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日々録   2003年7月

 中番で出勤。今日は4人全員それぞれが、それぞれに明日からのセールの準備。棚をいじったり、看板を作ったり、チラシをコピーしたり、などなど。

 僕の担当分では、店の入口に向かって左手側の、思想・哲学の棚から心理学・文学を経て歴史に至るまでの6棚のうち、手前側2つをセール専用の500円・1000円均一棚に作り直しました。長い間動いていないものを中心に思いきって値下げしてあります。期間中(8月28日まで)随時追加もしていきますので、一度のぞいてみてください。また、今日は時間切れで準備できなかったのですが、音楽雑誌の100円均一市も行う予定です(たぶん明日中には出せます)。

 僕の担当以外では、美術書・写真集(グラビア除く)・海外翻訳小説(ハードカバー)が、「1000円未満半額、1000円以上1割引」になるのが目玉です(ただし、ビート関係の棚に関してはセール除外となります)。

(宮地)


「ジャック・タチフィルムフェスティバル」では、2週目の『ぼくの伯父さんの休暇』+『左側に気をつけろ』+『郵便配達の学校』の上映に際して、 画面が切れてしまうなどのとんでもない問題が発生していたようです。明日行こうかと思い、先程サイトを見て知りました。
 一応、対策は講じて問題はなくなったとのことですが、出掛けられる方は事前にサイトの掲示板などを確認された方がよいかと思います。
 ヴァージンシネマズ六本木ヘルズへの電話については、先日宮地が上映時間の確認の電話をしたところ、なかなか出ないうえに、繋がっても音声ガイダンスに従わなくてはならなかったと言っていました。ガイダンスに従うと、オペレーターに繋がるらしいですが、まどろっこしいです。
 ジャック・タチがこんなことになっているなんて、ほんとうに残念でなりません。取り急ぎ。

(アオキ)

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 夕べからの雨が午前中まで残った。蒸し暑い。店にいて、今年初めて蝉の声を聞いた。あいつはどうしたかな。

 自慢できることかわからないが、この夏はまだ冷房を入れていない。冷夏だからね、と言われるかもしれないけれど、風通しがめっぽう悪く、蛍光灯が多いので、店の中は熱がこもってけっこう暑くなる。レジの前を通るたびに「あづーッ、あづーッ。」と連発したお客さんには目を合わせられなかったけれど、原発反対だからさ、と心の中でつぶやく。そのくせ自分も仕事がはかどらず、日に何度かサミットに逃げ込んでは、冷気にあたってしのいでいる。
 今は、4人の意地の張り合い中。さて、誰がスイッチを押すのか。もうすぐ梅雨明けだ。

 夜は「ほおずき市」の打ち上げ。後半は谷根千にも登場したことのある露木さんの笑吉人形による無声人形劇。谷中辺りにいそうな爺さまたちが、酔っぱらったり、笑ったり、釣りもするし、最後は似顔絵まで描いた。観ている男衆は思わず爺さまのつもりになって、台詞をしゃべってるから面白い。
 反省よりも、来年への意気込みが勝る楽しい夜だった。
(アオキ)


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 信州の山に隠とん、一泊。人には真っ暗な夜が必要だ。
(アオキ)

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 品出し情報。

 ちくま学芸文庫 『柳田國男対談集』 宮田昇 編 1000円(初版・帯付き)
 現代教養文庫 『溝口健二の人と芸術』 依田義賢 800円(初版・帯付き)
 福武文庫 『黒澤明語る』 800円(初版)
 光文社文庫 岡本綺堂巷談集『鎧櫃の血』 500円(初版)
   〃    〃  怪談集『白髪鬼』  500円(初版)
 河出文庫 『風俗 明治東京物語』 岡本綺堂 600円(初版・帯付き)
 徳間文庫 『殺人は面白い』 田村隆一 1000円(初版)
 文春文庫 『あちゃらかぱいッ』 色川武大 1000円(初版・帯付き)
 角川文庫 『飲み・食い・書く』 獅子文六 800円 B
   〃  『連想トンネル』 式貴士 600円(初版・帯付き)

