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日々録   2006年1月

[ひろみの「一箱古本市」リポート]

不忍ブックストリートの公式サイトに、谷根千80号よりひろみの「一箱古本市」リポートを許可をいただいたので、転載させていただきました。

昨年私たちスタッフは、自転車部隊以外ほとんど全員が売場常駐で、実は自分の担当していたお店の前しか知りません。(笑)自分のとこだけが黒山の人だかりだ!と思ってたりして。
あとで、参加者の方々のブログを拝見したり、新聞に掲載された写真を見たり、自転車部隊撮影の写真を見たりで、やっと全体像をつかんだような次第です。

そんな中、ひろみさんの「一箱古本市」リポートは、全12箇所の大家さんを回りながら、途中のカフェで休憩したり、いろんな箱から買い物している様子や、谷根千大賞審査員としての視点もあり、と、臨場感があってとても楽しく読みました。
谷根千本誌では、谷根千工房サトコさんのイラストも素晴らしく、全体のワクワク感が伝わってきますので、未読の方はぜひ谷根千80号をお求めになることをお薦めします!

さて今年は、大家さんは15箇所、店主さんは、去年の75人から100人へ規模拡大です。
2月1日より2月末まで、店主さん参加を受付けますのでぜひご応募ください。
「助っ人」(ボランティアスタッフ)も受付けておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 不忍ブックストリート公式サイト

まもなく、店頭での募集告知もできると思います。

(ミカコ)


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[「不忍ブックストリートの一箱古本市」店主募集のお知らせ]

夜更かしがたたり、起きたら昼。休日なのに・・・。
所用を済ませ、3月6日に開館を控えるフェーブル資料館「虫の詩人の館」へ。

谷根千79号に詳しいが、奥本大三郎さんが以前お住まいだったところに、奥本さんの長年の夢だった昆虫博物館がもうすぐ出来るのだ。先日ご来店された折も、とても嬉しそうに目を細められていた。
ほうろうからとても近いところに、楽しそうなスポットができるので嬉しい。是非とも『不忍ブックストリートMAP』に掲載させていただこうと思いお話を聞きに。
日本アンリ・ファーブル会事務局の堀越さんがとても丁寧な応対をしてくださり、もしお時間よろしければ、と館内も見せてくださった。
地下の木の扉を開けると、南フランス、サン・レオン村のファーブルの生家の再現が。絵本の世界みたい。その他、地下には生きている昆虫の展示、パソコンコーナーなどが、予定されているとのこと。
1階はファーブルと昆虫に関する様々な展示スペースに。ここに本が展示されるらしい。
今日の段階では、地下の生家以外の展示品の搬入はまだこれからだそうで、堀越さん曰く、開館してから徐々に展示品が増えていくことになると思います、とのことだった。楽しみですね。
場所は、古書ほうろうと城北信金あいだの狸坂を上がり、保険所通りに出たら右に曲がり、千駄木小学校の並びです。繭をイメージした外観が目印。静かで明るい館内は、居心地のいい空間になりそうです。


第2回「不忍ブックストリートの一箱古本市」の店主募集のお知らせが出来ましたので、以下に掲載します。

一部で、今年は箱ごとの会計になりますと発表してしまいましたが、17日の話し合いでいろいろ想定される問題点を再度洗い出した結果、やはり昨年のように店主さんは交替で会計係をし、場所ごとにまとめて会計する方式に決定いたしました。お間違えのないようご確認ください。
古本市は17時終了ですが集計にお時間をいただくため、店主さんへの売上げの受渡しは19時になります。

応募期間は、2月1日より2月28日です。応募数が多い場合は抽選となります。今回は、往来堂書店、オヨヨ書林、古書ほうろうの3店舗で、メール環境のない方に限り店頭での応募を受付けますので、お近くにそのような方がいらしたら、ぜひお誘い合わせの上、お申し込みください。

(ミカコ)


