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日々録   2001年12月

 仕事納め。

 大晦日にもかかわらず、たくさんのお客さんが来てくださったことに加え、大阪在住の高校時代の友人一家も顔を見せに来てくれ、一年の終わりにふさわしい幸せな一日となりました。

 20時に閉店した後は、片付けもそこそこに谷中『川むら』へ。毎年ここで年越し蕎麦を食べるのが、僕とアオキの楽しみなのです。最高に美味しい玉子焼きと鱧の板わさを肴に一杯やって、最後に「大もり」をいただきました。

 店に戻ってやり残した片づけをすましてから東京駅へ。『ムーンライトながら』で一路名古屋へ里帰りと相成りました。

 さて、今年の日々録は今日でおしまいです。4月からの9ヶ月間、ご愛読?ありがとうございました。ちょっとだけ正月休みをいただき(お店の方は2日から営業します)、また再開いたします。来年もよろしくお願いいたします。

(宮地)



今年最後の品出し情報

集英社 『私と同じ黒い目の人』 写真・文:渡辺一枝 1000円 B
学芸出版社 『実測術』〜サーベイで都市を読む・建築を学ぶ〜
              陣内秀信・中山繁信 編著 1600円
旅行人 『わたしの旅に何をする』 宮田珠己 著 800円
 〃  『旅行人ノート6 シルクロード中央アジアの国々』 1100円

(アオキ)
 

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「いつもホームページ見ていて、一度来てみたかった」というお客さんが来店。こういう直接的な反応に触れることはあまりないので、うれしかったです。正月休みに入った人が多いせいか、店内も活気があって、楽しく仕事ができました。

 アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの本、5冊出しました。

 白水社 マンディアルグ短篇集『燠火』  生田耕作 訳 1000円 初版・函 Bしみ有り
  〃      〃     『狼の太陽』  〃    2000円 初版・函 B
 河出書房新社 新装版『余白の街』      〃    1800円 初版・帯
   〃     〃 『海の百合』    品田一良 訳 1500円 初版・帯 B
 人文書院 『大理石』    澁澤龍彦、高橋たか子 訳 1000円 重版・帯 B

(宮地)

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 今日は仕事を終えてから町会の夜警へ。「火の用心、火の用心」というあれです。毎年これに参加すると「もうすぐ正月だなぁ」と、寒さに震えながら思うわけですが、今年は特に寒さが身にしみました。来年は良い年にするぞ。
(宮地)

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ほうろうが誕生する前この店で一緒に働いていた友人が来てくれた。最新式のデジカメを操っている。ぽかんと口を開けるアナクロなわしら。
『谷根千』最新号と、新しく置くことになった新刊雑誌『Stage』最新号及びバックナンバーが本日入荷。

『谷根千』の特集は、おぉ−ッ、「お肉やさんへの応援歌」今夜はスキヤキ。
最後に食べたのはいつだっけ?実家の引越しを手伝った日だからおととしの秋?
いや、山・神家での新年会でご馳走になったのはそのあとだ。いずれにしても、二年前・・・

わが家では、もともとあまり牛肉を買わない。理由は簡単、ちと高い。
貧乏性の私は谷中ぎんざ特売日でもすずきで「スキヤキ用1キロお願いね。」と言うおばさんを横目に「ベーコン10枚ください。」と言ってしまう。それに宮地も私もどちらかと言うと魚党。おいしい牛肉も好きだけど豚も鶏も同じに好きだから、わが家の食卓は魚、豚、鶏で満足しているというのが現状。
じゃぁもし牛肉が大好きでよく買っていたら・・・。正直なところ狂牛病発見以後は買控えしているだろう。私はとことん政府の発表が信用できない。
実際、外食で牛肉を食べる機会は減っている。(懐事情に因るところも大きいが。)
他に選ぶものがある日本の贅沢を改めて思う。

先日深夜NHKの番組で、イタリアのある村に神父さんが薬物依存の患者たちの社会復帰を願い、一緒に山羊のチーズを手作りをしながら共同生活をしている家があり、そこを作家の島田雅彦氏が訪ねていた。
その中での神父さんの言葉が心に残った。「私たちは山羊が子育てのために出しているお乳を分けてもらうのですから、心を込めて美味しいチーズを作る責任があるのです。」
馬鹿みたいだけれど、日頃当たり前に飲んでいる牛乳もほんとは子牛のためのもだということを私はその言葉で気が付いた。ハッとした。 いつから私たちは自然のサイクルを歪ませてまで人間の食生活を中心に考えるようになったんだろう。

