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日々録   2002年3月

本日の品出しから。

柴田書店 『そば・うどん百味百題』 企画(社)日本麺類業団体連合会 1000円
草思社 『日本の牛乳はなぜまずいのか』 平澤正夫 900円


今日は、少しだけ早起きしたので(といっても、それで人並みの時間なんだけど)、朝風呂に行ってから出勤。
正月以外、温泉以外の朝湯は初めての経験だな。

すごく、気持ちイイ。どんなに買い取りが殺到しようとも、麗らかな一日。

仕事の前のひとっ風呂ってゆうのが贅沢でいいんだな、これが。
(アオキ)

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こんにちわ。ほうろう五号荘組の山です。
もうすぐ、ほうろうのホームページを、谷根千ねっとさんのご好意ではじめさせていただいて1年になろうとしています。
世の中のすなるネット展開なるものを、われらもしてみむとてしはじめしものの、アナログな4人組、試行錯誤に四苦八苦のこの1年。
なじめぬ者あればふざけてばかりの者もあり、また時間のない者やなくてもきちんとなしとげる者もあり。
明後日で晴れてまる一年。これからもよろしくお願いいたします。
(山)

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実は3日前、1月にお弁当の取材を受けた雑誌が発売になった。
マガジンハウスan・anの増刊号で、誌名は『ku:nel』[クウネル]
ほんとは、見て見て!と自慢したい半面、印刷された自分の歳に驚愕したり、知らない人にお弁当見られるっていうのは、裸見られる程じゃ無いにしても、なんだか恥ずかしいもので、ここに書こうかどうしようか迷っていたのだけれど、今日電話でライターの熊谷さんの声を聞いて、エイヤッ、って気持ちになった。

コンビニにもあると思うので、みなさん見ちゃってください。私の質実剛健なお弁当を。

クウネル・・・食う・寝る。
日々の暮しを大事にしてる人たちがいっぱい載っています。
私もこの雑誌を手にして、ちょっぴり生活のネジ締め直そっかな、って思ったりしたのでした。

さて、本日の品出し。

 新潮社 『ハワイイ紀行』 池澤夏樹/著 1200円
 雄山閣 『カッパドキア』 立田洋司/著 1700円
 創元社 『ヨーロッパの旅とキリスト教』 紅山雪夫/著 1000円
 美術公論社 『アール・ヌーヴォー』 S.T.マドセン/著 B 1500円
 紀伊國屋書店  『エッフェル塔のかけら』 岡部憲明/著 1000円
(アオキ)


僕もあれこれ出しました。

 桃源社 『都築道夫ひとり雑誌=特別号 妖怪変化大特集』 2000円(初版・帯B)
 双葉社 『草木の精』 岡本好古 2000円(初版)
 中公文庫 『妖花 ユウゼニカ物語』 橘外男 1500円(初版)
 国書刊行会 『黒魔術小説傑作選』 全5巻(7冊) 12000円(初版・帯)
 新人物往来社 『怪奇幻想の文学』 全4巻 8000円 B(初版)
 河出書房新社 一人三人全集 第5巻
        『世界怪奇実話 浴槽の花嫁』 牧逸馬 4000円(初版・帯B)
 
以上はショーウインドウ飾り棚。以下は新入荷棚です。

 白水社 『モーツァルトとの散歩』 アンリ・ゲオン 2000円
  〃  『魔笛 秘境オペラ』 ジャック・シャイエ 3000円
 音楽之友社 『現代音楽の美学』 A・ゴレア 1000円

その他、文庫新入荷棚にもいろいろあります。

(宮地)

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 地球温暖化に桜も日本人も翻弄される春ですね。あれ?これじゃ、地球が悪いみたい。 

 荒川洋治/著『日記をつける』(岩波アクティブ新書 定価700円+税)を読んだ。
 NHKの週刊ブックレビューで「いやぁ、この本、日記の書き方が書いてあるわけじゃなくて、日記をつけない人は愛がない、なんて書いてあるんだもの。まいったなぁ。」と、日記をつけたことがないゲストが苦笑していたのだ。
 
 日記の書き方は書いていないわけではなくて、日記のつけ方のヒントが随処にちりばめられている。
 例えば、切りのいい日付からよりは中途半端な日から書き始めた方がリラックスできて続けられるとか(禁煙みたい)、後になると忘れてしまう家の間取りや、近所の家並なんかを記しておくといいとか。
 文人から働く子どもまで、いろいろな人の日記を、子どもの頃から日記をつけ続けている荒川氏が、ちょっととぼけたような分析をしながら、日記とは何だろう?と考えている本なのだ。
 日記をつけるひとときが楽しい、そのときのために日記をつけるのだ、という荒川氏の文章は、読んでいて朗らかな気分にさせてくれる。

 それにしても、死後、思いがけず日記を公開されてしまった人たちは、眠るに眠れず草葉の陰で冷や汗かいてるんじゃないかしら。逢引の回数まで数えられた山田美妙の「あうッ。」って言う声が聞こえたような気がする・・・。
(アオキ)

