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日々録   2004年8月

早番。
今日は均一棚の新しい値段表示を作ることから。品出し待ちの文庫群に値段を付けるところまで終わらせたい。
文庫と漫画のセットものをビニール包装し、合間にポツリポツリとやってくる少量の買取りの計算をする。振り返ると買取り済みの棚が溢れかえっているので、少し品出しもする。
値段の表示は、税込み価格と、( )内に本体価格を併記する事にした。ただし、書換えの手が回らない本は、今の売値で税込みということにする。
その説明を棚ひとつひとつに貼ることにしたので、夕方からその短冊をつくる。90棚以上あるので、B4用紙を縦において26段に分割する。店にパソコンがないので、26段分同じ説明文を書く。これが原紙で色画用紙4枚にコピーする。こういうアナクロな作業が好きだ。
で、そこで時間切れ。値段付けはできなかった。文章にするとこんだけしか働いてないのか、と思うけど。

帰り道、公園の脇を通ると、秋の虫の声が大きな桜の樹々に反響していた。
やっと夏が終わる、と思うのと、寂しいなという気持ちと、半分半分。この夏を、家では冷房なし扇風機なしで乗り越えたのは、ちょっとした自慢。ビールがこれほど美味しく、そよ風をこれほど爽やかに感じた夏はなかった。

(ミカコ)

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早番。
今週に入ってから、棚卸しの時の(税込み価格への)値段の書き換えの手間を考えて、品出しは控えめ。実に本末転倒な話だけど。しかし、さすがに文庫の棚など隙間が目立ってきたので、棚卸し後すぐに出せるように準備だけはしておくことにする。
ほんとは、4月に終えている作業なのだけど、新年度から課税対象になるのなら旧年度中の便乗値上げはしないという意気込みと、月1度の定休日だけじゃ作業が終わらないだろうという現実と、面倒を先延ばしにしたという怠惰によって、今その時を迎えようとしているのだ。まぁ、そんなに几帳面にならなくてもと思うのだけど、4人でいろいろと検討を重ねた結果、5パーセントというのは、1年で1ソウル(ソウル格安旅行1人分)になるという計算になった。
均一棚については、値段体系を変えることになった。
これまでの1冊100円・3冊200円は廃止して、すべて1冊100円(税込み)。
1冊300円・2冊500円も廃止して、1冊315円、2冊以降210円(ともに税込み)ということにした。

こんな手間かけさせられて、税金まで払わされるのはほんとに割が合わないと思うのだ。それでもうちなんかは、ただ新しい値段を書き込むだけだから、手間の問題だけだけど、値段シールを作ったり、印刷を変更しなければならなかったりの経費がかかる場合は、金出せ、と思うのだ。直ぐに税率変えたりしたらぶっ飛ばす。と、何ヶ月か遅れで憤怒している。

夜になってから、モクローくんの集計。一応題名などを控えるため、古書モクローの値札を改めて1枚1枚見たが、コメントがウマいなぁとつくづく感心。
宮地と私でタカタカ電卓を叩いているところに、モクローくん夫妻ご来店。グッドタイミング。で、いろいろ細かいことの確認を済ませる。
10月の「アンダーグラウンド・ブック・カフェ」の企画も進んでいるとのこと。面白そうです。

あ、その前9月には渋谷パルコのロゴスギャラリーで、モクローくんイベントの対談にも来てくださった日月堂さんの、「印刷解体」という展示販売があります。
そして『彷書月刊』の最新号、特集は「印刷記」。内澤旬子さんの「イラン最古の活版印刷本」という文章も載ってます。ほうろうでも発売中です。28日までは、600円。9月1日からは630円(税込み)になります。
アンダーグラウンド・ブック・カフェの地下展開催にさきがけて、東京古書会館2階で「本の街のガリ版展」というのもあります。
*『彷書月刊』のリンクがうまくはれませんでした。Googleの検索ですぐ出てきます。

そんなこんなで、早番から遅番まで通してしまった。でも、夕方ままならなくなって、1時間ほど裏で寝てしまったんだった。

(ミカコ)

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早番。
午前中の店が静かなうちに、谷根千の在庫の計算を始める。昨日の「ひろみの一年生日記」には、圧倒された。売れ方もすごいけど、200冊を山手線で納品ってゆうのもすごい。
中番の神原が来た後はレジを離れ、あれこれ雑事を済ませ2時半頃お昼。
その後は、税込み価格表示切り替えの準備などしてると既に夕方。慌てて谷根千の集計を長浜さんにコピーしにいき、ファクシミリを送る。が、器械の調子が悪く送信失敗。こんな時は器械のご機嫌をとるより、届けた方が早い。

仕事はほぼ定刻で上がり、三百人劇場へ。渋谷実の岡田茉莉子シリーズ(勝手に命名)、先週の「バナナ」に続く
2本目は「悪女の季節」。岡田茉莉子はカワイイ。山田五十鈴がイイ味出していた。
とりあえずおもちゃ箱をひっくり返して、全部で遊びきれないうちにお片づけの時間になっちゃって、手の届くところにあるおもちゃだけをザバッと箱に戻して押入れにしまっちゃった感じ。どちらもそんな印象。それが面白い。

(ミカコ)

