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日々録   2005年6月
No.987  2005年6月20日(月)

<今日出した本のことなど>
1971年の「スイングジャーナル」7冊
       (1、4、7、8、10〜12月号)

 本日の品出しには1月号のみ記載しましたが、上記のように全部で7冊出しました。値段はどれも840円です。この頃のものは、あっても状態に難のあるものが多いのですが、今回のはかなりきれいです。

 さて「スイングジャーナル」。言わずと知れた老舗のジャズ雑誌です。正直今となっては手に取ることもすっかりなくなってしまいましたが(つまんないので)、1971年のバックナンバーとなるとみどころ満載。以下、ぼくの個人的な嗜好に基づくおすすめポイントです。

 ともかく時代がよいです。たとえば1月号の表紙を開いてすぐ出てくる広告は、BYGアクチュエル・シリーズ第4弾。大好きなアーチーシェップの『ブラーゼ』ほか5点。カラーグラビアには家族と寛ぐドン・チェリーといった調子。
 執筆陣の豪華さも特筆もの。なにしろ植草甚一の有名な連載がまだ続いてますから。ちなみにこの号は「ソニー・シャーロックの記事が整理したいけれどきょうはクリスチャンのほうにしよう」。スクラップ・ブックの全巻復刊が進行中と、ますます人気の植草さん。いっときに比べればその文章を読むのに、手間もお金もかからなくなってきましたが、自作のコラージュによる扉からはじまり、ジャケットの写真なども何枚か配された構成で読むと、やっぱり全然違いますよ(河村要助さんのイラスト入りの回も)。横書きなのも良いです。
 油井正一さんの「ジャズの歴史」も連載中。昔、本になったものを読みましたが、素晴らしい読みものです。ここは第43回「チャーリー・ミンガス」(ミンガスといえば、「問題作を試聴する」のコーナーもこの号は『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』で、なんと中村とうようさんも評を寄せています。「ミンガスの嫌らしさが100%でているすばらしいアルバム」という、とうようさんらしさが100%出ているすばらしいコラム)。
 もちろんレコード評の方もまったく引けを取らない顔ぶれ。油井さんをはじめ、野口久光、清水俊彦、悠雅彦などなど、その著作を通じていろいろなことを教えていただいた方々が、ごく普通に書かれてますからね。植草さんも時おり登場し、8月号では新譜として出た『ジョージア・フォーンの午後』を取り上げています。曰く「ぼくはドン・チェリーの『ミュー』に★★★★★をつけた。だからこのマリオン・ブラウンのレコードにも★★★★★をつけないではいられない。そうなっていった気持ちを書いてみることにしよう。」。
 
 まあ、そんなわけで、お好きな人には堪らない内容となっています。ここでは主に1月号を取り上げましたが、どの号も同様に読みどころがあります。広告も楽しいですしね。広い家に住んでいて、書棚に通しで揃ってるというのがもちろん一番良いのですが、1冊だけでも持ってると、幸せになれると思います。お気に入りのミュージシャンのグラビアが載っている、あるいは好きなアルバムの広告が出ている号など、お買い求めいただけるとうれしいです。

(宮地)

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