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 特報!!
 去年のNHK朝ドラ『ちゅらさん』でもお馴染みの藤木勇人(「ゆがふ」の店長役)が千石の三百人劇場にやって来ます。題して、

 藤木勇人一人ゆんたく芝居 南島妄想見聞録 番外編
 「復帰30周年・ワールドカップ・テーゲー大会」

 4月5日(金)19:00〜、6日(土)17:00〜、7日(日)14:00〜、の3日間。料金は前売3000円、当日3300円です。ゲストにディアマンテスのボブ石原。沖縄好きの人もそうでない人も、みんなで行きましょう。僕も行きます。

 さて、以下は本日の品出し。

 文春文庫 『わた史発掘 戦争を知っている子供たち』 小沢昭一 1000円(初版・帯)
  〃   『言わぬが花 小沢昭一的世界』 600円 B(初版・帯・書込み有り)
 新潮文庫 『街に顔があった頃 浅草・銀座・新宿』 
                吉行淳之介&開高健 対談集 500円(初版・帯)
 みすず書房 『ガラテイア2.2』 リチャード・パワーズ著 若島正訳 2400円
 小学館 BIG COMICS 『MONSTER』 浦沢直樹 全18巻 6000円
 メディアファクトリー 『ダ・ヴィンチ』2002年4月号 特集「浦沢直樹大解剖」 300円

『わた史発掘』は小沢昭一の自分史。幼少の頃一時期を過ごした日暮里の話も出てきます。
『ガラテイア2.2』は、一昨年出た『舞踏会へ向かう三人の農夫』に続く2冊目の日本語訳。
『ダ・ヴィンチ』浦沢特集は『MONSTER』完結に合わせてのもの。『谷根千』棚横の篭の中です。

(宮地)

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土曜日、雑誌「人間家族」3月号入荷。
特集「浜岡原発とめよう裁判」に参加と支援を!!
わっしも生まれてはじめて原告なるものになってみたりしました。
わっしのことはともかく、ちゃんとしています。まずは見てみてください。
「裁判の会」公式HP
(山)

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日曜日は宮地夫妻か五号荘組かどちらかの二人店番。今日は五号荘組。
このペアの場合、日曜はほとんど山崎の重役出勤になる。一緒に家を出ても、後楽園あたりまで一人でサイクリングをする習慣があるためだ。
今年の桜は異常だ。すでに散りはじめている。再来週にはどうなることやら。桜の軸馬が見当たらない。どうでもいいか。
店はいいかんじだった。日曜特有の買い取り爆発もなくほどほどで、来客心地よく、売れ行きも最近ではよいほう。こんな日は品出しも気分よく進む。かえって天気がぱっとしないのが幸いしたのかもしれない(先週の日曜は買い取りだけで大変な一日の宮地夫妻であった)。

午後3時、ラーメン‘はじめ’にゲンダイとラジオを持って一人で食事をとりに行く。するとケータイに父親から熱発したとTELLあり。慌てて妹と相談、とりあえず大事をとって再入院することに。妹と、妹の旦那さん(わっしより11歳上、頼りになる)、が車で連れてってくれて、しばらくついていてくれる。もう高松宮記念どころではにゃあぎゃ。

後、検査終了後、肺炎起こしかけてたが大事ないと連絡入る。ふう。
三寒四温とはちと違う今年の気狂い気候、ここにきてまたぞろ体調を崩している人も多々あり、みなさん、くれぐれもご自愛のほどを。
(山)

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 今日出した本から。

 講談社 『重蔵始末』 逢坂剛 著 1500円 (初版・帯・署名入り)
 ちくま文庫 『禁酒宣言』-上林暁・酒場小説集- 坪内祐三 編 600円

『重蔵始末』は昨年出た、逢坂剛初の時代小説。短篇連作の第1話しか読んでいないのではっきりとしたことは言えないのですが、蝦夷地探検で知られる近藤重蔵の若き日を描いた、捕物帳のような作品です。当時近藤重蔵は白山神社の裏あたりに住んでおり、話のなかでもそういう設定になっているので、そのあたりも舞台として登場します。挿絵を実の父である中一弥(池波正太郎の『剣客商売』の人です)が担当しています。はじめて目にした逢坂剛のサインはなかなか格好良いものでした。

『禁酒宣言』は前回店に入ってきた時は、とても気に入って自分で買ってしまったので、店に出すのは今回が初めてです。僕はこの本で上林暁の作品にはじめて触れたのですが、これはいいです。時代は戦後まもなくのまだ混沌としていた頃、舞台は阿佐ヶ谷、女将が一人で切り盛りしているような小さな酒場を彷徨い歩く主人公(=作家本人)の駄目さ加減が切なく胸に滲みます。酒飲み必読!

