2010年2月 のアーカイブ

ユーハイム

2010年2月17日 水曜日

小国の中心部にユーステーションがあってその前に あるのが民宿ユーハイム。酔っぱらってねるだけな らすごく便利です。翌日、「一番近くの温泉はどこ ですか」と聞くと、宿のおばさんが「杖立てに前やってた温泉民宿があるから連れて行ってあげる」 と小走りに車を出しにいってくれた。おばさんかと 思ったら、宿の主人のお母さんで大正生まれだと言う。絶対信じられない。ゆくゆく聞いた話です。

1月16日

2010年2月17日 水曜日

ペシャワール会の会報を読む。オバマはノーベル平和賞を取ったのに、イラクやアフガンに増派しようとしており、欧米軍の増派により治安は最悪になっている、と中村哲さんは書いている。パキスタン北西のペシャワールの治安悪化により日本人は渡航できなくなり、病院は地元団体に譲渡された。現地活動の中心はアフガンのジャララバードにうつった。 アフガンとパキスタンの反目が助長され、アフガン 側でペシャワール会の名が使えなくなり.Peace  Medical   Serviceと名乗っている。そのなかでも灌漑水利に必要なマルワリード水路の開通、600人の子供たちのためのマドラサの開校と明るいニュースがないわけではない。ノーベル平和賞は中村哲さんにこそふさわしいのに。
ハンセン病コントロール、貧 民たちの診療は年間7万人、山岳部の巡回医療、医療から生活基盤をつくるための「緑の大地計画」、 伊藤和也さんという貴い死を無駄にしないために単身アフガンへ向う中村さんの存在は励ましである。 とは言え、自分の関わっているNPOで手一杯でほとんどカンパができないのであるが。

地域活動家の私は荒川さんと今日は千駄木NTTの現地を取材、周辺の当事者に突撃インタビュー。環境を 守る会の上田会長、建築構造の専門家山田さん、住 民の月橋さんなどの話を聞く。しかし寒い。坂下にまで行く元気なく、ホットウィスキー。6時よ り、今年最初の「小さな映写会」が蔵で。ソ連の 「仲良しスキー」、「昔の農村」ちょんまげの農民の出て来る、しかしセリフのないドキュメンタ リー。「日本の山と山脈」むかし、小学校の視聴覚教室でよく見せられた歴史地理もの。復習になる。今わたしのいるのは阿武隈山地なのだ、という事もわかった。「青年」貯蓄推進なんたらがつくった1965年、東京オリンピックのあとの青年たち。階級的視点もなく、何が訴えたいのかわからないが、集団就職などで地方からでてきた若者の築地で働く姿、電機工場の寮生活、造船工場での鋳物をつくる青年労働者などが描かれている。私より7、8歳年 上の人たち。左時枝、前田吟、地井武男など出演。 高橋おでんで懇親会。

1月12日−14日

2010年2月17日 水曜日

松山行き。子規と漱石のあとを訪ねた。『坂の上の 雲』と『龍馬伝』で観光キャンペーン中。
文化財建造物保存修復協会の手がけている内子の上 芳賀邸などの現場を見る。雪深し。

1月10日

2010年2月17日 水曜日

都は派遣村を延長しないと言う。交通費など2万円を渡したあと、200人が逃げちゃったので、都も裏切られた感じなのだろうが、持ち馴れない人に2万もいっぺんに渡す方が悪い。そのうえ、指導とか無断外泊禁止とか、上から目線の恩着せがましい管理主義のやり方では、もともと自由を愛する人々が耐えられるはずはない。フランス映画『ポン・ヌ フの恋人たち』を思い出す。橋にすむ人とは自由を愛する人なのだ。

1月9日

2010年2月17日 水曜日

シベリア抑留された方達に給付金が出ることになっ た。軍人恩給などは出ているのだろうけれど。生存者は10万人をきったと言う。あまりに遅すぎる。今までシベリア抑留の方何人かに会った経験では、さすがに生き延びた人は体が強いんだなあ、ということを感じた。それにしても空襲で死んだ人の遺族にはなんにも補償がない。軍人の遺族には出るのに。それも死亡時の位階で差がついているのはおかしいと思う。

1月8日

2010年2月17日 水曜日

こども手当、地方自治体で負担を拒否する所が多 い。母子家庭で一銭も補助なし、医療費だって補助なしで3人ずっと育ててきた私には、こども手当は なんだかばらまきみたいで釈然としない。せめて振込でなく、各家庭で出張所か郵便局までとりに行くようにすれば、もらっていることを意識するだろう し、余裕のある家庭はもらいにいかないだろう。虐待する親も手当をあてにして子供を手放さないとい う危険も指摘されている。子供のためにではなく飲酒やパチンコに使うかもしれないし。他の人の税金で子供を育てている、という自覚は少なくとも持ってもらいたいな。
東京新聞は他に比べてよくやっていると思う。今日もヤンバダムについてかなり詳しい記事を載せて いた。岩波茂雄の惜櫟荘を時代劇の人気作家佐伯泰英さんが購入保存するとか。熱海に吉田五十八が建てたものだ。よかったな、と思いつつ、岩波文化では残せない時代なことを痛感する。

1月7日

2010年2月17日 水曜日

ガスレンジとフードを替えた。東京ガスに頼んだ、しめて31万円。一念発起してスポーツクラブに入る。

豊礼の宿

2010年2月17日 水曜日

私の大好きな小国町にはすてきな温泉があります が、その中でも峐湯温泉の豊礼の宿は素泊まり3800円、部屋はベッドと和室とあって素っ気ないが広々、3時イン11時アウトでのんびりできます。 なんと言ってもすごいのがオパール色の広い露天風呂、ここは内風呂はなし。家族風呂と言って一回一 回お湯を入れ替える個室風呂があるだけです。そこ からのワイルドな風景と言ったら。遠くの山並みを
見つつ、崖の下から風が吹き上がってくる。
食事は無料で利用で着る蒸し器で鳥屋卵や野菜を蒸してビールもよし、歩いて一分のレストランふくろうでなんでも食べられます。
ただ小国でさかんなこの家族風呂というシステム、 どうせ湯はどんどん沸いて河に流しているだけなんだから、という人もいますが、温泉を一回ごとに捨 てるなんてもったいない、と東京人の私は思う。 ボーリングしてそれで金儲けをして、自然にしっぺ返しされる時がこないだろうか。小国の高橋さんは 東京などで宣伝をする時、会場をみまわして差し支えのありそうなときは「杖立て温泉とか、奴留湯温泉とか、岳湯とかーーー」と言うそうです。ハゲの湯なんて誰がつけたんでしょうね。

くぬぎの郷

2010年2月17日 水曜日

九州、阿蘇山の麓はいい温泉が出るいいところ。ここにベッド&ブレックファスト5000円よりという素晴らしい眺望の宿がある。
阿蘇の外輪山のいわゆるお釈迦様の寝姿が見える。 築百年の古民家の部材をじょうずに活かしたこの宿では自炊、バーベキュー、鍋、なんでもでき、すぐ下の「こぶしの木」は地鶏の炭火焼が名物。小国町の友人高橋正之助さんに、ぜひ行ってみて、と言われて訪ねると実においしかった。1200円。
大企業に勤めていたご主人が「やりたい事をやるの は今しかない」と退職してつくった宿で、本人は楽しそうにステンドグラスを作っている。奥さんもと てもやさしい方で、もう一人居候さんがいて、「これから漬け物の仕込みです」とよく働く。不思議な共同生活だけどこんなのもいいな。食事に入っただ けなのに長逗留してしまった。