 角川の式貴士は他にも6冊出しました。すべて初版ですが帯はありません。400円〜500円(値段は状態によります)。

 今日はUAのチケット(9月7日・日比谷野音)確保のため早起きしたので、これにてお終いとさせていただきます。なお、明日明後日と東京を離れるので、日々録の更新はありません。お店は通常通り営業しています。

(宮地)

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仕事をあがってから宮地と、ジャック・タチ フィルム・フェスティバルの第1週最終日の『プレイタイム<新世紀修復版>』を観に行く。
1967年の作品。
すばらしい!どのシーンも、隅から隅まで美しく、ささやかな音にまで気が利いていて、2時間があっという間!
舞台はパリ。ガラス張りで近未来的な、ハイテクビルディング、にわかづくりだけど超モダンなデザインのナイトクラブ(まさに現代!)。そんな中で、ジャック・タチ扮するユロ氏はチャップリンさながらに、くるくる回ってしまったりするわけだけど、不便で滑稽なアメリカ的モダンな世界を、こんなにもセンスよく皮肉るユーモアに乾杯!

そして上映館が、なんとヴァージンシネマズ六本木ヘルズ。
それも皮肉の演出と考えよう。
地下に眠るシネヴィヴァンに思わず合掌。

(アオキ)


僕もジャック・タチは大好きです。巨大再開発は嫌いですけど。
ああ、懐かしの六本木WAVE。

さて、久しぶりの品出し情報。今日は目玉1点のみ。

筑摩文庫 『柳田國男全集』 全32巻 25000円
      (小シミあり2冊、小カバー破れ1冊、帯なし1冊含む)

(宮地)


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 昨晩、楽しい宴会あり。尋常ではない量のお酒を飲んでしまい、今日は終日二日酔い気味。品出しはほとんど出来ませんでした。お昼ご飯は西日暮里駅そばのうどん屋「しすせそ」。月見370円。こういう日の温かいうどんは身体にしみます。

 夕方、ご近所のお宅へ買い取りの下見へ(出張ではなく、取れるものと取れないものの分別だけ)。うちの店は原則として値段の付かないものは持ち帰っていただくことにしているので、取れない本が大量にあるような買い取りの場合、前もってこれをやっておくと効果があります。お客さんは重たい思いをして持ってきた本を持ち帰らなくても良いし、こちらは(たとえ一時的にせよ)必要ない本で店のスペースを占拠されることがなくなるので。ただ、週末など店が忙しい時や、シフト的に人数が足りない日には伺えませんし、距離的に遠いところも無理なので、実際にはそれほど機会はないのですけど。

(宮地)

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 早番で出勤。今日は宮地が休みなので、昼はドトールのベーグルをテイクアウト。おねえさんの笑顔が嬉しかった。
 私が担当している青年コミックの買い取りは、なぜだか最近、古谷実が多い。それも一件の買い取りにバラでパラパラと混ざっているパターン。で?って訊かれても困るのだけど。
 なぜこんなことを書いているかというと、今日は特筆すべきことが何もないから。

 あ、大事なことがあった。
芸工展参加企画、詩の朗読会『3K6』が決定。
10月5日 日曜日 19:00〜 古書ほうろうにて 無料
やっぱり、3Kが帰ってくることになった。そして、3人それぞれパワーアップしている、らしい・・・。それは、楽しみなような、怖いような。蓋を開けるまでわかりません。

(アオキ)

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 裏から漫画の在庫を出そうとして、通りがかりに店の奥に置いてあるコンシンネの鉢の根元をふと見ると、昨日はなかったはずの直径3センチほどの穴があった。けっこう深そう。闇が覘いている。水やりでえぐれる感じとは違う、生きものの意図が感じられる穴だ。耳の後がゾワッとする。モグラにしては小さいだろう、じゃ、鼠か・・・。ゾワゾワッ。しかし、既に右手は、コンシンネの細長い落ち葉の先で、穴の中を探っている。
(何かが飛び出してきたらどうするんだよう。)と、思った瞬間、上の方からから私の手の甲に何か重量のあるものがぶつかり、バタバタと不器用そうな音をたてて天井へ飛んだ。ぎゃッ。何度も蛍光灯にぶつかり、本棚にもぶつかり、その度に重たそうな音がした。
 蝉だ。
 床に落ちたところを、宮地がそおっと捕まえて外の植え込みに逃がした。

