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日々録   2002年6月
No.406  2002年6月1日(土)

 水族館劇場の「ワールズエンドワルツ〜白鳥の歌〜」を観てきました。
 
 光源寺の境内に異様な外観で聳え立つ浅草十二階。その前で繰り広げられるプロローグに、自分の影のようにずるずると引きずってきた日常がきっぱりと切り離され、いよいよ水の塔へ誘われる。暫しの間、水族館劇場が繰り広げる物語の世界の住人になる。
 塔の中に満ちる*湯の香と火薬の匂い・・・、あぁ私は去年もここに居た。

 今年は9.11という衝撃をみなが共有しているせいか、 桃山氏の吐き出そうとするものが、去年よりストレートに突き刺さってくる気がした。9.11以降筆が持てなくなってしまった彼が、もがきの中で再び縁のある浅草に立ち返ることになった。観音様の足下で若い時を過ごしたという彼が、廻り廻ってこうして観音様のいるお寺で芝居をしていることに、また、不思議な縁を感じてしまう。そして、舞台にとぼけた風情で並んでいた木馬をめぐる逸話も・・・。
 繭玉が誘う時空を超えた世界。それに翻弄される男。いつの時代も必死に生きてきた弱い立ち場の人間たち・・・。

 もちろん、今年も細部にまでこだわって作られた舞台には、わッ!と驚く仕掛け満載。大人も子供も楽しめます。
残すところ、今夜と、明日の2回の公演となりました。前売券は売り切れですが、割引券は店頭で配布していますので、みなさま、お見のがしのないように。

*湯の香 舞台に作られている池の水に溶かしてある入浴剤の香が、ほのかに漂っているのです。

(アオキ)

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