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蒸し暑い。
ミニトマトは、無事ちはるちゃんの元へ帰っていった。
あぁ、減らない在庫。レジ背後の買取り後の山がみるみる増えていく〜。
最近、物覚え悪く、物忘れ激しい。
モクローくん感謝祭が終わって、日々録をサボった分、昨日と一昨日のことを忘れないようにしていたら、今日何してたのか思い出せない。大して働いてないってことか。
あ、そうだ。東京新聞を見たという、茨城の老人ホームにいるおじいさんから、古書組合の電話番号を教えてくれという電話があった。なんでも、若い頃出版社で働いており、自分が携わった本を探しているとのこと。『大宮駅100年史』と『新宿駅100年史』。パソコンを使える環境でもないとのことなので、家にいる宮地に一応検索してもらうが見つからず(今、もう一度検索したら、大宮〜は一件あったけど)。
古書組合の番号もとっさに見つからなかったので、夕方再電話してもらった。

三日分の日々録アップ。
(ミカコ)

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休み。
ユーロスペースでレイトショウ上映中の『炎のジプシーブラス〜地図にない村から』、今夜は終映後ファンファーレ・チョカリーアの無料ライブがあるというので、昼間のうちに整理券を貰いに行く。
夜までは時間があるので、UPLINKの鎌田さんに連絡を取り、DVDの支払いに行くことにする。しかし、久しぶりの渋谷。ユーロスペースから、UPLINKの本社があるという東急本店方面へは、渋谷大縦断コースだ。そちらまで伺います、と電話を切り、ハチ公前を避けようとマークシティーの方から回ることにした。わたしの計画ではマークシティーを出るとそこがBunkamuraの筈だったが、それは間違えだった。目の前に横たわるのは道玄坂。その向こうは円山町のホテル街。しまった、あの山越さないと、東急に出られない。既にもう、人ごみに酔っている。が、クラクラしながらホテル街に突入。百軒店で遭難しかけ、こんなにも渋谷に打ちのめされてる自分が可愛くすらあると薄笑いを浮かべつつ、なんとかBunkamura前へ。Bunkamuraの公衆電話から鎌田さんに再電話し、地下のナデイッフまで来てもらうことに。UPLINKで企画中のイベントの話を伺ったり、思いがけずの卓球話で盛上がったりした。
鎌田さんと別れた後は、東急ハンズに家用のカーテンの部品を探しに行ったり、宮地に連絡を取るため公衆電話を探したり、人並みにのまれてユラユラ彷徨ったり。
なんとか7時に宮地と落合い、駅裏の中華屋で早めの夕食。水餃子、羊ニラ炒め、レバー炒め。ビール、パイカル。Flying Booksは8時閉店だったので、渋谷古書センターを覗いてから、ユーロスペースへ。
上映終了後と思っていたライブは、バンドメンバー紹介字幕が入るラストシーンで、本物のメンバーが演奏しながら会場に入ってくるというとびきりの演出で、最前列で茫然自失してるうちにラッパの洗礼を全身に浴びたのだった。そりゃもう悦楽。
(ミカコ)

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第一回「モクローくん大感謝祭」最終日。
三週間があっという間だったな。ちょっと寂しい。

去年の秋、山崎一夫さんの装丁本フェアをして、こういうの楽しいなと思っていた。この界隈は本に関わる仕事をしている人が多そうだし、これからも何かの形でそういう人たちの仕事に触れてみたいと思っていた。店にとっても、新鮮な空気が入るのはいいことだ。
ずっとそんな風に思っていたところ、南陀楼綾繁さん(モクローくん)の本『ナンダロウアヤシゲな日々』が出版されたので、棚やウインドウを使って何かしませんか、と声を掛けたのだった。
最終日を迎え、あのとき勇気を振り絞って声を掛けてよかった、とつくづく思う。ふだんあまり古本関係者(ってどんな関係者だよ)と接することがないので、その深淵で、かつ変な世界に触れることが出来たのは刺激的だったし、古書モクローに並ぶ本には、日々まぶたをぐいとこじ開けられる思いだった。
個人的には、ここのところずっと抱えていた閉塞感に、打開の糸口が見つけられたようでもあり、余計に頭の中が掻き回され、底なし沼にズブズブと溺れていくようでもあるけど、この混乱を楽しんでみることにした。

モクローくんと、内澤さん、どうもありがとうございました。また、ご来店くださった方々も、どうもありがとうございました。外の暑さに負けないくらい、熱い感謝祭を体験できました。

(ミカコ)

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ちはるちゃんの丸い鉢のミニトマトのつぼみが、かなり膨らんできた。黄色の花がちょっと覗いている。

『12water stories magazine』でお世話になった前田さんが、雑誌『Moe』の取材で来てくださった。ちょうど先日の買取りで久しぶりに児童書がまとめて入荷していたのでグッドタイミング。
都内の児童書を置いている本屋さんを特集するそうで、大きい本屋さんではなく、小さくても、冊数が少なくても、大事に本を扱っている本屋をとりあげていますとのこと。嬉しい。10月3日発売の11月号です。

三百人劇場、今日は「自由学校」。ゴロゴロする佐分利信が笑える。高峰三枝子は、この頃からフルムーンな雰囲気。わたしはあまり得意じゃないと思った。
(ミカコ)


 遅番で出勤。暑い。店にとっての本日のトピックは「MOE」の取材だったのですが、僕にとっては、不忍通りを疾走していくトゥクトゥクを見たことでした。一瞬目を疑いましたが、それは間違いなく、バンコクに行けばいくらでも目にする屋根付き三輪タクシー、トゥクトゥクでした。ただし、ピカピカであったことを除けばですが。屋根には普通のタクシーの営業灯のようなものも付いていたし、普通に利用できるのなら、ぜひ一度乗ってみたいものです。まあ、料金はバンコクの10倍はするでしょうけど。

