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日々録   2004年1月
No.779  2004年1月12日(月)

 12時の開店直後からお客さんが途切れない、幸せな一日でした。買い取りもそれほどなく、昨日とは対照的に、落ち着いて仕事ができました。品出しの目玉は、金井美恵子の単行本13冊。以下にタイトルと値段を記します。

 中央公論社『愛のような話』 2000円
 福武書店『あかるい部屋のなかで』 2000円
 中央公論社『小春日和』 2000円(背表紙ややヤケ)
 講談社『タマや』 1000円(5刷)
 中央公論社『道化師の恋』 1500円 B(帯に小さな破れあり)
 集英社『恋愛太平記』 上下3000円
 河出書房新社『柔らかい土をふんで』 1000円(2刷)
 講談社『軽いめまい』 1200円
 朝日新聞社『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』 800円 B
 
 以上が小説、以下エッセイ。特に記していないものは、すべて初版帯付きです。

 日本文芸社『本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ』 1500円(付録あり)
 日本文芸社 同 Part 2 1500円(付録あり)
 講談社『重箱のすみ』 2000円

 一度にこんなに入ることは珍しいので、年末に買い取ったときも、「うれしいです」とお客さんに声をかけずにはおられなかったものたちです。金井美恵子の本は、1冊1冊、隅々まで行き届いた装丁がなされていて、ものとして所有欲をかき立てられずにおかないのですが、今回は自分用に囲い込んだりせず、すべて放出しました。新入荷棚左の棚の、今日まで都築道夫追悼コーナーだった段に並べたので、よかったらご覧になってください。ひとつ上の段は野坂昭如コーナーで、個人的にこの並びは気に入っています。

 品出し本、もう1冊だけ紹介します。

 上野のれん会『創作 山手線』 2000円(初版・函)

 これは、タウン誌『うえの』に1990年1月号から1992年5月号まで連載された掌編小説を一冊にまとめたものです。御徒町から出発して、秋葉原、神田、東京と、毎月各駅にちなんだ作品が別々の作家によって書かれ、最後上野で終了という、非常にわかりやすい企画なのですが、これがなかなか。(おそらく)本になるにあたって、各作品の前にその駅周辺の航空写真が付けられているのも良いです。日暮里駅の回で、森(まゆみ)さんが書いているというのが、ほうろう的にはウリ。その他の執筆者も、この界隈に限っても、鴬谷=池内紀、西日暮里=武田花、田端=出口裕弘、駒込=粉川哲夫、巣鴨=田中小実昌と、豪華なラインナップとなっております。

<今日店でかけたCD>
『THE MODERNS』MARK ISHAM
『フォーレ:レクイエム』アンゲルブレシュト指揮、シャンゼリセ管弦楽団
『フラメンコの大家たち 7 マノロ・カラコール』

『THE MODERNS』は、大好きな映画の素晴らしいサウンドトラック。久しぶりに聴いたけど、よかったなあ。キース・キャラダインが最高な、アラン・ルドルフの作品です。未見の方はぜひ一度ご覧あれ。

(宮地)

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古書ほうろう 宮地2004年2月18日(水) 16時48分
日々録をご覧くださり、ありがとうございます。帯も付いているのでしたら、どちらも1冊500円にはなりますが、本の状態の判断には個人差が大きいため(この仕事をしていて日々痛感することのひとつです)、現物にあたらないとハッキリしたことはいえ...
E・A・POE2004年2月16日(月) 18時52分
金井美恵子の初版第一刷を二冊もってます。 「手と手の間で」は開けてもいません。学生時代に買ったままです。美品です。 「書くことの始まりに向かって」は読んだのでそれ相応です。ビニールカバーもついています。いったいいくらで売れますか。金額...
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