかったため品出しは以下の2冊のみ。

 岩波書店『田辺元・野上弥生子 往復書簡』 3800円
 晶文社『名探偵ポワロの華麗なる生涯』アン・ハート 1800円

 夜はN響の定期演奏会へ(指揮:準メルクル)。お目当てはピーター・ゼルキンの弾くブラームスのピアノ協奏曲1番。この人の演奏を生で聴くのは初めてだったのですが、紡ぎ出される音からも演奏する姿からも音楽への真摯な態度が伝わってきて、感銘を受けました。第2楽章など本当に絶品でしたよ。11月2日21時より教育テレビで放映される予定です。

(宮地)

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 今日から自宅マンションの外壁工事が始まり、朝も早よから賑やか。仕事柄どうしても夜型の生活になってしまう僕たちには、しばらく辛い日々が続きます。まあ、仕方ないけど。

 仕事の方は早番で出勤。今日も昨日と同じ頃雨が降り出しましたが、1枚のCDのおかげで気分よく働けました。最近出た矢野顕子のピアノ弾き語りのベスト盤『ピヤノアキコ』。神原が買ってきたこのアルバム、まあベストですから知ってる演奏が続くのですが、最後の最後にご褒美が。'76年新宿ロフトでのライブの未発表テイクなのですが、はっぴえんどの「あしたてんきになれ」と「相合傘」の間に童謡「雨ふり」(♪雨雨ふれふれ母さんと蛇の目でお遣いうれしいな)を挿んだメドレーで、これが最高。1曲前の「電話線」の新録とともに何回も何回も繰り返し聴きました。
 
 品出しは文庫中心。下記のものはすべて初版です。

 中公文庫『やまとのふみくら』濱田泰三 編 1000円(帯付き)
 角川文庫『火の文学』中上健次 600円
 集英社文庫『書くに値する毎日』つかこうへい 選 600円
 ソノラマ文庫『蜃気楼博士』都筑道夫 500円
 講談名作文庫『柳生旅日記』『怪傑自来也』 各600円 B

『書くに値する毎日』は日記名作選。鴎外の『独逸日記』から大岡昇平の『成城だより』まで、20人の日記が少しずつ収録されています。稲垣足穂も植草甚一も筒井康隆もちゃんと入ってます。山田風太郎はないけど。これと、ほうろうでも売っている『日記日和』(ミニコミ『物数奇』別冊。700円。モクローくん編集)を揃えれば、日記入門としてはほぼ完璧でしょう。

 夜はアオキとサントリー・ホールへ。アルゼンチン生まれの大好きなピアニスト、マルタ・アルゲリッチの呼びかけによる「アルゼンチン救済チャリティコンサート」。ネルソン・フレイレとのモーツァルトの連弾にはじまりピアソラまで。多彩なゲストを迎えての楽しい夜でした。南米の作曲家のあまり聴く機会のない曲に触れられたのも収穫で、なかでもアルゼンチンの作曲家、ヒナステラの歌曲は印象に残りました(ゲーダ・リヒトの歌とアルゲリッチのピアノ)。また、日曜日のファンホ・ドミンゲスのコンサートに続いてピアソラをたくさん聴けたのも喜び。「ソレダッド」というクィンテットによる演奏はいかにもクラシック畑出身というもので、ピアソラ本人やファンホ・ドミンゲスとは行き方の違うものでしたが、自分たちのスタイルでピアソラを伝導しようという心意気を強く感じさせる熱演でした。偶然続いた2回のコンサートで、合計10曲以上もピアソラの曲を聴きましたが、ダブったのは1曲だけ。『チキリン・デ・バチン』(今日の演奏は前述のヒナステラと同じコンビ)。本国で大ヒットしたこの曲は、こちらで想像する以上にアルゼンチンの人たちの心に浸透しているのでしょうね。

(宮地)

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 出勤途中に降り出した雨が、店を開けてしばらくしたら土砂降りに。芸工展の最終日だというのに商売あがったりかな、とガックリ。まあ、幸いにも15時過ぎにはすっかり上がったんですけどね。今ひとつパッとしない一日でした。品出しは以下のものなど。

