2月5日 メコン川下〜パクペン

翌日プーキーさんが来て一緒に麺を食べた。とってもおいしかったけど、とても高かった。水も付いて1人100バーツくらい。この国境の町ではキープもバーツも使える。その店には一族が来て朝からお酒を飲んで歌を歌っている。美空ひばりにそっくりな髪の毛アップにして、眉毛を切り替えた女の人がマイクを持って離さない。眉毛を引いて、目張りを入れ、真っ赤な口紅を塗り、髪の毛をアップにして花の飾りをつけたりしているのでひばりそっくりに見える。

11時に出発すると言う船が全然出なくて、どんどんどんどん観光客を乗せる。後から後からリュックを背負った若者が来る。まるで船が重荷で沈んでいくようなのが怖かった。儲けるだけ儲けようと言うつもりらしい。結局たくさんのグループ、英語を話す若い兄ちゃん姉ちゃん達を乗せて出発したのが12時。ところがこの若者たちのマナーの悪いことったら大変なもので、ビールを飲みまくり、そのたんびに手洗いに行き、お手洗いは300人の乗客に1つしかなく、いつ行っても5人くらいは並んでいて大騒ぎ。「何人なの?」とサンドさんに聞くと、若者相手の国際ツアーじゃないのかな」と言う。

私たちの席は1番前で良かったんだけど、後から乗ってきた人にどんどん占拠されてきた。川沿いの景色は、豚がいたり鹿がいたり、バファローがいたり、のんびりして代わり映えがしない。緑の中を走り、途中から両岸ともラオスになった。住民で、大きな家具やベッドを下ろして、迎えに来た人達とゆっくり運んでいくのが見えた。パクペンと言う中継地についた。ほんとにひなびた岸辺の小さな村で、泊まったホテルも悪くはない。坂に沿って一本の道しかなく、レストランは船の人たちでいっぱい。味はなんとなくお味噌っぽいというか、トマトケチャップ入れたような濃い味付けだった。

サンドさんはまだ胃の調子がいまいちなので生野菜は気をつけて、あげた春巻きとかスープとかそんなものを食べた。

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