8・2

『路地の匂い町の音』、文庫化にあたり、少し内容を整理、並べ替えた。文庫には単行本にないものを入れるのが著者のサービスなので、編集者のKさん、装幀の矢萩さんと蔵にて古い写真を探す。谷根千の最初の頃、まだ閑で町をよく歩いては撮った写真。下手だけど、今はもうないものばかり。根津のアザミ屋のシャツ。吉田や酒店。

懐かしくて呆然とする、これをとった頃、矢萩さんは2、3歳?