 品出しは下記。今日はさらなる品出し向けて、裏の在庫整理に時間をかけたので、量はそれほどでもありません。

 作品社『<戯れ>という制度』笠井潔 1200円 B初
 青土社『フランス文学夜話』窪田般彌 1500円 B初
 国文社「磁場」臨時増刊 村上一郎追悼特集号 800円 BC
 現代思潮社『悲劇の哲学』シェストフ 1200円 B
 河出書房新社『越境者の祭り』出口裕弘 1200円 初帯
 集英社『夢のソナチネ』清岡卓行 1000円 初帯
 角川文庫『博物誌』串田孫一 800円 B初帯
 角川文庫『魔法のかかったプディング アイルランド民話集』 1000円 B初
 角川文庫『十九歳のジェイコブ』中上健次 600円
 岩波文庫『現代の英雄』レールモントフ 500円 B
 アテネ文庫『リルケ』谷友幸 500円 初
 サンリオSF文庫『愛しき人類』フィリップ・キュルヴァル 1200円 B初

(宮地)

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異常に暑い。
ちはるちゃんのミニトマト、更にもうひとつ色付き始めた。昨日から一晩中続いた強風のせいか、ちょっと元気がないように見える。でもつぼみは無事なのでひと安心。
わたしの朝顔も疲れている。
両方ともがんばれ。
(ミカコ)


 遅番で出勤。連日の強風。今日は文庫中心の品出しです。

 角川文庫『ヴァレリー文学論』 800円
 中公文庫『エルナニ』ユゴー 500円 初
 福武文庫『夏の黄昏』マッカラーズ 800円 初帯
 新潮文庫『アシスタント』マララッド 600円 B初
 河出文庫『羽根むしられて』ウディ・アレン 800円 初
 岩波文庫『ギリシャの踊子』シュニツラー 500円(帯なし)
 講談社文庫『ファンタジーへの誘い』伊藤典夫 編 800円 B初
 ちくま文庫『モンテ・フェルモの丘の家』ナタリア・ギンズブルグ 600円 B初
 現代教養文庫『フランス民話 バスク奇聞集』堀田郷弘 訳編 500円 初
 講談社学術文庫『未知の次元』カルロス・カスタネダ 800円 B初

 大感謝祭も終盤に近づき、モクローくん目当てのお客さんがたくさんいらした一日、『ナンダロウアヤシゲな日々』も2冊売れました。そのうちのおひとりが仰るには「アマゾンで検索したら在庫切れになっていた。お知らせを受けていたことを思い出し、ここにならあるだろうと来た」とのこと。そのときは「売れているようで何より」と思ったのですが、よく考えてみたら、「アマゾンが小さい会社が出すものには弱い」というだけのことですよね。版元である無明舎のサイトでは買える状態ですし、たぶんアマゾンでは発売日から「在庫切れ」だったのでしょう(試しに無明舎のこの8月に出た本を検索してみたのですが、やはり「在庫切れ」でした)。無明舎さんのように、使いやすいサイトと迅速な対応(おまけに送料無料)があれば、アマゾンにも負けない、ということの実例をみたようで、ちょっと痛快な気分になりました。

(宮地)

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台風が四国を通って日本海を北上中。風が強い。
ちはるちゃんのミニトマト収穫。2個。もうひとつ下の方の小さいのは、虫食いみたいな穴があいていた。冷蔵庫で冷やして、お弁当に持って行った。口の中で噛むと、爽やかな酸味が広がった。おいしかった、ごちそうさまでした。
(ミカコ)


 遅番で出勤。今日も順調な品出し。ノってきました。下記のものなど。

 白水社『ルカーチ全集』第4巻「ゲーテとその時代」 2500円(初・函B)
 主婦の友社『ゲーテをめぐる女性たち』高橋健二 1000円(初・帯)
 河出書房新社『ゲーテ評伝』高橋健二 全2冊 4500円(初)
 みすず書房『ワイマール文化』ピーター・ゲイ 1200円 B(初)
 読売新聞社『ゲルマン神話』吉村貞司 1000円 B(初・帯)
 音楽之友社『ベルリン・フィルとの四半世紀』カール・ライスター 1200円(初・帯)
 みすず書房『リヒター、グールド、ベルンハルト』杉田敦 1600円(初・帯)
 中央公論社『黄表紙解題』森銑三 3000円(初・函・帯、書込少)
 毎日新聞社『鎖国世界の映像』前田愛 1000円(初・帯)
 大蔵出版『織田 佛教大辞典』 10000円
 人文書院『近代詩の構造』フーゴー・フリードリヒ 1800円 B(初・函・帯B)
 福武書店『魂の日』古井由吉 1200円 B(初・帯)
 海潮社『季刊 月下の一群』創刊号 1800円 B
 編集工房ノア『書店の店頭から』海地信 1000円 

『ゲーテ評伝』全2冊とあるのは、『若いゲーテ』『ヴァイマールのゲーテ』の2冊のことです。『ヴァイマール〜』のみ帯付き。

『書店の店頭から』は、旭屋書店に長く勤められた著者のエッセイ集。「彼が本屋に入ったころ」という章を、タイトルに惹かれて読んでみたのですが、戦後間もなくの大阪駅前、まだほんの小さい店(現在のほうろうと同じくらい)だった旭屋書店黎明期の様子が、駆け出し書店員の心情とともに描かれており、個人的には今日の掘り出し物でした(その筋では有名な本のなのでしょうが)。1985年の出版。その少し前に『未来』に連載されていたものを中心にまとめたもののようです。
 ところで『未来』といえば、現在は、セドローくんこと古書現世の向井さんによる「開店まで 早稲田古書店街外史」が連載されているのですが、大変興味深く面白い読み物です。まさに人に歴史あり。ほうろうでも無料配布中ですので、ぜひお持ちください。

