!新谷根千ねっとはコチラ!
[ 書く ]
日々録   2004年4月

店は暇な連休入り。
お昼を買いに、団子坂下のドトールへ行ったら、街が賑わっていて狐につままれた気分。暗闇から、急に太陽の下に出されて、眩しいような。
いっそ、地引き網投げて、ザザーッと、人波ごと店まで運んでしまおうか。

暇なので、品出しはかどりました。書くのは少しですが。

TASCHEN『1000 chairs』 Charlotte & Peter Fiell 1800円

新潮社版 『食卓は笑う』 開高健 800円('82 2刷)

柴田書店 『完全理解 フォンとソース』 中村勝宏 1700円

日本ヴォーグ社 地球自然ハンドブック
        『完璧版 ハーブの写真図鑑』1600円

岩崎美術社 『絵で見る服飾4000年史 服飾百科事典』
       ルドミラ・キバロバー他 4000円('73 2刷)

アーツアンドクラフツ
『新編 東京の盛り場 2000』 海野弘 1350円

筑摩書房 『珍世界紀行 ヨーロッパ編』 都築響一 3500円

宝島社 『ザ・リバー』 ヘンリー・D・ソロー 1100円

新潮社 『私の愛する憩いの地』 兼高かおる 600円

26日から三百人劇場の『中国映画の全貌 2004』が、始まっています。
遅ればせながら、私は去年の三百人劇場で中国映画デビューを果たし、それ以来、中国の奥深さと、女優さんの美しさに、すっかり魅了されています。
前に家で、チャン・イーモウの『菊豆』を見て憂鬱な気分になったくせに、どうもあの映像の美しさが離れず、今回は初日に早速『紅いコーリャン』を観てきました。狂気を孕む美しさでした。
ほうろう内でも、中国映画流行の兆しありです。
ゴールデンウィークは、三百人劇場と古書ほうろうの、はしごはいかがですか。ちょっと遠いか・・・。

(ミカコ)

コメントを書く

水族館劇場。
処は東青梅。鋸屋根の元織物工場。そこで水族館劇場の合宿が始まっています。
「水族館劇場制作推進時局演芸大会」(正しくは旧字体)に、寄らせてもらいました。

谷中にも鋸屋根の建物があります。谷根千74号の「鋸屋根に魅せられて」に書かれています。
水族館劇場が合宿をしている鋸屋根の、お隣もまた鋸屋根。この東青梅辺りは布団皮の生産が盛んだったらしい。今では、需要が殆どないため、多くは廃業。残っている工場では、高級タオルの生産をしているそうだ。

で、鋸屋根の中。三角屋根のぶん天井も高いから、外から見た時の印象よりも広々している。ずらっと織機が並んでいた光景は壮観だろう。古い校舎のような佇まいが、水族館の雰囲気にぴったりだ。窓は木枠。見上げると木の梁が屋根を支えていて、屋根の北側の傾斜にとられた採光用の窓には、透明の波板がはめられていた。
工場として使わなくなったので、「さくらギャラリー」と名付け、貸出し始めたのだそう。水族館劇場も合宿先を探していて、偶然見つけたそうだ。この建物の屋根は、鋸目三ツ分のギザギザがあり、そのうちの二ギザで、今は水族館劇場が舞台装置の制作や、稽古に使っている。

演芸大会は、千代次さんの挨拶に始まり、劇団の方や、応援している方による、伊勢大神楽、江戸神楽、舞踊、講談など。そして、『大いなる幻影』のさわりを少し。
水族館劇場は、毎年全身全霊をかけて舞台にのぞんでおられるが、今年はより一層気迫のようなものが伝わってきた。

五月初めに、大観音の境内に[風の城]が出現します。
日々ソワソワしながら、私は水族館中毒者を自覚しています。
(ミカコ)

コメントを書く

戴きものの立派な筍と、産地直送の蕗の薹とたらの芽を天麩羅にした。じぶんちで作って、財布の中身を気にすることなく、鱈腹食らう。これぞ春宴天麩羅食い倒れの醍醐味。
一番は筍。次が蕗の薹。たらの芽は、二者の圧倒的な香りに、やや押され気味。なんて、ふふふ、贅沢。
かくして、天麩羅だけで満腹になるという、生まれて初めての夕餉を体験したのであります。