★第2回「不忍ブックストリートの一箱古本市」のお知らせ

 昨年4月に発行した「不忍ブックストリートMAP」の改訂版を、今年春に発行します。これにあわせて、第2回「不忍ブックストリートの一箱古本市」を行ないます。
これは、谷中・根津・千駄木エリアの書店、雑貨店、ギャラリー、カフェなど15店舗の軒先をお借りして、青空古本市を開くものです。100人の出品者が一箱ずつ古本を持ち寄り、販売します。
「不忍ブックストリート MAP」を片手に、街を散歩しながら、古本に出会えるという、日本初(?)のネットワーク型古本市です。前回に引き続き、スタンプラリーも行ないます。

「不忍ブックストリートの一箱古本市」
2006年4月29日(土・祝)11:00〜17:00
雨天の場合は5月3日(水・祝)に順延

 この一箱古本市に出品される方(店主)を募集します。前回は75人でしたが、今回は100人募集です。また、先着順ではなく抽選になります。
 前回は、遠隔地などやむを得ない事情で本人が来られなくても店主になれましたが、今回は、当日店番ができる方に限ります。また、売上金の受け渡しは、古本市終了後の午後7時頃になります。あらかじめご了解ください。
 
◎応募方法
以下の要項に記入の上、hitohako@yanesen.org までメールしてください。

1 氏名(本名をお書きください。匿名希望の場合、その旨をお書きください。また公表してもいいハンドルネームがあれば、お書き添えください)
2 屋号(かならず付けてください)
3 住所
4 電話番号
5 メールアドレス(ケータイ不可)
6 どんな品揃えにするかというPR(決まっていれば)を200字以内で

◎応募期間
応募開始 2月1日(水)
締め切り 2月28日(火)必着
応募者多数の場合は抽選となります。
発表は 3月10日(金)に当選者に通知します

◎参加費
1000円(当日にお支払いただきます)

その他、詳細は「不忍ブックストリート公式サイト」に順次アップされます。


◎「助っ人」(ボランティアスタッフ)募集
事前の準備から当日の運営まで、できる範囲で「一箱古本市」を手伝って下さる方を求めています。古本イベントの隅々まで体験できるいい機会です。なお、古本市当日は、「助っ人」と出品者(店主)を兼任することは可能です。
問い合わせ 不忍ブックストリート実行委員会<一箱窓口> hitohako@yanesen.org



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[恍惚の一日]

11時から『諸君!』の取材がある。棚ががたがただったので私にしては珍しく早めに出勤。イラストレーターの池谷伊佐夫さんがいらっしゃるのだ。
私たちが古本屋として働きはじめてまもなく、池谷さんの『東京古書店グラフィティ』が出版された。当時はまだ「古書ほうろう」になる前身の「古書宮橋」で、右も左のわからぬ雇われの身であったので、遠い世界を見るような気持ちで頁をめくったのを憶えている。描かれている何件かのお店に出掛け、あぁ本当にイラストの通りだ、なんて感心したりして。勿論今でも『東京古書店グラフィティ』はわが家の本棚に収まっていて、時が経つほど深淵なる古本の自分のわからなさ加減だけがわかってきているわけだけど。
だから、池谷さんに描いてもらえるというのは、感慨ひとしおだったりするわけで。

池谷さんは11時少し前に到着され、店内をいろいろな角度から何枚もスケッチし、時間をかけて棚をご覧になっていた。これまでうちが受けてきた取材は、話をすることがメインだったので、だいぶ違うスタイル。あ、今こっちの方を描かれてる、とか思うとやっぱりファインダー向けられたみたいに緊張してしまうもので、一生懸命ふつうに仕事してるフリをしたりして。
「いらっしゃいませ、と云うんですね、古本屋では珍しい。ふつう云わないでしょ。いいことですよ。」と声をかけられ、そういえばそうだな、と。始めの頃は、あえて云わないようにしてたこともあったのだけど、顔馴染みのお客さんが増えたのと、それとは逆に中にはちょっと挙動不審な人もいるわけで、そんな人にはお客さんのこと見てますよと印象づけることで、万引き防止になるかなという気持ちもあったことを思い出したのだった。


