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日々録   2003年3月
No.583  2003年3月1日(土)

 夕方、環音の樋口さんと尾崎さんが、雨の中を遥々名古屋から下見に来てくれた。
 トンボ帰りというふたりを引き止め、小奈やさんでお好み焼きをご一緒する。新幹線間に合ったかなぁ。ちょっと心配。
 いやいや、主張のある本棚ですね。などと言われ、照れくさいけど、かなり嬉しかったりして。
 去年、東ティモールの独立祝賀コンサートに行った時、首都ディリは攻撃の傷痕も生々しく、ほとんどの民家は屋根が焼け落ちて無い状態だったという。周りには、まだ武器を持った人々がふつうにいて、血の気が引くような思いを何度もしたそうだ。まさしくニュースで見る世界。私たちにその恐怖は想像出来ない。
 実際の独立祝賀コンサートも、独立したとはいえ実際に取り仕切っているのはポルトガルだったりするわけで、なかなかソウル・フラワー・モノノケ・サミットの順番が回ってこなかったり、演奏時間を縮められたりの嫌がらせを受けたりしたけれど、彼らの演奏は地元の人たちには大歓迎されたのだそうだ。次の日はディリから西に行ったリキサという村で環音主催のお祭りを開催した。
 私は友人から借りたビデオで、その東ティモール行きのニュース映像を見たけれど、リキサでのお祭りに集まった村人の、モノノケ・サミットへの反応がとても印象的だった。じぃっと、大きな目で食い入るように見つめ、みな固まった状態。それも、ずっと。本当に驚いたり、感動したりすると人はこういう反応になるのだ、なんて、その純粋で汚れのない姿にとても感動してしまった。
 
 環音の広田さんに東ティモールのことを初めて聞いた時、ふんふん頷きながら頭の中で地球儀をぐるぐる回している自分がいた。でも実は、日本も少なからず関わりのある国なのだった。第二次世界大戦中は占領していたというし、最近では日本がインドネシア政府に送り続けたODA(政府開発援助)で武器が購入され、東ティモールへの攻撃にも使われていたのではないかといわれているそうだ。どちらも良い関わり方でないのが残念だし、知らないところで自分の税金が既に人殺しに使われていたかもしれないと思うと、腹立たしいではないか。
 このところ危うい世界情勢でいろいろなことに注意深くならざるを得ないこともあるけれど、彼女たちと知り合えたお陰で、世の中の弱まっているところや、悪い方向へ下りそうなところを、たくさんの縁の下の力持ちたちが踏んばって支えているのだなぁ、ということをつくづく感じる。

 環音の報告会まで、いよいよあと一週間。3月8日土曜日5時からです。大熊ワタルさんのクラリネット生演奏を聴けるのも、やったぁー、なんて実は自分たちが楽しみにしていたりします。みなさんも、どうぞご来場ください。すてきな夜になるはずです。
 環音ホームページに写真入りの詳しいレポートがありますので、どうぞそちらもご覧ください。
 ソウル・フラワー・モノノケ・サミットは、阪神大震災の直後に結成され電気を使わずに演奏できる楽器で、被災地に生の音楽を送り続けました。その後も、音楽を熱望する巷での演奏活動を続けています。
“ソウル・フラワー・モノノケ・サミット”のサイトへ
大熊ワタル氏が主宰するユニット“シカラムータ”のサイトへ
(アオキ)

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