今では多くのものが個人の手に負えないほど巨大化したサイクルの中で生産されていて、ごく普通に生活していると情報が耳に届かないだけで、農薬、大気汚染、海洋汚染、遺伝子組替え、飼料・・・と神経を尖らせはじめたら、豚も鶏も魚も野菜も怖くなって気安く買えなくなることも知っている。歪んだ豊かさの中で生きているのだ。

もっと簡素に生きたいものだ。って、あれれ?これじゃ谷根千と違う方向に話がいってしまった。
大切なことは、正しく知って、考えるってことなのだと思う。この特集で乳牛、国産牛、和牛の違いと、肉骨粉を食べさせられているのは乳牛だけだ、ということがはっきり理解出来た。


さて、新刊雑誌『Stage』は20・30代の言葉・現象・作品を記録するカルチャー&オピニオンマガジンということで、奥付を見ると作ってる人たちは全員70年代生まれ。最新号の特集は「あなたにとって平和とは何ですか?」全127頁のうち95頁を特集にあて、ピースウォーク呼びかけ人、ジャーナリスト、大学講師、国境なき医師団・医師、モスク理事、参議院議員などへのインタヴューを載せている。(『谷根千』の最新号でも、谷根千のイスラム世界と題してペルシャ絨毯のお店とトルコ・ペルシャ料理レストランで話を聞いている。)『Stage』バックナンバーVol.5では「詩人という生き方」と題した対談で、今秋もうちの店で朗読をしてくれたカワグチタケシ氏を発見!
創刊号〜Vol.4 950円、Vol.5〜最新Vol.8号 750円。
(アオキ)

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12月11日の日々録で、お客さんから鴬谷のサイレント専門上映館「シアターレストラン東京キネマ倶楽部」閉館のニュースを聞かされた、とよく詳細を調べもせずショックにまかせて書きましたが、閉館は12月31日で、実は夕べ、ぎりぎりでファイナル特別上映を観に行くことができました。うちで時々映画の前売りを扱わせてもらっている配給会社ケイブルホーグの方と、おとといチケット精算の件で相談をしていて、たまたま「東京キネマ倶楽部」の話題が上り、その方に夕べの上映のお誘いをいただいて急遽出かけたのでした。ラッキーでした。

メイン上映は『チャップリンの放浪者』とルドルフ・ヴァレンチノ主演の『熱砂の舞』。
すごくよかったです、『熱砂の舞』。生まれて初めて体験するナマ活弁付き映像がよかったのはもちろんですが、生ピアノ伴奏の柳下美恵さんの演奏がすごく良かった。日本で只ひとりの無声映画専門ピアニスト兼作曲家として、数々の作品にオリジナルの伴奏をつけて映画上映をする、という活動を国内外の映画祭で行っていることで知られる方なのだそうですが、とにかくすばらしいのです。だってナマですもの。70分ノンストップ。全てのシーンに淀みなくぴたりとツボにはまる極上のオリジナル伴奏で1本の映画をきっちり魅せるのですもの。ルドルフ・ヴァレンチノと柳下さんとを両方見るのにちょっと忙しかった私。ほんと、いいものを見ることができました。

ということで、みなさんにもぜひに、とお薦めしたいところなのに無くなってしまうやるせなさ。
まあ、無くなると聞いて初めて行ってるようだから、無くなっちゃうんだよ。てことなんでしょうか。

特別上映は終了しましたが、最後の最後の興業が29日(土)になるそうです。その日は昼の部に、ここで紹介した柳下美恵さんがピアノ伴奏で『キートンの探偵学入門』を上映予定とのこと。
詳細は東京キネマ倶楽部

(神)





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水族館劇場より水の通信『FISH BONE』が届く。

■2002年春の新作決定!!  
駒込大観音境内 5/17(金)スタート(来春4月予約開始)
<仮題>ワールズエンドワルツ 白鳥の歌
作・演出 桃山邑

前作「パラダイスロスト」公演時には想像も出来なかった速度で世界が動き出している。
9.11は桃山氏に何を表現させるのか。
次回作は大江健三郎が二十二年前に発表した、隠喩に満ちあふれた全体小説「同時代ゲーム」を水先案内人として新たに構想される、とのことです。