(ミカコ)

コメントを書く

岩波ホールで上映中の『わが故郷の歌』を観てきました。
すばらしい映画です。
イラクのニュースなどを見るにつけ、この人たちはどんな音楽を歌い、どんな楽器を奏でるのだろう、と思っていました。
この映画はイラクではないのですが、フセイン政権に殺りく、迫害、強制移住させられた、イラン、イラク、トルコ、シリアにまたがる山岳地帯に暮らすクルド人の、民族音楽溢れる映画です。
悲惨なイメージのクルドですが、彼等の音楽はアップテンポで、パワフルです。
登場人物のキャラクターは、皆個性的でユニーク、子供たちは純粋で本当に可愛い。
人を寄せつけない神々しさを持つ山々。それは気が遠くなるほど雄大な風景です。
どのシーンも美しく、愛おしい。
帰り道はひたすら感嘆の繰り返しでした。
今月いっぱいで残り少ない上映ですが、これはお薦めです。
一人でも多くの方に観て欲しい!
古書ほうろうで、特別鑑賞券取扱中です。

(ミカコ)

コメントを書く

悲しいけれど、どうやら私は少数派です。
考えている以上に日本は、まずい方へ向かっているのかもしれません。

人質となった五人が帰国して、二日、三日と経ち、少し落ち着いて考えると、なんとまぁ幼い人たちが日本の舵取りをしているのだなぁと、薄ら寒さを感じます。懐が浅いというのか、あれでは政策を批難する人間に感情的になり過ぎです。
判断の甘さを、意見する人がいるのは当然だと思います。ひとりも居ない方が気持ち悪い。でも、自己責任とか、税金の無駄遣いとか、迷惑を掛けたというのは、そもそもは政府側が出した声で、それをそのまま、そうだ、と思っちゃってるひとが、かなりいるんじゃないかなと思うのです。それが、怖い。

話は飛びますが、サッカーの日本代表の試合に行くと、君が代斉唱があります。もし私が一人だったら、周りの視線が恐くて一緒に起立しちゃうかもと思うのですが、宮地と一緒なので座ったままなんとかやり過ごします。当然周りにそんな人は見当たりません。まぁ、スポーツ観戦ですから。
でも最近気になるのが、アメリカの国歌斉唱で有名人に歌わせるのの真似だと思うのですが、満員の観衆の前に現れる、「自己陶酔型君が代熱唱シンガー」の存在です。演歌歌手だったり、元アイドルだったり。少数派から見ると、あれは無気味です。
その観衆の中に身を置いて、ふと日本の現状を重ねると、ニッポンチャチャチャの愛国心と、いわゆる延長上に戦争が控える愛国心とが、なんの疑問も持たれないまま直結してしまっているんじゃないか、と感じることがあります。
日本を愛しているから、自分達の手で、命かけても守ろうよ、みたいなところへ繋がってるんじゃないかと。
そこで一歩立ち止まって、それは人を殺すことになる、という想像力が欠落している。

話を元に戻します。
想像力が無いから、今回のような場合も、税金の無駄遣いとか言われると、そうだ、そうだ、と声を上げてしまう。お金に関していえば、自衛隊が宿営地に籠りきりになっている間も税金は使われているのですが。

私たちふつうの日本人がふつう生活を送るなかで、イラク人に出会うことがほとんどないのと同じように、ほとんどのイラク人も、日常のなかで日本人に出会うことはないでしょう。百聞は一見に如かずで、人生で一度会うか会わないかの国の人に、会うことがあった場合、その国に対していくら予備知識があったとしても、たった一人の印象でその国のイメージなんて変わってしまうものです。その人が心を込めて接してくれれば、その国の印象は格段に良くなるし、誠意のない嫌な奴だったらその国を嫌いになったりします。そして、そういう気持ちは周りの人にも伝わっていくものです。
イラクの人々はフセイン時代が終わり、これでやっとふつうの生活が送れると思ったのに、相変わらず駐留軍が銃口を向ける中で暮らしているのではないかと思います。多くのイラク人は何にも悪いことしていないのに。
ヒロシマ、ナガサキでは、同じように被害者であり、平和憲法を持つはずの日本が、盲目的にアメリカに追従というのは、イラク人にしてみれば理解し難いでしょう。
そんな中、危険を覚悟で入り、イラク人と同じ目の高さで接するNGOやボランティアの存在は、日本への信頼を回復させたり、新たに築き上げているはずです。現状では、自衛隊こそ彼等の存在に守られているかもしれないのです。
どうしても日の丸印の支援が必要なら、イラクのための救援隊を組織するのが筋だと思います。
自己責任を問い、黙らせてしまうよりは、きちんと保護して、なぜ捕われ、何をされたか、皆が考えるための材料を明らかにすることが大切です。志しある人を育める国にならないと、日本の未来は危ういです。今回政府内で、大きな反論の声が上がらないのも疑問です。
難しい時代を痛感します。

