2014年11月 のアーカイブ

9月30日

2014年11月28日 金曜日

リファインについて、建築家より

「築数十年の建物でも躯体までチェック再生し機能も外装も設備も最新のものに出来ます。

一番メリットがあるのが解体工事の低減と工期の短縮です。

結果として新築の半額から3分の2であがってきます。

同時に建築文化の継承と経済的メリットがあります。

青木先生と金箱先生が監修と指導に入れば現国立競技場はいろんな方のデザインアイデアで自由に直せます」

国立競技場は三度目の解体入札に決まる。今度は不正が行われないように電子入札にするなどと言っているが、電子だと不正をさけられるものではない。お粗末きわまりない。

9月29日

2014年11月28日 金曜日

スポーツ関係者より。

「私は、現国立競技場を大会役員や選手として何度も使いました。先日のシンポでは
短時間にわかりやすく説明するため、女性トイレが少ないなどと言いましたが、本当
に言いたかったのは、選手・役員の動線や控室の区切りなども使いづらく、機器・設
備機能が古いなど、単にバージョンアップで済むレベルではないと感じていたことで
す。私は建築設計者ではないので断定できませんが、スタンド下の駆体構造まで関わ
るような改修は、新築以上に手間もかかり、後の不具合も起きやすいのではないかと
思ったからです。改修ではだめというわけではありませんが、新築よりも増設・改修
すれば、金額も安く期間も短くと簡単にいくだろうかと懐疑的にずっと思っていまし
た。ですから、現段階での最新設備機能への取り換え、部屋の間切りや動線の変更な
ど、スタンド下の構造・機能を大幅に変えることを考えると、『炉辺式のからぶき農
家から、オール電化へ』 (少し荒っぽいたとえでした)にできるのだろうかという意
味で発言しました。ご理解ください。
なお、私もあの高さのドーム型(JSCはドームではないというが、他の施設のひ
さし型屋根と比較して明らかにドーム式と思っています)を、ひさし型にすれば、建
築費もさることながら、年間の維持管理費が34億円から10数億円ぐらいに下がる
と思うのですが、50年先までのスポーツ施設として考えれば、何としてもあの構造
を変えさせなければなりません」

9月28日

2014年11月28日 金曜日

改修の可能性について。

1、いまのままでは国際基準の9レーンを満たしていないという批判。

−−9レーンは、既存のスタンドの先が主体構造から突き出た形になっているので、そこをちょん切って対応可能だと考えています。

2、女性用トイレやレストランなどは十分増設が可能か。バリアフリーやユニバーサルデザインについて。
−−拙案のコンクリート製のスタンド上に鋼製の新スタンドを載せる案の長所は、古い基準でできたコンクリート製のスタンドを利用せず,現代の基準に完全にあった(バリアフリーやユニバーサルデザインを含む)スタンドを作ることができることです。同時に、鋼製の新スタンドでコンクリート製のスタンドの耐震補強もできてしまいます。これで大幅なコストダウンと工期短縮ができる筈です。

3、よりつつましく、おだやかで、安価で維持しやすい新築の可能性について。

−−物価上昇を含めてもできると見込んでいます。600億でできた横浜スタジアムのことを考えるとできる筈です。そのうえ横浜スタジアムは地下があって鶴見川の遊水機能を備えています。必要なら、横浜と同様にトラックの下に地下を作って練習用のトラックを作ってもお釣りがでることになります。

4、陸上と球技と双方を追求するのか、どちらかに特化するのか、

−−陸上も球技もとなると、現案の様にせり出しのスタンドが要るでしょう。陸上優位であれば現在の国立競技場の形になりピッチがトラックで隔てられます。球技優先であれば陸上に使えません。どういう組み合わせが良いかは、首都圏の複数ある大規模競技場の役割分担をにらんで、日本のスポーツ界が中心になって決めることではないでしょうか。

私の主張としては、機能が保証されていないせり出し機構を作ってまでして、ここに一極集中するのは愚策だということです。
少なくとも、首都圏で機能分散をするのが防災的見地を含めて都市計画の常識だと思います。大イベント中に大地震が来たときのことを想像すると、ただでさえ首都機能維持で混乱をしているときに新たに8万人の帰宅困難者を都心で作ることの愚かさはすぐ分かることです。

9月27−29日

2014年11月28日 金曜日

昨日の無駄ボはすでにいろんなメディアに出ている。私もみんなに報告。「槇文彦さん代理の中村勉さん(建築家・東京建築士会会長)は「今のままでは1692億どころか2000億を越える。工期は42ヶ月でなく50ヶ月はかかりラグビーワールドカップに間に合わない」と試算。河野太郎さんは「無駄撲滅でダメなら文科省、オリパラ組織委員会、都知事にもいって問題にしてもらう」。
腰痛にて家出ごろごろ過ごす。腰痛の間隔が短くなってくる。ちょっと多いものを持ったりするとすぐくる。腰の骨がバラバラになったようでいつもはどうして歩いているのかわからないぐらい。

