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日々録   2006年1月
No.1030  2006年1月9日(月)

[諏訪神社前の万太郎]

 今日棚に並べた池田弥三郎の『山手線各駅停車』のなかに、読んだみたい本が紹介されていたので、ちょっと引用してみます。西日暮里駅の項です。

 諏訪神社を中心にしたその界隈の町の暮らしは、久保田万太郎の文章に詳しい。万太郎が諏訪神社前に居を移したのは大正一五年六月のことであったが、その一〇月から、愛宕山のJOAKの嘱託となって、週に一度出勤する身となった。そのとき、ここからどういう道順をとってかよったか。多分、省線を利用したとすれば、日暮里駅に出たものと思う。その、日暮里駅から諏訪神社までの道順は、度々、酔態の万太郎を送って行った大江良太郎が、その著『家』(青蛙房、五一年刊)の中の一章、「諏訪神社前」に詳しく書いている。四〇年前の記憶だというが実に精彩にその道順を記している。そして、やはり日暮里駅におりている。

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 久保田万太郎が諏訪神社前に住んでいたことを知ったのは、数年前、図書館の全集に収められている作品を少しずつ読んでいたときのことでした。もうすっかりその世界にハマっていたので、たまたまそういう事実に行き当たり、なんだかずいぶんうれしい気分になったことを憶えています。その勢いで、「今月の一冊」に『春泥』を紹介する文章を書いたりもしました。そのときには出会えず、今回はじめて知った『家』という本。調べてみたら、台東区の図書館に当然のようにあったので、早速注文しました。届くのが楽しみです。

(宮地)

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