そのほかの記事。

■路上芝居ユニット さすらい姉妹01→02
越冬公演決定『忠治旅日記』
2001. 12/31 山谷 18:00
2002. 1/1  寿  17:00
    1/2  上野 13:00
    1/3  新宿 15:00
さすらい姉妹 千代次/夜叉姫
 特別出演  山谷の玉三郎
       その他豪華ゲスト有り
★料金 投げ銭
全公演、路上・公演等でのゲリラ公演。
御覧になりたい方は、お問い合わせ下さい。
お問い合わせ 042-562-2987
       090-9144-8271

こちらもかなり惹かれます。お近くの方出掛けてみては?
(アオキ)

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 先日、「最近の鉛筆は芯が抜けない」という話を書きました。反響はほとんどありませんが、店の本のなかにもそのことに触れているものがあったので紹介します。

 淡交社 同色対談『色っぽい人々』 松岡正剛 2000円(書き込みあり)

 かつて『遊』の編集長をしていた松岡正剛が、「色」をテーマにさまざまな人と対談した本ですが、その20人の顔ぶれがすごい。藤原新也、辻村ジュサブロー、ツトム・ヤマシタ、安藤忠雄、柳町光男、奥村靫正、杉浦康平、萩尾望都、島田雅彦、美輪明宏ほか多士済々。日本ペイントという会社のPR誌に連載されたもの(1987年〜1997年)をまとめたものだそうで、帯のコピーは「色は媚薬か劇薬か」。面白い本です。

 鉛筆の話は山口小夜子との対談「白と黒の告白」のなかで触れられています。黒という色はどういう色なのかという話(「黒のコスチュームには魔力がある」「黒の闇は内側の闇」「娼婦はなぜ黒い下着をつけるか」などなど)の最後にちょっとだけなんですけどね。引用します。

 セイゴオ:まあ、このほか黒のよさは、書道とか木炭コンテの黒とか、火鉢の中
 の炭とか、鉛筆の芯などにもありますね。ぼくは小さいころ、鉛筆の芯がポソッ
 と抜けるのを楽しんでた。
 山口:それ、私もやっていた。鉛筆をたたいて割ってまでして芯を集めていた。

 子どもの頃に同じことをしていたということで、かってに仲間意識を抱いたりもするのですが、「たたいて割ってまでして芯を集める」というのはちょっと理解しがたいですね。それは僕の美意識からは外れます。ただ、小夜子さんが一心不乱にそれをする姿は、彼女のイメージとすごく重なります。この前観た『ピストルオペラ』のせいかもしれないけれど。

(宮地)

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買取殺到。年末ですね。

新刊の雑誌の最新号が入荷しました。
『eat』08号800円、特集は儀式。
『大好き沖縄』16号500円、読者の声がぎゅっとつまってます。

夜は檸檬屋さん30周年記念パーティーへ。
私が鼻垂れ小僧の頃から檸檬屋はあるのだ。
(アオキ)

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 谷中学校の公開日。
 学校番(?)の谷根千のヤマサキさんのお誘いでうちの本も置かせてもらっている。これまではついつい欲を出して高価な本を持込んでいたのだけれど、そろそろ私も達観したのか今日は手頃なお値段でラインナップ。そして、神は無欲な者に手を差しのべる・・・ということを知った。いえいえ、ヤマサキさんのお蔭です。ありがとうございます。

 夕方買物に出た時、遭遇してしまった光景。
 それは千駄木三丁目、不忍通り沿いの二階建て長屋の解体現場。どう贔屓めに見ても随分と傾いでいたし、屋根には瓦落下防止のためかネットも張られていたし、いつかは取壊されるんだろうなと自分の中では勝手に気持ちの整理をつけていたけれど、いきなりそんな場面に出くわしてしまうとさすがに心臓がキューッとなる。作業をするお兄さんを恨めしそうに見てしまう。
 長屋の一階の真ん中辺りに掛けられたサンミュージックという古い看板の下をくぐると、トンネルのように不忍通りと平行しているよみせ通りに抜ける路地に繋がっていた。路地の昭和の風情もよかった。そこを通り抜けるのが私の秘かな楽しみだった。きっとそんな人は結構いたはず。このままタイムスリップしちゃうんじゃないかといつもドキドキした。でもそれが当たり前になってしまうのが勿体なくて、うにといくらを最後までとっておくみたいにして、ほんとはまだ数えるくらいしか通ったことがなかったのだ。
 はーぁ、なくなっちゃった・・・

