7・6

永井愛「ザ・空気2」誰も書いてはならぬ、を池袋芸術劇場で見てきました。いつも面白いが、前のよりずっと面白い。

役者揃って熱演。

市民メディアのビデオジャーナリストの安田成美の健気さは伊藤詩織を思い起こさせる。

大手リベラル紙政治部キャップ、真島秀和は朝日によくいる、主張はリベラルだが権威主義的なタイプ。自分を生きていないで立場でものを考える。(見た目山尾志桜里の彼氏にそっくり)

保守系全国紙の若手政治部記者柳下大は、嵐の櫻井くんをほっそりした感じで、正義感から動きながら結局保身を図る。読売の若手の記者にこういう人は多い。私たちは「びんぼっちゃま」と名付けている。

保守系全国紙の論説委員松尾貴史は首相のお友達。田辺スシローにも見えるが、TBSの山口にそっくり。公共放送の女性解説委員馬渕英俚可はNHKの岩田記者そっくり。誰かを思わせるそっくりさんたちが、現実に有名になったフレーズをしゃべくりながら、首相の答弁のモノマネまでしているんだから面白くないわけがない。

でも、面白くて笑ってそれでいいんだろうか。カタルシスにして終わりじゃどうしようもない。

「メディアを恨むな、メディアを作れ!」最後のセリフに救いがあった。そうだ、メディアを作ろう。