「南の風」で寄田君たちとランチ。ここは由布院の時代を背負う若手のたまり場。田井さんの息子若きシェフ、旅館わらび野の若主人、馬車を動かす佐藤君、みんなしっかりしてイケメン。この言葉嫌いなのだけど,彼らはハンサム、美男子、ッて言葉はにあわずじつにカジュアルでさわやかなのだ。午後。佐伯にむけて出発。蒲江の後藤千香子さんのお父さんの海辺の小屋へ向かう。ついたら今日は漁はもうすんだとのこと。「朝グループできた連中にもたっぷり釣らせてあげた」。かっこいいお父さん、大きなイサキをさばいているところだった。これは刺身。側も鱗をこそげてかぼすとマヨネーズでしゃれた一品。お母さんはもう、はいはいとお父さんに合わせて動き、キュウリもみに鯵の細切りを入れていい味がついたのをだしてくださる。金婚式を迎えたご夫婦もいい味。メインはもちろんキスの天ぷら。これ,天ぷら粉と卵を酒で練る。「わたしがやるとほかのは食べられんよ」とお父さんご自慢。ご近所の漁師さんの夫婦も二組見えて、持ち寄りの小味の南蛮がまたおいしいのだ。プルーンを入れて甘くしたのもあった。よその料理をいただくと勉強になる。