(宮地)

『彷書月刊』4月号入荷しました。特集は「百貨店パノラマ」です。

(アオキ)

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 いよいよ、SPLASH WORDSの詩集、さいとういんこ『希望について』につづく、第2弾『カワグチタケシ詩集』がほうろうでも本日より発売になりました。
 昨日は下北沢の本屋さんフィクショネスで発売記念の朗読会がありました。
 カワグチさんが緊張していたらしく、しかも緊張というのは伝染るもので、聴いているうちに私もドキドキが止まなくなってしまいました。でも、朗読会のそういうところも好きなのです。9.11のあとに書かれた詩の朗読は、言葉が胸に刺さるような気がしました。
 いんこさんの朗読は上野以外で初めてでした。なんだか、ほんとうに桜の花びらのシャワーを浴びるみたいに、さらさらと言葉が降ってきました。
 次回は、4月21日渋谷TOWER BOOKSです。みなさん、お出かけください!

 『大好き沖縄』17号も入荷しました。新年会の写真に、宮地が、宮地が、宮地が・・・。カメラ意識してたでしょ、みたいな・・・。

 夜は、守本さんのところでホームページの打合わせ。私たち4人で毎日書きながら、日々録と、品出し情報は別の方がいいかも・・・とか思ったりしていたのですが、読む側の立場で思うことは違ったりするのですね。参考になります。

 今日はベロベーロになってしまったので、 バニラアイスにメイプルシロップかけたの食べて、さっさと寝まーす。
(アオキ)
 

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 出勤前に鴎外、本駒込と、図書館のはしご。借りていたものを返したり、新たに借りたり。途中、動坂上から本駒込図書館に抜ける道沿いの、動坂公園の桜がもうほとんど満開で、思わず見とれてしまいました。

 さて、本駒込では新着図書の棚に金井美恵子の新刊『噂の娘』を発見。いつもながらの素敵な装幀なのですが、今回は物語の舞台である(らしい)1950年代風の雰囲気もあります(題字とか)。本を開いた時に目に入ってくる活字の並びも、まさしくいつもと同じの金井美恵子印で、いやが上にも期待は高まります。現在、来月の「今月の一冊」に取り上げるつもりで、吉田健一の『東京の昔』を読んでいるところなので、それが終ってからになりそうですけど。

 店に出てからはサクサク品出し。今日は文庫中心に、棚がスカスカしているところを地道に埋めていきました。ハードカバーの本はほとんど出していませんが、一冊興味を惹かれる本があったので紹介します。

 法政大学出版局 『フローベルのエジプト』 ギュスターヴ・フローベル著 2450円

 読んだことがないので、内容については何も言えませんが、旅行記のようです。

(宮地)

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文林中の卒業式。お花を持った卒業生達を見て、自分も遠い昔を思い出す。
新生活や、新学期への期待よりも不安の方が大きかったなぁ。
新しい世界で友達できるかな、とか、クラス替えはどうなるのかな、とか。
だから、春の風の匂いって、いまだにちょっとお腹痛くなっちゃうような複雑な匂いだったりするんだな。

店は定休日。いつもの通り、シャッターの中でミーティング。
谷根千ねっとに仲間入りさせてもらって、今月で早一年。
四月からどうしましょう、コンテンツをちょっと変えてみましょうか・・・などと、あれこれ思案。
何かしらの変化は起こりそう。乞うご期待?

話し合いの後は、週末の買取りで預かりになった3件の仕分けと計算。
まだまだ続くぞ、買取りの日々!

(アオキ)

