2018年7月のブログ 7・5

6月の終わりから久しぶりに出雲経由で石見銀山に。5年ぶりです。
まず木次乳業創業者、佐藤忠吉さんが99歳でお元気なのを嬉しくありがたく感じました。石見銀山は世界遺産騒動がすっかり落ち着き、いい感じでした。初めて中村ブレイスさんにもお邪魔しましたが、この山の中で義足や人工乳房など世界に通用するものづくりをしています。その収益で、もう街並みの中に60件近くの空き家を買い、修復し、社会的にも貢献しておられます。一方、アパレルメーカーである群言堂は、衣食住すべてに、美しい、丁寧な暮らしを提案しており、日本中から若いスタッフが集まっています。今回、初めて石見銀山の古い方のお話を伺いました。銀山の採掘が終わった後は街が寂れ、人が減り、苦しい時代が続いたようです。「お弁当も持っていけず、食べている子を横目に運動場で遊ぶしかなかった」というお寺の住職の言葉を聞きました。中橋恵さんが見えたので、二人で「イタリアのアルベルゴ・ディフーゾ」に関するお話をしました。日本中でかなり関心が高まっているテーマです。ベッカライ・コンディトライ・ヒダカ、という新しいパン屋さんができていました。「明日、帰りがけにお店に行って買いますね」といったら、「明日は休みです」というのでした。そしたら当日宿まで来て「冷凍でもよければ」とお土産にいただいたんですが、これがまた素晴らしっく美味しいパンでした。