<今日店でかけたCD>
『薄花ドロップ』薄花葉っぱ

 最近はこれと桂牧さんの『牧』(こちらを参照)を毎日聴いているという状態です(『牧』の発売日は9月19日に決定しました。ほうろうでもその日に並べられそうです)。

 今年6月、オフノートから出たアルバムで、京都の5人組のバンド。女性ボーカル、ギター、ピアノ、ウッドベース、ドラムスというのが基本編成。ベースとピアノは女性でコーラスも担当。曲によって、それぞれ持ち替えで、バンジョー、ウクレレ、アコーディオン、ジャンベなども登場。それに加えこのアルバムではゲストとして、関島岳郎、中尾勘二、船戸博史、オクノ修が参加しています。
 編成からも伺い知れるように、シンプルでアコースティックな音、懐かしさを感じさせる曲調なのですが、そこに入ってくる下村よう子さんの声が、力強く独特のコブシがきいたもので、これにまず耳を奪われます。曲によって加わるゲスト陣も、時にはひっそりと寄り添い、時にはフリーキーに暴れるといった具合で、このアルバムを紛れもない「オフノートの1枚」にしています。心に残る1枚。7月に行われたアケタの店でのライブの模様が、南陀楼さんの日記に載っていますので、そちらもご覧ください。
 あとひとつ。印象深いジャケットの絵を手がけているのは足田メロウという人は、うちの店で置いている豊原エスさんの詩集のイラストも手がけていますが、そちらも味わい深い絵です。ぜひ店頭で手に取ってご覧あれ。足田さんは現在大阪で展覧会開催中のようです(25日まで)。エスさんは京都在住で、京都出身の小森くん(『谷根千』最新号乱歩特集も読んでね)の盟友?なのかな。ともかくそういうご縁。こんなふうに、いろんなところでいろんなことをしている人たちと、何となく繋がっているような感じはうれしい。

(宮地)

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ちはるちゃんのお母さんからメールが来た。日々録を読んでくれているそうだ。ミニトマトの収穫は今日一日我慢しすることにした。また雨が降ってしまったので、悪い影響がないかちょっと心配。前にテレビでトマトは水をやり過ぎるより、足りないくらいの方が実が美味しくなると言っていたのを思い出す。

私は休みなので、遅番出勤前の宮地と三百人劇場へ。渋谷実の「女の足あと」。
ONE'S DRIVEで遅い昼を食べた。
帰ってきてから家で水木しげるの『猫楠』を読んだ。

(ミカコ)


 出勤前に観た『女の足あと』、有馬稲子ファンとしては主演ということだけでうれしい1本ですが、戦後10年ほどを経た東京の景色、風俗をあれこれ見られたのも収穫でした(北千住行きのボンネットバス、今とほとんど変わらないように見える銀座和光、などなど)。しかし、幸の薄い役を演じるときの有馬稲子の美しさ!これでフィルムの状態がもう少しよければ言うことなかったのですが、まあそれは仕方ないです。
 そんなわけで、三百人劇場の特集上映は、一昨日で小林正樹が終わり、昨日からお待ちかねの渋谷実と前田陽一が始まりました。お得な5回券(5000円)、10回券(9000円)も、引き続き当店にて発売中です。

 さて、仕事の方ですが、今日は天気にも恵まれ(暇でした)久しぶりの大量品出し日となりました。下記のものはその一部。

 人文書院『ゲーテ全集』全12巻 8500円 B(重版・月報なし)
 岩波書店『鈴木大拙全集』1〜10巻、12〜29巻(バラ売り) 各800円 B
 みすず書房『中国古代神話』袁珂 全2冊 3000円 B
 新潮社『草の花(決定版)』福永武彦 2000円(初・函B・帯)
 私家版『冬扇記談 荷風吉原細見』小門勝二 2500円 B
 青土社『日本の音を聴く』柴田南雄 2000円(初・帯)
 岩波書店『わが音楽わが人生』柴田南雄 1800円 Bヤケ

 鈴木大拙の全集は全巻揃えてから店に出すつもりで買ったものですが、そう思いつつかれこれ数年が経ったこともあり、バラで出しちゃうことにしました。旧版で状態今イチですが、月報は付いていますし、まずまずお買い得かと。

 ここのところ、帰宅、晩酌、バタンキュー、といった毎日で、日々録はミカコに任せきりでしたが、書くべきこともたまり、品出しに勢いもついてきたので、自分に鞭を入れてみました。明日以降も続くことを期待します。強敵はやはりオリンピックか(店の売上げにとっても脅威となり始めています)。

<今日店でかけたCD>
『BGM』イエロー・マジック・オーケストラ

 このコーナーでモクローくんのCDを紹介する企画、ずいぶんと滞ってしまいましたが、大感謝祭も最終週ですし、再開します。

 このアルバムは、個人的にも思い出深いもので、南陀楼さんの「時々かけてほしいCD」のなかに見つけた時は、ちょっと興奮しました。自分にとって、レコードの発売日を指折り数えて待ちわびる、といった行為の原体験はこれだったのですが、今回久しぶりに聴いて、手にした時のレコード屋の様子や、初めて針を落とした時の興奮と失望の入り交じった複雑な感情を思い出しました(『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』のようなものを期待していた子どもには、やはりこれはやや高尚でした。しゃぶり尽くすように聴き込むうち、知らず知らずのうちに大のお気に入りになってはいきましたが)。20年以上に及ぶ歳月を経て、自分の嗜好が「教授命」から「細野さんが好き」に変わっていったことを実感する数十分でした。しかし、今聴いてもまったく古くささを感じさせません。素晴らしいことです。

