朝食はホテルで。トーストと目玉焼きとコーヒーとフルーツなど。川の見えるバルコニーで。
街を歩き回る。世界遺産になって二十年、この町は前に来たときよりも良い方に変わっているように思える。一番、植民地時代の建物が多い高台の通り、ほとんど綺麗にリノベして高級ホテルやレストランになっている。町歩きを楽しみ、お寺もずいぶん見た。お寺の壁画は戦争についてのものが多い。ヘリテージセンターに行くと、世界遺産の範囲はもっとずっと広く、沼や水辺もある。伝統的な家を教えてくれて行ってみたが閉まっていた。ミュージアムも見る。昼は20,000キープであまり美味しくない麺を食べた。カオソーイだと言ったが、タイのイサーンで食べるカオソーイとは全く違う。夕方、フンパンさんの家に招かれ、ビールを飲みながら彼の作ったヴィデオを見た。ちょっとドキュメンタリーとは思えない、ノスタルジックな劇場映画のようだった。
彼は広い庭の居心地の良さそうな家に二人の子供と住んでいた。祖父の死に際し、一時お坊さんになったという。
夜は、フランス料理とラオス料理のフュージョンの店に行った。かなり洗練されて、見栄えも良かったが、素朴さはない。しかしここはラオスの若者を飲食店で働く人に育てるという使命を持っている。Tシャツの背中にはティーチャーとかスチューデントとかアルファベットで書いてある。若者の教育と自立を促すレストランで面白かった。