 ところで、この穴、何か心当たりある?
 気を取り直して、近くにいた神原に訊いた。当然、神原も知らない。

 さっきの蝉さぁ、ふ化したのかなぁ。
 なんて、ほんの冗談のつもりだったのに、もう一度コンシンネに目を移すと、高さ1メートルくらいのところに、本当に抜け殻がとまっていた。

 7年間ずっとコンシンネの根に守られながら、気まぐれな水やりもものともせず、2003年7月22日午後8時、ミンミン蝉は古本屋でふ化したのだった。
 
 7年と言ったらうちの店とほぼ同い年じゃないか。正確には、98年に「古書ほうろう」が誕生した時に友人が贈ってくれた鉢だから、正にほうろうの5年間を共に過ごしてきたのだ。
 そして今日、土から出て、滑りやすそうな幹をよじ登って、更に葉を伝い、ユラユラする頼りない細い葉にしがみついて、殻を割るため踏ん張ったのだ。ふ化するのには、どのくらいの時間がかかるのだろう。渡辺淳一はうちの店とは毛色が違うので、新しくてもあまり高く買い取れません、なんてお客さんに説明していた時も、スピリッツの「THE3名様」を読みながら乾いた笑い声を漏らしていた時も、蝉は店の奥で、ウーンショと、羽を広げようとしていたのだろうか。
 ハレの日に、今日は向いていただろうか。涼しすぎはしないか。ミンミン蝉。
 
 あッ。
 ひょっとしたらこの後も、同じ時に産み落とされた卵たちのふ化が続くのだろうか・・・。

(アオキ)

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夜、実家へ行く。
昨日の父の釣果、江戸前の穴子、キスの天ぷらを堪能。

おばあちゃんは元気だけれども、私の父が、自分の子どもなんだか、兄弟なんだか、ちょっとだけわからなくなってしまったようだ。
でも、日々往来を観察する目は鋭く、今時は女の方が威勢があって背筋伸ばしてさっさと歩いてる、
それに比べると、男はよっぽど心配事があるのか下向いてとぼとぼ歩いてるね、と言っていた。

(アオキ)




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 子どもたちの夏休みと3連休が重なったせいか、買い取りラッシュ。一日中その整理と計算を繰り返し、それでもすべては終わりませんでした。よって品出しはありません。

 帰宅後、サンフレッチェ広島対大宮アルディージャの録画中継観戦。本日よりJ2後半戦再開。勝ちました。内容も大事だけれど、結果が出なければもうどうしようもないところまで来てしまっているので、とりあえずほっとしました。やっぱり川島は良いキーパーです。今度の22歳以下の日韓戦(23日・国立競技場)も出てくれると嬉しいのだけれど。

(宮地)


 早番で出勤。昨日は遅い時間に、大きな買い取りが重なったようだ。レジの横に段ボール箱が積んである。今年は本当に買い取りの予測のつかない年だ。
 今日も、買い取りが絶え間なく続く。明日は自分が休みなので棚が空かないように、合間をぬって本を出す。
 配給元のザジフィルムズから、頼んでおいたジャック・タチ フィルム・フェスティバルのポスターが届く。センスのいいポスターなので、糊を付けてしまうのがもったいなくなって、フレームの値段を調べてみることにした。
 夜は、カンボジアのレンガ積みでご一緒した名古屋の女性が訪ねてきてくれた。彼女もまた、あの緊張感と腹下しを体験した同士だ。東京に行くからと、わざわざ時間をさいてくれた。嬉しい。
 仕事が順調にはかどったので、結局締めまで通しで働くことにする。たまには、真面目に働くのですヨ。

(アオキ)


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 早番で出勤。品出し、昼飯、伝票整理、品出し、品出し、品出し、といった一日でした。伝票整理というのは委託で扱っているリスペクト・レコードさんのCDです。支払いのために売れ枚数や在庫を数え、納品書と照らし合わせ、新規の注文をするという、ある意味それだけのことなのですが、僕の普段の仕事にはそういう類いのものはほとんどないため、要領よくことを進められず難儀しました。