(宮地)

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昨日雨が降ったせいか、ちはるちゃんのミニトマトの葉っぱに、虫の後みたいな線がついている。トマトの実は無事。出来るだけ赤くなってから食べようとしている自分はどうなんだろうと考えたりする。実の付いてない2鉢に新しいつぼみらしきものが出てきた。

昨夜はお隣の夫婦と、文林中に北島くんの応援に行ったのだった。同級生なのか若人が多かった。友達がオリンピック出てたら興奮するだろうな。しかも金メダルだもの。

先日受けた取材の記事が今日の朝刊に出てたので、お客さんと、母と、吉岡逸夫さんから電話がかかってきた。
相変わらず仕事は捗らず。今月末の棚卸しで、全部値段を税込みに書き直すのかと思うと憂鬱で働く意欲が失せるのだ。

お客さまへ
うちの店では8月決算まで税無しのままにしましたが、課税対象になる9月からは税込み価格にしますので、事実上5パーセントの値上げになります。迷っている本がある方は、今月中がお買い得ですよ!

(ミカコ)

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 早番なのに、寝坊してしまった。昨日まで迷った挙げ句に本来休みだった今日を、早番にしてもらったのに。休みの宮地が「まずい、10時過ぎてるよ!」と云うや否や飛び起き、そのまま鉄砲玉のように出て行ったとき、私は幸せにもラダの絵本の夢を見ていたのだった。ぼんやりした頭で、宮地の残像を読み解き、やっと自分の失態を自覚した。
10時早々にご来店くださった方がいらしたら、誠に申し訳ございませんでした。

 店では私は裏の在庫をいじっていたのであまりレジに入らなかったが、モクローくん棚が爆発していたようだ。
谷根千もよく売れている。

 遅刻したくせに定時で上がり不忍通りふれあい館へ。映像アーキヴィスト協会(英語サイト)の会員である映画保存研究会Sticky Filmsの永野さんにチラシをいただいた、世界40数カ所の都市で同時開催される「HOME MOVIE DAY」(英語サイト)という催し。東京は今年が初めてだそうだ。
 何十年も前のプライヴェートな映像を、知らない人同士が集まって観るというのは、かなり特殊な状況だと思うのだけど、会場には過去を共有しているような不思議な温かさが生まれたような気がした。
 店で聴いていたモクローくん持込みのジャック・タチのサントラが、映写機の回る音とともに、耳の奥でずっと聞こえていた。バッチリ。
 都電の映像では、まだところどころ凸凹のある道路や、低い家並、夜の東京の暗さが、東南アジアの街を観ているようで、今の自分がどうしようもなくそういう街に惹かれるのは、幼い頃の自分がいた風景だったのだ、と納得したのだった。そんな風に、古い映像を観ながらぼんやりといろいろなことを考えた。いい時間だった。

 ちはるちゃんのミニトマトは、最初のひとつのとなりも赤くなってきた。

(ミカコ)

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眠い。
ちはるちゃんのミニトマト、1個だいぶ色付いてきた。
夕べのサッカー中継では、途中うつらうつらしてしまい、不忍通りを低空飛行したり、アナウンサーの声がハードカバーになった夢を見ながら観戦。
負けちゃって残念。

早番。
今月の日課。古書モクローの品揃えを先ずチェック。あッ、欲しい本発見。でも反則みたいなので買わない。しばらく静観。そうやって、売れてしまうことが多いんだけど。初めの頃、チェックしてなかった山窩の本をお客さんがレジに持ってきた時には、ヒ〜ッと変な声出してしまったのだった。だから心臓のためにも品揃えチェックは欠かせない。

ほうろうの品出しから。
『鬼平犯科帳』新装版 全24巻 7800円(15巻水ぬれ)
『剣客商売』新装版 全16巻 5500円(1巻カバー背破れ、6巻カバー少汚れ)

(ミカコ)

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ちはるちゃんのミニトマト一番上の1個が少しオレンジ色になってきた。下の方には、小指の先ほどの大きさのまま赤く熟れているのがひとつある。食べていいのかな。

早番。
モクローくんウインドウの本が、花森安治が表紙を手がけた本に入れ替わっている。いろいろあって目が楽しい。
午前中は、昨日まで飾ってあったJosef capekとJosef Ladaの本を、ゆっくり鑑賞させてもらった。印刷博物館で「チェコに見る装丁デザイン」を興奮しながら観た時には、一年後こんな身近に接することが出来るとは想像もしていなかったわけで、まだお客さんの少ない店内でひとり血潮を熱くしながら、ヨゼフ・チャペックの装丁が集められた図版集を捲っていた。
初めて見たラダの絵本も、ユーモラスでしかもキリリと辛みの効いてるような絵が楽しく、夢中になった。
どちらも、一度に全部見ちゃうのがもったいない。

午後、以前講習でお世話になった文京ふるさと歴史館の川口さんが、同僚の東條さんと顔を出してくださった。手紙をテーマにする10月からの特別展の取材に廻っているそうだ。

吉岡逸夫さんから『イスラム銭湯記』の追加納品。受取の確認と映画会のお礼の葉書を出した。

何やかやで、8時過ぎてしまいサミットに寄って帰る。
夜は以前ジュピターで買ったタイカレーのペーストがあったので、茄子とピーマンでグリーンカレー。鶏肉の代わりに烏賊を入れてみる。暑くて、辛くて、ビールが進んで美味しかった。

(ミカコ)

