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日々録   2004年2月

 遅番で出勤。お弁当のおかずを買いに谷中銀座へ行くと、行きつけの総菜屋「味千」がもぬけの殻になっていてびっくり。「改装ですか?」と工事の人に話を訊くと、大家さんの意向での建て替えで、再び店を開けることはないとのこと。「田端銀座に本店があるのでそちらをよろしく」と云われても、ねえ。昨年末に「ラッキー」がなくなり、「狩野川」さんもお休みがち(仕出しが忙しいのですかね)、ただでさえ選択肢が狭まっているなか、大打撃だなあ。今日のところは「肉のすずき」のチーズ肉巻き(2個147円)、「トーホー」の春巻き(2本140円)、あと道灌山通りの「オリジン弁当」で2品買い(287円)、まずまず充実したラインナップとなったものの、毎日この3軒というわけにもいきませんからね。参りました。

 以下、本日の品出しより。

 中公文庫『カタロニアへの眼』樺山紘一 1000円(初版)
 中公文庫『夜の果ての旅』セリーヌ 上下 1600円
 角川春樹事務所『古本とジャズ』植草甚一 800円(初版・帯)
 角川春樹事務所『アジア無銭旅行』金子光晴 800円(初版・帯)
 朝日文庫『パリ燃ゆ』大佛次郎 全6巻 1800円 B

<今日店でかけたCD>
『ミルトンス』ミルトン・ナシメント
『Shanty Town Determination』Trinity
『イヴニング・オブ・マイ・ベスト・デイ』リッキー・リー・ジョーンズ

(宮地)

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 しぶとい風邪にやられ、しばらくお休みしました。今日からぼちぼち再開します。とりあえずは品出し情報中心で、書き癖を取り戻すつもりです。

 文藝春秋『山際淳司 スポーツ・ノンフィクション傑作集成』 2500円 B(初版)
 藤原書店『ヨーロッパの中世 芸術と社会』ジョルジュ・デュビィ 4000円
 白水社『紋章が語るヨーロッパ』浜本隆志 1500円(初版・帯)
 白水社『中世ヨーロッパ生活誌』オットー・ボルスト 全2冊 3000円
 岩波書店『座談の愉しみ』 上下2500円(初版・帯)
 東京書籍『誤植読本』高橋輝次 編著 1000円(初版・帯)
 日本エディタースクール出版部『校正の散歩道』古沢典子 1000円

<今日店でかけたCD>
『ア・ヴォンタージ』バーデン・パウエル
『アフロ・サンバ』バーデン・パウエル&ヴィニシウス・ヂ・モライス
『ソン・デフィニチーヴォ』クアルテート・エン・シー

(宮地)

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 リフレッシュしようと思って、正月に名古屋の実家から借りてきた『菊豆/チュイトウ』というビデオを何の予備知識もなく観たら、なんとも憂鬱な話であった。日中合作らしいが、監督は中国人で、『紅いコーリャン』の張芸謀/チャン・イーモウ。この人の作品は初めて観たが、「色の魔術師」の異名にはなるほどと頷いた。中国の古い家並のくすんだ色、染物屋にはためく反物、染料の色、どの画面もその色使いの美しさにうっとりする分、話の暗さが際立つのだった。

(ミカコ)

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 店に着いたら、月に一度の町会の資源ゴミ回収の日だった。収集に来る前に、雑誌や、使えなくなった段ボールを出さねばと、大慌てで準備する。
 先週末ネットを見て注文してくれた人の入金が確認できたので、郵送の準備。封筒に切り込みを入れて、表に赤ペンで「冊子小包」と書き、ポストに投函。店に戻ると、机の上に290円分の切手が。うげッ、貼り忘れた。ポストに引き返して手を突っ込むも、当たり前だけど今時のポストは手が入らないように出来ていた。宮地は本郷郵便局にその小包をとめてくれるよう、お願いの電話をしてくれ、私は次の集荷時間は2時5分頃となっていたので、レジから見えるか見えないかの位置にあるポストを見張った。2時、買取り。もう気が気じゃないけどお客さんには関係ないことだから平静を装い計算する。店を出たり入ったりしながら集荷の車を探すが、来ない。こういう時って、永遠に来ないんじゃないかって気分になるよね、などと話してるすきに、赤い扉が開けられたのが目の端に見えた。ポストに走り、ス、スミマセン、切手を、あわあわ・・・、と言葉にならないところは身振りも添えて訴えた。今思えば何もそんなに慌てんでも、と思うのだけど。で、なんとか切手を貼らせてもらい一件落着。
 銀行の用事を済ませ、2時半過ぎやっと落ち着いて昼食。
 ジャンキー来る。「あの、カート・コバーンが表紙の・・・。あの人はさ、口の中にピストルこうやって、バーンてさ・・・。」言わんとしていることが、よく解らないが、気分を逆なでしないように、相づちを打つ。
 夕方、ご近所に宮地が買取りの相談に伺う。
 夜、東京新聞の吉岡逸夫さんという記者が来る。名刺のその名に見覚えがあり、棚を探すと有った、『いきあたりバッチリ』吉岡逸夫/著。失礼ですがと尋ねると、やはりそうだった。棚に出す時にパラリと見て、面白い人だなと思った記憶があった。今日は、日曜日の東京新聞の街紹介みたいなところに載せるのだ、と言う話。地域は千駄木に限定して、お客さんに薦めるような所を教えて欲しいと言われる。突然訊かれて、はじめは宮地も私もシドモドしたが、「ブリック・ワン」や、須藤公園などなど。あとは『谷根千』をお見せしつつ、ゆかりある人を思い付くままに口にした。順序だてた話ができず、さぞかし聴きづらかったろうと思うが。で、吉岡さんという方、改めてその本を開いてみると、42歳までのカメラマン時代には、湾岸戦争では、ミサイルが飛んで来るのをイスラエルで待ち構え、カンボジアではポル・ポト軍に潜入し、ルワンダでは、隠蔽された虐殺現場を世界で初めて目撃した。(プロローグより一部抜粋)とある。なんというか、えらいことしてきた人なのだ。最近は映画も撮っていて、今度公開されるとのことで、チラシを置く約束をした。吉岡逸夫さんのサイトはこちら
 そんなこんなで、怒濤のように過ぎた一日。山崎、神原の休暇も終わり無事戻ってきたとの知らせがあったので、宮地と私の留守番も無事終了。明日は、8日ぶりのお休みだ!