 今日も文庫中心の品出しです。

 平凡社ライブラリ『映画の中の東京』 佐藤忠男 1000円
 旺文社文庫『百鬼園先生よもやま話』
        平山三郎 編 1000円(初版・帯付き)
 朝日文庫 『徳川夢声の問答有用』 全3巻1500円(初版)
 文春文庫 『久保田万太郎』 戸板康二 1000円 B
 新潮文庫 『魚雷艇学生』 島尾敏雄 600円(初版・帯付き)

『百鬼園先生よもやま話』は内田百間の対談・鼎談を、ご存じヒマラヤ山系氏が編んだもの。徳川夢声との「問答有用」も入ってます。

(宮地)

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 早番で出勤。午後になって急に出張買い取りが入り、谷中の方まで出向きました。時代小説中心に段ボール2箱分ほど、どれも比較的状態が良く、実り多い出張だったのですが、ただひとつ大変だったのは猫好きのお家だったこと。黒と三毛の2匹が絶えず部屋の中を飛び交っていて、ちょっと油断すると本の角で顔を掻いたり、カバーをかじったりするのですよ。結局、積み上げた本の上の方には大事なものを置かない、という作戦(というほどのものでもないですが)で対抗し、無事終了しました。人懐っこいかわいい猫なんですけどね、言うことは全然聞いてくれませんでした。

 以下、品出し情報。

 ちくま文庫『巷談本牧亭』 安藤鶴夫 800円 B(初版)
 中公文庫 『こわさ知らず』 春風亭小朝 600円(初版・帯付き)
 新潮文庫 『ぼうふら漂流記』 色川武大 500円 B(初版)
 集英社文庫『女神がくれた11秒』 川上健一 500円(初版)
 みすず書房『ユングとシェイクスピア』
        バーバラ・ロジャーズ=ガードナー 1600円
 藤原書店 『風景と人間』 アラン・コルバン 1400円

(宮地)

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 早番で出勤。淡々と仕事。

 夜は今日もコンサート。浜離宮朝日ホールで北インド古典声楽「ドゥルパッド」の夕べ。第19回<東京の夏>音楽祭>の一環です。グンデチャ・ブラザーズという方々の演奏。うたを歌う兄2人、パッカワージという打楽器を叩く弟、タンプーラという弦楽器(これが進化してシタールになったんじゃないかと思わせるもの)を弾く女性2人、というメンバー構成。不可思議な手の動きと共に発せられる声の芸を堪能しました。瞑想的な前半から、凄まじい太鼓とともに唸りながら盛り上がっていく後半まで、低い声から高い声まで変幻自在。2人の声が絡まり合う部分の浮遊感は、つい「神秘的」とか言ってしまいそうになるほど。耳福でした。誘ってくれたアオキに感謝。

 演奏会終了後、新橋駅までの道すがら、評判?の「カレッタ汐留」に初めて足を踏み入れました。一度は訪れたいと思っていた旧新橋駅は、ピカピカしていてちょっとがっかり。中がレストランというのも、現実的ではあるけど夢はないよ。まあ鉄道ファンの戯れ言ですけど。良い企画と思っていたので、期待が大きかったのかも。

 品出しは下記のものなど。
 
 筑摩書房『凡庸な芸術家の肖像 ―マクシム・デュ・カン論』
              蓮實重彦 3500円(初版・函B)
 青土社 『小説論=批評論』  〃  1200円
 中公文庫『随筆 柚の木』 河瀬一馬 1000円(初版・帯付き)
 河出文庫『東京遁走曲』 稲垣足穂 1000円(  〃   )
 河出書房新社 「文藝」別冊『岡崎京子』 750円

(宮地)

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 定休日。例によって12時に集合して、ミーティングと在庫整理。

 ミーティングの議題は毎年恒例8月のセールについて。期間は去年と同様、8月1日より28日までとなりました。29、30、31日は決算棚卸しのため休業です。美術、音楽、海外文学、および学術書全般といったところ中心でいくこと、コミックはここのところ在庫が品薄気味なので全巻セットの一部に限っておこなうこと、などを決めました。
 一通り話し合いが済んだ後は、セールの仕込み。山と積まれた在庫の段ボールを引っくり返し、セールに出す本を選り分けました。これらに、現在棚に並んでいるうち値引きされるものを加えると、それがセールの主力となります。今年はセール専用の棚も何本か用意して、計画的に放出する予定です。僕個人としては初めての試み。うまくいくと良いのですが。

