2010年10月 のアーカイブ

8月16日

2010年10月18日 月曜日

川崎大師近くにある春日山部屋の朝稽古を観に行く。春日王つよい!
DVDで『朗読者』を見る。原作を損なわない名作。『タイタニック』では好きになれなかった女優がいい。彼女はナチス収容所で看守時代の虐待の罪を押し付けられて刑務所に入れられ死ぬ。字が書けないからサインはできなかった、と言わなかったばかりに。
その年上の彼女と戦後、関係を持ったかつての少年、今の弁護士は遺言にしたがって彼女の残したわずかばかりの金を収容所にいたユダヤ人女性にとどけに行く。アンネ・フランクのような運命をたどらなかった人はニューヨークの豪邸に住んでいる。なんだか矛盾を感じる場面。日本でもA級戦犯岸信介は生き延びて首相になり、BC級戦犯には何かのまちがいで処刑されたひとも多い。

8月14日

2010年10月18日 月曜日

浜離宮前の武田佐知子邸にて東京湾花火大会を見る。ものすごいご馳走。はじめて与那覇惠さんに会う。『美麗島まで』などよかったが、気取らなくて明るくて、そのままのイメージの方だった。素敵な同業者に会うと気持ちいい。

8月13日

2010年10月18日 月曜日

借りてきたdvdを見る。「ディア・ドクター」偽医者の釣瓶、いいな。大事なのは投薬やメスでなくて心のケアである。しかしツタヤの店員はすごく無愛想。本人の性格なのか、よほどバイトの条件がよくなくてやってらんねえ、と思っているのか。つぶれてしまったリバティがなつかしい。あそこの方が文芸大作が多く、私好みの品揃えだった。ここはセックス、バイオレンス、戦争もの、SFと趣味でないものばかり。

8月12日

2010年10月18日 月曜日

きょうは朝から婦人公論のインタビュー。
そのあと千駄木往来堂書店に行ったら背の高いいい男が入って来た。どこかで見た顔だ。あら親方。委員会でお目にかかりました森です。「あれ、きょうは国技館でしょ」とくわしい。ええ、私たちの会議は5時からなので。ここはよくいらっしゃるんですか?
「いえが田端なので」大徹といわれた人気力士、今の湊川親方が本をさがしに千駄木にいらっしゃるとは、ちょっと嬉しかった。夕方、魁皇関はじめ力士達へのヒヤリング。七尾出身の栃乃洋、若の里、北勝力さんたち、いらした方達は協会お墨付きの立派なおすもうさんである。もちろん賭博とは何の関係もない。

8月10日

2010年10月18日 月曜日

新たにすに相撲の問題を書くことに。非常に微妙な時期なので、人から聞いた意見と最近の論調の整理を書く。気を使う。司馬遼太郎さんがいったように、ある職業をひとしなみに色眼鏡で見てはいけない。歯医者、僧侶なども偏見が生じやすい職業である。ひとり姉齒みたいなのが出ると建築士という職業も色眼鏡で見られる。相撲もかくのごとし。例によって担当の日下さんがよく見てくれた。

8月9日

2010年10月18日 月曜日

幼稚園からの親友、ゆみちゃんと巣鴨の常盤食堂。彼女はいろんないきさつがあって今は業績のいい女社長なので、フランス料理でもよかったが、かえってなすのしぎ焼きとマグロ納豆を喜んでくれた。

8月8日

2010年10月18日 月曜日

仙台の七夕を見る。余り動きのない祭である。商店街にいっぱい飾り物がでているだけ。出店は有名な蒲鉾屋と牛タンや、萩の月、何だか商業ベースの祭で、ねぶたや竿燈のようなわくわく感がない。

8月6日

2010年10月18日 月曜日

真理ちゃんと福島に行く途中、花蝶なる食堂でそばを食べる。ここはウナギもおいしいとか。いっぱい絵や骨董があった。正岡子規たちよりの場所ッてどういうことかな。つまり西行が歩いたあとを芭蕉がしたって歩き、明治になって子規がそのあとを歩いたということらしい。
姥湯へ行く。崖にへばりついている旅館。しかしたちより湯の我々に対しては窓口でまるで入場料みたいに五百円とるだけ。こんな応対でも人が来るのでだんだんぞんざいになったのだろう。混浴の方におじいちゃんなら入っちゃおう、といったら若い男のひと二人なので取りやめ。女湯もお湯と景色はいいが何しろ熱い。
かえりに滑川温泉に行ったら。こっちの方が古い建物で、宿のひともみんないらっしゃいませとお辞儀をして、親切丁寧だった。古いピカピカの床、湯治だと3000円もしないそうなので今度みんなで来ることに。またまた米沢でラーメン、ここで育てているらむ肉を少し買って帰る。

8月3日より

2010年10月18日 月曜日

丸森で静養。暑くて静養にならず。東京はあちこちにクーラーがあるしね。緑山レストランのシェフの料理をいただく。
あった人。「白鵬が賜杯がないと言って涙を見せた。それに天皇陛下がちゃんと応えてメッセージを出された。日本の国はいいね。うるわしい。ホント感激した」農村のおじさんの平均的な意見かも。野球賭博問題が天皇制強化につながるのは困る。小堀杏奴さんの『のれんのぞき』解説のためよむ。

8・2

2010年10月18日 月曜日

『路地の匂い町の音』、文庫化にあたり、少し内容を整理、並べ替えた。文庫には単行本にないものを入れるのが著者のサービスなので、編集者のKさん、装幀の矢萩さんと蔵にて古い写真を探す。谷根千の最初の頃、まだ閑で町をよく歩いては撮った写真。下手だけど、今はもうないものばかり。根津のアザミ屋のシャツ。吉田や酒店。

懐かしくて呆然とする、これをとった頃、矢萩さんは2、3歳?