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日々録   2002年6月
No.424  2002年6月24日(月)

店を抜けて、大観音光源寺のほおずき市のお手伝いに行ってきた。
ほおずきにつける短冊を作った。

初めてお目にかかる方に、「アラッ!お若いのに結婚なさってるの?」
と言われ、かなり嬉しいような、少し困ったような。
「もうマル高に入ってます。」なんて真実を告げたら、腰を抜かしてしまいそうで思わず口をつぐんでしまった。

古本屋をしていると、昔の東京の写真集をしばしば目にする機会がある。目の前に広がるのは、古き良き東京のモノクロ世界。しかし、頁端の小さな文字の撮影年に目を凝らすと昭和41年、43年、45年、……。なんじゃ、私はこのモノクロの片隅に棲息しているじゃないか。町のあちこちにぬかるみがあり、舗道にはでこぼこがあって、今見るとクラシック型のカッコイイ自動車が普通に走っていて、バスの床はオイルを染み込ませた木で出来ていた。

再び光源寺での会話のひとコマ。
「昔は電話番号の横に(呼)を付けた、呼び出しの電話もあったねぇ。」
「あ、知っています。祖母が大家さんしていたアパートは呼び出しで、○○さーん、電話でーす、って大きな声出してましたし、学校の連絡網なんかでもそのマーク見ました。」

「このトイレ、扉の木のつまみが懐かしいわね。知ってる?」
「あ、知っています。親戚の家がそうでした。入ると裸電球をクルクルッと回して灯りをつけて……。」

「昔は都電が千駄木(根津八重垣町?)から三田(私の出身地)まで走っていたのよ。」
「幼い頃、母か祖母に抱かれて増上寺のあたりで都電に乗った憶えがあります。」

私が生まれて35年と少し、世の中はずいぶんと変ったもんだなぁ。
ファーストフード店で近くに座ったおじさんが、鞄からおもむろにアイロンのように大きな携帯電話を出したのはついこの間のような気がするけれど。

たかが35歳、されど35歳。

(アオキ)

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