 夜は20時で仕事を切り上げ、アオキと新宿へ。ディスクユニオン新宿ジャズ館で、梅津和時率いる「こまっちゃクレズマ」のインストア・ライブ。2枚目のアルバム『月光石のしっぽ』発売記念です。去年のクリスマス・イヴに聴いた「ベツニ・ナンモ・クレズマー」も含めて、今もっとも好きな日本のバンドのひとつです(最近では、大編成ゆえ機動力がない「ベツニ・ナンモ」からこちらへ、活動の重点が移っているようです)。「ベツニ・ナンモ」に比べると、フリーっぽさはやや減るものの、ちんどん度はアップしていて、これまたご機嫌。今度はぜひ野外で聴いてみたいと思いました(来月には山梨県でこんなイベントもあるようですよ。行きたいなぁ)。映画『ラッチョ・ドローム』に登場した曲のカバー・バージョンなんかもあって(感激!)、もう最高でした。みなさんぜひ聴いてください。大推薦します。明日16日(木)も吉祥寺のマンダラ2でライブがあります。


(宮地)

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快晴。なんという暑さ。

10時にお寺に集合して、みなで後片付け。テントの解体など。
水族館の人たちの手によって、見る見るほおずき屋の小屋も解体されていく。

夕方、壊れたマックを修理に出した。
日常にシフトチェンジ。

(アオキ)

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 早番で出勤。パソコンの電源がオフにできなくなったと、家にいる宮地から電話。格闘の末、宮地は予定より少し遅れて出勤。交代で急いで食事を済ませ、私はコモリ・オダギ組と家で待合せ。手分けしてお鍋をお寺に運ぶ。
 ほおずきは昨日のうちにがずいぶん少なくなったので、今日は一店舗にまとめることになった。

 夕方始まる直前まで、雨が降ったり止んだりで昨日よりは人出が少ない。しかし、今年はきっとみんなの願いが強いせいで、時間になったら雨はぴたっと止んだ。
 青柳さんのアコーディオンが境内に現れ、辺りが次第に暗くなりはじめると、いつの間にか人も増え賑わいだした。
 
 昨日はお客さんがめじろ押しで、蒸し上がったそばから売れてしまったおこわを、今日は買いそびれないように早めに買い、店番の宮地に届ける。あぁ、ほうろうは閑古鳥。しばらくすると、コモリ君から左鳥話子さんが来たとの電話がかかってきたので、お寺に戻る。
 
 今夜のパフォーマンスはnomado~sの舞踏と、真砂市場「魚虎」さんによる魚河岸太鼓。
 境内に出来た人垣のなかで縦横無尽に踊るnomado~sに、おじさんが飛び入り。そして、見事に馴染んでいる!スバラシイ!
 彼らの踊りに集まった人々の興奮がクライマックスに達したところで、更に地面を震わせながら和太鼓が始まる。お腹に響くんだな、これが。眠ってた日本人魂が起きてしまうのだ。
 
 魚河岸太鼓が大取りとなって、今年の四万六千日ほおずき千成り市も、無事終了。
 
 お疲れ様でした!カンパーイ! 
 まんぷく横丁隊長のバンバンバザールの山田さんが打上げで作ってくれたチャーハンがとっても美味しかった。
(アオキ)
  

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 三時過ぎ、大鍋を火にかけた途端に縁日の幕が上がった。食べ物屋が湯気を出すと、人が寄ってくる。学んだことは、湯気を出す前に、裏の準備を万全にしとくこと。当たり前か。ちょっとバタバタしてしまった。

 夕方になって、アコーディオンの青柳さんが境内を練り歩きはじめると、いよいよ始まりました!という感じで、境内に昂揚した空気が漂う。子供たちが虎の衣装を着た青柳さんの後を楽しそうに付いて歩く。
 縁日の中に被爆者の絵や体験談の展示、原爆実物大の真っ黒なビニール風船まであるところが、他のお祭りとは違うところで、すごいなぁと、思ってしまうのだ。そして端から見ていると、以外にも小さな子供たちがそれらの展示をよく見ているのだ。なんだか、感動してしまった。
 バリ島の踊りは、離れたところにいて観ることが出来なかったのが残念。
 資材置き場から始まったチャンチキトルネエドの演奏は、自分がほおずき屋であることもすっかり忘れてしまうほど。境内を隅々まで使った演出も、演奏を一層盛り上げていた。
 