イラクで三人が人質となったことを知って、宮地と私はまず自衛隊撤退を要求するネット署名をしました。そんなことで自衛隊の撤退を期待していたわけではなく、日本人の中にも自衛隊派遣を反対している人間がいる、ということを示すべき時だと思ったからです。ある程度の数が集まれば、必ずどこかの報道に拾われ、イラクに伝えられるだろうと思いました。集まった15万という署名の気持ちは、イラクの何人かには届いたと思っています。
これは、自己防衛です。

(ミカコ)

コメントを書く

イラク人質事件、とりあえずは無事解放されたものの、自己責任という言葉が耳に残り、やりきれない思いが残った。
いろいろなことを考えたので、書こうと思ったが上手く書けない。

(ミカコ)

コメントを書く

あいだが空いてしまいました。
風邪をひかずに越冬した、と、油断したとたん花冷えにうっかりやられてしまいました。熱が出るほどではないのですが、病院でもらった薬を飲んでいるせいか、なんとなくぼんやりしているのであります。『モクローくん通信』の新しい号を読み、自制心の働かないまま、レジで独り大笑いしたら、ちょうど入ってきたお客さんにギョッとされてしまいました。

お知らせ欄に店頭で取扱中のチケットを書きました。今年も水族館の季節になりました。チラシには[風の城]となっている。今年はテントの中に風が吹き荒れるのでしょうか。気になります。

(ミカコ)


コメントを書く

一昨日の深夜二時頃、何の前兆もなく、ストロボを焚いたような閃光の直後、ドカンとものすごく大きな雷が落ちた。思わずカーテンを開けるほど、すぐそこに落ちたと思えた。
昨日、店で神原(谷中在住)に訊いたら、うちの大家さんちの庭かと思った、と、谷中でも凄かったらしい。
今日、大観音で千成り市の打ち合わせに集った面々も、それぞれが自分の家のすぐ近くだと思ったらしい。
いったいどこに落ちたのでしょう。
でも一番気になったのは、そして誰もが次に口にしたのがテロじゃないかと思った、という事だった。
(ミカコ)

コメントを書く

 「えッ、ほんとに?じゃ、ゴウユウする?」と、昨日の日々録を読んだ宮地。
まさか、こんな身近な人が引っ掛かるとは・・・。
ごめんなさい。嘘でした。

でも、これに似た事が何年も前にあったのはホント。誰が見つけて、いくら挟まってたかはっきりと憶えていないが、確か金額は同じくらいだった。ひとりずつお札を扇に持って、記念写真まで撮ったのだった。もうみなネジが緩んだようにゲラゲラ笑いが止まらない。でも今とひとつ違うのは、その頃私たちはまだ雇われの身だったということ。そう、どこからともなく現れた社長が、いつの間にか聖徳太子さんたちを連れていってしまったのだった。
(ミカコ)

コメントを書く

 裏の在庫を出そうと、段ボールを開けた。ずいぶんと前の買い取り。なんだ、均一棚直行ばかりだななどと思いながら掃除する。破れなどないか一冊一冊パラパラとめくる。池波剣客商売のソフトカバーシミ有り。と、その時、誰かと目が合った気がした。もう一度、パラパラ。うわッ、聖徳太子だ。しかも三人。背後からは伊藤博文の顔二つ。イヒヒ。これぞ古本屋の醍醐味。
(ミカコ)

コメントを書く

最新

2006年
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2005年
12月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2004年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2003年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2002年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
1月

2001年
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月

最新 2004年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 RSS
ページトップへ