 店に戻り、つべたーいすき間風を受けながらレジで幻冬社『ホームレス作家』松井計/著をパラパラと捲っていたら、なんだかほんとに凍えてしまった。この季節に読むには滲み過ぎる。

「あ、でも今日はゆず湯だ。」救われた!
 ということで、今日は銭湯が只の日。わが家で一生かけても使い切れないくらい沢山の柚子が浮かんだ大きな湯舟でゆっくりじっくり温まって、は〜ぁ極楽、お気楽。
(アオキ)

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う〜 さっぶ〜。と思ったら初雪。レジに座ってると、サンタの恰好のピザ屋さんが何度もマンションを出入りするのが見えた。12月もたけなわ。山崎と私は、友人K夫妻と三崎坂に本日開店の焼肉屋にて忘年会。3頭目発見のニュース以来、なにかをかなぐり捨てるかのように(私はね)一気に肉を食らってしまって、ちょっと吹っ切れた感じ。あ、でもホルモン系はやめといたけれど。
(神)

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昨日のこと。
買い取りの中に『an an特別編集日笠雅水の手相観ルームdeluxe』というムック本があった。
占いなどは信じない、または気にしない、と思っていてもつい見てしまう。て言うか「なにか私のこといいように言ってないかしら」とはいつも思っちゃうのだね。ずうずうしいったら。
それはともかく、このムックはいかにもan an特別編集な体裁なのに対し、登場する有名人は確かにデラックス。小泉今日子に手相観してもらう細野晴臣や運命について座談会に参加する大貫妙子、勝負運特別講師に忌野清志郎などの人々が手の平をこちらに向けてにっこりしていらっしゃる。
それで思わず、アオキも私も休憩時間に読み入ってしまい(しかもしっかり自分の手相と見比べてみたりもしてね)、その後、なにかしてても不意に手の平を凝視してしまう自分に気付いたりする...。昨日はそんな1日であった。
(神)

なお、この本はまだ品出ししてません。あと2,3日うちに、店奥サービス品コーナーに出す予定です。

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本日の昼食(2人分)

一、夜店通りの『狩野川』さんで買った
  「煮物」(牛蒡巻、たけのこ、こんにゃく、高野豆腐)  各2個入り 300円
一、谷中銀座入口『トーホー』の
  「いわし梅肉揚げ」 100円×2本
一、道灌山通りに最近できた『オリジン弁当』の量り売り
  「ほうれん草の胡麻和え」 66グラム 105円

 以上をおかずに、家から持ってきた炊きたてのご飯を食べました。

『狩野川』さんの煮物がとても美味しく幸せでした。いわし梅肉揚げも好物で大満足。
(宮地)

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今年最後の定休日。やりたいことがあれこれあるのに、時間ばかり過ぎてゆく。夢の中で走ってるときみたいだ。
まいったなぁ、もう・・・
(アオキ)

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 昨日はアオキと二人で「小坂忠&フレンズ」のコンサートに行ってきました。いやぁ、よかったです。

 小坂忠は、一般的にはほとんど知られていないでしょうが、音楽好きの間では有名な人です。60年代の終り頃から音楽活動をはじめ、70年代に6枚のアルバムを発表しました。その後長い間、商業的な音楽活動からは遠ざかり、クリスチャンとしてゴスペルをやっていましたが、今年になって20数年ぶりのアルバム『People』を発表し、昨日、その記念のコンサートが行われたというわけです。

 細野晴臣のプロデュースで1975年に発表された4枚目のアルバム『ほうろう』は、僕にとってとても大切なレコードで、10数年前、ちょうどソウル・ミュージックにのめり込みはじめた時期に友人に教えられて以来、ずっと聴いてきました。収録されているすべての曲、およびその唄と演奏が好きですが、なかでも細野さんのペンによるタイトル曲「ほうろう」は特別なもので、いつも心の奥の方で鳴っていたような気がします。