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そろそろ山崎父ネタ。
 お袋が逝ってからあっというまに老け込んで、ひと月も経たぬうちにMRSAという菌のせいで肺炎を起こして死にそうになって、というあたりまでは前に書いたっけ。その後ゆっくりではありますが快方に向かいまして、晴れて 1月31日には退院と相成ったのです。よろよろと足取りおぼつかなくはありますが、このままリハビリ施設のない病院で、MRSAのため個室に閉じこめられた状態では、寝たきりになってしまう可能性が高いと先生に説明されまして、院内感染の危険がつきまとう患者であることも否めないことだとわっしも少しは思いますし、多少フライング気味だったのかなぁなんて、今になってみればちょっとだけ思うこともあるけれど、本人も監禁状態の病院ぐらしに飽き飽きしはじめていたようで、自分がどんな危ないとこまで行ってたのかも忘れてしまったかのように、退院の朝、いらちな父は荷作りをする子どもらに向かって「早よせんかよ」と急かしたてるばかりで、わっしもあんなに危ないとこまで行ったことは忘れて、相変わらずの父の性格に腹立たしくなったものでした。
 でも退院の喜びというのはいいもんです。なかには涙ぐむ看護婦さんもいて、目醒めた日、呼吸器をはずした日、はじめての食事のババロア、はじめて声を出した日、起ち上がった日、いろんなことが思い起こされます。あの素晴らしい天使たちの笑顔と共に。(ほんといい病院だったんだよなぁ、守ちゃんには悪いことしたな、ひとりごと)
 さて、ところが 2月7日に父は自宅で転倒してしまい、その夜は駆けつけてやることができないで、介護ヘルパーさん頼みでなんとかひとりで頑張ってもらったものの翌9日になって救急病院へと運ばれて行きました。その後の検査で骨折や、骨にひびの入っていることもなくてよかったのですが、心臓が弱っているらしく、幸い今度のとこはMRSAに神経質でなくリハビリ施設も利用できるので、ま、もうちょっと動けるようになるまでは、冬の寒さも峠を越すまでは、のんびりしていきましょうかと相成ったわけであります。
 先週の火曜日、3月12日ですが、こちらの病院も無事退院することができました。整形外科のあったおかげでリハビリもできて、むしろ転倒する前よりも足取りはしっかりしていました。よく老人は転ぶと一気に弱るものだから気をつけないとといいますが(実際お袋さんもそうだったし)、彼の場合は転んではじめて自分の状態を自覚したようで、以来、一歩一歩を慎重に歩んでいくことにしたそうな、七転び八起き、むしろ転んでたくましくなっている。(今は散歩に出られるようになることが大いなる野望とのこと、頑張ってもらいたいもの)
 さて、実は経済的な事情もあって(今度の病院はとにかく高い)、またちとフライング気味な退院をしてしまったのでしばらくわっしも自宅へ世話しにが少し大変な面もあり、仕事場や飲みに行く先々で心配してもらったりお誉めの言葉をいただいたりしてちょっとくすぐったくなっていた今日この頃、みんな順番に来るものだからね、なんて一杯やっておちゃらけながらも人には言えない父親という存在に対する複雑なものもどろどろと抱えておりました。(少なくとも世話して帰って来たら、とりあえず一杯飲まないと、やってらんね)

 さてそんな中、行きつけのとんかつ屋のマスターのお父さんが今朝亡くなったと知りました。突然のことだったようです。昨日まで、お母さんと二人きり、同じに生活して同じに寝て、今朝だけ永遠に目覚めなかったようです。

 長々と自分の父ネタを披露しながら、何か考えていますが何も言葉にできなかったようです。
(それとも何も考えていないのと同じことなのです)

 こんなところで何ですが、一度お会いしただけですが、マスターのお父上のご冥福を、お祈りさせていただきたいと思います。

(山)

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 ひたすら買い取り。

 19時くらいまで休む暇なしで、少々疲れました。学生時代の友人が、本を売りがてら、一家(奥さんと3歳の息子)で遊びに来てくれたりもしたのですが、だっこしたりする余裕はありませんでした。

 半村良の追悼コーナーは、あらかた売れてしまったこともあり、昨日で終了したのですが、今日また何冊か入ってきたので、時代ものについては再び充実中です。去年出た『すべて辛抱』や、集英社文庫版の『講談 碑夜十郎』(カバー:佐伯俊男)などがあります。時代小説棚。

 以下は、ここ3日ほどの間に出したものからのピックアップ。

 新潮社 『時代小説の楽しみ』 全12巻+別巻1 6500円
 筑摩書房 『ちくま文学の森』 全15巻+別巻1 8000円
 中公文庫 『ビアズリー伝』 S・ワイントラウブ 著 1500円
 光文社文庫 『流行の神話』 海野弘 著 800円

(宮地)
 

 

 

 

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軽トラに家財道具詰め込んで、ひとりの男が沖縄に向けて旅立ちました。
彼は、宮地と私の美容師でした。
私たちの千駄木歴の初期からのおつき合い。
といっても、不精者の私たちですから半年に一度、下手すると一年振りに顔を出す程度。
そのくせ、うちの店のチラシを置かせてもらったりする、かなり図々しい客でした。
でも、同年代で、この町で自分の店をやってる少し先輩で、私たちにとっては秘かに心の支えになっていましたし、話をすれば、タジ・マハールや、全くどうでもいいような事で盛り上がったりして、お互い「こっち側」という気持ちはあったように思います。
私たちが自分たちの4、5年を過ごして来たように、彼にも彼の月日が流れていたわけで、恐らく彼にとってのこの数年は、私たちには計り知れない重大な時間であったように見えました。
そして、いくつかの偶然が重なり、まるで天命のように彼は沖縄に呼ばれました。
もちろん、最後に決めたのは彼自身です。
閉店までの何日かは、夜の10時、11時まで延長して押し寄せたお客さんの髪を整え、もう抜け殻のようになるまで働き抜いて、終にシャッターを下ろしました。

どんな時でも、笑顔で迎えてくれた彼に、感謝と尊敬を込めてここに記しました。

あぁこの夏は、友人と一緒に改装したという自慢の赤瓦の家で、額の汗拭いながら、ビールあおって「カーッ、うめーッ。」とか、やっちゃうんだろうな〜。
よそう、余計な想像はカラダに毒だ。

千駄木では、とうとう酒を酌み交わすことはなかったけれど、いつの日かまた会う時には思いっきり乾杯できそうな気がして、宮地と私は今から勝手に楽しみにしてるのであります。
(アオキ)

