‘くまのかたこと’ カテゴリーのアーカイブ

8月8日 大鉈を振るう

2012年8月27日 月曜日

朝、6時に千葉の友人、水野さん、佐々木さん到着、二人とも山登り、カヌー、スキー、自転車などで遊ぶアウトドア派である。あまりに竹と草が生い茂っているので、草刈りにきてくれた。
ご飯を炊き、刺身、トマトとキュウリのサラダ、なすのおつゆでご飯を食べてもらい、雨の中、草刈りを始める。水野正雄さんは仕事はデスクワークだったというが、この何年か草刈りが上達して草刈正雄の名があるとか。竹を100本切る。これすべて下の家から侵入してきたもの。みるみる視界が良くなる。竹の揺れる景色はきれいだが、すぐ伸びてしまう。このまえなかった竹が玄関前に3、4本も立派になっていた。
鉈で叩くとすぐぱきっと割れる。竹を割ったような性格とはこのことか。縦に切るのではく、横に叩いてもぱきっと切れる。仕分けに大鉈を振るうなどの表現も何となく体得できる。「こういう家に住むということは家の周りの手入れに時間かお金がかかるということだよ。せめて鉈とガソリン式草刈り機と工具箱くらいそろえないとね」といわれる。別荘の人たちも土日できても家の中の掃除と外回りの草刈りで終わるといっているらしい。
ああ、民宿にでもとまった方がよほどらくちん。

8月7日 里山コース

2012年8月27日 月曜日

天気よし。御宿の海水浴場へいって、なじみになったしおさいのおじさんにパラソルとボンボンベッドを借り、わたしはほぼ留守番で石堂清倫『二十世紀の意味』を読む。戦時中は共産党で、転向して満鉄にはいり、戦後は翻訳をし、100歳近くまで元気だった人の人生の総括。ご飯は海の家で、サザエのつぼ焼き、イサキの塩焼き、蛤焼き、イカ焼きを頼み、白いご飯を食べる。おいしい。3時過ぎから御宿里山ドライブコースに行ってみる。清水を汲ませてくれたり、お庭を見せてくれたり、鶏卵牧場では卵掛けご飯を食べられたり、丑の牧場、馬の牧場もあって楽しかった。

8月6日 30年代的観光施設

2012年8月27日 月曜日

天気悪し。朝、大原海水浴場。むかしこの近くに家を借りて一夏過ごしたことがあった。そのときのクレープ地の夏がけ布団の模様も覚えている。秋草の。ここも御宿と同じくらい広い砂浜だが真ん中にテトラポットを積んで、サーファー専用にしているのでなんだか狭い感じがする。海の家も二つしかなくて、フィリピン人のおばちゃんが働いていた。サザエがなくてイカでビール。そうしたら昼寝していた主人が鰹の煮付けをだしてくれ、いまサザエを持ってくるといったがまちきれずに帰る。鰹は客をまたせるための時間稼ぎであったようで悪いことをした。石松食堂で昼ご飯。金目の煮付け、鯛の塩焼き、さんが焼き、なめろうなどおいしいのだが、おばちゃんの無愛想なこと。午後、勝浦までいって海中展望台なるものを見るが、これが昭和30年代的な観光施設で、950円もとるし、客はいない。環境庁のやっている資料館はタダだがくらくてクーラーも効いていなくて、受付に人もいない。向こうに千葉県立の海の博物館があってずっと立派なので張り合えない。しかしこれも展示にお金がかかっているものの、ばかでかい割には展示スペースは小さく、受付の女性たちはぶすっとしてやる気なく、ばかでかい駐車場がついていて、ただ公共工事がしたかっただけなことがよく見て取れる。かえりに養老温泉滝見苑がやっているご利益の湯というのに行く。タオル付きで1200円という高い湯だが、やる気と建物のデザインのよさには感心。でも黒湯じゃないんですか、と聞くと、受付のおじさん『黒い温泉はいくら掃除しなくてもわからないでしょ。うちは毎日朝晩掃除してきれいでしょ』ときた。渓谷を見晴るかす露天風呂はまるでバリのライステラスのプールみたいだった。ちかくのちーえんで中華。玲子ちゃんを送って行く。おとうとと長い話。