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早番。
昨日に引き続き、品出しに没頭。国内文庫、時代小説、安い雑誌など。手当り次第に出した。月末の決算に備え、裏の在庫を把握しながら、出せる本はどんどん棚に出して売らなければ。
合間に、買取り数件。今日はわたしがレジに入ると買取りが来るという巡り合わせ。
昼ごはんは、何を食べようかよみせ通りと谷中ぎんざを彷徨い、突端まで行ってしまったので明富夢(アトム)のパン。食事中に先日のモクローくんイベントの時に、未來社の小柳さんが持ってこられたPR誌「未来」を読む。セドローくんこと、古書現世の向井さんの連載「開店まで 早稲田古書店外史」。面白いのだ。モクローくんコーナーのご自由に持ち帰れるカゴに入ってます。
食後もひたすら品出し。でも無計画なせいか、冷静に見るとあんまり捗ってないのだった。

家に帰ってから、夜は、光源寺でほおずき市の反省会。復活してから4年目が終わったのだけれど、天候、四万六千日があたる曜日、景気、出店の種類、参加者それぞれのお祭りの捉え方、どれも少しずつ違うわけで、思うようにいくこともあれば、いかない場合もある。その辺をどう調整していったらよいかということなどを、あれこれ意見を出し合う。
そんな中でも、ふと来年のアイディアが飛びだして、さらにエスカレートしたりするのが面白い。
気付くと12時を回ってしまってたのでした。

(ミカコ)

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中番。

久しぶりに国内の文庫の補充に明け暮れた。哀れスカスカの状態から回復。
売上げは依然として悪いが、夏休み用かなと思われる揃いのものが、売れるようになってきた。

先日受けた買取り下見希望の足立区のお客さんから、断りの電話を受ける。かなり強引に依頼してきたのに「手間かかること嫌いなんだよ。昨日図書館に来てもらって全部持ってってもらっちゃたから。だから無かったことにして。」と。最後に「すみませんね。」と云ってくれたのがせめてもの救い。

夜、叔母が送ってくれた牛タンを焼いて食べた。美味しかった。何年ぶりだろう。

(ミカコ)

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長崎に原爆が落とされた日。
美浜の原発で死傷事故。

中番。
ちはるちゃんのミニトマトの鉢が届いていた。去年は朝顔を預かり、30年ぶりに楽しんでしまい、実は今年ベランダで育てている。ミニトマトは色がついたら食べていいらしい。
夕方、東京新聞の取材。山崎と神原が、先月の近藤十四郎さんのライブで知合った今村さんという記者の方が見える。

今週からターボ全開で働かなければいけないのに、まだ調子が戻らず。夢の中で走ってるみたいでもどかしい。
夜モクローくん来る。今度ウインドウ入替えしたら、今並んでるチェコの絵本たちををじーっくり見せてくださいとお願いする。
買う人も買わない人もみな楽しそうにモクローくん棚の前に佇んでいるのが、今のほうろうの定番風景。今店で流しているモクローくんセレクトのCDも、ちょっと懐かしいような気持ちになる音楽が多くて、まさに南陀楼綾繁な世界が心地よく漂っているのだ。

(ミカコ)

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休み。朝寝坊。
暑い午後、谷中全生庵の円朝まつりへ。屋台の、焼鳥と焼きそばと冷やしうどんで腹ごしらえ。
今年は奉納落語会の予約もしてある。私たちが行く第二部のテーマは「信心」。演目は「あわて者」柳家小ゑん、「蒟蒻問答」桂南喬、「景清」三遊亭金馬。畳に座って落語を聞くのは初めてだった。
そのあと大宮まで足をのばし、台湾屋台料理屋で担々麺と生春巻きを食べてから、「大宮アルディージャ」対「サガン鳥栖」のナイターの試合を観戦。今日は「スタジアムオレンジ化計画」の日なので、オレンジ色の服を着ている人は無料になる。わたしもゲート手前でビブスを身に付ける。
攻めているように見えるのだけどなかなか得点に結びつかず、後半40分にやっと島田の奇麗なフリーキックで1点ゲット。
家に戻ってから、今日は最後まで休日気分を満喫しようと、白山の光楽湯へ遠征。
帰ってバタンキュウ。

(ミカコ)

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早番。とにかく眠い。
午後、プロジェクターをシビックセンターの生涯学習センターへ、マイクとアンプを光源寺さんへ返しに行く。帰りにバンバンバザールさんによって、飲み物の支払い。店の仕事した記憶無し。
帰る間際に激しい夕立。

夜は谷根千さんで、「世界のビールまつり」。ほおずき市のビール屋さん打上げ。出来たてほやほやの『谷根千』77号も見せてもらいました。表紙、目次、記事のイラストが内澤旬子さん、小森くんや、守本さんの文章も載っている。
今日はあんまり飲めないかな、と思ってたのに、緑缶のギネス一口飲んだら、あら美味しい。やっぱり飲んでしまうんです。アイルランド、ベルギー、イギリス、チェコ、チリ、アメリカ、デンマーク、オランダ、ドイツ、ニュージーランド、イタリア・・・と、山崎さんが魔法のポケットから出すみたいに、次々に運んできてくれました。仰木さんの美味しいお料理で、なおビールがすすむ、すすむ。途中から何飲んでるのかわからなくなりつつも、ソムリエ?小森の開けるままに、あれこれいただいたのでありました。
至福。

2日分の日々録アップしました。

(ミカコ)

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広島に原爆が投下された日。
ほうろうでは『戦場の夏休み』映画会の日。

山崎、神原に早番を任せたので、宮地とわたしは昼過ぎに出勤。試写はしたものの、初めてのことなので上手くいくか心配だ。打合せ。出来るだけ最終調整の時間が欲しいので、早めに棚移動などの準備に取りかかる。
先週からの勢いがついているのか、棚の移動は早く終わったので、よみせ通りの「尾張屋」さんで遅い昼食を済ませる。