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 2、3日前の話。

 小学生くらい(ひょっとしら幼稚園かも)の兄弟と、そのお父さんが店にやって来ました。しばしマンガの棚を検分したかとvうと、突然、兄とvわれる方が叫びました。
「ここの店には欲しい本が1冊もないよー」
 店じゅうに響き渡るような大きな声です。すぐに弟も続きます。
「なんにもないよー」

 レジにいた僕とアオキの心中は、決して穏やかではありませんでしたが、まあq供の云うことなのでと、苦笑いを浮かべながら平静を装っていました。すると、お父さんも「こりゃ駄目だ」とでもvったのか、ふたりを促して出ていこうとしたのですが、その際、またしても兄が叫びました。
「ローソンの方がいいよ。ローソンに行こう」
 もちろん、弟も続きます。
「そうだよ、ローソンに行こうよ。ローソンの方がいいよ」

 僕とアオキは絶句しながら、奇妙な敗北感を味わったのでした。

(宮地)

追伸 映画『ひとりね』、 明日より公開です。

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 金具の付いていないタンバリンの親分のような太鼓が鞄から出てきた。その太鼓でデニスさんがリズムを刻むと、振動が空気に伝わり、рフ胸へと届き、魂にこびりついた垢が一枚一枚剥がれ翌ソていくのを感じた。
 垢が翌ソ裸になった魂は、連綿と?pがれてきたであろうデニスさんの唄とリズムに乗り、太古の世界へいざなわれていく。
 生まれて初めて、ネイティブアメリカンの方に接し、條ヤを共に過ごした。心地よい空間。

 デニスさんが作ったメイプルシロップと、リーチレイクにゥ生しているというワイルドライス「マノーミン」美味しかったなぁ。マノーミン入りのクリームシチュー、р熏。度チャレンジするぞ!

『オ世代先のqどもたちへ』
〜ネイティブ・アメリカン、デニス・バンクス≠?}えて〜 本駒込地域センターにて
(アオキ)

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 実は昨日の日々録は、久しぶりの品出し情報のつもりだったのですが、タイトルや値段をメモしたものを店に忘れてきてしまったので、別のネタになってしまいました。というわけで、今日は一日遅れの品出し情報。

 北沢図書出版 『ハワイ音楽パラダイス』
              山内雄喜&サンディー 著 協力=中村とうよう 1000円
 晶文社 就職しないで生きるには 4 『輸入レコード商売往来』  岩永正敏 著 850円

『輸入レコード商売往来』の著者は、かつて青山にあったレコード屋「パイド・パイパー・ハウス」の設立メンバー。多くのミュージシャンや評論家が日々集い、今や完全に伝説と化したこの店も、そもそもは、音楽好きの若者たちが、何もないところから試行錯誤して作り上げていったのだ、という事実は、僕にとっても励みになります。
 しかし、「就職しないで生きるには」という、この晶文社のシリーズのタイトルはいいですよね。こういう本が20年近くも(少しずつかもしれないけれど)版を重ねているというのは、素晴らしいことです。ちなみに、元ジャックスの早川義夫の書いた『ぼくは本屋のおやじさん』もこのシリーズの1冊で、こちらもお薦めです。

(宮地)

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 3日前にアオキが書きましたが、『ああ、温泉』を読んで、わが家はにわかに温泉モード。もともと「そろそろどっか温泉行きたいね」などと話してはいたのですが、完全に火が着いた恰好です。
 で、「群馬県の四万温泉というところがよさそうだ」ということになり、時間やら料金やらを調べ出したのですが、こうなると元鉄道少年の血が騒ぎ、「どういうルートを取るともっとも安くたどり着けるか」を割り出すために、久しぶりに時刻表と格闘し、幸せな時間を過ごしました。以下はそれについての、ややマニアックな報告。興味のある方は読んでください。

 西日暮里駅を起点に考えた場合、四万温泉行きのバスの出るJR吾妻線中之条駅までは、普通に買うと2520円です。これを少しでも安くできないか?という、ある意味ゲームです。
 
 まず考えられるのは「ルートは変えずに切符を2枚に分ける」です。JRの運賃は100kmを超えると20km刻みではね上がるので、うまく分けると通して買うより安くなることがあるのです(今回の事例では、山手線内発着特別ルールというものとの関係もありますが、ここでは触れません)。この方法で出てきたのが2270円という数字。「西日暮里→さいたま新都心」と「さいたま新都心→中之条」の2枚に分けることで、250円も安くなります。
 
 次に考えるのは「私鉄を使った別ルート」。東武伊勢崎線(伊勢崎からJR)、同東上線(寄居からJR)、西武池袋線(東飯能からJR)の3パターンを比較したところ、西武線は論外で、伊勢崎線がベストでした。ただこれだと、西日暮里→北千住160円(千代田線)、北千住→伊勢崎1160円、伊勢崎→中之条950円の計2270円、ちっとも安くなりません。「ここまでかな」と半ば諦めたところで思いついたのが、伊勢崎→中之条を2枚に分けることでした。伊勢崎→渋川480円、渋川→中之条320円で合計800円。先程よりも150円安くなって締めて2120円と相成りました。