 今年で、ほおずき千成り市も再スタートから三回目を数え、ずいぶんと付近に定着してきたようだ。来てくれた人々の流れが自然な感じで、大勢の人出で賑わいながらも、ゆったりとした空気で境内が満たされていたように思う。
 境内の一部がお寺の普請用の資材置き場になるため、場所が狭くなるなどの懸案事項もあったけれど、水族館劇場の方たちがとてもいい具合に出店の骨組みを作ってくださったことで、かえって見やすく雰囲気のある縁日になり、資材置き場を演奏の場に変えるというチャンチキトルネエドの意表をついた発想で、今年しか味わえない面白い空間が出来上がった。アイディアの結晶だ。
 
 台湾味玉は、六時半完売!
 コモリ、オダギ組が明日用に急遽100個買い足しに走ってくれ、ひび割れまでの準備をしてくれた。縁日が終わってから、それを大鍋と共に今度はわが家へ持ち帰り煮込んでいる。まさか、こんなことになるとは・・・。嬉しい悲鳴。けど眠い。

(アオキ)

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 仕事じゃない時間が忙しいここ2、3日。大観音光源寺のほおずき千成り市の準備もいよいよ大詰め。
 今朝は小田木さんと境内でまんぷく横丁立看板を描き、昼から店に出て、その間に宮地に100個の卵を小森・小田木家に届けてもらい、夜までにふたりに100個のゆで卵を作っておいてもらう。
 夜、家に戻って、小森・小田木組に100個のゆで卵を持ってきてもらって、3人でコツコツと仝弔困張好廖璽鵑巴,い討劼咾鯑れて、ウーロン茶の入った大鍋2つで煮た。これが、台湾味玉、50円。つまみによし。おやつによし。
 火にかけている間、持ち帰り用の新聞紙カップを作ったり、打ち合わしたり。
 夜も更け、ふたりが帰った後、横丁のお店の看板を描く。ふ〜っ。
 窓の外が白んできた。雀がチュンチュン鳴いている。

 私はこれから寝ますが、日が明けて9日にこれを読んでくださってるみなさん。
ほおずき千成り市は、今日、明日(7/9、10)です。来ないと、台湾味玉食べられませんよ〜。

(アオキ)


 楽しかった先週の土曜日の日記が上手く書けず、とうとう今日になってしまいました。僕の日々録が止まってしまうよくあるパターン。どうしても読んでもらいたい日を後ろに回したくないばっかりに、簡単に書ける日までもが更新されないという悪循環です。品出し情報用のメモも溜まる一方だし、今回はもう降参。あきらめました。悪いことは続くもので、パソコンのACアダプターの接続部分がイカれてしまうというアクシデントまで発生。充電されている2時間強を使いきってしまうと、修理に出すしかありません。明日から2日間はほおずき市ということもあり、ひょっとしたら来週初めまではもう更新できないかもしれませんが、悪しからず。ご了承ください。

 ちなみに、5日(土)は詩人で絵描きの友人ふじわらいづみさんの来店と、オペラ・シティでの庄司紗矢香によるレーガーのヴァイオリン協奏曲日本初演について、6日(日)は仕事中に読んだ東海林さだおと乙一それぞれの新刊について、7日(月)はお客さんに教えていただいた表参道ギャラリー360°でのジェラルド・マランガ展について書くつもりでした。

 今日はこんな天気で、お客さんもまばら。品出し日和といきたいところですが、先月取材を受けたミニコミ誌『stage』の原稿のチェックでおおわらわ。電話でライターの小澤さんと直しについてああだこうだやっていたら、あっという間に閉店時間になってしまいました。取材されなれていない未熟さを痛感。インタヴューされている時は、それがどういう原稿になるかについて、いつも想像力を働かさなければいけないことを学びました。飲み屋で雑談しているような気持ちで喋ってましたからね。

 以下、品出し情報。

 文遊社 『鈴木いづみコレクション』 全8巻 9600円
 作品社 『革命的な、あまりに革命的な』 ?秀美 2100円
 平凡社 『あ・ぷろぽ −それはさておき』 山田稔 1500円
 インスクリプト 『テクスチュアル・ハラスメント』
          ジョアン・ラス、小谷真理 編訳 2000円
(宮地)