お昼を過ぎても取材はまだ続くようだったが、私は店を抜けて、内澤旬子さんの「碧鱗堂ワークショップ---造本茶話---」へ。
この前は革の手づくり本に参加して楽しかったけど、今回は内澤さんが『青春と読書』で連載してきた本を中心に面白い造本の本などを、実際に手に触れさせてもらって、内澤さんに説明をしてもらうというワークショップ。いやいや、贅沢なひと時でした。
撮影もスケッチ(鉛筆で)もOKですよ、ということだったので、用意はしていったのだけど、見ているだけでももう楽しくて、楽しくて。
アルミホイル片まで漉き込まれもさもさとしたインドのボール紙から、葉っぱ、手透き紙、皮もいろいろで獣から鰻もありで、風合い、手触りがひとつとして同じものがない。もう、吠えたいくらい!
それらひとりでは見ただけで到底判別できない素材のことや、見過ごしてしまうであろう細部とか、見えない部分の造りとか、時代背景とか、どの本一冊とっても、宗教や、階層制度、その土地の自然など、今自分を取り巻く環境からは思いもよらないような様々な要素があってその本が存在しているというのを、内澤さんがその本に出会ったときのエピソードなどを交え話してくださると、自分の中でもどんどん見方が変わっていくのが新鮮だった。

たとえば、羊皮紙の本。見せていただいたのはローマ国立図書館による忠実に再現した復刻本や、大きな羊皮紙一枚に書かれた、契約書のようなもの、羊皮紙装の本。
本文紙にあいた穴まで再現された復刻本を開きながら、始めは虫食いの穴かと思っていたものや(そういう場合もあるかもしれないけど)、小口三方がきれいに揃っている本を見慣れている目には、頁の角が不揃いだなぁと見えるのが、本文紙といえば当然のように紙と思っているけど、ヨーロッパでは紙が伝わる以前は、羊の皮を薄く加工して紙のようなものをつくっていたそうで、だから元々が紙のように四角くないところから大事に頁をとっていけば当然角々は多少不揃いになってくるよなぁとか、皮の剥ぎ具合で薄くなったり穴があいたりするところも出てくるよなぁ、というのがだんだん見えるようになってくるのです。内澤さんからはこれまで何度か羊皮紙の説明を聞いて知っていたはずなんだけど、皮を紙のように使うってことが実感として理解できてくるわけです。(復刻の本文紙はそれを紙で忠実に再現しているのだそうです)

造りで目からウロコだったのは、インドの貝多羅葉(バイタラヨウ)本かなぁ。確かに説明を聞くと、一枚ずつバラバラの物差しみたいな横長の紙のようなものを両手で両端を持ちながら手前から向こうにめくっている映像が残像のように記憶にあるけど、やはりその実物のシンプルさを見ると、おぉ、それでいいんだよな、と気持ちが楽になるような。
バイタラというのは素材はパルミラ椰子の若葉だそうで、見せてもらったのは40センチの5センチ強くらいだったろうか。その両端からそれぞれ10センチ弱のところに一つずつ穴が開いていて、その極薄い板状の一頁一頁を重ねてその穴に長ーい紐を貫通させ更にその紐の残りで重なったものをぐるぐるっと巻くただけの、綴じるというか、バラバラになるのを防いでいるというか。本文も、その穴を避けて書いている。これなら、私にもできる。何かに応用してみたいです。

他にもいろいろ、手書きコーランの豆本には、信仰心以外の何者でもない気迫の美しさがあったし、明治期の日本の和洋混合装丁本は、小口が和本仕様の輪なのにマーブルで、おまけに背は丸みが出してあっるという欲張りな製本、チェコのクルプカさんの自家製うさぎ皮紙の函入り手製本とか、ほんとうにいろいろ見せていただきました。私は終始恍惚状態。
どうもありがとうございました。

そんなこんなで、充実の一日。
たまには、こんな日もないと。

(ミカコ)

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[諏訪神社前の万太郎]