「たかだか400円、ビール大瓶1本我慢すれば」と思われるかもしれませんが、「この400円で1本余分に飲める」と考えてしまうのが、僕という人間なのです。まあ実際には、所要時間のこともあるので(伊勢崎線経由は1時間以上余計にかかる)、2270円で手を打つことになるでしょうけど、それでもエビスの350ml缶が飲めますもの。

(宮地)

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今日は、今週の木曜に近くで催されるイベントのお知らせを。
アメリカン・インディアン運動創設者であり、78年より先住民の叡智と祈りを伝えるため、セイクレッド・ランを提唱し、世界各地を走り続けているネイティブ・アメリカン、デニス・バンクス氏を迎えて、そのお話をうかがう、というもの。デニスさんのお話、ドラム演奏(インディアン・ドラム)と唄の他に、完全オーガニックのワイルド・ライスの試食もあるそうですよ。
詳しいお問い合せは谷中銀座のshop-ぼん(ボン・フォトスタジオ)荒川区西日暮里3-15-1 TEL 3822-1288 まで。

『七世代先の子どもたちへ』
ネイティブ・アメリカン、デニス・バンクス氏を迎えて

3月14日(木)午後7時〜
┗:本駒込地域センター、3階(和室A) 地下鉄南北線 本駒込駅5分,都営バス「駒込富士前」1分
┿臆暖顱無料(皆さんのお気持ちでカンパを)

※ネイティブ・アメリカンの方達は物事を行う時、七世代先まで見越して、七世代先の子どもたちの幸せを考えて「今」を生きています。古代からの伝承は、現代に生きる〜特に物質文明の波に揉まれている私達〜私達が見失いがちな、知恵、叡智、教育、自然への向き合う姿勢などを伝えてくれると思います。

(山)

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 3月10日まで日本橋三越で開催されている、志村ふくみ・志村洋子染織作品展「たまゆらの道」の無料招待券が当たったので、よしっ、目の保養だ!と出掛けた。
 様々な草樹、花々で染め上げられた彩り豊かな絹糸は、生活の中にしっとりと馴染みそうな落着いた柄や、パッと目を惹くような柄でも決して奇抜にならず、優しい表情の着物に仕立てられていた。
 自然からの賜物に感謝する心が、そのまま祈りへと繋がっていく。私たちが、過去に置き忘れてきた大切な何かを見た思いがした。

 帰りに丸善に寄り、久しぶりの本屋で!グルグル立ち見。宮地、一冊購入。
 アートダイジェストから昨年の12月に出た『あぁ、温泉』、1500円。サブタイトルは、「種村李弘とマニア7人の温泉主義宣言」。
 マニア7人とは、赤瀬川原平(作家)、秋山祐徳太子(アーティスト)、池内紀(ドイツ文学者)、池田香代子(ドイツ文学者)、巖谷國士(フランス文学者)、川本三郎(評論家)、平賀敬(画家)の何やら癖ありげな顔ぶれ。
 この8人が各地で、湯盃を共にしつつ繰り広げる、ただならぬ温泉談議。それはもう、温泉への深い愛が、源泉のように湧き溢れているのだ! でも、取り上げられてる温泉はここではナイショ。
 巻末には「マニア8人衆が勧める温泉セレクション」と「温泉に関する文献」が綴じられており、文献はなんと150冊も挙げられている。
 宮地を差し置いて、一気読み。面白かったよーん。
(アオキ)

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今日は朝一番からお客さんの持ち込み。その中に沖縄便の機内誌コーラルウェイがあって、青い海、白い雲、活気溢れる市場等々写真を見ていたら、なにかしゅるる〜と腹の力が抜けてしまった。まぶいが抜けてしまった。もういい。もう今日は安里勇八重山情唄「海人」の1日にする。藤原新也、池澤夏樹、星野道夫によるライナーも一から読み直してみる。
そんなんしてたら夕方、うちをごひいきのKさんから「今、コザにいる。」と電話。そうだった、今日3月8日は「三板(さんば)の日」なんだそうだった。ちなみに3月4日は「三線(さんしん)の日」だって。Kさんは「三板の日」のお祭りを見に、この週末、沖縄に飛んでいた。登川誠仁のTシャツ、買って帰りましょうか、とのこと。Tシャツ? 登川誠仁の? 欲しいんだかなんだかよくわからないままにも、電話に出た山は即座に「それじゃ、お願いします。」と答えて切った後、「受話器の向こうはコザだったよ。」とつぶやいた。