  このテンポなら  好きなリズム・アンド・ブルース
  踊りながら 歌えるから
  はきなれた このボロボロ靴が
  ひとりでに 踊り出す

  この感じなら 好きなリズム・アンド・ブルース
  踊りながら 歌えるから
  はきなれた このボロボロ靴が
  ひとりでに 歩き出す

  今はほうろう いつもほうろう
  遠くほうろう‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 さて、肝心のコンサートは2部構成。前半はヒックスビルを従えてのアコースティック・セット。忠さんの部屋といった雰囲気の舞台で、普段着で椅子に座っての演奏。会場である東京厚生年金会館にまつわる思い出話(臨月の妻を病院に残しジェイムス・テイラーの初来日公演を観たこと)などを交えながらのざっくばらんなステージでした。「ありがとう」「からす」など、キャリアの前半を代表する曲に加え、『ほうろう』からも「ボン・ボヤージ波止場」「氷雨月のスケッチ」が演奏されました。
 後半は「機関車」でスタート。細野晴臣、鈴木茂、林立夫、浜口茂外也といった『ほうろう』にも参加した錚々たるメンバーをバックに、新しいアルバム『People』収録曲が次々と演奏されていきました。忠さんの衣装は前半とはうって変っての、赤い裏地も眩しい黒のスーツ。ギターを持たず、純粋にボーカリストとして、アップ・テンポの曲を唄う姿にぐっときました。業界からは離れていても長年唄い続けていたその声の素晴らしいこと!コーラス隊も従えての「これぞソウル・レヴュ−!」といったステージを満喫しました。個人的なハイライトは「ほうろう」からカーティス・メーフィールドのカバー「People Get Ready」へ繋がっていくところ。ここは胸が熱くなりました。あと、帽子をかぶって再登場したアンコール最後の曲「しらけちまうぜ」もうれしかったなぁ。細野さんのベースもたっぷり聴けたし、本当に言うことなしの2時間半でした。

(宮地)

追記 このコンサートの模様は来年1月19日の27:40からテレビ朝日で放映されるそうです。

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 今日は国内文芸棚の模様替えをしました。
 これまでは文学っぽいものとエンターテインメント系のものを分けていたのですが、それを止めて、全部ひとまとめにして50音順に並び変えました。ただこの方式だと、目立たせたい本が棚の下の方に来てしまったりするので、それに対応するために上から2段目の棚はすべて面出し用の飾り棚としました。すっきりとして、探しやすくなったのではないかと思います。お近くの方は一度覗いてみてください。
(宮地)

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私信(山)

母親が逝ってから、慌ただしくはや2ヶ月になろうとしています。
この日々録を読んで、心配して下さった方々もおり、ありがたかったり、ちょっと軽率だったかなとも考えたり(こういう場に公表したことが)、でもそのように生きていたものだから、そのように書いていたものでした。
さて、実は最近、パソコンにじっくり向かう時間が個人的になくなっています。
今度は父親が、肺炎で入院しました。
先月の14日のことです。
と、このテンポで書くとまた心配をかけてしまいそうなので結論を早く。
入院した日の夜中に病院から容態が悪化したと電話があり、命にかかわることなのかと訊くと覚悟した方がいいでしょうとのこと、母親も最後は肺炎で逝ったので、心配も心配なんですが、なんかもう笑っちゃうしかないような精神状態を余儀なくされたものでありんした。2,3日が峠でしょうとのことを見守って、それからは九死に一生スペシャル・パート3な父親の生命力(だってあの人、前にも書いたけど若い時に結核やって肺ひとつとっちゃって、16年前に胃癌でこれまた胃を2/3くらい切除してるんだもの)、また病院の適切な処置に救けられて、無事峠を越すと22日、9日ぶりに目をさましたのでした。
それからはゆっくりだけど確実に恢復してきており、昨日、ちょうど1ヶ月目にして人工呼吸機がはずされたのす。担当のお医者さんや看護婦さんたちの表情からも確実な恢復ぶりが窺えて、わっしも思わず、嬉しくってとうとう日々録ネタに使ってしまいやした。ま、何はともあれよかったよかったな今日この頃なのです。

とはいえせわしない日々、いましばらく日々録は他の人に負担がかかりそうです。実は昨日、日々録に急に顔を出さなくなったわっしを心配した友人が、どうしているかと電話してきたもので、そういう意味でももうちょっとさぼるぞ、でも心配いらないよ、と都合良く宣言してしまおうという魂胆も、ありやなしや。