6時閉店。開場時間までの1時間で、山崎と神原はレジの準備を整え、宮地とわたしはスクリーンとプロジェクターの設置。バンバンバザールの山田さんが、飲み物を配達してくれる。
昨日試した位置から一棚分プロジェクターをずらしただけで、画面が歪になった。スクリーンには、その位置の方が直角になっているような気がしたので、位置の問題だと気が付くまでに、時間がかかってしまう。ちょっと焦った。
何とか設置を済ませ、山崎と神原にも映像の点検をしてもらっていると、今度はスピーカーの音が左しか出ていないことに気が付く。昨夜は遅い時間だったので、音が出ていることで良しとしてしまった。細かいことに注意が払えなかったのだ。冷や汗ものであれこれいじってみるが、直らない。山崎が「あと15分でーす。」と叫ぶ。
マイクもセットしないといけないのだけど、暗くしているので、コードの接続が出来ない。本当は2本セットしたかったけれど、ワイヤレスだけしかセットできない。
「あと10分でーす。」
もうわかったから、カウントダウンはやめてくれ〜、と心の中で叫ぶ。
宮地はギリギリまでスピーカーの調整をしているが、無理そう。お客さんには初めに断って、そのままでいくことにした。
いろいろままならないまま、7時、シャッターを開ける。お客さんが待ちかねている・・・、はずが、人影無し。見渡せど、こちらに向かう人も無し。
・・・・・・。
7時半近くになって、急にお客さんがやってきた。結局、26名と、こども1名。あぁ、よかった。
時間を少し回って上映会開始。
私達4人はお客さんの背後にいたので、皆さんが楽しんでるのか、退屈してるのかわからない。
75分の上映が終わり、10分の休憩。
吉岡さんが到着し、簡単な打合せをしてから、早速話を始めてもらう。会場は静まり返っている。映画を観た疲れか、冷房が効き過ぎだったせいで具合が悪くなってしまったのか。ちょっと心配。
吉岡さんは、ボソリ、ボソリと家族旅行を決めた経緯や、今取材している日本人人質のこと、報道に求められるニーズと現実とのギャップの問題などを語っている。1時間くらい経過して、質疑応答になりやっと会場の雰囲気が和み始めた。皆、イラク=戦場、というイメージが覆されたようで、驚いていたようだ。
結局、2時間の話の間、シャッターを閉めていたせいで、お客さんの途中退場が出来ない状態になってしまった。休憩を入れるなり、何か工夫するべきだった。
終了後、多くの方が吉岡さんの本を買っていってくださった。
どうにかこうにか終わり、八剣伝で吉岡さんを囲んで打上げ。
記者然としていない吉岡さんは、周りの人間を緊張させない不思議な空気を持った人だ。きっと、取材にも役立っているのだろう。
2時間ほど飲み、店に戻って店の復元。明日に残すわけにいかないのだ。
ようやく3時過ぎ完了。
家に帰って、缶ビールを開けちょっと飲んだだけで、宮地もわたしも座椅子で気を失っていた。
(山崎と神原はまた飲みに行ったようだけど。)

(ミカコ)

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中番で出勤。
二週続きのイベント、明日の映画会『戦場の夏休み』のチケット作り。
2時頃、河上さんが見える。古本の補充をしている模様。
2時半頃一旦家に戻り、宮地と合流してシビックセンターへプロジェクターを借りにいく。かなりの大きさなのでタクシーで戻ってくる。
4人揃ったところで、簡単な打合せ。バンバンバザールの山田さんに明日のお茶をお願いする。
5時前に宮地と遅い昼食をとり、借りてきた布スクリーンをどこに設置するか試行錯誤。縦が天井から吊るして床スレスレ、横も確か2.6メートル、かなり大きなスクリーンを汚さないように気を使う。壁側の棚と、天井から出ている意味不明のパイプに吊るして何とかなりそう。
店は先週からイベント仕様になっているので、先週ほどは前日準備は少なくて済むが、気付くと帰る時間。
レジにいた山崎が、レジのお金の半分は「古書モクロー」の売上げだよと云っている。マッチラベルをまとめて買われた方がいたらしい。
モクローくんの2棚と(実質売り物は1棚だったりする・・・)と、古書ほうろうの91棚の売上げがほとんど同じっていうのは、考えさせられるけど。
閉店後試写をする予定なので、9時頃家に戻り夕飯の支度を済ませ、日々録を下書き。
11時半頃店に戻り、一応真っ暗な状態でも試写。スクリーンのちょっとしたゆがみなどで、見えづらくないかとか、プロジェクターの位置などを決める。なにぶん初めてのことで、あれこれ調整してる間に2時間経過。
帰宅してやっと2時に晩ごはん。乱れてるなぁ。くたくた。でも日々録は書くのだ。

今回の上映会は、戦争反対の拳をあげるとかいうのではなく、とりあえず目の前に現れたひとつの記録を見てみたいという気持ちが大きい。悲惨な現実を記録した映像なら他にもたくさんあると思うのだけれど、去年の夏の時点でこのような旅行をしてきた日本人の家族がいることもひとつの事実で、彼らが出会ったイラク人の暮らしもまた事実なのだ。戦争をしている国でも、多くの人には冗談も云える日常が続いているのだ。
この映画が完成した直後は、総スカンを食ったそうだ。イラク派兵推進派にしてみたら、これでは自衛隊の必要がないと思われるし、戦争反対派からしてみれば、これじゃ平和すぎるということらしい。
考えるための材料になればいいなと思う。