*メールの送受信も、しばらく出来なくなります。ご了解ください。



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 早番で出勤。夕方、ならまち文庫の宇多さんが来店。明日、上野の国立博物館で行われる、映画『沙羅双樹』のイベントに出席するための上京とのこと(宇多さんは奈良が舞台のこの映画に草の根のスタッフとして協力しているのです)。地域雑誌『ぶらり奈良町』の会場での即売が急遽決まったため、うちの店の在庫を持って行くことになりました。
 河瀬直美監督の最新作であるこの映画のことは、随分前から宇多さんや彼のお友達を通して耳にし、楽しみにしていたのですが、今日これを書くために初めて公式サイトを見てみると、意外な発見があり驚きました。主人公を演じる福永幸平という新人、名前からは全く思い当たらなかったのですが、プロフィールを読むと、何とNHK教育テレビの『真剣10代しゃべり場』に出ていた奄美出身のストリート・ミュージシャンじゃないですか。この番組、最近はちょっと御無沙汰しているのですが、彼が出ていた頃は一番ハマっていて毎回観てましたからね。何だか訳もなくうれしいです。音楽はUAだし、ホイさん(生瀬勝久)も出るし、ほんと観にいくのが楽しみです。
 7月12日より渋谷シネマ・ソサエティで公開。前売券はほうろうでも発売していますので、ぜひどうぞ。

 以下は今日の品出しより。

 みすず書房 『精神病理学原論』 ヤスパーズ 2000円 B
   〃   『東洋の英知と西欧の心理療法』 メダルト・ボス 2000円 B
 筑摩書房 『平坦な戦場でぼくらが生き延びること − 岡崎京子論』
                 椹木野衣 1000円 B(初版・帯付き)

 夜は、自宅マンションの3階に住む3家族で宴会。楽しく酔っぱらいました。

(宮地)

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 今日は久しぶりの予定のない休日。ゆっくり起きて、まず昨日の日々録を書き、アスレチックス対マリナーズ戦を観ながら昼食。大勢が判明した辺りで切り上げ、自転車で巣鴨へ。

 目指すは、先月赤羽駅で偶然発見した10分1000円の床屋の巣鴨駅前店。丸坊主にするのに2千何百円も払うのはもったいないと常々思っていたのでチャレンジしてみました。「カットのし直しを避けるため髪型は具体的に」というようなことが書いてあったので「マルコメ君みたいにしてください」と注文すると、爆笑されつつもあっという間に無事終了。白人、高校生、車椅子のお年寄りと、幅広い客層で混雑していました。

 帰りは千石図書館に寄り道。クリフォード・ブラウンのエマーシー・レーベルでの全録音ボックス・セットなどを借りました。 本と違ってCDはひとつの図書館で5枚までしか借りれないので(本は無制限)、普段使わない図書館に行った時はなるべく借りてくるようにしているのです。エマーシーのブラウニーと言えば、「デライラ」「ジョイ・スプリング」「ジョードゥ」など名曲てんこ盛りのマックス・ローチとの1枚があまりにも有名。僕もかつて飽くことなく繰り返し聴きました。でも、ソニー・ロリンズ入りのものや、ダイナ・ワシントンの歌伴のものなどは、あまりちゃんと聴いたことがないので楽しみです。別テイクもいっぱいあるみたいだし。

 夜はアオキと合流して、根津のカフェ「NOMAD」へ。ここはおしゃれな店構えに怯んでこれまではちょっと避けていたのですが、久原大河のチラシ・ポスター展が行われていることをつい最近知り、びっくり仰天あわてて足を運んだ次第です。
 久原大河は梅津和時さんのライブのチラシで初めてその存在を知ったのですが、何とも言えない味のある、音楽が溢れ出てくる絵を描く人です。迂闊にも、僕は今回のことを知るまで全然気付かなかったのですが、ロゴマークをはじめとしてNOMAD店内のあれやこれやをデザインしているのも彼ということで、今回の個展も2回目だそう。『谷根千』の広告で毎号目にしていたにもかかわらずピンと来なかった自分が情けないですが、まあ今回は間に合って良かったです。
 店内の壁に貼りめぐらされたチラシとポスターは、本当に一見の価値がありますよ。特に音楽好きの方には無条件でお薦めしますので、近所にお住まいの方はぜひどうぞ。初めて入ったNOMADさんも良いお店でした。今日はコーヒーにしたのですが、今度はアイルランドの樽生ビールを飲んでみたいものです。
 興奮して頭に血が上った僕たちが、すっかり長居した挙げ句、数枚のポストカードとオーネット・コールマンのTシャツを手に店を出ると外は雨。傘もなくすっかりずぶ濡れになってしまいましたが、お風呂に入ってビールを飲めばすぐにまた極楽なのでした。