8月5日 浪花で正しい夏

2012年8月27日 月曜日

朝、御宿海岸へ。駅に近い構想リゾートマンションには退職した大学教授なども多数お住まいとか。駅から歩いて来られるし、食べるところもあるし、本当はこの方がいいのだが。低い階は津波が怖い。県道は味気ないし、波乗り道路脇はサーファー向けの観光地、日在あたりの裏道はいかにも昔の別荘地らしく、生け垣に囲まれて風情がある。そんな一角に森鴎外の別荘鴎荘の後を見つけたのだった。
御宿は学生時代にきてなんと俗っぽいところだろうという印象。すべて『月の砂漠』一本で南国ムードを演出している。しかしこのところ平塚らいてうや伊藤野枝が御宿を愛して滞在したことを知ったから(前から知っていたのにあまり心に残らなかった)、なんだか御宿が好きになっている。去年きた愛想のいい海の家、潮騒にわらじを脱ぎ、パラソルを借り、子どもたちを遊ばせ、正しい夏が始まる。今日の昼はたんたんめん、よるは魚屋さんに刺身を作ってもらってご飯も炊いて家でのんびり。頼んでいた丸森からの引き上げ本が宅配便で届く。陣内秀信さんたちのサルディニアの本を読む。蝉が鳴き、ひぐらしも鳴く。

8月4日 順天堂

2012年8月27日 月曜日

母の定期検診で順天堂におとも。さとこが沖縄に行ってしまったので、代役。朝、8時半に着く。採血はすぐすむ。それから診察を待つのが長い。仕方ないから買い物をしたり、スタバでおしゃべり、それからも長椅子で待つ。83歳には一人では無理。テレビでなでしこのブラジル戦リプレイをしていたので夢中になってみていた。そしたらいいところで『当院からのお知らせ』に切り替わり、その間にシュート。隣にいた人が後半にももう一点入れますよ、というので3分間医療のあとに下で会計の順番を待ちながら見ていた。そして会計している間にまたシュート。二回ともその瞬間を見逃し、ついていない。午後、木崎さんがきてくれて、パソコン関係のいろいろなお願いをする。ありがたい指南役。バックアップをとったり、携帯の画像を落としたり、プリンターのインクを入れたり、次に編集すべきデータを相談したり。夜、映画「真実はどこに」を見る。ロシアで行われたチェルノブイリに関する国際会議を伝えるドキュメンタリー。ロシアにも班目委員長みたいな学者がいるのだね。ドイツにも。IAEAは原子力利用をすすめるための機関だということがよくわかった。福島の子どもたちに低農薬のリンゴを送る活動を二人でやっている青森出身の岩城さんという女性と出会う。

8月3日 ブリックワンで古楽

2012年8月27日 月曜日

大塚直哉さんのチェンバロやクラヴィコードのひそやかな音に耳をすまし夏を忘れる。大塚さんはいわき出身のダンサー熊谷さんたちといわき市にいって演奏もしておられる。なんだか千駄木がヨーロッパになったみたいだった。高校の後輩でトルコの研究者村上薫さんに始めて会い、直ぐにイスラムの話で盛り上がる。

7月25-30日 恒例の谷根千合宿

2012年8月27日 月曜日

ことしは乗鞍高原と白骨温泉、富士五湖のうちの三湖、大鹿村と中央構造線、増富ラジウム温泉、八ヶ岳牧場と清泉寮、サントリー白洲ディステラリーなどを駆け巡った。
はじめて行くところもあり、なつかしいところもあり。山崎はいつもの如く、林の中でたき火専門、おかげで鮎の塩焼き、豚の薫製などが食べられた。夜は持って来たiPadで鷗外・漱石・芥川・太宰などを青空文庫で朗読したりして楽しかった。

7月25日 原発国民投票事務局からのお知らせ。

2012年8月27日 月曜日

・浜岡原発再稼働の是非を問う静岡県民投票の実施を求める条例制定直接請求の署名数が、必要な法定署名数の2.7倍に及ぶ178240筆に達しました。請求者グループは、23日月曜日にこれを選管に提出。8月中に本請求を行なうことは確定的となりました。http://kenmintohyo.com/

・一方、新潟では現在、柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う新潟県民投票の実施を求める条例制定直接請求の署名収集が行なわれていますが、受任者数、署名数共に低調なまま1か月が過ぎ、今週から後半戦に突入しました。新潟に知人、友人がいれば、ぜひ署名を勧めて下さい。http://ng311.info/

7月24日 八ッ場ダムの下から遺跡

2012年8月27日 月曜日

八ッ場ダムはまだ本体に着工していない。そのための文化財調査で、天明の浅間山の噴火で火砕流で埋もれた江戸の村の遺構が出て来たそうな。佐賀では道路計画があって埋蔵文化財の調査をした所、吉野ヶ里の遺跡が出てきた。それで道路計画をやめて、国土交通省は吉野ヶ里史跡公園をつくってたくさんの人が歴史を学びにきている。八ッ場も日本のポンペイとして史跡公園にしたほうがいいのではないか?

7月23日 悲しい知らせ

2012年8月27日 月曜日

とってもかなしい。

七尾の一本杉通り、陶器屋さんの中谷内政子さんがなくなった。おだやかでしっかりした方で、わたしがいくとお惣菜を差し入れにきてくれたりして、本もよんでくださっていた。