 今日棚に並べた池田弥三郎の『山手線各駅停車』のなかに、読んだみたい本が紹介されていたので、ちょっと引用してみます。西日暮里駅の項です。

 諏訪神社を中心にしたその界隈の町の暮らしは、久保田万太郎の文章に詳しい。万太郎が諏訪神社前に居を移したのは大正一五年六月のことであったが、その一〇月から、愛宕山のJOAKの嘱託となって、週に一度出勤する身となった。そのとき、ここからどういう道順をとってかよったか。多分、省線を利用したとすれば、日暮里駅に出たものと思う。その、日暮里駅から諏訪神社までの道順は、度々、酔態の万太郎を送って行った大江良太郎が、その著『家』(青蛙房、五一年刊)の中の一章、「諏訪神社前」に詳しく書いている。四〇年前の記憶だというが実に精彩にその道順を記している。そして、やはり日暮里駅におりている。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 久保田万太郎が諏訪神社前に住んでいたことを知ったのは、数年前、図書館の全集に収められている作品を少しずつ読んでいたときのことでした。もうすっかりその世界にハマっていたので、たまたまそういう事実に行き当たり、なんだかずいぶんうれしい気分になったことを憶えています。その勢いで、「今月の一冊」に『春泥』を紹介する文章を書いたりもしました。そのときには出会えず、今回はじめて知った『家』という本。調べてみたら、台東区の図書館に当然のようにあったので、早速注文しました。届くのが楽しみです。

(宮地)

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[福袋]

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

大晦日から昨日まで宮地の実家のある名古屋に帰省していました。
愛知万博は、宮地と私の予想を裏切り大成功だったそうで、名古屋駅構内もリニューアルされ、テナントが増え、年始の名古屋は多いに沸いていました。
結婚するまでは、東京のお正月しか知らず、しかもほとんど家で過ごしていたので、ひょっとしたら賑わっている都心の繁華街を知らないだけかもしれないのですが、ここ数年私は名古屋のお正月の賑わいを興味深く見守っています。
恐らく、東京ほど繁華街が散らばっていないためだと思うのですが、デパートの初売りの日の名古屋駅周辺、繁華街の栄駅周辺の人々の熱気は、商売人には羨ましいものがあります。
誰もが複数の福袋を下げ、上気して歩いている、まさに、老若男女、沸き立つ初売り。
宮地も私も偏屈なので、いくらお得でも要らないものが入ってたらやり場に困るよねぇ、と云っているけど、髪の先からつま先までキメた若い子たちも、みな両肩にいくつも福袋掛けて歩いてるのを見ると、文化伝承だなぁ、と感心します。地下鉄に乗ってる殆どの人が福袋持ってる風景は、他ではそうそう見られないでしょう。続いてほしい。まぁ、古本の福袋は売れないだろうけど。

実家でゆっくり過ごした三箇日はあっという間で、時代の流れに付いていっている宮父の解説で、私はi-podの活用の仕方を把握し、自分を取り巻くパソコン環境の展望が開けた(ような気分の)、爽やかな新年を迎えました。イエイ。


で、昨夜東京に戻り、今日からお店に出始めました。
2、3日は穏やかなお正月だったようですが、今日は何故か買取りが集中した一日でした。いい本がたくさんで、嬉しいです。

「不忍ブックストリート」実行委員会も始動しはじめています。
今年の「不忍ブックストリートの一箱古本市 2006」は、4月29日(土・祝)です。応募要項など詳細は改めて。

MAPも改訂版を出すことに決まりました。
改訂版では、広告を募集いたします。

MAP自体を有料にしたらどうかという意見もありましたが、納品、集金に手が掛かり身軽さが失われてしまうよりは、地域内、遠方に関わらず、一箇所でも多く配布していただきたいとの考えから、思い切って募集することにしました。
申込みが全然なかったら寂しいなぁ、とドキドキしてますが。
地図は往来堂、オヨヨ書林、古書ほうろうには常設、掲載店にも何軒かのお店で置かせていただいています。また、ご依頼があれば個人様宛でも地方に発送したり、本のあるスポットが中心になりますが、東京全域にかなりの枚数を配布していますので、お店などの宣伝にお役立ていただければ、と思っています。
広告枠の詳細は改めて不忍ブックストリートのサイトの方で発表いたしますが、お問合せがありましたら、古書ほうろう<horo@yanesen.net>までお気軽にメイルをお送りください。

それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。

(ミカコ)

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