 人文書院『魔術の歴史』エリファス・レヴィ 2800円 B
 リブロポート『華族誕生』浅見雅男 1200円
 平凡社『YMOコンプレックス』円堂都司昭 900円
 東京創元社『小説家 大岡昇平』松元寛 1000円 B
 ちくま学芸文庫『東京の原風景』川添登 800円 B
 ちくま学芸文庫『力士漂泊』宮本徳蔵 800円
 講談社文芸文庫『無盡蔵』濱田庄司 900円 B

 閉店前に友人からの誘いを受け、夜は根津で軽い宴会となりました。話題は、ブルース・スプリングスティーンのシェイ・スタジアム(NY)でのコンサートについてなど様々な音楽話、谷根千マンション事情ほか、ちょっとだけ本の話も(桐野夏生『グロテスク』についてなど)。

(宮地)

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 帰宅後、仕事中に読みはじめた川上健一の『翼はいつまでも』を夜更かしして読了。泣いてしまいました。

(宮地)

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 休日。昼間はのんびりして、夜は中野へ。なかのZEROホールで、アルゼンチンのギタリスト、ファンホ・ドミンゲスのコンサート。よく知らない人だったのですが、月刊『ラティーナ』の主催ということもあり、かなり期待して行きました。

 植草甚一さんのような立派な髭をたくわえたその人は、とてつもない技術の持ち主で、はじめは「ちょっと音が多すぎるんでないかい」とも思ったのですが、聴き進むうちにそれが最上の歌心と分ちがたく結びついていることに気付きました。特に後半、アストル・ピアソラの曲を立て続けに演った場面。基本の編成は本人を含む4人のギターなので、当然原曲とはまったく違う演奏になるわけですが、ピアソラのなかにあるタンゴ心とでもいったようなものを強く感じさせるもので、深い感銘を受けました。ほかにも、女性歌手の歌伴やソロ演奏(ユパンキさんの曲も演りました)、そして最後にはゲストの小松亮太(バンドネオン)らとのセッションと盛りだくさん。そしてアンコールの最後、ほとんどすべての観客のスタンディング・オベイションのなかでの演奏。素晴らしいコンサートでした。

 帰宅後、行きの電車の中で読みはじめた北村薫の『ターン』読了。彼の≪時と人≫三部作を、最近まで読まずにとっておいたのは、正しかったし間違っていました。どちらにしても読むことができて本当に良かった。

(宮地)

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二連休明け、早番。
この二日間とも体調を崩し、育ち盛りのように眠り続けていた。
だから今朝目覚め時、世界が新鮮に見えた、気がした。

夜は宮地と、初台の新国立劇場にオペラ『フィガロの結婚』を観に。
四階席の最後列ではあったものの、座席は席代とは無関係で皆同じ、座りやすく、中央だったため舞台もよく見えた。演出はかなり斬新で、装飾的な舞台ではなく、無機質な真っ白の空間に白い段ボールが積み重ねられ、それらが位置を変える中で、物語は展開していった。出演者の衣装もすべて、白か黒。
私は全くの初心者なので、それはそれで面白く観たけれど、いわゆるオペラ的な舞台を求めた人にはちょっと驚きだったようだ。キャストは日本人と西洋人が混ざっているので、オペラグラスで観ると、ちょっと冷めてしまうのは否めない。
でも楽しかった。

(アオキ)



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 早番で出勤。夜更かしして『ピアノの森』を9巻まで読んだので、やや睡眠不足。でも後悔はしていません。音楽と漫画の好きなすべての人におすすめします。

 さて、仕事の方ですが、今日は何かと雑用が多くあまり本は出せませんでした。

 河出書房新社 ルー・リード詩集『ニューヨーク・ストーリー』 2500円 B(初版・帯)
 白水社『フットボール・エクスプロージョン!』陣野俊史 1000円(初版・帯)

など。

 ルー・リードの詩集は今年のはじめ頃この欄で紹介した本の日本語版。先日の来日公演に行かれた方もそうでない方も、お持ちでなければぜひ。
『フットボール〜』は、じゃがたらについての著作もある作者によるサッカー本。『現代思想』に掲載された、'98年のワールドカップ・フランスチームについての文章を中心に、書き下ろしも交えた内容です。

