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日々録   2001年10月
No.215  2001年10月29日(月)

CAN AMERICA HELP LEAD THE WORLD TO PEACE AND JUSTICE ?
10/9付「ニューヨーク・タイムズ」紙に載った「グローバル・ピース・キャンペーン」による全面広告の見出しより。

雑誌「人間家族」10月号が届く。
基本的に毎月末に5部ずつ入荷するこの雑誌は、主にわっしのメル友が定期購読してくれている以外、正直いって「週刊金曜日」同様毎号数部売れ残る傾向がある(お知らせコーナーの新入荷情報で継続的にプッシュしなかった担当わっしの無精は棚に上げ)。
ところが先号9月号は完売した。特集『平和を祈り動きだそう!「グローバル・ピース・キャンペーン」』。9.11の衝撃まもなく、そんな動きがありまたこの号に限り完売するという注目の高さにさもありなんと頷いたものだった(意図的に垂れ流されたかもしれぬ映像にぐるぐる振り回されてただけかもしれぬわっしのあさはかさは棚に上げ)。
で、今月号はその後の報告や『アメリカが報道しないアフガニスタンの実情』。後者は1984年以来17年間に渡りアフガンの貧しい人達を治療してきた中村哲医師(ペシャワ−ル会)による9月30日に河合塾福岡校で催された講演録。これには報道を鵜呑みにする危険性をあらためて思い知らされた。一方的正義を主張するだけの親玉たちの言い分に右へ倣えばかりでは、このわっしの住まう国も世界報復大戦に参加したと見なされざるをえない。なんと今日、テロ対策特別措置法が成立してしまった。アメリカ様の御期待にそえるよう速やかに、これからは国会による承認の必要もなく、先守防衛の自衛隊がどんどん外へ出てけるようになったんだとさ。けっ、わっしらの意見なにひとつ聞かずに勝手な親玉どもめ。
おっといかん、すぐ感情的になりくだまくばかりで諦め気味になっては何の解決にも結びつかない(と、最近個人的に経験したこと等からわっしも少し大人になっとる)。自分にも何かができる、それをちゃんと考えることからはじめようずら。せっかくこんないい機械を手に出来たのだから、こんないい機会を、いろんな人々がわっしのちっぽけな人生に与えてくれたのだから。うし、せっかくだから繋がらせてもらおう、繋げっちまおう。世界が好ましいものであるために。それは結局、わっしがいい気分で死ねるようあるためにということなのだ。
さて、中村医師の報告については、「共感してくださったかたは、これをコピーしてなるべくたくさんの友人たちにメールしてください」とあるので明日にでも日々録上で試みようと思う(ただわっし、この機械はじめて8ヶ月、いまだに文字を入力するのに慣れずに遅くて遅くて、と今から言い訳)。
また、「グローバル・ピース・キャンペーン」については「News 23」等で御存じの方も多いかと思われますが、未だ「それ何?」の方は今すぐGLOBAL PEACE CAMPAIGNへ行くべし。はじまっちまた過ちは取り戻せないが、まだ次がある。
(ちなみに近ごろ宮地の友人から耳にした佐野元春のマネージャーのぼやきも含めて、「News 23」って出演依頼を受けた側からは評判悪いぞ、おい。)

思えばあの頃は
まあいいや

(山)


以下、上記全面広告の主文訳
(9/25 BON PHOTO STUDIO -ボン・フォト・スタジオー
     〒116ー0013 東京都荒川区西日暮里3ー15ー1
TEL 03-3822-1288 FAX 03-3822-3557
<Mail:info@shop-bon.com>
  より送られてきたメールより)


ブッシュ大統領殿

私はこの国によく尽くし1970年に栄誉ある退役と
なった元海兵隊軍曹です。このような手紙を書くのは初め
てですが、役人のチェックをうまく通り抜けて無事にあ
なたの手元に届くことを祈ります。多くのアメリカ国民同
様、私たちが目撃した2日前の死と破壊におどろきとショ
ックを受けました。いまやっとそのショックから立ち直り
つつありますが、我が国と世界の国々がおかれている悲し
い状況が心配です。私たちは恐ろしい攻撃を受け,たくさん
の同胞が苦しみ死にました。虐殺とその犠牲者やその家族
の苦しみにやり場のない深い悲しみを覚えます。貴方も
同じように苦しんでおられると思いますし、怒りや焦躁、そ
してはっきりと仕返しをしたいという気持もよくわかりま
す。このような厭うべき犯罪行為に対して、それは当然で正
当化できる反応でしょう。しかし、大統領には慎重にことを
進めることを忠告したいのです。私たちはいま危険な状況
にあります、そしてここでの私たちの過ちはすでに世界に
渦巻いている暴力を容易に拡大することにもなります。