(宮地)


壁一面、チラシづくし。全身に浴びまくって、湯あたりならぬ、大河あたり。
(アオキ) 

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 先日、新聞広告で「ジョアン・ジルベルト来日!」のニュースを知り驚愕。万難を排して駆けつけるべきところなのですが、料金を見て2度びっくり、会場を確認して今度はがっかり。東京国際フォーラムAホール。あんなでかいところでボサノヴァやって12000円とは随分な話だと思いません?でももちろんやっぱり行きたい訳で、ここのところ悶々としております。一般発売は7月12日なのですが、e+のプレオーダーは今日明日。どうしましょうかね。

 以下、品出し情報。買い取りの少ない時期に入ったので、5月に買ったままになっていたものを少しずつ出しています。

 三一書房 『中井英夫作品集』 全10巻別巻1 33000円
       (初版、8巻のみ月報なし、7・8・別巻帯なし、1巻函B)
 河出文庫 『新版・遊びの百科全書』 全5冊 3000円
  〃   『ラテン・アメリカ怪談集』 鼓直 編 800円
 光文社CR文庫 『淫獣の幻影』『淫獣の妖宴』
         フィリップ・ホセ・ファーマー 2冊で1500円(初版)
 集英社文庫 『びっくり博覧会』 都筑道夫 800円(初版・帯付き)

 都筑道夫は他にも13冊出しました。光文社、徳間、角川の各文庫中心で、400円から600円です。

(宮地)

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今日は品出し情報祭りです。

まずは、今日出した文庫5冊。

 ちくま文庫 『笑いごとじゃない』
         J・ヘラー、S・ヴォーゲル 800円 B(初版)
   〃   『ブッシュ・オブ・ゴースツ』
         エイモス・チェツオーラ 800円 B(初版)
   〃   『詩を読む若き人々のために』 C・D・ルイース 800円
 福武文庫 『狂人日記』 色川武大 1000円(初版・帯付き)
 新潮文庫 『ジャズ −ベスト・レコード・コレクション−』
                        油井正一 600円 B

次に、日々録サボっている間に出したもののまだ売れてない10冊。

 白夜書房 『All About Niagara』 大瀧詠一 3500円 
 みすず書房 『ランドフスカ音楽論集』
         ドニーズ・レストウ編 5000円(初版)
 リブロポート 『モンド・ミュージック』 2000円
   〃    『私語り樋口一葉』 西川祐子 1500円(初版・函) 
 角川春樹事務所 『星への筏 −黄河幻想行−』
           武田雅哉 1800円(初版・帯付き)
 東京創元社 『鴉白書』 渡辺啓助 2500円(初版・函・帯付き)
 図書新聞 『文學者となる法』 内田魯庵 1800円(初版・帯付き)
 青土社 『野生の哲学 −野口晴哉の生命宇宙−』 永沢哲 1800円
  〃  『不毛論』 澤野雅樹 1750円(初版・帯付き)
 平凡社 『新聞小説の誕生』 本田康雄 1600円(初版・帯付き)

最後に、日々録サボっている間に出してすぐ売れちゃった5冊。

 トラベルジャーナル 『サンチャゴふらふら』
             田中小実昌 1500円 B(初版・帯付き)
 青土社 『東京迷宮考』 種村季弘対談集 1600円(初版・帯付き)
 旺文社文庫 『小さん落語集』 上中下3000円(初版・帯付き)
 ちくま文庫 『東京的日常』 関川夏央、山口文憲 600円
 新潮文庫 『ミュージック捜査線』 ピーター・バラカン 500円 B

(宮地)

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