 帰宅後、NHK総合の「夢・音楽館」で、久しぶりに動いている吉田美奈子さんを観ました。昨日山下達郎について書いてるときはこんな番組あるの全然知らなかったんですけどね。『It's A Poppin' Time』のリズム隊(村上秀一&岡沢章)がそのままおじさんになって演奏していて、何だかうれしくなりました。

(宮地)

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 遅番で出勤。今日は真面目に働きました。買い取りで入ってきた一色まことの『ピアノの森』(ヤングマガジンアッパーズ連載)に惹かれたのですが、昨日の轍を踏まぬよう早々に鞄にしまって、仕事に打ち込みました。

 河出書房新社『江戸星月夜』海野弘 1200円(初版・帯)
 リトル・モア『壊色』町田町蔵 1200円(初版・帯)
 岩波同時代ライブラリー『コタンに生きる』 1000円
 集英社文庫『日本の島々、昔と今。』有吉佐和子 500円 B
 角川文庫『自動巻時計の一日』田中小実昌 500円 B

などを出しました。

夜、久しぶりに山下達郎の『It's A Poppin' Time』を聴きました。このアルバムとも20年くらいの付き合いになりますが、依然その魅力は色褪せません。タイムマシンで行きたい六本木ピットインのライブ第1位ですね。

(宮地)

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 中番で出勤し閉店まで店番。雨でもないのに通りは閑散としており、店内もお客さんはまばら(スタンプを押しに来る人さえいない)、買い取りも少なく、絶好の品出し日和だったのですが、なぜか労働意欲が湧きません。結局読書三昧の一日となってしまいました。イベントぼけ?でもあるまいと思うのですが。

 もっとも時間を割いてしまったのは、沢木耕太郎の『貧乏だけど贅沢』(文藝春秋)。旅についての対談を集めた本で、4年ほど前に出たものです。大好きな山口文憲との対談だけのつもりだったのが、読んでるうちにそうもいかなくなってしまい、井上陽水、田村光昭、八木啓代、今福龍太と読み進むことに。そういう風に仕向けられているのです。巻頭の陽水との対談での、えのきどいちろうについての楽しいエピソードが最大の収穫?です。

 そういうわけで、ほとんど品出ししてません。自分が読むために持ち帰っていた下記の本ぐらい。

 文藝春秋『街の灯』北村薫 1100円
 講談社『エコノミカル・パレス』角田光代 850円
 実業之日本社『千語一語物語』山崎浩一 900円

 僕のなかでは最近、第2次北村薫ブームで、この本もとても好みです。昭和初期を舞台とした連作短編の第1冊目で、「虚栄の市」「銀座八丁」「街の灯」の3作が収録されています。「虚栄の市」はもちろんサッカレーのそれにちなんでいます。
 角田光代は、同世代ということを強く感じる作家です。そういう意味での共感がありますね。
 山崎浩一といえば『なぜなにキーワード図鑑』(新潮文庫・品切れ)。昔とても影響を受けました。この本はその最新版(去年出たもの)。変わらぬ芸風が懐かしかったです。ひさうちみちおのイラストも良いです。

(宮地)

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 早起きしてアオキと大森へ。キネカ大森でのモーニング・ショー『ホテル・ハイビスカス』。ようやく観ることができました。実に楽しい映画で朝から幸せな気分。でもってそのままご機嫌に出勤。

 今日から谷中芸工展。スタンプ・ラリーの子供たちで賑わう店内では、小林幸弘写真展も始まりました。明日は19時より詩の朗読会「3K6」も開催しますので、みなさんぜひいらし下さい(入場無料です)。

 そんな訳で、今日は明日の準備に追われながらの一日で、それほど本は出せませんでしたが、以下にその一部を記します。

 三省堂『大辞林』第二版 4000円
 実業之日本社『明日泣く』色川武大 1200円(初版・帯)
 文藝春秋『ばれてもともと』 〃  1000円(初版)
 大和書房『這えば立て』金子光晴 1000円(初版・帯)
 近代映画社『保存版にっかつロマンポルノ』2500円