9月26日

2014年11月28日 金曜日

昨日26日日本青年館でほぼ満員の200人を集めて「それでも異議あり、新国立競技場」を開きました。裏方に徹していた当会の共同代表もそれぞれスピーチ、今まで登壇できなかったジャーナリスト、活動家、地元住民もそれぞれの立場から述べました。識者にきく勉強会でなく普通の市民の意見を初めて言う会になったと思います。ただ当会の決意表明は「私たちはあきらめない」だったのにマンション住民が「断固反対する」といったのがサンスポの記事の見出しになり、反対集会のように報道されたのが残念でした。

9月25日

2014年11月28日 金曜日

無駄撲滅チームの会合で自民党本部に行く。右翼の街宣車がきて、母子家庭が子どもを殺すほど困っているのに消費税を上げるのか、と至極まともなことをいう。切り込み隊長の森山高至、スポーツに詳しい鈴木知幸さん、航空母艦中村さん、よくぞがんばってくれた。これによってJSCはいくつかの事について誠意ある回答を求められた。

内藤廣さんはニコニコうなずくばかり、和田章さんは「1700億を国民の数で割り、30日で割れば一人当たり1900円、居酒屋に入ればそのくらいは使うでしょう」などととんでもないことをいう。

9月24日

2014年11月28日 金曜日

10月に「町家紳士録」を代官山ヒルサイドで上映するにあたり、オーナーの朝倉さんが旧朝倉邸を案内してくださり、打ち合わせもかねておいしいものをごちそうしてくれると元倉さんが言うので代官山へ。なんとフレンチレストランで暖炉に葉巻が燃え、そこでオマール海老のサラダ仕立てなるものを食べてしまった。

鈴木知幸さんより、また別のオリンピック経費資料。これも面白い。

「近代オリンピックの歴史は、大きく変動しています。そう簡単に経費比較はできないと思います。
まず、第一回アテネ大会は、クーベルタンの厳格なアマチュア主義の下、基本的に寄付金によって開催され、国の財政支出は少なく、切手の発行とブルジョアの寄付で巨額の資金を作った言われています。その後の大会も、大会規模は小さく、選手は手弁当でアマチェアのため寄付金(トトはそのために創設される)に頼った大会が続きます。史上初めて赤字五輪になったのは、1920年アントワープ大会といわれていま
す。その後、クーベルタンが会長を退いてからオリンピックは肥大化するのですが、ピ-ターユベロスが仕切った1984年ロスオリンピックが黒字になったことで招致合戦が激化します。
なお、1964年東京オリンピックは「1兆円オリンピック」と批判されましたが、大会運営費99億円、競技施設165億円であり、あとはインフラ経費です。どこまでをオリンピック経費というか難しいところです」

9月23日

2014年11月28日 金曜日

清水さんから、オリンピックと財政について面白い資料。

「1896年第1回のアテネ大会、7万4000ドル(当時)のつもりが44万8000ドルに膨む。この時からギリシアの財政危機は始まる
1924年パリ大会、収入見込みが半分の549万6610フランしかなかった。
1976年モントリオール大会、予算1億2000万カナダドル、決算9億2200万カナダドルこのためにタバコ税を上げる。市債の完済に30年かかる。
1980年レイク・プラシッド冬季大会
78年の報道で既に予算は8000万ドルから1億5000万ドルへ超過、
オリンピック終了後、レイクプラシッド市(住民3000人)は600万ドルの負債を抱え、債権者は1600人に及んでいた。すでに連邦政府から9000万ドルの支援を受けていた
1992年アルベールビル冬季大会、フランス政府はインフラ建設に10億ドルを投入、ほかにスポーツ施設建設に1億8900億ドルしたものの、見込んだほどのツーリストは増えず政府は6700万ドルの損失を負う。
長野は運営費などは帳簿90冊を焼却したことから不明。
1800万ドルを招致に使ったとしているが、6600万ドルに近い数字だろうと言われている」

9月22日

2014年11月28日 金曜日

えびすに鍼治療にいく。「ファクタ」という雑誌に国立競技場の解体工事に関する談合疑惑について詳しく乗っている。これによれば、第一回の入札はJSCの予定入札額をすべて上回り不調。第二回目はなぜか、JSCは最低額で入札した二社を特別重点捜査をした上で失格とし、三番手の関東建設工業に落とした。しかし開札前に封筒をあけたり、JSC側の情報を入札した企業が事前に知っていたりとおかしな事が多く、一番手の藤村が内閣府政府調達苦情処理委員会に提訴。調査が始まるらしい。

調査がすむまでは解体はできず、内定していた解体業者との接触もできません。官製談合があったと認められると、三回目の入札になるかも。

9月21日

2014年11月28日 金曜日

根津神社のお祭り。白山神社大祭り。今年は本祭りで寄田くんが根津で馬車を走らせていますという。行ってみたら宮司さんが乗る馬車の御者を水干姿でしておった。