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日々録   2003年6月
No.647  2003年6月9日(月)

『思想の科学』のバックナンバーを出しました。1992年の5月号から1995年の10月号までのうちの32冊。第7次の終わりの方、平野甲賀による表紙を林静一やねこぢるのイラストが飾っている時期のものから、終わりの始まりである第8次創刊後しばらくの間、いかにも南伸坊といったデザインの、やや分厚くなってポップな雰囲気漂うものたちまで。1冊300円から800円です。特集のタイトルで云うと「現代雑誌名鑑・不完全版」「放浪の事典」「フェミニズムってなに?」などなど。連載陣の中には巻上公一の名前も見えます。あと、そうそう、大事なことを忘れるところでしたが、森まゆみさんがしばしば寄稿されています。

「私たちは、いかなる権力を育てているか」という特集の1992年7月号にも、森さんの文章は載っています。題して「タテ場とヒラ場の権力」。紆余曲折を経ながらも少しずつ町に浸透していく『谷根千』。しかし、そうして認知され支持されるに従って、否応なくひとつの権力になってしまう。「これはいけない」というので、今度はそれを壊す、といった辺りの話が、森さんらしい歯に衣着せぬ口調で語られています。たいへん興味深く読みました。

 さてこの号、この森さんのに続いて載ってるのが、上野俊哉氏による「Round & Round あるいは左翼の滅びなさについて」と題された一文。本当だったら素通りしてしまってもおかしくないようなものですが、書き出しが「ポール・ウェラーを聴いている。」!しかも続けて「本当に久しぶりのアルバムだ。その名も『ポール・ウェラー』。」と来たもんです。読まないわけには行きません。結論から云うと、「上野さんのポール・ウェラーへの気持ちを疑うわけではないけど、この文章に関してはダシに使ったでしょ」と思わせるものでしたが、まあでもおかげで、久しぶりにこのアルバムを聴けました。昔、本当に気に入って、数えきれないほど繰り返し聴いたCDは、10年の時を経てもまったく色褪せずに心に響きました。

 Round and round and up and down
 Here we go in this moment in time
 Round and round and up and down
 Here we go again ......

(宮地)

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