(宮地)   

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 アオキとふたり休日。とは言っても休養していたわけではなく、先月の壁塗りの後始末。場所塞ぎをしていた本と本棚も復元し、ようやく普段の生活が戻ってきました。もっともテレビが観られかったせいで本がいっぱい読めたということもあり、あのままの方が良かったのかもしれませんけど。
(読んだなかの1冊、村松友視著『ヤスケンの海』を明日品出しする予定。1100円。夕方以降になります。)

 ここからは余談。
 明日の阪神競馬場の新馬戦で「フィルハーモニー」という名の馬がデビューします。お母さんの名前は「サウンド」。しばらくの間、100円の単勝馬券で応援するつもりです。去年デビューした一つ上のお姉さんはここまで8戦全敗といいところなしで不安もいっぱいですが、いくつも重賞を勝ったお兄さん(ハギノリアルキング)もいることですし、期待したいと思います。ちなみに先日、やはり名前で応援することにした「ポップロック」(こちらは母ポップス、母の母ポップシンガー)は見事新馬勝ちしました。続いてほしいものです。

(宮地)

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 早番で出勤。大きな買い取りもなく、昨日の勢いそのままにバンバン品出ししました。以下その一部。あえて書き記すようなものはそれほどないのですが、量は出しました。

 ちくま文庫『モーテル・クロニクルズ』サム・シェパード 500円 B
 朝日新聞社『神曲崩壊』山田風太郎 1000円(初版・帯)
 マドラ出版『広告批評の橋本治』 1500円
 河出書房新社『性の伝道者 高橋鐵』鈴木敏文 1500円(初版・帯)
 現代書館『猥談 近代日本の下半身』
       赤松啓介 VS 上野千鶴子(介錯:大月隆寛) 1800円

 18時で上がって、サントリー・ホールへ。新日本フィルの定期。新しく音楽監督に就任した32歳の指揮者と、「幻想」をキーワードに組まれたプログラムに興味があり、足を運んでみました(渋谷でのHEATWAVEのライブにも心が揺れたのですが、すでにチケットを入手していたこちらを優先しました)。クルタークというハンガリーの作曲家の『クアジ・ウナ・ファンタジア』という曲が面白かったです。作曲者の指示により、ステージ上にはピアノと打楽器奏者だけが残り、その他の楽器は弦も管も客席に散らばっての演奏。あちこちから聞こえてくる様々な音に囲まれるという感じで、こういうのは生で聴くと楽しいですね。この人の作品は去年も聴いたのですが、かなり好きです。いわゆる「現代音楽」ですし、理論的には難しいことをやっているのでしょうが、実際に聞こえてくる音からはそういう印象はあまり受けません。

(宮地)

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 ふと気付けば10月。なんだか今ひとつ気分が乗らなかった9月の分もパーッと行きたいところですが、初日から遅刻してしまいました。申し訳ありません(何人もの人にご迷惑をかけました)。しかし、にもかかわらず、仕事の方は気力充実、タンタンターンと品出しが進みました。最近やや動きの鈍かった文庫新入荷棚もかなり入れ替えましたので、お近くの方は覗いてみて下さい。以下その一部です。

中公文庫 『生家へ』色川武大 800円 B(初版)
徳間文庫 『流浪の手記』深沢七郎 800円 B(初版・帯)
ちくま文庫『恋文物語』池内紀 600円 B(初版)
福武文庫 『ルネサンス周航』樺山紘一 800円(初版)
中公文庫 『西洋学事始』   〃   800円(初版)
ちくま文庫『魯迅文集』1、2巻 各800円(初版・帯)
角川文庫 『告白・別離・沈黙』シュトルム 500円
新潮文庫 『三色菫・溺死』    〃   500円
河出文庫 『マイ・バック・ページ』川本三郎 600円(初版)
ちくま文庫『映画渡世』マキノ雅広 全2巻2000円(初版)
大和文庫 『コトバ・インターフェース』タモリ、松岡正剛 600円 B(初版)

(宮地)

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