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日々録   2001年4月
No.26  2001年4月15日(日)

 今日も買い取りラッシュ。昨日に引き続き15件。ただ、量的にはそれほどでもなかったおかげで、昨日のように店の通路が段ボール箱で埋まってしまうこともなく、合間合間に品出しすることもできました。店内も開店直後からお客さんで賑わい、充実した一日。ここしばらく、出そう出そうと思いながら手が回らずにいた鉄道本53点(75冊)の品出しも終了しました。そのなかから何冊か紹介します。

 新潮社『終着駅は始発駅』 宮脇俊三 1000円

 宮脇さんの本は全部で12冊出しました。1979年から85年にかけてのもので全て初版本、うち10冊は帯付きで、状態も良好です。ちょうど僕が10代前半だった頃に何度も繰り返し読んだ本ばかりで、思い入れも格別、薄紙で丁寧に包みました。これらの本はそれなりに売れて世の中に出回っていますし、文庫化されて版を重ねているものも結構あります。ただ、うちの店によい状態で入ってくることは滅多にないので、すべて1冊1000円としました(『殺意の風景』だけは1200円です。泉鏡花賞を受賞したミステリー仕立てのこの作品は、その内容に見合うほどは売れなかったようです。文庫も品切になっています)。

『終着駅は始発駅』は、なかでももっとも繰り返し読んだものです。まだ見ぬ冬の北海道の景色や、スイッチバックで峠を越えていく福島から米沢にかけての鉄路に思いを馳せ、想像を逞しくし、幾日も飽きずに時刻表を繰ったのは、すべてこの本に影響を受けてのことです(いま思うと、実際にひとりであちこち出掛けられるようになる前の、ただ計画を立ててはにんまりしていたあの頃は、あれはあれで本当に幸せでした。懐かしいです)。個人的にはもっとも気に入っており、4年前に増補版も出た『時刻表昭和史』(こちらはあまり汽車とか電車には興味がない、という方にも自信を持っておすすめできます)ともども、機会があったらぜひ手に取ってみてください。

 宮脇さん関連では、ほかにもあと2点出しました。

 小学館『国鉄全線各駅停車』 宮脇俊三・原田勝正編 全10巻 10000円
 日本交通公社 別冊時刻表5『ローカル鉄道讃歌』 2500円 (エッセイを寄稿)

 最後にあともう1冊。

 新潮文庫『特急列車-走りつづけて80年-』 高田隆雄 1200円

 一時期何冊か出た文庫版ムックのようなもののうちのひとつ。写真満載。列車だけでなく、昔の切符なども載っており、楽しめます。著者の高田隆雄という人のことはよく知らないのですが、この方が日本語版を共訳のうえ監修した『図説 世界の鉄道』(1980年 平凡社 O・S・ノック監修)という本はとても素晴らしいものです。小学生の時、親にねだって買ってもらって以来ずっと、いく度もの引っ越しをくぐり抜けて僕の本棚に鎮座しているものなのですが、鉄道の歴史にはじまり、各地の目玉路線や看板列車が、盛りだくさんの図版とともに説明されています。さらに極めつきともいえる44ページにも及ぶ世界鉄道地図!!!そんじょそこらの地図ではとても太刀打ちできない優れもので、海外旅行の前後には必ず熟読しました。刊行から20年が経ち、さすがにちょっと旧くなってはきましたが、どこかで見かけたら目を通してみてください。緑色のカバーの、かなり大きな本です。(宮地)


 
 
 

 

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