ところで今夜は谷根千ネット管理者の守本氏を交えての忘年会。
年忘れ、いいねぇ。
思っきり飲むよ〜。

(山)

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雨でお客さんが少ないので、出版社別から漫画家名50音順へ青年コミックの棚の並べ替え。
これでいくつかの出版社をまたがっている漫画家の作品が一ケ所に集まった。
そういう意味ではすっきり。
でもタイトルで探す人には相変わらず苦労をかけてしまうのだ・・・。うーん、難しい。
(アオキ)


 僕はスポーツの棚の整理整頓を中心とした一日。昨日入荷した以下の本も、新入荷棚には並べずに、直接スポーツの棚に入れました。

 ベースボール・マガジン社 『リングサイドでうたを聞いた』 佐瀬稔 著 1800円
 世界文化社 『敗れてもなお』                〃    1000円
 集英社 『ザ・ファイト』 ノーマン・メイラー 著 1600円
 文藝春秋 『Number ベスト・セレクション』 1〜3巻 各1000円
 NHK出版 『ボールの周辺 AROUND THE BALL』 近藤篤 写真と文 2000円

 佐瀬稔さんの2冊とノーマン・メイラーのものはボクシング本。ボクシングを観戦しそれについて書くことこそ、佐瀬さんのライフワークだったわけですが、『リングサイドでうたを聞いた』は、「感情的ボクシング論」の通しタイトルで以後も亡くなるまで書き継がれていくこととなる、一連の文章を集めた最初の一冊。初出『ボクシング・マガジン』。1977年6月初版。ここで語られている試合は、どれも僕にとっては未見のものですが、にもかかわらず、その文章には強く訴えかけてくるものがあります。
 佐瀬さんの文章は『Number ベスト・セレクション』の3巻にも「沈む少年」が収められていて、こちらは水泳の高橋繁浩選手のお話。創刊準備号に掲載されたものだそうですが、僕は読んだことがありませんでした。この事件(も含めた高橋選手の浮き沈みの激しい選手生活のすべて)については、子どもの頃から折にふれ気にしていたこともあって、懐かしかったです。

『ボールの周辺』は今回はじめて知った本です。広い意味ではサッカーの写真集なのですが、選手や試合の写真はほとんどなく、町なかでボールと戯れる子どもたちやスタジアムで熱狂する人々など、そういった世界中のサッカーを愛する人たちの素晴らしい表情や仕草が捉えられています。個人的には、楽しそうにボールをリフティングする牧師や、試合観戦中にプラスチックのコップにおしっこをする少年が印象に残りました。村上龍が序文を書いています。
(宮地)

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今日は品出し情報のみです。

牧神社 香山滋短篇集 上巻『海から来た妖精』 2冊セット10000円
 〃    〃    下巻『妖蝶記』       (初版・函・帯)
 〃  『炉辺夜話集』   ノディエ   3500円 (  〃   )
広論社 『棺前結婚』    橘外男    2000円 (初版) 
桃源社 『伝奇耽美館』    〃     3500円 ( 〃 ・帯)
 〃  『奇談クラブ』   野村胡堂   3000円 ( 〃 ・〃)
 〃  『航続海底二万哩』 小栗虫太郎  2500円 ( 〃 ・帯ヤケ)
 〃  『完全犯罪』      〃    2500円 B( 〃 ・帯)
 〃  『人外魔境』      〃    2000円 (重版・函)
 〃  『春本太平記』   山田風太郎  1500円 (初版)
新人物往来社 『異端の文学』全2巻 中島河太郎編 3000円 (初版)
コーベブックス『黄金仮面の王』 マルセル・シュウオッブ 3500円
                         (初版・函・帯)
(宮地)

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今日はお客さんより残念情報入手。
鴬谷のサイレント専門の上映ホール「東京キネマ倶楽部」がなくなってしまったのだ。
弁士さんの語りと楽団の生演奏を聞きながら活動写真を堪能できて、飲食、喫煙OK(食事、アルコール各種そろっている)。しかも劇場は昭和30年代からの元グランドキャバレーの内装をそのまま使っていて、そのレトロな雰囲気に浸ることができるという。
ちょうど去年の今頃でしょうか、オープンのニュースを知って「これは行かなくては!」と思ったのと同時くらいに、そこで活動してらっしゃるという若き弁士さんが、うちに本を売りに来てくれたりしたのは。それで、ますます「いつか行くぞ!」と思っているうちに、なにやかやで、はや1年。その間にもその弁士さんは時折うちを利用してくださってはいたのですが、今日、そんな哀しい知らせを聞いて、大変ショック。
近くだし、すぐ行ける、そう思うと遠くなるもので...深く反省す。
それにしても、その、古き良き大キャバレーの建物それ事体、壊してなくしてしまったのかしら。
気になる。
(神)