ところで、そのあと近くのスーパーサミットに買い物に行ったら、3月8日はミモザの日、と書いてあって、入口にはミモザの黄色い花が1束200円で売られていた。
「ふ〜ん、なんかいろいろてきとうにあるんだなあ。」
なんて、沖縄から日常モードにもどりつつ、うちに帰って昨日のアオキの日々録読んだら、あらら、ここにも沖縄が。やっぱり3月8日は「三板の日」、私の中には定着した。
(神)

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遡って3月4日、六本木の島唄楽園に大城美佐子さんのライブを聴きに行った。

窓に映る六本木のネオンに、ウチナーの唄者の、それも大御所の名唱。なんだか、不思議な眺め。
今回は、大城さんが沖縄で営む民謡酒場「島思い」のメンバー三人と一緒にまわっている。

いつだったか、うちの店で久しぶりにCDをかけた時、一曲目で大城さんの声が聴こえた途端、全身に鳥肌が立ち、沖縄に行った時の太陽や、熱気や、いろんな人の顔やらが、ワッと一気に蘇ってきて、もう胸がいっぱいになってしまったことがあった。レジで、独り静かに涙を流した。
だから、ぜひ生で、出来れば間近で、聴いてみたかった。

目の前で見た大城さんは、存在が、まさに艶そのもの。
さすがは、おんな嘉手苅の異名を取った人である。
こんなに艶のある65歳に、わたしはこれまで会ったことが無い。
艶と、凛とした強さ。
そして、ふっ、と微笑んだ時の、頬骨に現れる優しさ。
三線を爪弾く指の美しさ。
女のわたしも、ゾクッとする、情感豊かな唄声、潤いを含んだ余韻。
CDのタイトルにもなっているが、彼女の唄声を例えて絹糸声(いーちゅぐぃ)と言うのだそうだ。言い得て妙!
シビレタ・・・。

あぁ、この唄声をPAとおさずに聴いてみたい。
願わくば、この声が沖縄の美しい海と、真っ青な空に吸い込まれていくところで聴いてみたい・・・。
目をつむってそんな事を考えた。
リクエストで「白雲節」が唄われた時に、かの竹中勞氏にまつわるエピソードが紹介された。
島唄に魅せられ、その紹介に力を尽くした彼は、死を目前にして癌の激痛と戦いながらも、沖縄に取材に飛んだ。その旅程で、自分が死を穏やかな気持ちで受け入れられるようにと、大城さんに「白雲節」を名護浦の海辺で唄ってもらったのだそうだ。
それから、一ヶ月と少しで、彼は帰らぬ人となった。

 白雲ぬ如に 見ゆるあぬ島に
 翔び渡てみ欲さ 羽ぬ有とて
 
 飛ぶ鳥の如に 自由に翔ばりてれ
 毎夜 行じ逢て 語れすしが
 
 我が思る里や 白雲ぬ如に
 見ゆるあの島ぬ なひんあがた
 
 我がや思み尽す だきに想ゆしが
 渡海ゆ隔みりば 自由ねならん
 
 たとい渡海隔み 離りやい居てん
 白雲に乗して 思い知らさ
 
 一人淋々と 眺むみる月ん
 里姿なとて 忘りかにて

(Victor CD 沖縄島唄3 『沖縄うらみ節』大城美佐子「白雲節」歌詞より)

沖縄がジーンと心に響く、一夜でありました。
(アオキ)

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■『ポエトリーカレンダー』3-4月号が届きました。
冬眠してた詩人たちが目を覚ました?
春は、字のサイズも小さくしないと納まりきれないほど、イベントめじろ押しです。

3/21(祝)は、うちにも来てくれた詩人カワグチタケシさんと、SPLASH WORDSのさいとういんこさんの朗読会が下北沢の書店フィクショネスであります!(4/21渋谷タワーブックスでもあります。)カワグチさんの新しい詩集が出るのだー!

『ポエトリーカレンダー』は店頭にて、無料配付しています。

■ご近所の方へ
千駄木三丁目北町会の「子供火の用心」の写真を正面のガラスに貼りました。
これまで日興信金に貼られていましたが、「まだ見てないよー」という方、たぶんこれがラストチャンス!
来週いっぱいくらい貼っておきますので、見に来てくださいね。

(アオキ)




 昨日紹介した、半村良『げたばき物語』は、今日売れました。(宮地)

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 出勤前に鴎外図書館に行ったら、カウンターの前に半村良コーナーが出来ていて、どうしたのだろうと見てみたところ、昨日亡くなったという新聞の記事が添えてありました。「寝耳に水」とはこのことで、びっくりして固まってしまいました。新作は必ず読む、というような熱心なファンではありませんが、僕はこの人の書くお話が好きでした。まだまだ新しい作品を読めると思っていただけに、残念です。ご冥福をお祈りします。

 夕方、仕事が一段落したところで、店にある半村さんの本を集め、これまでの感謝の気持ちを込めて、文庫新入荷棚の2段目に(新入荷ではありませんが特例で)並べました。ほとんどが文庫本なのですが、1冊だけハードカバーもあります。均一棚に回したりせず、大事にしていた本なので、ちょっと紹介します。