初めての店内での上映会で、行き届かず見づらいこともあるかと思いますが、ひとりでも多くの方にご来場いただければ幸いです。
誠に勝手ながら、通常営業は6時までとなります。
7時会場、7時半開演になります。
(ミカコ)

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 今日は非番。陽が傾き少し涼しくなってから、ミカコと自転車で上野方面へぶらぶら。

 とりあえずの最初の目的地は、これまでなかなか行けないでいた青空洋品店(へび道が直線になる辺り、牛乳屋さんの横)。お休み。本日より6日まで、北京へ買い付けだそうです。ここ数日、続けざまに青空洋品店の服を着た人を目にしていたこともあって内心盛り上がっていただけに、ちょっとがっかり。

 気を取り直して昨日オープンした「オヨヨ書林」さんへ(もともと「古書桃李」さんだった場所。桃李さんは2階へ移られたそうです)。店主の山崎さんは30日のモクローくんイベントにも来てくださっており、ご挨拶をと思っていたのに不在。レジに座っている方はたぶん桃李さんだけど面識ないしどうしよう、などと考えながら本を見ていたら山崎さん帰還。よかった。ふたりで3冊購入したなかの目玉は、白石かずこの『ブラックの朝』(思潮社)。1050円。ジャズを中心とした黒人音楽論集なのですが、装幀が湯村輝彦。金地に描かれたテリー印のイラストに加え、背中のタイトルも彼の手によるもので、大満足。良い買い物ができました。
 あと、これは高くて手が出なかったのですが、伝説の自販機雑誌『HEAVEN』の創刊号を見ることができたのも、大きな喜びでした。この雑誌は、千駄木が誇るミュージシャン&飲んべえ近藤十四郎さんが、かつて編集に参画していたものなのですが(後に編集長)、現物を手にする機会がこれまではなかったので。ついでに宣伝をすると、近藤さんのCD『近藤十四郎&水の底楽団』は、ほうろうにて店員全員絶賛発売中です。こういうオトナにわたしもなりたい。先日の千成りほおずき市(駒込大観音光源寺)での人々の度肝を抜くパフォーマンスも記憶に新しいですが、9月には江古田BUDDYで渡辺勝さんのバンドとのこんなライブもあるようです。これは行きたいなあ。
 
 オヨヨさんを出ると、小腹が空いてきたので、噂のうどん屋「根の津」へ。定休日。こりゃまた残念。代わりに「オトメ」へ。ここの中華丼はおいしい。満足。

 不忍池の骨董市をひやかし、アメ横でいくばくかの買い物を済ませた後は、本日のメインイベント六龍鉱泉入浴、のはずだったのですが、ここも定休日。下調べをせずに出かけるとこういうこともありますが、ふらっと出かけるのが楽しいのだから、まあ仕方ないです。家に戻って鶴の湯に行き、おいしいビールとトマトの冷製パスタを食べました。仕事が嫌いなわけじゃないですが、やっぱ休みは良い、としみじみ感じた一日でした。

7/30〜8/1の日記も同時にアップしました。よかったらご覧ください。

(宮地)

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 モクローくん感謝祭3日目。普段とは違うレジ操作にも、だいぶ慣れてきました。

 13時過ぎ、いったん外に出たお客さんがショーウインドを見て、再び店内へ。感謝祭前半のショーウインドは「モクローくんがプラハで出会ったきれいな本」、ヨゼフ・ラダとヨゼフ・チャペックの手になる本が並んでいるのですが、それらをみてビックリした様子。「これは売り物ですか」と訊かれ、これこれしかじかと説明すると、「実はわたし同業者なんです。本郷のアルカディア書房と申します」と云われ、今度はこちらがビックリ。なんでも今日オープンの根津の「オヨヨ書林」 さんに行かれた帰りとのこと。後ほど見えた南陀楼さんにこの話をすると、アルカディア書房さんはそちら方面は専門だそうで、去年小石川の印刷博物館で開催された企画展「チェコに見る装丁デザイン」でもアルカディアさんから買われていった本が展示されていたとのこと。そういう方に見ていただけ、ご縁ができたことをうれしく思いました。モクローくんとオヨヨさんのおかげです。

 さて、そうこうするうち南陀楼さん来店。土産話はオヨヨさんに行ってきたこと(詳しくはこちらを)、持参された新たな展示物は「チェコ旅行記」と、本日ここまでのおさらいのような展開となりました。

<今日店でかけたCD>
『牧』桂牧 

 今回の催しでうれしいことのひとつは、モクローくんを訪ねてみえる様々な方にお会いできる、ということです。本日のお客さんはこのCDの主役、桂牧さん。というより、桂さんが南陀楼さんへのお土産として出来たばかりの CDをお持ちになり、それをその場でかけたというのが、正しい説明となります。このときこのアルバムを聴くまで桂さんのことを知らなかった僕ですが、最初の曲の途中で早くも虜になりました。独特の親しみのある歌声、ポップだけど一風変わったメロディ・ライン、自宅での一人多重録音とは思えない(あるいはそれゆえの)柔らかい音空間。こんな人がいたなんて!ライナーノーツによると70年代からおもに京都で活動された方だそう。未知の素晴らしい音楽との出会いはいつでも大きな喜びですが、今日のそれは忘れられないものになりそうです。このCDは間もなく、オフノートから発売されますが(正式な日にちはまだ未定)、ほうろうでも置く方向でこれから動くので、乞うご期待。感謝祭期間中は店でもバンバンかけます。モクローくんの棚をじっくりと楽しそうに見る桂さんの姿が印象的でした。

(宮地)

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