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日々録   2004年5月
No.820  2004年5月4日(火)

 遅番で出勤。終日強風吹き荒れ、こんな日はたとえ連休中でも暇です(あるいは連休中ゆえに暇と言うべきかも。人々が家に引きこもってしまうのです)。毎年ゴールデン期間のみ実施している日祝日の営業延長も(23時閉店)、今日に限っては効果なしでした。まあ、昨日なんかは「開けてて良かった!」だったので(「開いてて良かった!」と云ってくださったお客さんもあり)、全体としてみればOKなのですが。

 で、こんな日の例に洩れず、本日も品出し日和と相成り、下記のものなどいろいろ出しました。

 新曜社『メディア時代の文化社会学』吉見俊哉 1600円 B(初版・帯)
 大栄出版『トム・ウェイツ 酔いどれ天使の唄』P・ハンフリーズ 1200円(初版・帯)
 ちくま文庫『詩人のナプキン』堀口大學 訳 800円 B(初版)
 ちくま文庫『実用青春俳句講座』小林恭二 600円(初版・帯)
 文春文庫『さらば愛しき藝人たち』矢野誠一 600円 B(初版、解説:色川武大)
 中公文庫『職人』竹田米吉 500円 B(初版)
 角川文庫『バイバイ、エンジェル』笠井潔 600円(初版・帯)
 角川文庫『贋作』パトリシア・ハイスミス 400円 C
 新潮文庫『唐獅子源氏物語』小林信彦 600円(初版・帯)
 新潮文庫『サモアン・サマーの悪夢』小林信彦 600円(初版・帯)
 
 小林信彦の新潮文庫品切れ本は他にも5冊出しました。帯がついてるのは上記2冊のみです。
 ハイスミスの『贋作』、角川文庫版は初めて見たので書いてみました。訳者は同じです。
『バイバイ、エンジェル』も角川文庫版はあまり見かけません。竹田青嗣が長めの解説を書いています。

<本日の拾い読み>
 角川文庫『スポーツ版裏町人生』寺山修司 500円(初版・帯)

 寺山修司は系統立てて読んだことがないので、パラパラやってると思わぬものにぶつかったりします。今日はこれ。「三本指の男」と題した文章で、元中日ドラゴンズ監督の近藤貞雄さんのことが出てきました。野武士打線を率い、僕にとって初めての優勝を味あわせてくれた恩人です。この人の、はるか昔、選手の時代のお話。映画のモデルになったことは知らなかったなあ(『人生選手』というタイトルだそうです)。ドラゴンズの歴史については、小学生の頃『ドラ番三〇年』(森芳博 著、中日新聞社)という本を熟読し、結構自信があったのでショックでした(笑)。

 あともうひとつ、「競馬の本、この一冊」というのもあって、これはディック・フランシスの編んだアンソロジーをきっかけに、寺山が馬友達に本を薦めてもらうという内容。ちなみにその友人たちとは、石川喬司、虫明亜呂無、紀田順一郎、武市好古で、一番人気はフランシスの『興奮』だったりするのですが、最後に寺山本人が「わたしはこれ」と出してくるのが織田作之助の「競馬」で、ちょっとびっくりしました。なぜなら、この作品、つい2日前に読んだばかりっだったので。馬券の最低単位が20円だった頃の京都競馬場を舞台に、一人の男が身を持ち崩していく様が描かれている傑作(短いのですぐ読めます)。僕はちくま文庫の日本文学全集で読んだのですが、作品社の看板シリーズ「日本の名随筆」の『競馬』にも収録されているので(高橋源一郎編)、競馬ファンはそちらもぜひ。

<今日店でかけたCD>
『CUTTING RAZOR』LEE PERRY
『ファースト・インプレッションズ』シャメク・ファラー
『ジニアス・オブ・モダン・ミュージック(完全版)』セロニアス・モンク

(宮地)

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