大統領閣下、あなたは今やアメリカ合衆国が単に恐るべき
経済と軍事大国以上のものだということを世界に示す素晴
らしい機会を持ったのです。 アメリカが人類の理解と憐れ
みの英知に導かれている国というだけでなく、国際法に従う
法を守る信頼できる民主国家であることを世界に示せるか
どうかは貴方次第です。あらゆる法的手段をもちいて、この恐ろし
い犯罪の犯人を確定し、しかるべき法定で裁いていただきたい。
世界が望んでいる正義を彼らにこそ与えてほしい。しかし、
これだけはお願いしたいのですが、この恐るべき犯罪のために
それがアメリカ人、イスラエル人、パレスチナ人、あるいは
どの国民であれ、これ以上無実の人を犠牲にしてはいけません。

我が国の爆弾と兵器が無実の犠牲者のいのちを奪ってしまう
ことがあまりにもよく起こります。軍事的な言い方では「
副次的被害」などとされていますが、実際は殺人とまで言わ
なくも大量殺戮だと思います。私たちにさらに多くの無実の
いのちを奪う権利があるのでしょうか。それはまたひとつの
テロではないでしょうか。私たちは、世界貿易センターを襲
った人たちのレベルまで下がるべきなのか、それとも高い
見地に立って、高い法と道徳の基準を保つべきなのでしょうか。
貴方はこれを悪の行為と表現しました。そのような扇動的な
言葉を用いれば単に状況を悪化させるだけでしょう。そのよう
な言葉はいとも簡単に報復を叫ぶ群集心理を刺激するだけです。
このような時こそ私たちに必要なことは、キリストが諭した
憐れみの精神であり、また世界中の人間の平和と繁栄と民主
主義という私たちの真の目標に到達するための冷静な理性です。

大統領閣下、尊厳と英知を持って私たちを導いてください。
そしてこの瞬間猛り狂っている私たちの心の原始的な部分に
力を貸さないで下さい。南アフリカ共和国のネルソン・マン
デラが行ったように、真の理解と毅然とした正義を求める
偉大さと力と勇気を持ったリーダーであることを世界に示して
ください。この攻撃は悪の行為とみなすより、暴力と破壊しか
自分たちの声を訴える術がないと信じた絶望した人間たちの
恐ろしい最後の行為だと思います。非常に重要なことは、彼らが
恐ろしい不正な手段をあえて使ったことを私たちが知ること
だけではなく、自己の命を犠牲にするという最高の英雄行為
に訴えるというかれらの絶望にも耳を傾けることです。元
海兵隊員として、自分が真に信じることに自己の命を捧げる
ことの意味は理解しています。この人たちは過った恐るべき
指導を受け、憎しみを植え付けられ絶望したのであって決して
卑怯とか悪の人間ではないと信じます。

 もし私たちが本当に憎しみと暴力をなくそうとするのなら、
彼ら自身の眼では、自分たちのいのちと生活を奪おうとする
巨大なゴリアテに立ち向かう小さな英雄ダビデに自分たちを
見ていることを理解する必要があります。もちろん彼らの考
えに同調する必要はありませんが、もし私たちが永続する平和
を望み、私たちがとても大事にしている市民の権利や自由が
すべて奪われるような閉ざされた世界にしたくないなら、彼らを
理解しなければなりません。

何ヶ月か前に一人のパレスチナ人の子どもが父親の両腕に何
時間も抱かれている写真が雑誌に載っていました。
銃弾戦に巻き込まれ弾に当たってその子は死んだのですが、
そのとき父親は助けようにも動くことが
できなかったのです。貴方はこの父親が感じたにちがいない
苦しみ、痛みそして不正感を想像できるでしょうか。貴方自身
父親として自分の子どものいのちが消えつつあるのに自分は
動くことができずなすすべがない状況をどう感じたでしょう。
ニューヨークとワシントンで見たあのような絶望的手段に人
を駆り立てるのはそのような激しいやり場のないイメージと
感情です。

 この危機的瞬間はまた、たくさんの機会の瞬間でもあります。
私は貴方に、この機会にこそ、世界を暴力と苦しみから遠ざけ、
全人類のために平和と自由と豊かさに導いてほしいのです。
これらの絶望の声を聞かせてやってください、そして犯人たち
を法廷で裁いてやってください。私たちが、すべての人に法と
正義を真に信じていることを彼らに見せてやって下さい。

ダーバンで最近犯した間違いは止めましょう、そうではなく、
たとえ彼らが叫び、私たちが聞きたくないようなことを言って
いるとしても、テーブルについて全員の声を聞くようにしま
しょう。私たちは本当に強大な存在なのでいつも主張し、他の
人たちは聞くのが当然のように思っています。私たちが他の
人たちの声も聞くことができる勇気ある国民だということを
世界に示そうではありませんか。貴方はキリスト教徒ですね、
ですから私は、貴方がイエスキリストが指導したことを正に
行って性急に暴力にうってでるようなことをしないよう祈っ
ています。この恐ろしい悲劇の中で、平和への偉大な機会を
見い出す知恵を神が貴方にお与えくださるように。今世紀後
に歴史家たちが振り返って、グローバル化する世界を、人類
のために正義と民主主義に向わせた貴方の偉大な精神と冷静な
理性を賛美することを私は願っています。

尊敬をこめて、

2001年9月13日(木)

グレッグ・ニーズ

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