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 最近日々録で品出し情報がめっきり減っている気がしますが、品出しをサボってるわけではなく、むしろ精を出しているせいで、タイトルなどを控える時間がないのです。ほんとです。いい本(なんて大雑把な言い方!)着実に出してます。
 谷根千工房から森まゆみさんの新刊も仕入れてきました。『一葉の四季』『風々院風々風々居士山田風太郎に聞く』『アジア四十雀』は、ほうろう新顔です。
(アオキ)


 そんなわけで、品出し情報です。僕の担当分から音楽の本を。

 DAI-X出版 『ポップ中毒者の手記2(その後の約5年分)』 川勝正幸 著 1300円
 光琳堂出版 『PIZZICATO FIVE BOOTLEG』 3000円
 筑摩書房 『リヒテル』 ブリューノ・モンサンジョン 著 5000円
 思潮社 『エリック・サティ詩集』 藤富保男 訳編 1200円 

 川勝さんの本は1996年に出た『ポップ中毒者の手記(約10年分)』の続編。そちらは僕自身の20代とほぼ重なっていて、当時リアルタイムで接し心を震わされた音楽や映画のことが次から次へと出てきて、懐かしく読んだものでしたが、今度のにはやや距離を感じます。まあそれは僕の問題で、内容自体は前回同様のもの。「ここ5年の注目すべき映画と音楽の動きがかなり分かる本」というコピーに偽りはないと思われます。DAI-X出版というのは旧「大栄出版」のことのようですが、不思議な改名ですね。

『リヒテル』は数日前に出したのですが、まだ売れていないので取り上げました。旧ソ連の偉大なピアニストの伝記(のような本)です。全体の半分近くを占める、レコードや演奏会(他人のものと本人自身のものの両方)に対する感想・批評の部分が興味深く、読みごたえがあります。

(宮地)

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年末調整還付金へ向けて、この1年に納めた税金関係、生命保険料等を集計、書類を準備する。
還付金は、だれかどこかからもらうお金ではなく、当然戻るべき自分のお金、そう、自分のお金に過ぎないのに、なにかもらえるようなうれしさを感じてしまうなんて間違っている。ということを、今から思い出しておかないと、うっかり喜んでしまうに違いない。
(神)

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「いらっしゃいませこんにちは〜。」
大袈裟な作り笑いを満面にたたえ、私のバイオリズムを掻き乱すハイテンションの甲高い声が店内にこだまする。

いつからこんな世の中になってしまったのだ・・・

ちょっとそこまで昼の惣菜を買いに行っただけなのに。
(アオキ)

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 昨日言及した鉛筆のメーカーはトンボです。

 さて、今日は中番で上がったあと、アオキと二人で五号荘へ。ビール片手におでんを突つきつつも、眉間にしわを寄せた役員会議。気付くと空き缶がいくつも転がり、2時頃帰宅。メールチェックをしようとネットに繋ぐと「星野阪神監督へ」という信じ難いニュースが飛込んできて、しばし呆然。そのまま寝込みました。

(宮地)

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 神原が11月の「今月の一冊」で紹介した『嗤う茶碗 野人・上口愚朗ものがたり』が売れました。「今月の一冊」を読んで、「まだ売れてなかったら買って読んでみよう」と思われたとのこと。昨日の『東京風人日記』への問合せといい、嬉しいし励みになります。