(ミカコ)

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 開店間もなく編集者の高野さんより雑誌『編集会議』の取材依頼の電話、宮地受ける。本屋さんを散歩する、というようなコーナーで、今回は上野からこちら方面らしい。夕方見えて、店の写真を撮るとのこと。
 品出しなどをしながら、荒れてる棚に手を入れ、それとなく心の準備を整え夕方を迎えたのに、高野さんたちが見えたと同時に買取り大爆発。それまでずっと暇だったのに、最近では見られないほど店の中が賑わいだした。高野さんたちが人を呼んでくれたようだ。しかし結果として、一言も交わせず。
 週の中間での祝日がめっきり減ってしまったから今日みたいな日はかえって新鮮で、人の心が弾んでいるのが伝わってくる華やいだ一日だった。
(ミカコ)

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日本人はほんとに世界中から食べさせてもらってるんですね。二度と鎖国なんてできません。世界中から日本に運ばれてくる食べ物のうち、一部はきっと飢えて死にそうな人たちの頭の上を素通りしてきてるのでしょう。
そんなふうに輸入した食べ物のうち、ちゃんと私たちの口に入るのは何パーセントぐらいなのでしょう。残飯やら、賞味期限切れやらで処分されてしまう量で、小さな国の飢えは救えるくらいあるかもしれないと思うと、ぞっとします。
(ミカコ)

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モクローくん通信おまちかねの最新号届きました。レジ前に置いてあります。

なんと、4コマに神原登場です。古本屋はライフラインにもなりうる、ということが見事に証明されています!
そうか、あのボウルズはモク妻でしたか。実は一度棚に出されたのに、宮地家が囲ってしまいました・・・。someday・・・。

(ミカコ)

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真面目に働いている。
ヤマサキさんとコモリくんとオダギさんが鳥よしで飲んでると電話をくれたので、ちょっと顔を出した。みんなが、ミカコさんと呼んでくれた。

本日の品出しから。
岩波書店 『沖縄 若夏の記憶』 大石芳野 1100円
INAXギャラリー名古屋 『マネキン 笑わないイヴたち』 800円
ハクビ京都きもの学院 『染と織』 2500円
別冊太陽 骨董を楽しむ47 『昔きものを買いに行く』 1500円

骨董といえば、ここひとつきほど、家具とか器とかとにかく浴びるように古いものに触れたいという衝動に駆られていた。おまえ、周りは古いものだらけじゃないかと、宮地に突っ込まれたけど、本じゃあないんだ。それにうちの店の古本はまだ若い。先日の休みに、何年か前に平和島の骨董市で名刺をもらった店をふと思い出し、出かけた。参宮橋の「灯屋」と「西梵ギャラリー」。どちらも、品物で溢れかえる店ではなかったものの、選ばれたものが心地よさそうに置かれおり、店員さんは餓える私にどうぞ好きなだけ手に取ってご覧くださいと勧めてくれるすてきな店だった。

(ミカちゃん)

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 中番で出勤。文庫をたくさん出しました(土曜日に大量に出したものの続きです)。下記のものはすべて初版です。

