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日々録   2001年4月
No.38  2001年4月27日(金)

 まずは、昨日棚に出した『江戸の千代紙 いせ辰三代』の説明を少し。
 谷中三崎坂にある『いせ辰』の四代目辰五郎さんによって書かれた本で、昭和52年初版発行、今回棚に出したのは53年の2刷。
 函は江戸千代紙の柄「めでたい」で飾られ、表紙には石川豊雅による「風流子ども遊び 十二月」が使われています。その、装幀だけでも四代目の思いの深さが伝わってきますが、中にも江戸千代紙の図版がふんだんに使われ、その技の巧みさや洒落っ気に目を奪われます。当時の生活の様子やそれぞれの人柄がいきいきと語られています。

 何だかんだと雑用を片付けているうちに残業になってしまったので、久しぶりに宮地と夕食がてら飲みに。
そういえば、少し前の朝日新聞に「お酌」のことが書かれていたっけ。

 夫、宮地健太郎はビール党、断固手酌派であります。
わたしはといえば、優柔不断を絵に描いたようで、会社勤めの頃はお酌するのが当たり前、ビール、サワー、水割り・・・とその場の空気で何でも飲んだ。年上の取引先と飲みに行くことも多く、むしろグラスを空にさせてはいけないと、使命とさえ思っていた。うっかりしていると、すかさず横から、先輩や社長の(!)酌の手が伸びてくるのでビクビクだった。でも、いい気持ちになってくると、人のグラスなんて気がまわらなくなってしまう。
 わたしは、ここ何年か宮地にとって不本意なお酌を繰り返しながら、やっとわたしなりの「旨いビールの飲み方」を習得したのである。そうなると勝手なもんで、お酌されるのが煩わしく思えるようになってきた。
 勿論、人は好意でお酌してくれるのだけど、まだ、1センチしか飲んでないのに、すかさず足されてしまったり(以前は自分もしてたくせに!)、飲み干して、席をはずしている隙になみなみ注がれ、席に戻った時には泡も消えてる時は目も当てられない。
「わたしは、手酌でやるから」というのも、うまく言えないと場がしらけかねないし、難しい。
 あと、残り少しのところで飲むのをやめて、お酌されるのを待たれるのも困りもの。わたしとしては、グラスをきれいに空けてから、新鮮なところをまた注いでもらうのが好きなので、空けるのを待っているのだけれど、そのうちたまりかねた待ち人は周りのお酌を始めたりする。きっと、そのへんの好みも千差万別で、わたしみたいな飲み干してから派もいれば、残り1センチ派、ひょっとすると、常になみなみ派もいるかもしれない。それに酒の種類によってだって違ってくる。そんなことを考え出したら、もう飲むのを楽しんでるんだか、いかにうまくお酌するかを腕試ししてるんだかわからなくなってくる。
 新聞によると、福岡には「手酌の会」なんていう集まりもあるらしく、苦笑する。
まぁ、絶対するなということでも無くて、むしろ最初に注ぐ時なんかは「まぁ、まぁ」なんて言いながら和んだりするのがないと寂しいし、絶妙のタイミングで注がれれば、自分で注ぐより美味しいかったりするわけで・・・などと、ビール片手に思案しているのであります。
 みなさんは、どうしているんでしょうねぇ。
(アオキ)



 今日もイチローの試合を観てから出勤。やっぱりバントはそんなに得意じゃないのだと思うのですが、いかがなものでしょうか。

 ほとんど来月のシフト作りに終始した一日でした。少ない品出しのなかから2冊紹介します。

 国書刊行会 『殺人論』 小酒井不木 著 1800円
 幻冬舎アウトロー文庫 『マリファナ青春旅行』 麻枝光一 著 上下で600円

 小酒井不木は1890年、名古屋の生まれ。医学の研究をするかたわら(博士だったそうです)探偵小説を『新青年』などに発表しましたが、1929年には若くして亡くなりました。今日出したものは、専門知識も動員しての犯罪研究の本のようです(未読なので、間違っているかもしれません)。現在比較的入手しやすいものには春陽文庫の『大雷雨夜の殺人 他8編』があり、大正時代の名古屋市街の描写に興味をひかれた記憶があります。
 もう1冊の『マリファナ青春旅行』は中島らもが解説を書いているのですが、そこでユニークな「マリファナ=ビール理論」を展開していて、それだけでも一読の価値ありです。もちろんその解説を読めば、本編の方も読みたくなること請け合いですけど。

 さて、ここで冒頭にも述べた「シフト作り」について説明したいと思います。

「ほうろう」では5人のスタッフが交代で働いているのですが、アルバイトの国吉以外は出勤する曜日や時間が決まっていません。ただ出勤日数だけが決まっていて、各自の提出した「休み希望」をもとに、毎月山崎と僕とが交代でシフトを作ります。
「できる限りそれぞれの希望を尊重する」がモットーです。せっかく自分たちで店をやっているのだから、融通を利かせられるところは多少無理してでもなんとかしよう、助け合ってそれぞれが有意義に休日を過ごせるようにしよう、というわけです。
 もうひとつ「公平であれ」というのもあります。早番や遅番が片寄らないように、日曜祝日も交代で、というようなことです。
 そんなこんなで機械的にシフトを作れないので、時には上手くいかずに机の前で悶々とすることになります。今日はそんな一日でした。「お知らせ」欄にも掲示しましたが、ゴールデン・ウイーク中が変則営業となるため、いつもと勝手が違ったのですね。明日は品出しに励みます。では。(宮地)

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