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日々録   2003年3月
No.585  2003年3月3日(月)

 大好きな作家の訃報にショックを受けた一日でした。

 宮脇俊三さんは、僕にとって、「この人の本は出たら必ず発売日に買う」最初の作家でした。デビュー作の『時刻表二万キロ』の影響は大変強く、僕の10代はあの本との出会いがなければずいぶん違ったものになっていたことでしょう。最高傑作である『時刻表昭和史』は、鉄道に興味のない方にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
 宮脇さん、どうもありがとうございました。慎んでご冥福をお祈りします。

 生島治郎さんも亡くなりました。生島さんには宮脇さんほどの思い入れはありませんが、『黄土の奔流』は忘れられない1冊です。未読の方はだまされたと思って読んでみてください。 血湧き肉踊るひとときを保証します。

 夜は、悲しみを乗り越え、学生時代の友人粥川準二の出版記念パーティーへ。本のタイトルは『クローン人間』。1月に光文社新書から発売されました。僕はこういった分野が大の苦手なので普段は決して近寄らないのですが、まったく畑の違う方々とお話しする良い機会と思い、参加しました。いろいろと勉強になり、楽しかったです。

(宮地)


 春一番。
 先日、散歩の達人ブックス『東京古本とコーヒー巡り』が出版された。実はうちの店も載っている。前評判も良いらしく、既に増刷もされているらしい。そのため店にはまだ届かないが、宮地、アオキ両実家用に、2冊購入した。
 この本、オモシロイ。一度に全部読んでしまうのはもったいないようで、ちょっとずつついばんでは、ほくそ笑んでいる。目次を拾うと、古本散歩の「甘い時間」岡崎武志/リレーコラム 南陀楼綾繁の古本指南/読書装置6選/挟みパン全解剖/寄り道読書の常夜灯・・・。ね、くすぐられちゃうでしょ?
 で、今日この本を見て来ました、という男性が来店された。副業で古本屋を始めたいと考えているのですが・・・。訊かれるままにいくつかの問いに応えた。出来る限り心を尽くして真面目にお話ししたけど、うちで良いんだろうか。もちろん、いろいろな店を訊ねているとは思うけど。帰られた後で、三谷幸喜に似ていた、と思った。
 気になったことがある。古書組合の話になった時、今は値上がりしちゃって組合に入るのに90万くらいかかるんですよね、それも分割は駄目。と、言っていた。この前店に来た別の人は安くなって40万だと言っていた。何年か前、私が調べたか、何かで読んだ時は80万くらいだったような記憶がある。組合員に知り合いがいないといくらお金を積んでも駄目だとか、今は前程厳しくないから保証人はたてなくても平気だとか。口を開けばみな違うことを言う。
 うちにはまとまったお金がいつもないし、お陰さまで(昨日は地獄呼ばわりしたくせに)買取りだけでこれまでのところは何とかしのいでいるので、組合に入っていない。当分入れそうもないので真剣に調べたこともないのだけど、組合の周りにはいつも様々な憶測がモヤモヤと立ちこめている。果たして、本当のところはどうなんだろうか。人を見たり、足もと見たりの、変動相場制なのだろうか。好奇心駆り立てられる、本日の大問題だ。

(アオキ)
 

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