 ここからはどうでもいい話。
 
 小学生の頃、鉛筆の芯を抜く、という遊びに取りつかれたことがあります。短くなった鉛筆を机の上に突き立ててグイと押すと、芯がお尻の方から出てくるというあれです。ある程度(10センチくらい)短くなればわりと簡単に抜けるのですが、運が良いともっと長い状態でも抜けたりします。まあ長ければ長いほどよいのです。ところで、僕はもうひとつ、六角形の鉛筆の表面をを格子模様になるようにカッターナイフで削る、ということにも凝っていて、そちらの方はいかに手許を狂わさずに上手に削るか、というあたりが目標になります。そして、ごく稀に、一本の鉛筆でそのふたつが成し遂げられたとき、喜びは頂点に達します。誰も褒めてはくれませんが、授業中などにそういう「満足のいく一本」を眺めて、ひとり悦に入ったりしたものでした。
 さて、それをもう一度やってみようと思い立ち、店に自分専用の鉛筆を買ってから、かれこれもう一年あまり。格子模様の方は最早そういう集中力が湧いてこないのでやめにしたのですが、ともかく短くなるまで大事に使って芯を抜こうと、楽しみにしていました。が、しかし…。
 抜けません。昨日芯が折れて、今日削り直した結果、もう長さは5センチにも満たなくなっているのに。抜けません。アオキ曰く「普通の人にとっては芯が抜けるのは迷惑だし、鉛筆メーカーが品質改良をして抜けなくしたんじゃない」とのことなのですが、どうなのでしょう。ともかく残念です。 
(宮地)

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夕方、女性の方から「ホームページの今月の一冊を見てお電話したのですが『東京風人日記』はまだありますか?」という問合せの電話。
残念ながら本は並べてすぐに売れてしまったため、お役にはたてなかったのですが、そういう問合せは嬉しい限り。
あぁ、誰かが見てくれているんだ・・・みたいな。
(アオキ)

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雨に打たれて落ちた紅葉が、アスファルトの黒に映えて美しい通勤路。
アスファルトかぁ・・・厳しく広大な自然に身を投じてみたい!そんな衝動に駆られる今日この頃。
(アオキ)

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日々録さぼりっぱなしの五号荘組(山・神)でありんす。
先週の担当日に穴を開けたら、ふううっと意気が抜けていっちまったぃ。
昨日も開けといて、残念ながら今日もこれにてごまかそう思うちょります。
いろんなニュースがあったけど、それどころじゃないわい。
ああ人生、人生。
おやすみなさい。
(山)

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 午前4時、寒さと眠さに耐えながら、西日暮里駅まで自転車を飛ばしました。正月に名古屋に帰省するための切符を取るのが目的です。お目当ては12月31日、東京駅23時43分発の快速「ムーンライトながら」大垣行き。JRの指定席券は、通常、乗車日の1ヵ月前の同じ日の午前10時に発売が開始されるのですが、11月に31日がないため12月1日が発売日となるのです。10時に行ったのではきっと取れないだろうということで、昨日のうちに駅までリサーチに行ったところ、「駅のシャッターが開く4時から先着順で受け付ける」とのことだった、というわけです。

「切符が取れたら11時以降に電話します」との駅員さんの言葉を胸に帰宅。まあ一番乗りだったし、きっと大丈夫、と気持ちも安らかに、冷えた身体を風呂で温め、眠りに就きました。が、しかし…

 電話はきません。12時になってもきません。15時になってもきません。やっぱり世の中が不景気なせいで誰もが大晦日まで仕事をし、もちろんお金もないから大垣行き夜行で帰省するのだろうか、などといった、しょうもない妄想ばかりが膨らみ、気持ちはどんどん落ち込んでいきます。なにしろこの切符が取れないと、別の臨時夜行で立ちんぼで帰るということにもなりかねないのです。
 
 もういい加減諦めて、せめてキャンセル待ちの登録だけでもしておこうと駅に向ったのは16時過ぎのこと。
「朝申し込みをしたのですが、連絡がないということは取れてないということですよね」
「お名前は」
「宮地です」
「ああ、取れてますよ。1020円です」

 こら、JR!、なぜ電話しない!
 
 一瞬怒り心頭に発しましたが、取れた喜びの方がすぐにそれを上回り、結果オーライな一日。その後は、気分良くじゃんじゃん品出ししました。以下はその一部です。

 朝日文庫 『値段の明治大正昭和風俗史』 週刊朝日 編 上下2冊 2000円
 岩波文庫 『ブラック・ボーイ』 リチャード・ライト 著 上下2冊 1000円
 河出文庫 『日本怪談集』 種村季弘 編 上下2冊 2000円 
 講談社文庫 『アイヌ童話集』 金田一京介、荒木田家寿 著 800円

(宮地)

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