 講談社 『げたばき物語』 1000円 (初版・帯なし)

「半村良バラエティー・ブック」といった体裁の本。第1章は「半自叙伝的戯文 凡人午睡」。続いて第2章は自著についてのものも含む、本についてのエッセイ。国枝史郎『蔦葛木曽桟』の解説など。「私のネタ本、秘蔵本」なんていうのもあります。お次の第3章はもう少し軽め?の文章。「下町はわがふるさと」など。そして最後の第4章は対談集。小松左京をはじめとするSF畑の人たちに加え、五木寛之、尾崎秀樹といった顔ぶれ。表紙の写真は和服姿のご本人の立ち姿ですし、ファンには堪えられない1冊です。

 文庫本は、祥伝社文庫の『完本 妖星伝』全3巻をはじめ、『雨やどり』『かかし長屋』などの代表作に、昔の角川文庫が数冊といったラインナップ。『岬一郎の抵抗』『碑夜十郎』といった、個人的に気に入っている作品がないのは残念ですが、まあ格好はつきました。「半村良なんて興味ないよ」という方も、是非一度読んでみてください(図書館で借りてでもいいので)。

(宮地)

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本日も引き続き買い取りラッシュ。
大量持ち込みにつき一旦預かり、順次計算とする買い取りが4件。
持ち込まれた本を、担当者ごとに仕分けて、ごっちゃにならないようにそれぞれ箱や袋に入れて預かる。今日休みの担当者にまちがいがないように、ノートに申し送り事項をまとめる。
この作業がけっこう時間とるのだけど、今日はそれに追われてバタバタしてるうちに1日が終わってしまった。
(神)


以上のように、昨日の時点で預かったものの査定、また昨日買い取ったものが溜まらぬよう品出し、に追われてバタバタしてるうちにあっというまに一日が終わってしまって風呂に行く時間もなくなっていた。ま、春なんだからしょうがねぇか、ええじゃないか。
(アキラ)

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あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょ もものはな

神原と私、ほうろうの女二人は、千駄木の安田邸で行われた雛祭りのお茶会にお呼ばれしてきました。
この前安田邸を訪れたのは、初めての一般公開で、大きな洋間でサロンコンサートが開かれた時。
今日は趣き変わって、立派な段飾りのある和室でお琴の演奏を聴きました。
様々な年代の女の子(!)がつどっての雛祭りは、アットホームで居心地のいい会でした。

店に戻ると、暇な日曜日の気配・・・。
と思いきや、夕方から、来るわ、来るわの買取りラッシュ。
素敵な本がたくさん入ってきました。
一日終ってみれば、売上と買取りがほぼ同額。
そうだ、今日は三月はじめの日曜だ・・・。
季節のかわりめを、買取の量で改めて感じる一日でありました。
(アオキ)

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 ちょっとだけ古い話になりますが、今週の火曜日に池袋のシネマ・ロサで『ジャック・ドゥミの少年期』を観ました。現在岩波ホールでロードショー公開されている『落穂拾い』に合わせて、アニエス・ヴァルダ監督の過去の作品をまとめてかけちゃおうというレイトショー企画、その名も「9時から11時までのヴァルダ」!のうちの一本。『5時から7時までのクレオ』(ニュープリント)以外の作品はそれぞれ3日間だけの上映ということで、行けるかどうかちょっと心配していたのですが、なんとか都合がつきました。いつかアオキに観せたい、できれば映画館で、と以前から考えていたので、(大袈裟ですが)思いが叶いました。

 基本的には、『シェルブールの雨傘』で知られるジャック・ドゥミ監督のナントでの少年時代を、妻であるアニエス・ヴァルダが映像化した作品です。ただ、実際のドゥミ作品の様々な場面や、晩年のドゥミの姿や言葉がところどころで挿入されており、不思議な感触もあり、いろいろな楽しみ方もできます。また、ナントの町のあちこちで撮影されているので、ドゥミの作品、特に『ローラ』に思い入れがある人にとっては(僕のことですが)どうにも堪らないものとなっています。いずれにせよ何よりも、少年ジャックの映画への狂おしいまでの思いと、夫ドゥミへのヴァルダの愛情に、心を打たれます。今回、ロードショーの時以来10年ぶりに観たのですが、不覚にもまた泣いてしまいました。

 今後も上映されることは滅多にないでしょうし、ビデオになっているのかどうかも知りませんが(DVDは出ているようです)、機会があったら是非観ていただきたいと思います。たとえ、ドゥミにもヴァルダにも興味はないという人でも、映画の好きな人でさえあれば、きっと気に入っていただけると信じています。

(宮地)

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今日、日興信金の前にポストが出来た。夢みたい!
わかりやすく書くと、私の短い足で店から20歩。
あるいは、こたつから手が届く距離。
手紙出したついでに、古本が買えまーす。

今月の一冊は、大人のための絵本です。→GO!
(アオキ)

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