 徳間文庫『船旅の絵本』柳原良平 800円 B 
 朝日文庫『下町』朝日新聞東京本社社会部 800円 B
 朝日文庫『値段の 明治大正昭和 風俗史』週刊朝日 編 上下 1600円 B
 文春文庫『いろはかるたの本』森田誠吾 600円 BC(帯付き)
 文春文庫『時の扉』辻邦生 800円(帯付き)
 文春文庫『東京十二契』野坂昭如 600円
 講談社文庫『怨歌劇場』野坂昭如+滝田ゆう 800円 B
 講談社文庫『山口百恵は菩薩である』平岡正明 500円 BC
 講談社文庫『上海酔眼』村松友、管洋志 600円 B
 集英社文庫『シルクロード』篠山紀信 全3冊 2400円
 集英社文庫『現代文学の無視できない10人』つかこうへい 500円
 集英社文庫『これが天職だ』南伸坊 600円(帯付き)

<今日店でかけたCD>
『すばらしきサンバの仲間たち』
『人生は風車〜沈黙のバラ』カルトーラ
『ボサ・エテルナ』エリゼッチ&シロ

 昨日、『モロ・ノ・ブラジル』を観てきたので、今日はサンバ三昧。シブヤ・シネマ・ソサエティでの通常上映は明日2月6日までですが、7日以降もモーニング&レイト・ショーで続映されます(27日まで)。ブラジル好きでまだの方はぜひ。うちの店で売っている特別鑑賞券も、引き続き使えます。
 もうひとつ。ミカ・カウリスマキ監督へのインタビュウが、『中南米マガジン』の最新号に載ってます。1冊470円で絶賛発売中です。こちらの方も、ぜひよろしく。

(宮地)

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 文庫の品出しに向けて仕上げ(掃除)に励んでいたら、宮部みゆきの表紙に思わず手が止まった。中公文庫から版権が移ったらしい角川文庫の2冊。なんというセンスだ。だいたい角川文庫ってゆうのは、背表紙とかの統一デザインもコロコロ変えるし、それは信念のなさの現れじゃないかと、番号順に棚に並べたときのばらばらさ加減を、私は常日頃苦々しく思っていた。そんなところへ持ってきて、このデザインだ。もう、嫌になる。
 でも、仕上げが終わればそれはそれとして、宮部みゆきは宮部みゆきだからと、いつもどおりちょっと高めの値段(定価の6割)を付けてる自分が一番嫌だ。

本日の品出しから。
吉川弘文館 歴史文化ライブラリー
      『近世おんな旅日記』 柴桂子 1000円

河出文庫書房新社 『チョコレートの歴史』
         ソフィー・D・コウ マイケル・D・コウ 1800円

青土社 『家事の政治学』 柏木博 1300円

新潮社 とんぼの本 『インドおもしろ不思議図鑑』
          松本栄一 宮本久義/編 900円

早川書房 『ねじとねじ回し』 ヴィトルト・リプチンスキ 900円

(ミカコ)

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 普段より早起きして、スーパー・ボウルをテレビ観戦。第2Qの途中からだったのですが、観はじめた途端に試合が動きだし、ちょっとびっくり。今年はここに至るまでの両チームの戦いも(プレーオフに入ってからですが)それなりに観てきたので、例年以上に楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない面白い試合となり、堪能しました。アメフトはあまりにもアメリカ的ですし、野球と違って子供の頃からの馴染みもなく、特に好きなスポーツというわけではないのですが、いい試合に当たると興奮せずにはおられないこともまた確かです。

 仕事の方は遅番だったのですが、今日は店ではなく、春日駅上の文京区民センターへ出勤。今度の4月から新しい税法が施行され、うちのような小さな店でも消費税を納めなくてはならなくなるのですが、そういったことを含めた本郷税務署主催の説明会へ、山崎と行ってきました。具体的には、これまでは年間の売り上げが3000万円以下のお店は消費税の納税義務がなかったのですが、それが今度から1000万円に引き下げられるということで、まったくうんざりさせられます。まだどうするかは決めていないのですが、うちでも消費税を取らざるをえなくなりそうです。

 店へは17時半頃到着。とっても遅い昼ご飯を食べて、休みだった昨日の預かりの計算をしたら、それで一日が終わりました。よって品出しは下記の4冊のみです。

 中公文庫『ある市井の徒』長谷川伸 1000円(初版・帯)
 中公文庫『本とその周辺』武井武雄 1000円
 中公文庫『赤露の人質日記』エリセーエフ 800円 B
 中公文庫『焼跡少年期』吉岡源治 600円 BC(署名入り)

<今日店でかけたCD>
『すばらしきサンバの仲間たち』
『栄光のポルテーラ』ヴェーリャ・グアルダ・ダ・ポルテーラ
『ストリート・ヒッツ・オブ・ウィリー・コローン』

(宮地)

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すずきさち@中南米マガジン2004年4月28日(水) 22時30分
めりけんじゃっぷの谷譲次について検索していたら、お世話になっているほうろうさんの所へたどりつきました。ミカ・カウリスマキ・インタビュウについてご紹介くださっていたのですね!うれしいです。 お店でかけてらしたというサンバの音源、うちにも...
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